三浦しをんのレビュー一覧

  • ののはな通信

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    最初から最後までののとはなの手紙やメールのやり取りのみだと言うのに、学生時代から社会人まで、時の流れや二人が大人へなっていくさまが描かれていて、珍しいなと思うと同時に次第に二人の世界へとのめり込んでいった。高校時代の終わりの方の激しくも濃いやり取りの中にあるいくつかのフレーズは、メモするほどお気に入りです。自分も相手も運命だと思い合えるような存在に羨ましさを感じました。

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    2026年01月07日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    なんというか、心が冷たくなる感じ。でもそれが決して不快なわけではなく、ある意味落ち着くというかなんというか。不思議な感覚です。
    連作短編形式で、村川融を軸としてつながりがありますが、その村川自身のイメージがふわふわとしています。どことなくミステリー仕立てですが、合理的な解釈を求める小説ではなさそうです。怪文書の謎は、読者に委ねられているんでしょうかね。リドルストーリー的な感じかな。嫌いじゃないです。

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    2026年01月06日
  • 墨のゆらめき

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    「墨のゆらめき」(三浦しをん)を読んだ。

    軽やかで飄々としていて少し苦味を効かせたストーリーはとても楽しく読めた。
    ただでさえ面白いのにカネコ氏(猫)をぶっ込んでくるところがずるいぞ。

    三浦しをん作品読むのはたぶん五冊目。
    「神去なあなあ夜話」以来12年ぶりかな。

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    2026年01月06日
  • 愛なき世界(下)

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    ネタバレ

    上巻に引き続き、植物学研究のやり方を詳細に教えてくれて、大変興味深い。四重変異体作り方やPCR検査のやり方など、文系の生物好きにはたまらない。シロイヌナズナについて詳しくなれた気がする。

    物語としては長い割に「転」の部分がなくて淡々とした印象があるけれど、キャラクターが良いので楽しく読める。真面目な本村、死神教授の松田、頼れる川井、姉御肌の岩間、サボテン加藤と個性的な研究室の面々。何かを熱心に愛する人は、やはり魅力的だなぁと思うし、彼らに混じって研究してみたくなる。

    そして何より、藤丸のカラッとした性格によってジメジメしたものがなく暖かい物語になっている。フラ丸くんに幸あれ。

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    2026年01月06日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    多分、昔の直木賞で映画化済み。
    前評判高いだけあってとっつきやすく面白い。架空の都市、まほろ市(ほぼ町田)を舞台として便利屋を営む多田とかつての同級生、行天があーだこーだしながらさまざまな問題を解決する物語。

    この本の良さがどこかと問われると難しい。
    ヒューマンドラマによくある人の温かさは確かにあるのだが、その逆、人間の根本的な悪意や意地汚さにも焦点を当てていて複雑さが魅力だろうか。

    作中の「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う」というような芯を食ったセリフが多いのが素敵。

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    2026年01月05日
  • 神去なあなあ日常

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    林業という自分にはなじみのない世界が垣間見れて面白かった。読むのが止まらないというようなのめり込む感じはないけど、全体的に穏やかな雰囲気で読んでてほっこりする。

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    2026年01月04日
  • 神去なあなあ日常

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    特に将来設計とか何にもなかった高卒の少年が三重の山奥の村に突っ込まれ、林業を通じて段々と自己を確立していくっていう青春小説。読みやすくて面白かった。山奥の村が舞台って言うと閉鎖的な村民による排斥みたいな要素がステレオタイプな発想として出てくるが、そういうのは村民の気質的にもあまりなく、のほほんと進行する感じ。

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    2026年01月04日
  • むかしのはなし

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    ネタバレ

    読み始めは「昔話を物語の軸に落とし込んだ短編集?」と思って読み進めていたがところがどっこい。
    もしかしてこれらのお話は繋がってる、、!?伏線回収!?と一番最後のお話で色々拾い上げられてびっくりしました。点と点が繋がって合点がいきました。単なる短編集かと思ったら壮大な連作短編集だった。

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    2026年01月04日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    天才作家もオタ活をして、だらけた日常を過ごしていると思うと、自分のだらけた年末年始の過ごし方も肯定できた。

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    2026年01月03日
  • 好きになってしまいました。

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    夢中になれるものを自由に選べる素晴らしさ!

    年明けは明るい気持ちになりたいので、楽しげな本を選ぶことが多い。今年も無事、笑えるエッセイでウキウキした年明けを味わえたことに感謝。
    私は能登半島出身なので、能登のことも気にかけてくださる内容に大きな心の励みとなった。ありがたいことです。
    私も見習って出会いや交流を求めて旅に出たくなった。とりあえずエッセイに出てきた場所をジェミニ(AI)に聞いてみよ!

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    2026年01月03日
  • 仏果を得ず

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    三浦しをんさんの熱血お仕事ストーリーなので、面白くないわけがない
    人形浄瑠璃・文楽の義太夫に夢中の健。稽古に励みながら師匠の理不尽に耐え、情熱をかけて義太夫に取り組んでいたが、あるとき出会った女性に恋をしてしまう。芸が恋かを悩みながらも、どちらにも真っ直ぐぶつかり成長していく物語
    この手のお話でこの作者なら間違いない
    以前、『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を読んだことがあったので、更に面白く感じられた

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    2026年01月01日
  • 泥酔懺悔

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    下戸の人の感覚を知ることができた一冊。
    私は飲める方だから、酔って泥酔までしても懺悔するほどの失態は今のところない。
    強いて言えば、二次会で食べきれなかったおつまみのベイクドガーリックをアルミホイルに包んでバッグに突っ込み、お持ち帰りしてきたことかなあ。
    バッグの中から出したときの母の顔は忘れられないし、次の日焼き直して食べたときの意外なおいしさも記憶に濃い。
    お酒は楽しいな。私、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • 月魚

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    派手なストーリーは無いが日常を語る二人の青年の話。表現の端々が幻想的で、古書を題材とした世界を楽しめる1冊です。

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    2025年12月28日
  • まほろ駅前番外地

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    4.5
    前作からそのまま読み始めましたが、前作はずっと多田視点で物語が進んだのに、今回は前作の登場人物からみた多田と行天の様子が語られる。それがまた面白い。最後だけまた多田視点に戻るけど、多田の新しい恋と、行天の闇(病み)部分が表立ってきて、これはこのまま次作を読むしかない。

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    2025年12月28日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    4.4
    面白かった。
    映画観てないですが、瑛太さんと松田龍平さんが出られていたのは知っていたので、私の頭の中でも2人が物語を進めていくわけですが、イメージぴったりで違和感なく進む。
    次作も次々作も積読済み。楽しい年末になりそう。

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    2025年12月25日
  • まほろ駅前番外地

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    読む順番を間違えてまほろ駅前狂騒曲を先に読んだ後の番外地!
    スピンオフの仕立てなんだけど、あぁやっぱり順番って大事かも。

    多田さんのロマンスはここから始まってたのか…
    行天の闇も欠片が出てくるし主要人物がわんさかでてきて楽しかった。

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    2025年12月24日
  • エレジーは流れない

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    ネタバレ

    親が2人いる
    フツウは父親と母親なのかもしれない
    でも、怜には母親2人で二親
    父親はどこにいるのか、いないのか
    普段は温泉街の土産物屋の息子
    月に1週間だけ大企業の息子
    設定面白いし、こういうことってもしかしたら現実にはあるのかな?ないかな?
    伊都子がかなり変わってるというか
    面白いというか冷静というか…寿絵の性格に惹かれたのもあるけど、本当面白い思考
    周りの友だちも、商店街の人たちも、桜台にいるふたりもみんな好きだったなあ
    15号を除いて
    また怜の日常のその後が読みたい
    みんなのその後が気になるー

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    2025年12月21日
  • 神去なあなあ日常

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    林業をすることになった都会から来た若者が、山の神様、風習を大事にする神去村のコミュニティになじんでいく。
    林業について知らないことが多かったので新鮮だった。ヨキがいいキャラクター!

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    2025年12月20日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    なーんにも考えずに、素直に読める本でした!
    疲れてる時にちょっとあったかい気持ちになる!

    多田と行天のお互いの良い意味での諦めとか信頼とか、お互いを分かってる感が絶妙で、
    こんな間柄の人が大人になって1人いるだけで、とにかく人生はあったかくて面白くて(面倒くさくて)愛らしいものになるんじゃないかな〜って思わせてくれた本でした。

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    2025年12月19日
  • しんがりで寝ています

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    ゆるっとした日常を、面白く描く。
    蜂退治のあれこれや、タクシーにまつわるあれこれ、ご両親との小噺など、ゆるっと楽しく読めました。

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    2025年12月18日