三浦しをんのレビュー一覧

  • 神去なあなあ夜話

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    日常よりも日記口調が強めな印象。神去村の名前の由来となる神様の話や、日常に引き続きお祭りの話など、神様の話が出てきてわくわく。今まで全く知らなかった林業をなんだか応援したくなってしまった。

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    2024年08月03日
  • 神去なあなあ夜話

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    主人公の勇気が、山や村の季節の移り変わりを感じ取って、その素晴らしさを自慢気に語るのが、前作でも今作でもとても好きな部分。神去村に少しだけお邪魔した気分を味わえる。

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    2024年08月03日
  • お友だちからお願いします

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    三浦しをん氏の小説がとても好きなんだけども、エッセイを読むといつもこんな根明のひとなのか?!と思ってしまう…。
    趣味に没頭してしまうと、好きすぎて、趣味じゃなくなってしまう、という話が一番共感でした。

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    2024年07月30日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    本への愛が伝わってくる書評でした。難しそうな本が紹介されているけど、そこに面白さを見出だせるのはさすが。気になったのは『女工哀史』とか『東海道四谷怪談』とか。

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    2024年07月29日
  • ののはな通信

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    2018年第8回新井賞
    2019年第25回島津恋愛文学賞
    2019年第7回河合隼雄物語賞 受賞

    横浜のミッション系お嬢様学校で出会った 庶民の、ののと 外交官の娘、はな
    二人の高校時代の少女らしい手紙やメモ、少し大人になった大学生の便り、40代を迎えやり取りされたメール 残された書簡は段ボール一箱
    その書簡のみで構成された小説

    高校時代の狭い二人の世界での友情から恋愛への移行 
    それは、若さゆえの好奇心からのトラブルで破局を迎えた
    彼女らは別の道を選択して大人になっていく
    破局した後もわずかな手紙で続いていた関係は、はなの外交官との結婚で再び終止符が打たれる

    四十を過ぎた二人は距離はあっ

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    2024年07月27日
  • ののはな通信

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    文通のみでストーリーが展開する作品。
    女の子同士の2人の恋物語。
    2人の性格というか描写というかたまに分からなくてイライラするところがチラホラ。
    会わない、もう文通しないと言いつつ結局くっつき求め合う感じが恋だなあと( ´-` )
    文通の昭和から始まり震災で終わる。時代も感じられて良かった!
    ラストがモヤっとしたし分からないけれど、最後の最後まで互いを想いあってる文が印象的。


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    2024年07月27日
  • のっけから失礼します

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    ネタバレ

    文庫化を待って発売日に買ったのに長らく積読してました。
    読むのが楽しみで取って置きすぎた、ということにしよう。

    何度読んでも笑っちゃうエッセイばかりですが、野球人生を築きあげてる編集者Tさん、顎先に伝票を挟む店員さん、このお二人やっぱり気になる!(試したけど挟めなかったよ)

    最新エッセイ集の『しんがりで寝ています』ちゃんとあとがきで発売予告されてたんですね。
    さすがしをんさんです!!

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    2024年07月24日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大好き三浦しをんさんのエッセイ。
    この本もしっかり面白かった。

    中でも一番好きなのは、しをんさんが子どもの頃、便器にはまってしまった幼なじみの話。

    幼なじみの友人が家のトイレから「しをんちゃーん」と呼ぶので行ってみたら、彼女は便器にはまっていた。鉄棒で言うと、膝裏を鉄棒に引っ掛けてお尻をさげた感じ。あの体勢になって、「落ちるー。助けてー。」と笑っていた。便座は洋式だがぼっとんだから笑い事じゃない。でもおかしい。私も笑いながら、彼女を引っ張り上げたものだ。

    何度読んでも頭の中でその光景が想像出来すぎて笑える。

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    2024年07月22日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 木暮荘物語

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    とあるアパートを中心に据えた連作短篇。もっとこの世界観に浸りたい。どのエピソードもなぜか性にまつわるエピソードに仕立てられてる。どの話も良かったんだけど、大家のじいさんがセックスしたくなる話とトリマーの話と覗き穴の話が印象に残ってる。どうも自分もアパートオーナーなので東京ロンダリングもそうだったけどこう言う話は楽しめる。

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    2024年06月28日
  • 木暮荘物語

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    タイトルのイメージと実際の中身は、結構違うところがあったが人間らしいなぁと思うところもたくさんで面白かった。
    性欲に関することも割と包み隠さず表現されているところも、ある意味人間らしいなぁと。
    みんな言わないけど、こういう欲や妄想ってあるよねぇという部分がいっぱい盛り込まれている。
    人によっては犯罪だろう…と思う描写も多々あるが、それも許容できる器の広さが小暮荘の住人の特徴なのだろう。
    ものにもよるが、ちょっと道徳的に反した行動をするとすぐSNSで批判されてしまう世の中には、もっとこの住人のような器の広さがあってもいいのかな…と個人的に思った。

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    2024年06月15日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    ネタバレ

    女子校に通う3人の主人公。男性を巡る女同士のぶっちゃけトークが強烈で、「うわっ、女子校トーク来たか」と序盤から面食らってしまった。
    「私はなにをしているんだろう?」「どうしたら私でいられるんだろう」と、掴みどころが無く不安定な心境でありながら、思い詰めると180度逆の行動に出る。ここまでやるか!?というくらい、直球で衝動的で刺激的な展開が描かれている。本人や周囲の大人も気づかない、秘めた爆発力は恐ろしくもある。読者にとってはある意味暴力的とも受け取れる。

    ただ、敏感で傷つきやすい生き物であることも確実。「美しさ、儚さ、脆さ」を描いた表紙カバーの絵も刺激的で、不気味ささえも感じられる。

    感性

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    2024年06月12日
  • まほろ駅前番外地

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    便利屋を取り巻く環境はどうなるんだろうとちょこっと気になったおまけのお話。
    とても読みやすくそれぞれの日常がちょっとずつ垣間見えたりして面白かった。
    続きも楽しみです。

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    2024年06月10日
  • 愛なき世界(上)

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    上巻読み終わり、終始爽やかな気持ちで読み終えました。
    ひたむきに植物に向かうT大の院生たち、くすっと笑える松田先生と淡い恋心に心温まる藤丸君、下巻も楽しみに読みます。

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    2024年05月28日
  • 格闘する者に○

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    ネタバレ

    弟がすごい自分を持っててかっこよかった。
    就活を軸にしながらも違うエピソードがあり面白かった。来年就活だけど怖いな。まぁええか

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    2024年05月26日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    三浦しをんさんの本や漫画に関するエッセイ集。
    読みたいと思う本も多く、文楽や歌舞伎なども見に行きたくなった。
    弟や母とのやりとりなど、外で読んでいても思わず笑ってしまうエピソードもいっぱいで、楽しめた。

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    2024年05月25日
  • 愛なき世界(上)

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    私も花が好きで花屋さんの道に進みましたが、薄給に耐えられず脱落して約20年。好きな事を職業にするのは、楽しいけど辛い、若いっていいなー。あの頃が懐かしくなりました。

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    2024年05月23日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自虐ネタと妄想が入り混じってるのが中々良い
    わたしも考えた〜っていうようなネタがあったし、口調も面白い
    NHKに物申す、資格ありて技術なし、絶滅危惧単語、ゴッド・マザー、鋼鉄の意志、避妊具聞き取り調査結果、その恋を応援します
    が面白かった。
    バスの下車ボタンのこととか、運転免許証のこととか、日常感じることがとても理解できて面白い。
    そしてゲヘヘ、ハァーハァーして妄想してるのが面白い(妄想って表していいものかどうか。なんか他の言葉があるような気がする)

    ハーレクインって面白いのかな…
    手を出したいぜ…
    あと、本人もだけど、友達もすごく面白そうで、楽しそうに生活してて微笑ましくなる

    他のエッセ

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    2024年05月21日