三浦しをんのレビュー一覧
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毎日の生活の中でふと緑を感じたくなるときがあります。
都会にいて、少し疲れた人、休憩時間などにふと緑が恋しくなったときにオススメの一冊です。
横浜住みの主人公(勇気)が神去村というド田舎な場所で仕事(大工)を始めるという話で、
主人公がまるで日記を書いているかのような話し言葉で話が進んでいきます。最初はこんな土田舎嫌だ!となっていたけれど段々と村に慣れ、段々と勇気が神去村の大工へと成長して行く様子や、和気あいあいとした勇気の仲間たちとのエピソードに心がほっこりします。
いつも自分は電車に乗っている間なんとなくスマホを見続けていることに疲れ、そのことを上司に相談したことがきっかけでこの本に出会い -
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Posted by ブクログ
ネタバレ腐女子です。以下は腐女子の戯言です。
なんとも奥ゆかしい純愛小説でした。
あまりリアリティは感じず、キャラクターにしても瀬名垣と真志喜以外はぼんやりとした印象が残るのみです。その分主役ふたりの心情の描写が大変切なく美しい…!透明感のあるどこか幻想的な彼らの世界観。三浦さんは20代半ばくらいでこの物語を書かれたのでしょうから、もう天才としか言いようがありません。バランスが良いし短いのに内容が濃い…
惹かれ合うふたりが抱く激しさであったり、やり取りの軽やかさであったり、ふとした時に垣間見える妖しい関係性。どれもが素敵でした。重要な部分はある程度読者から見えないように書かれているのかなと感じまし -
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〈読まずに読む〉とは
「文字を読む」と「先を読む」の組み合わせ。
この興味深い読書会を覗き見できるのが本書であり、笑いたい時にぴったりな本だと私は思っています。
登場人物に勝手にニックネームを付けちゃったり、各々が持ち合わせた情報から推理しつつ皆さん好き放題言ってて(特に三浦しをんさん)、電車では読めないレベルで笑えます。
読後の読書会の模様も描かれているので「罪と罰」のネタバレありですが、読んだことのない「罪と罰」を読んでみたくなります。
「本は読まなくても読める」
「読む前から“読む”は始まっている」
「小説は、『読み終わったら終わり』ではない」
という言葉が素敵だなと思いました。 -
Posted by ブクログ
東大ほど頭のいい大学ではありませんでしたが、国立大学の大学院にてまったく同じような研究をしていました。実験内容もさながら、研究生活やゼミ、学生実験などの大変さや、ちょっと変わった人たちが集まってたり、ブラックと噂されたりとてもリアルに描かれていました。
生物や化学が好きで、なんとなく研究というものに興味がある学生の方はぜひ読んでみるといいと思います。
「誰の役に立つでもない研究、お金にならない研究は無意味」「手に職をつけて食べていける職業ではない」そんなことを考えて僕は修了後、食品メーカーに就職して数年働いています。しかし、今の仕事は研究室時代に体験したわくわくする感覚はないし、正直つまらな