三浦しをんのレビュー一覧

  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    アドレナリンジャンキー、口論好き、脳が活性化
    物事を一歩引いて俯瞰的に見ること、馬鹿にしていると言われる、そこに皮肉が入っているなら確かにわざと馬鹿にしていると思う、そうでないなら感情的になっている自分の理屈が馬鹿だと気づいている人間の発言、あ、でもこれって馬鹿にしてるのか?
    理屈型の人間が感情型の人間を馬鹿にする構図はどうしても起こるのでは。
    だからこそ、馬鹿にされないためには常に冷静でいること。

    "食卓を囲みながら、私は思った。図太くも地道なその行為が、だれかとともに生きるということなのだ。"

    実は毎日は変化の繰り返し。人は、景色は、変わっていく。

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    2025年11月11日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    どの作品もさくっと読めるけど、登場人物の人生と重ねて考えられる余韻があった。私はななつ星に誰とどんなときに乗りたいだろうと考えた。

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    2025年11月09日
  • 仏果を得ず

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    人形浄瑠璃・文楽の舞台に立つ男たちの話。義太夫に人生のすべてを捧げる、恋人は二番目という健の人生を追って、芸事に人生をかける姿勢に尊敬の念が出ます。人形浄瑠璃に限らず、歌舞伎、俳優、声優等誰かを演じる仕事では、その役の「人生」を深く理解しなくてはならない。深く理解するには仕事への情熱が必要だと感じました。
    真智もミラちゃんも結構肉食というかグイグイで、これが大阪人か!?ってなりましたw 自分が接したことのないタイプに触れられるのも読書の醍醐味〜

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    2025年11月08日
  • 神去なあなあ日常

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    読み終わる頃には夢中に読んでいた。最初こそなかなかページが進まず、一度は読むのをやめようかと思った。それは主人公の勇気と同じく都会で育った私は林業も田舎の村も興味・関心がなく敬遠していたからかもしれない。面倒な部分もあるが、人生に悩む時間よりも人間らしく、自然と共存し、神を信仰し生きる古き良き日本の村の暮らしが素直に面白かった。近すぎる人間関係は得意ではないため、そこに住みたいかは別のお話。

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    2025年11月08日
  • 月魚

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     三浦しをんさんのデビュー第2作(2001年)です。『まほろ駅前』シリーズ(2006〜)以前の初期作品を読むのは初めてでした。古書店が舞台の古書をめぐる若い男2人の物語です。

     こ、これはBL? オブラートで包む感じで印象をぼかしてますが…、なんかそんな匂いのする関係性ですよね? BL前夜? 失礼ながら今は立派な「貴腐人」も、デビュー時から「腐女子」の片鱗を見せていた? いや、だとしても本作は無粋なBL作品ではありません。

     古書店『無窮堂』3代目店主・本田真志喜(24歳)と、安く仕入れた古本を卸専門で販売し利益を得る「せどり屋」の息子・瀬名垣太一(25歳)。
     2人は幼い頃から兄弟のよう

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    2025年11月03日
  • 天国旅行

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    心中をテーマにした短編集。
    生と死の境があやふやになり、対極にあると思っていたものが何より近しく感じられた。その選択は彼らだけのもの。苦しみの中で手を伸ばした先に救いがありますように、ただそれだけを祈る。寂しさよりもほのかに希望を感じるお話でした。

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    2025年11月02日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    社史編纂室のメンバーが個性的で、楽しく読めました。社史作りのお仕事もので終わるのかと思いきや、会社のかつての暗部に迫る内容もあり、若干、意外でした。ただ同人誌の活動がオタクで、その活動をしていることを隠さないという気持ちは、そんなものなのかなぁと、あまりピンときませんでしたが。ラストはもう少しスッキリ、悪を討伐!てな感じになれば良かったのですが、淡々と終わったという印象です。

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    2025年11月02日
  • エレジーは流れない

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    寂れかけた温泉街を舞台に
    高校生たちの青春を描く。

    父親がいなく、母親がふたりいる。
    そんな自分の存在に悩みながらも仲間たちと
    ドタバタ過ごす、青春譚

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    2025年10月29日
  • 天国旅行

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    ドリーミングな表紙絵と天国という響きのイメージとは遠い、心中をテーマにした短編集。
    テーマへの迫り方や読後感は話ごとに異なり、一話ごとに頭の中の世界がぐるんと上書きされる。
    「死への悲しみ」や「生への執着」などと分かりやすくラベリングできない、複雑な状況に置かれた登場人物たちの心境がすんなり心に迫る。
    物語の背景は決して想像し易い環境ではないのに、さらっと納得できるように描かれている。

    『遺言』の主人公が見た「輝く矢」が、この本全体の希望のように輝いて感じた。

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    2025年10月28日
  • 神去なあなあ夜話

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    ネタバレ

    平野勇気
    二十歳。高校卒業後、三重県中西部の山奥にある神去村に住むことになる。最初の一年間は見習いだったが、今年の春から中村林業株式会社の正社員になった。ヨキの家に居候している。

    おやかたさん
    中村清一。中村林業株式会社社長。三十代。東京ドーム二百五十六ぶんの山を所有する大山持ち。

    ヨキ
    飯田与喜。中村班。三十代前半。清一の幼なじみ。ガタイがよく、短髪を金色に染めている。「俺は山仕事の天才」。細かいことを気にしない。

    田辺巌
    五十代。中村班。子どものころに神隠しに遭った。山仕事のすべての作業に詳しく、勇気にあれこれ教える。

    小山三郎
    七十半ば。中村班。山の知恵袋。危機回避能力が尋常じゃ

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    2025年10月24日
  • まほろ駅前番外地

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    『まほろ駅前多田便利軒』の続編(というより、番外編?)との事で、前作では主人公だった多田さんと行天さんを、別のキャラの視点から見たストーリーが多かったです。
    前作を読んだけれども続きを読むべきかどうか迷っている方向けに、それぞれのお話をかいつまんで紹介します。前作を読んでいない方には訳が分からないと思いますので、ここはスルーして他の方の感想を参考にしてください。

    「光る石」
    行天さんのまさかの行動に大変驚かされ、世の中には知らない方がいいこともあるのだと思い知りました。

    「星良一の優雅な日常」
    どちらも選びたくない究極の2択。
    今、明かされる星良一の恐ろしい一面とはΣ(||゚Д゚)ヒィィィ

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    2025年10月21日
  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日
  • むかしのはなし

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    伝聞式で昔話を一般的?な話に落とし込んで書かれていたのが新鮮で面白かった。短編集だが、各話にどこか繋がりがあるのも、面白かった。

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    2025年10月17日
  • ののはな通信

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    好きな人と"手紙"でやりとりする。
    1日に何ラリーもできないから、僕なら発狂してしまいそうです。

    授業中の手紙のやり取り、懐かしいなぁ。中継役をやったことがあったようななかったような。。
    はなちゃん、どうかご無事で。

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    2025年10月13日
  • 光

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    これまで何冊か読んだ三浦しをんさんの作風と全く違うように感じてこんな作品も描かれるとは驚きました。自分とかけはなれたシチュエーションではあるけど暗く薄汚れた場所で藻掻く冷酷な描写に引き込まれます。終章にむけての展開は目が離せませんでした。

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    2025年10月12日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ちょっとずつ"違う"、みんなの"フツウ"の暮らしー

    四人の女性とそこに関わりを持つ人々の
    日々の暮らし、日々の喧騒。
    なんでもない会話が楽しくて、彼女達の人生の豊かさと重厚さを物語り、登場人物が生き生きと輝くのは三浦しをん先生の手腕。

    そして三浦しをん先生の描く、イケメンが
    いつも本当にイケメン。
    ちょっとしか出てこないのに、わかる。
    絶対イケメン。好き

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    2025年10月11日
  • 菅原伝授手習鑑

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    歌舞伎を観たあとで読んでみました。細かいところもよく分かったので予習に使えばよかった。この本単独でもひじょーに現代的な訳で面白い読み物です。

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    2025年10月10日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    多田便利軒はいつも大騒ぎ
    多田を筆頭に同級生で相方の行天
    娼婦のハイシーにルル

    そこに行天の元妻凪子がハルを預かって欲しいと
    同時に起きる依頼やトラブル

    そして多田の恋
    行天の生い立ち
    星とその部下

    でも何か癒してくれる不思議な話し
    第三弾なので、初見の方は第一弾からオススメ

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    2025年10月07日
  • 天国旅行

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    死をテーマの短編
    遺言以外は面白かった。
    読んでいて、角田光代さんの本みたいだと思ったら、解説が角田光代さんでした。

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    2025年10月06日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    ネタバレ

    社史編纂室での大変な社史作成の過程を描いた話、
    と思いきや
    星間商事の隠された歴史も社史に掲載するべく、同人誌の皮をかぶった「裏社史」をコミケで頒布するドタバタで愉快な社史編纂室の話

    「舟を編む」のイメージで手に取ったからギャップにびっくりしたけど、
    作中作の小説も面白いし、同人活動と結婚とのあり方には考えさせられるものがあったし、楽しく読めた

    サリメニの女神、なかったことにしたいほど社内でタブーとされているから売春とかそんな感じの悲しい話かと思ったら、女神がサークル主の文学サロンだったのはちょっと温度差あってびっくり
    身売りされたのは事実だし消息不明だから悲しい話なのは確かかもしれないけ

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    2025年10月02日