三浦しをんのレビュー一覧

  • 月魚

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    真志喜と瀬名垣の独特な関係がこの物語を一層輝かせているなと思った。
    相手を愛する気持ちと相手を縛る気持ちと、自分自身も同じように相手に思われて引き合っている。
    その絶妙な二人の世界が苦しくって気持ちいい。
    そんな気持ちがした。

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    2025年06月12日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    ネタバレ

    便利屋シリーズ第三弾。
    多田と行天は、行天の実の娘のはるちゃんを1ヶ月半預かることになる。過去にトラウマのある2人がはるちゃんと距離を縮める様子にホッコリ。
    またHHFAの活動で困っている裕弥のために便利屋に助けを求める由良公や、前々作から続いている岡のバス間引き問題などが重なり、南口ロータリーで騒動になる場面にハラハラ…
    小指にケガを負い、病院からいなくなった行天がまた多田の隣に引っ越してきた時、1つの希望が見えた気がした。多田と行天はお互いに実は必要としている存在なんだろうな♪

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    2025年06月11日
  • まほろ駅前番外地

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    ネタバレ

    便利屋多田と行天と、前作登場人物が登場する短編集。
    曽根田のばあちゃんの若い頃の恋愛や、由良公が行天に振り回される1日、岡夫妻と便利屋との関係性等々…短編もとても面白かった。
    エンゲージリングを飲み込んでしまった行天や遺品整理の依頼があった依頼者に恋をしてしまいそうな多田。
    多田と行天の掛け合いが本当に好き。私もまほろの住人になって、便利屋に依頼したいと思った♪

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    2025年06月11日
  • エレジーは流れない

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    もっちもっち、もちゆ〜
    このローカルなキャラクター像とくすりとしてしまうシュールさ。
    何かが起きて変貌するという壮大な話ではないけどそこがいいんだよなぁ

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    2025年06月11日
  • 神去なあなあ日常

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    「夕風にあたる皮膚は冷えていき、体の芯にだけ今日もよく働いたなという満足が熱になって残る」
    見知った顔しかいない狭い世界ながらも、山と共に生きる人々の文化、神去村の美しい四季に憧れを持って読み進めました。縁遠い林業に触れる、良い擬似体験でした。

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    2025年06月10日
  • 好きになってしまいました。

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    この方のエッセイをはじめて読んだ。
    わりと軽いタッチが前半は多め。
    でも後半になると、はっと気づかされる文章もあり、流し読みはしないほうが良い。

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    2025年06月08日
  • 神去なあなあ日常

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    自分の積読シリーズ第◯弾。

    なんで今まで読まなかったのだろう。なんて。
    林業をしっかり取材されことがよくわかる作品でした。通勤で面白く読ませていただきました。
    続編もあるのかな。
    作者の「まほろ駅前多田便利軒」シリーズも軽快で面白かったなぁ。

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    2025年06月08日
  • 神去なあなあ夜話

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    こちらは林業から少し離れて、神去村での考え方・言い伝え・信仰など精神性が軸になってます。
    2作読むことで、業としての林業を知るだけでなく「山で生きる」世界に触れることができたように思います。
    過去の悲しい事故で山の危険も語られますが、それでもなんとか山と共に生きていく過程を見ることで、出てくる面々が1作目よりもより逞しく感じられました。

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    2025年06月08日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    弟さんとジロウくんの関係にソワソワしながら読み進めてたらまさかのお母さんの腕の骨折の原因も絡まってきて、お母さんは痛いししをんさんも色々手伝ったりで大変だっただろうけど面白すぎたww
    エッセイ制覇に向けて順調!

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    2025年06月07日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    CL 2025.6.6-2025.6.7
    恋愛小説、短篇集。
    わりと苦手なジャンルなんだけど、やっぱりしをんさんは別格だな。
    永遠に完成しない二通の手紙
    森を歩く
    が好き。

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    2025年06月07日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    ポラリス、という概念が私は好きだ。
    生きるための道標、希望。
    どんな形であっても、それぞれが心のうちに持っていてほしい。そしてできるなら、大切な人のためだけのポラリスになりたいと思う。

    私たちがしたこと、は心にガツンときて泣いてしまった。しをんさんの中では「王道」らしい。じゃあ私は王道が大好きだ。
    春太の毎日、も大好きだ。春太の愛情に思わず涙してしまった。しをんさんのなかでは「最後の恋」らしい。そんなもん泣いてしまうじゃないか。

    中身のない感想を書いてしまいましたが、恋愛の短編小説なんて滅多に読まないのに、良い本と出会ってしまった。心にじんわり甘苦い味、そしてちょっとの嫉妬。くそぅ、恋愛し

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    2025年06月07日
  • 木暮荘物語

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    木暮荘という古くてボロいアパートの住人と、その周辺の人々の連作短編である。
    これからどうなるのか気を持たせながら次の人にバトンが渡るところが、三浦しをんさんは絶妙に上手いな。

    それにしても、どの話もやばい話だ。
    特に、畳を上げて床の板の隙間から下の部屋の女子大生を覗くサラリーマンの男はヤバすぎる。
    覗く男というより、男の目がそこに住みついているような異様な状況。
    絶対捕まる、これは犯罪だ!とハラハラしてしまった。
    ところが、女子大学生は覗かれているのも承知で、そのうち男の覗きが公認になる。
    サラリーマンも女子大生も普通じゃないな。
    でもヤバいけどなんだか笑えるオチになっていて、ちょっとほっこ

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    2025年06月04日
  • 好きになってしまいました。

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    初読みの三浦しをんさん。父が登場する話は毎回おもしろかった。
    ゴム跳びの遊びの話はなつかしくて共感できた。

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    2025年06月02日
  • エレジーは流れない

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    架空の温泉街、餅湯温泉に住まう5人の男子高校生が主人公の青春小説。
    部活動に汗を流し、挫折して、男同士の殴り合いを経て、友情を深め、ちょっとヤンチャな仲間と盗んだバイクで走り出す。
    そんなことは一つも起きません。
    なんなら大きな事件は何も起きません。なぜならぬるま湯に使ったような餅湯温泉だから。
    けれど、何も起きない街に生きる高校生たちの苦しみや悩み、ささやかな幸せを軽やかに、クスリと笑えるタッチで描いている。
    高校生の頃に感じていた将来への漠然とした不安、漠然とした希望、自分とは何かという疑問、友人への嫉妬。高校生に戻った気分で読めます。

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    2025年06月01日
  • 月魚

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    ネタバレ

    良質なブロマンス読んでみたいな、と話して勧めてもらった本。読んでみて思ったのは、これブロマンス…?普通にBLでは?だったけれど、あまりに美しい文章で描かれていて、成程たしかにこれはロマンス、これがブロマンスか…と。
    古書店というあまり馴染みのない世界を舞台が、繊細な情景描写と美しい表現で描かれているので、どこか非日常を感じさせる。けれどその実、物語の根底に人間の複雑な心情となんとも言えない感情が何層にも折り重なっていて、面白かった。
    あさのあつこさんによる後書きがまた美しくて、是非とも最後まで読んでほしい本だった。

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    2025年05月30日
  • 天国旅行

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     心中がテーマの短編集。「死」か…と思って読み始めたが、読んでみると「好き」の方に心が寄っていった。すべてが恋愛ものだったわけではないし、恋愛ものであっても、幸せな恋愛だったのかどうか不明なのもあるが、それでも、こんなに好きっていう気持ち、いいなとか、わかるなとか、そちらに心惹かれた。
     角田光代の解説を読んで、そういえばみんな死が絡むんだったと思いだした。角田さんは、小説における死とは…といったことにも言及していたり、この作品は生も死も賛美していないだとか、美化してないだとか、そちらを中心に解説されていて、ああそうかと思って少し考え直してみたけど、やっぱり私の受け取り方は、ある「好き」の物語

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    2025年05月30日
  • 天国旅行

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    ネタバレ

    目次
    ・森の奥
    ・遺言
    ・初盆の客
    ・君は夜
    ・炎
    ・星くずドライブ
    ・SINK

    作者が、この本は「心中」をテーマにした作品集である、と書いている以上、そういう意図をもってこれらの作品は書かれたのだな、と思うべきなのだろうが、非常にわかりにくい、はっきりとは見えていない「心中」をも含むので、思わずこの言葉の意味を改めて調べてしまった。

    最初の『森の奥』は自ら死を求める男が主人公で、最後の『SINK』は一家心中の生き残りの男が主人公という、この並びも計算されたものなのだろう。
    前者は生かされた思いが前向きな人生をもたらしそうな気がするが、後者はどうだろう。
    今までの自分の考え方を反転してみて

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    2025年05月24日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻を読んでから少し間が開いてしまった+下巻は本村視点だったから専門用語が多く若干読むのに苦労した。

    藤丸みたいな感想になってしまうけど、全然読んでて理解できないながらも何かに情熱を注ぎ続けるってすごく愛だなと思った。

    本村さんまでには慣れないかもしれないけれど、
    残りの人生で私も何かに情熱を注げるようなものに出会えるようにこれからも色々な事に挑戦していきたいなと思えた。

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    2025年05月24日
  • 好きになってしまいました。

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    サラサラと気楽に読める。
    特に印象に残ったところ
    希望の塔-なぜ、ひとは積読するのか?
    積み上がる本とは希望なのだとも言える。
    明日も生きて、これらの本のなかから一冊読みたいなとか、知らなかったことをまだまだ知りたいなとか、自分自身や未来への希望の象徴なのだ。

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    2025年05月23日
  • 好きになってしまいました。

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    多くの名作を世に送り出してきた三浦しをんさんのエッセイ集。
    等身大をテーマにという事であろうが、予想以上にずぼらな生活と小事件(というよりしょうもない出来事)が多々発生する。

    本人も頭空っぽで書いたと言っているが、読むほうも頭空っぽで読める。

    普段読んでいる著作とのギャップに驚くが、別の意味で人を引き付ける作品。

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    2025年05月18日