三浦しをんのレビュー一覧

  • 泥酔懺悔

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    下戸の人の感覚を知ることができた一冊。
    私は飲める方だから、酔って泥酔までしても懺悔するほどの失態は今のところない。
    強いて言えば、二次会で食べきれなかったおつまみのベイクドガーリックをアルミホイルに包んでバッグに突っ込み、お持ち帰りしてきたことかなあ。
    バッグの中から出したときの母の顔は忘れられないし、次の日焼き直して食べたときの意外なおいしさも記憶に濃い。
    お酒は楽しいな。私、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • 月魚

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    派手なストーリーは無いが日常を語る二人の青年の話。表現の端々が幻想的で、古書を題材とした世界を楽しめる1冊です。

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    2025年12月28日
  • まほろ駅前番外地

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    4.5
    前作からそのまま読み始めましたが、前作はずっと多田視点で物語が進んだのに、今回は前作の登場人物からみた多田と行天の様子が語られる。それがまた面白い。最後だけまた多田視点に戻るけど、多田の新しい恋と、行天の闇(病み)部分が表立ってきて、これはこのまま次作を読むしかない。

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    2025年12月28日
  • まほろ駅前番外地

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    読む順番を間違えてまほろ駅前狂騒曲を先に読んだ後の番外地!
    スピンオフの仕立てなんだけど、あぁやっぱり順番って大事かも。

    多田さんのロマンスはここから始まってたのか…
    行天の闇も欠片が出てくるし主要人物がわんさかでてきて楽しかった。

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    2025年12月24日
  • エレジーは流れない

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    ネタバレ

    親が2人いる
    フツウは父親と母親なのかもしれない
    でも、怜には母親2人で二親
    父親はどこにいるのか、いないのか
    普段は温泉街の土産物屋の息子
    月に1週間だけ大企業の息子
    設定面白いし、こういうことってもしかしたら現実にはあるのかな?ないかな?
    伊都子がかなり変わってるというか
    面白いというか冷静というか…寿絵の性格に惹かれたのもあるけど、本当面白い思考
    周りの友だちも、商店街の人たちも、桜台にいるふたりもみんな好きだったなあ
    15号を除いて
    また怜の日常のその後が読みたい
    みんなのその後が気になるー

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    2025年12月21日
  • 神去なあなあ日常

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    林業をすることになった都会から来た若者が、山の神様、風習を大事にする神去村のコミュニティになじんでいく。
    林業について知らないことが多かったので新鮮だった。ヨキがいいキャラクター!

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    2025年12月20日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    なーんにも考えずに、素直に読める本でした!
    疲れてる時にちょっとあったかい気持ちになる!

    多田と行天のお互いの良い意味での諦めとか信頼とか、お互いを分かってる感が絶妙で、
    こんな間柄の人が大人になって1人いるだけで、とにかく人生はあったかくて面白くて(面倒くさくて)愛らしいものになるんじゃないかな〜って思わせてくれた本でした。

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    2025年12月19日
  • しんがりで寝ています

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    ゆるっとした日常を、面白く描く。
    蜂退治のあれこれや、タクシーにまつわるあれこれ、ご両親との小噺など、ゆるっと楽しく読めました。

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    2025年12月18日
  • 墨のゆらめき

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    Audibleでお勧めとして紹介されていたので読んでみた。書家とホテルマンが代筆を通じて徐々に仲良くなっていく話。全体的にコミカルに仕上げており、サクサク読める。もう少し展開しても良さそうな気がする。ひょっとしたら続編が期待されるのかも。

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    2025年12月18日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    女子校小説。

    三人の少女の目線で語られるミッション系女子校の話。シスターフッドという言葉から想像するものとは少し違うかもしれないけれど、女子高校生たちの自他へ向ける眼差しが、緻密にリアルに描かれている。

    年頃なので愛や性についても赤裸々に語られているんだけれど、三人ともけっこう独特で、感情移入がしづらい。特に淑子。

    三浦しをん作品は、小説もエッセイもハイテンションな陽寄りのものばかり読んできたので、「どうした!三浦しをん!!」と言いたくなるくらい雰囲気が違ってタジタジ。

    三浦さん、ミッション系女子校出身だもんね。なんかのエッセイで「カーストはなく、離小島がいくつか存在している感じ」と書

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    2025年12月17日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    3人の少女に焦点が当てられた
    「色々なもの」に対する「恋心」の話。

    全体的に暗い雰囲気の中話は進んでいくのですが、
    どこか共感できるところが散りばめられてる。

    亡き母へ、禁断の恋、生まれてこなかった兄へ…

    青春はキラキラしてるだけじゃない。

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    2025年12月10日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    『まほろ駅前狂騒曲』(三浦しおん)
    P280はいい。
    「私は生きたい」と亜沙子は言った。「夫との記憶も、憎しみも、全部抱えてもう一度」愛したい。その思いだけは、何度傷ついても埋没することもかすれることもなく魂に刻まれて・・」
    NETFLIX で今は松田龍平と永山瑛太のキャストで観られるらしいけど、私はやはり本を読む方が好きだと思う。3部作をようやく読んだ。この作家さんの文体が好きかもです

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    2025年12月09日
  • 『罪と罰』を読まない

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    憶測で語り合う様子が面白い。私も読んだけれど忘れた一人なので再読したくなった。
    ちなみに私はラスコが寒いと言って外套を着ていたから冬の話だったと記憶していましたが実際には夏だったようで……

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    2025年12月07日
  • 愛なき世界(下)

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    第五章、もっと絞ればラスト20ページくらいでバタバタと片付いたような感はありますが、爽やかさ満載です。最後の段落は谷川俊太郎さんの『朝のリレー』を思い出しました。この段落の書き振り、大好き。繰り返し読みました。
    『風が強く〜』もですが、個性豊かな青春群像劇を描いたら、やっぱり上手い。どんどん読まされてしまいます。それにしても、フラフラ丸、やっぱりいい子だなぁ。

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    2025年12月06日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    青春エンタメ小説。
    キャラクター、ストーリー等全てが漫画みたいだなと思いながら読んだ。
    分かりやすく、頭の中で映像化するのが容易なのでさくさく読める。高校生くらいで読むとすごく面白いと思う。
    走ることと駅伝に興味が湧いた。

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    2026年05月03日
  • 愛なき世界(上)

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    ネタバレ

    植物学ってどういうことをするのだろう、と思っていたけれど、想像よりもずっと地味で根気のいる実験を繰り返していた。メンデルの法則が出てきたあたりは完全文系脳の自分にはあまり理解できず…。変異株を掛け合わせて砂粒のような種を探すという途方もなく細かい作業に白目を向きそう。

    藤丸も本村もみんないいやつで、読んでいて気持ちがいい。下巻も楽しみ。

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    2025年11月30日
  • 愛なき世界(上)

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    死神教授も含め、登場人物がみんな爽やかで、キャラが立っていてるので、分かりやすいし読みやすい。稀に外してしまうものもありますが、三浦しをんさん、やっぱり面白い。
    一人だけ色の違う藤丸くんが、本村さんだけでなく、みんなに馴染み、親しまれているのがいい。うん、いい子だもんなぁ。
    さて、このまま下巻に突入します。

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    2025年11月29日
  • 愛なき世界(上)

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    洋食屋の見習い・藤丸と、お得意さんであるT大学松田研究室の研究員たちとの関わりを描いた上下巻。
    藤丸のおおらかな人柄と、時々放たれるトンチンカンな言動がツボです。
    恋愛よりも葉っぱの研究に情熱を注ぐ本村の、おかしいテンションや迷い・焦りも共感必至。
    洋食屋のマスターや研究室のメンバーもみんな魅力的。何かに熱を持って打ち込んでいる人ってなんか清々しい。うらやましい。
    植物は、ただ遺伝子に組み込まれたやりかたで生きて増えてる。そんな「愛なき世界」から目が離せない本村。
    藤丸にならと心を開いて、植物の繁殖に興味をもった経緯を語る本村と、人間の繁殖の方が気になっちゃう藤丸のやりとりがとっても微笑ましい

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    2025年11月30日
  • まほろ駅前番外地

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    「まほろ駅前番外地」(三浦しおん)
    「まほろ駅前多田便利軒」の続編でスピンオフ連作短編集ですが、本編以上に、脇役だった登場人物が生き生き描かれていて引き込まれました。私は特に4編目の「岡夫人は観察する」が気になりました。多田という主人公はともかく真面目で、人が引き受けないような仕事を便利屋として、真面目にこなすのですが、彼の常連客の年配の夫妻の日常と、夫婦の機微が、老年を迎えた私に響いたと思います。多田の新しい恋を予感させる女性が登場したりで、続編も気になります。初版は2011年10月の刊行でしたが、文庫本のカバーからして昭和の匂い。濃厚な人間関係やチェーン店ではない路地裏の懐かしさと、登場人

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    2025年11月28日
  • 神去なあなあ夜話

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    ネタバレ

    神去村に来て1年が経ち、村での生活や仕事にも慣れてきた勇気。
    今作ではそんな勇気と直紀の恋の行方を軸に、村の成り立ちや、飯田夫妻の馴れ初め、ヨキと清一の過去などが描かれて読み応えがあった。
    2作続けて読んだのでキャラたちへの愛着も湧き、読み終わるのが少し寂しかった。

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    2025年11月24日