三浦しをんのレビュー一覧

  • 政と源

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    ネタバレ

    定年まで銀行一筋で働きつめた真面目で堅いところのある国政と、つまみ簪職人でつまみ簪を作る以外ははちゃめちゃなところのある源二郎。幼なじみじゃなかったらきっと友達じゃなかったと作中で国政も言うように、性格や歩んできた人生が正反対な2人だけど、何十年と同じ月日を重ね、お互いの家を行き来するくらい仲の良い関係性がとても尊く感じた。正直羨ましい。血は繋がっていないし家族でもないし、友達と呼ぶとちょっと否定しそうな2人だけれど、信頼し合っているんだなとひしひしと伝わった。弟子の徹平ちゃんもいい子だし、マミちゃんもおおらかで素敵な女性だし、清子さんも花枝さんも芯があってとても好き。みんなそれぞれの人生を自

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    2025年09月17日
  • 光

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    ネタバレ

    タイトル〈闇〉にしなくて大丈夫ですか。 俺に言わせりゃ救いが無い。 主人公の狙いは、罪の報いとはいえ果たされず、主人公に執着していた弟分は糞みたいな人生の末に死んでしまった。 「あの島に、あの親の元に生まれた時点で詰みじゃね」って言葉で片付けてしまいそうになる。

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    2025年09月17日
  • 格闘する者に○

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    三浦しをんさんのデビュー作。
    しをんさんのエッセイが大好きで、デビュー作のこちらも読んでみたかったのですが、私が遥か昔に経験した就職活動の話ということで、今更共感できるか心配だったのですが(^^;;、なんのなんの、一気に読み終えました!
    登場人物のキャラクターも面白く、主人公がおじいさんと付き合っていたり、お家騒動もあり、本題の就職活動も、出版社の面接の様子を暴露(!?)するものだったりと、盛りだくさんの内容でした。
    他のしをんさんの小説も、どんどん読んでいきたいです!

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    2025年09月14日
  • 愛なき世界(上)

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    先日観たドラマ10の舟を編むがめちゃめちゃ面白かったので、久しぶりにしをんさんを読みたくなりました。

    しをんさんの何かに打ち込んでいる人たちの物語は面白いですね〜

    植物が大好きで、研究を続けている女性本村と、本村を好きになる料理人藤丸のお話ですが、研究者の人たちがみんな癖が強く、笑いながら読み進めました。

    下巻へ進みます。

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    2025年09月11日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    便利屋稼業が繋いでいく、強かったりそこはかとなくだったりとバリエーション豊かに繋がっていきそうないくつかの腐れ縁。次第に明らかになっていく因縁や秘密の描かれ方も良かった。
    綺麗事と言えば、そうなのかもしれないけど、負い目や癒えない傷を抱える日々を、付かず離れずで並走する他人がいても良いのかもと思わせるラストでした。

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    2025年09月08日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    一度は乗ってみたい豪華列車。ますます乗ってみたくなった。
    各作家さんが描くそれぞれのドラマが、同じ列車内で繰り広げられているんだなぁと思うと、感慨深い。

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    2025年09月07日
  • 好きになってしまいました。

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    しをんさんのエッセイのファンです!砕けたエッセイから知ってしまったので、小説のしをんさんのギャップにいつも面食らう。これがプロと言うものか…!!
    気軽に拾い読みが出来て、元気がもらえるエッセイがぎっしり!
    何気ない日常をこんなに面白く切り取れるなんて、本当すごい才能。「地球上のどこかに私に向いている職業もきっとあるはず」と他の職業に思いを馳せる話があったが、いやいやこれほど作家で実績を残されていて何をおっしゃる?とつっこんだのは私だけではないはず。あと、「本当に結婚したいと思ってますか?」と問い詰めたい。(余計なお世話)

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    2025年09月07日
  • 好きになってしまいました。

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    三浦しをんさんのエッセイは初めて読んだのだけどとても好きだった!
    文章のノリ(適当さ)が心地よく、フフッとなった。
    即身仏についてめちゃ興味を惹かれた。
    私も今度旅で見てみたいものだ。

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    2025年09月06日
  • 光

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    ネタバレ

    今までの作風とは違ってかなりシリアス。
    読後、どんよりと重たい空気に包まれ、あ〜不幸だ....
    でもさすがにしっかりと読まさせてくれる。

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    2025年09月06日
  • 仏果を得ず

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    読んでいる間に、たまたま大阪なんば周遊する機会があったので、親近感倍増でした。(エッセイを除いて)殆どの作品を読んでいますが、「風が強く吹いている」に通じる、終盤の吹っ切れた疾走感が気持ちいいです。他の作品もそうですが、じわり…ではなく、一気に盛り上がる筋で読者を引き込む型が得意なのかな。ただ、書き振りとして、大好きな作家さんなのは変わりないのですが、小中学生の作文がごとく、「××は、『〜』と言った」の連発は、いただけない。一度気になると、ストーリーよりも、文体に気が取られてしまいました。

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    2025年09月06日
  • 天国旅行

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    天国旅行というタイトルに惹かれて開きました。
    想像していた作品とは真逆で、重たい描写にかなり体力を吸われました。
    心中をテーマにした短編集だと読み終わってから知りました。一見、死にフォーカスした作品思えますが、どの話でも生がありありと描かれていて印象的でした。
    三浦しをん先生の文章が好きです。

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    2025年09月05日
  • 神去なあなあ夜話

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    面白かったー‼︎
    ヨキや清一さんの苦しい過去も明らかになり、
    勇輝の恋愛事情もどんどん進み、
    「夜話」というに相応しいドキドキ展開。

    続編があればきっとまた読みたくなるシリーズ。

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    2025年09月03日
  • 光

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    面白かった。それぞれの欲が交錯し、過去が神聖化され、罪や欲や想いが正当化されていく様が痛々しかった。津波で島がなくならなければ、みんなそれぞれ平凡な人生を歩んでいけたかもしれない、、、切ない。
    生き残った者たちにあったのは、絆ではなく、執着と憎しみ。人間の心のうちは誰も分からないものだ。生き残ってよかったのか悪かったのか。壮大なストーリーだが、根っこは私達の中にもある普遍的な欲や執着や自己正当化という普遍的なものであると思う。だからこそ、深く刺さる。

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    2025年08月28日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキー「罪と罰」を読まずに4人の作家が読書会を開き内容を推測し合う話

    4人の作家たちがヒントを手掛かりに自由に推測、思ったままを言い合うのがこの本の面白さ

    ほんの少しの話の断片のヒントから作家流に「わたしならこういう筋書き、こういう流れにする」とか想像力が半端なく広がる

    いったいどんな物語なのか
    期待に胸を膨らませ、夢中になって「ああでもない、こうでもない」と語り合う

    そして読んだあとにまた集まって
    読後座談会

    私は読んだあとにこの本を手にしたが、作家たちの当たらずとも遠くなく、話が横道にそれることもしばしばあるにもかかわらず、ちょっとのヒントで軌道修正してくる様子に感嘆し

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    2025年08月26日
  • ののはな通信

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    ネタバレ

    タイトルからほっこり系のお話かと思いきや…
    ののの言葉に共感できることが多かったです
    魂の片割れとも思える存在を知った人の、「だれかを愛し、だれかに愛されるにふさわしい人間になるべく…」という言葉の重み

    後半に行くまでは好みじゃないかもと思いましたが、2人の人生を見守るにつれて終わらないで欲しいと感じるようになりました

    辻村さんの解説も素敵でした

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    2025年08月20日
  • 仏果を得ず

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    何という爽やかな読後感。文楽というあまりなじみのない世界なのですが、そこの人間関係が面白い。師匠のライバルに弟子入りするくだりは、なかなか熱いです。

    文楽の登場人物の解釈に悩む主人公。そのヒントが日常の出来事にあったり、逆に日常の悩みに文楽が絡んできたりと、文楽の筋や登場人物に日常が絡んでいく展開が素晴らしい。

    「心中天の網島」が特によかったなぁ。文楽に興味を持つことができました。

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    2025年08月18日
  • しんがりで寝ています

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    2025年22冊目。
    いゃあー、面白い!!!
    特にピカチュウのバスマットには大爆笑。何度、震えながら笑ったことか…
    「なんてことのない日常」は素晴らしい!帯の言葉通りだ。続編、震えて待つ!!!

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    2025年08月17日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    爽やか青春ものというより、しっかり人間模様が書かれた大学生のスポーツ物語 かなり人気の作品のようで、何回も重版されているようだった。文章も歯がゆい部分が全くないので、言葉、セリフに現実感がかなりあるこら読みやすい。この手の青春ものは歯が浮くようなセリフが多いが、作者の文章力と見解はかなり大人な感じ。

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    2026年03月14日
  • 愛なき世界(下)

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    話は淡々と進み知らない用語は特別付録で調べて植物学、研究についてちょっと学ぶ事が出来ます。
    物語的にはまだまだこれからも主人公は変わらず植物の研究を続けていくのだろうで終わります。もう1人の主人公とはハッピーエンドにはならなくてそれがかえって良かったです。
    本当の主役は植物だった?その植物に関わる人達のお話もあります。
    と、そんな感じの小説でした。

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    2025年08月16日
  • 愛なき世界(上)

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    植物の世界は愛のない世界という言葉に妙に納得。
    それに対比して恋だの愛だのに振り回される人間の世界。
    どちらがいいということはないけれど、植物は植物ですごいし、人間は人間でだからこそ幸せを感じることができるのかなぁと感じました。

    この後、本村が愛のある世界へ行くことができるのか、続きが気になります。

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    2025年08月12日