三浦しをんのレビュー一覧

  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    3人の少女に焦点が当てられた
    「色々なもの」に対する「恋心」の話。

    全体的に暗い雰囲気の中話は進んでいくのですが、
    どこか共感できるところが散りばめられてる。

    亡き母へ、禁断の恋、生まれてこなかった兄へ…

    青春はキラキラしてるだけじゃない。

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    2025年12月10日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    『まほろ駅前狂騒曲』(三浦しおん)
    P280はいい。
    「私は生きたい」と亜沙子は言った。「夫との記憶も、憎しみも、全部抱えてもう一度」愛したい。その思いだけは、何度傷ついても埋没することもかすれることもなく魂に刻まれて・・」
    NETFLIX で今は松田龍平と永山瑛太のキャストで観られるらしいけど、私はやはり本を読む方が好きだと思う。3部作をようやく読んだ。この作家さんの文体が好きかもです

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    2025年12月09日
  • 『罪と罰』を読まない

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    憶測で語り合う様子が面白い。私も読んだけれど忘れた一人なので再読したくなった。
    ちなみに私はラスコが寒いと言って外套を着ていたから冬の話だったと記憶していましたが実際には夏だったようで……

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    2025年12月07日
  • 愛なき世界(下)

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    第五章、もっと絞ればラスト20ページくらいでバタバタと片付いたような感はありますが、爽やかさ満載です。最後の段落は谷川俊太郎さんの『朝のリレー』を思い出しました。この段落の書き振り、大好き。繰り返し読みました。
    『風が強く〜』もですが、個性豊かな青春群像劇を描いたら、やっぱり上手い。どんどん読まされてしまいます。それにしても、フラフラ丸、やっぱりいい子だなぁ。

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    2025年12月06日
  • 愛なき世界(上)

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    ネタバレ

    植物学ってどういうことをするのだろう、と思っていたけれど、想像よりもずっと地味で根気のいる実験を繰り返していた。メンデルの法則が出てきたあたりは完全文系脳の自分にはあまり理解できず…。変異株を掛け合わせて砂粒のような種を探すという途方もなく細かい作業に白目を向きそう。

    藤丸も本村もみんないいやつで、読んでいて気持ちがいい。下巻も楽しみ。

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    2025年11月30日
  • 愛なき世界(上)

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    死神教授も含め、登場人物がみんな爽やかで、キャラが立っていてるので、分かりやすいし読みやすい。稀に外してしまうものもありますが、三浦しをんさん、やっぱり面白い。
    一人だけ色の違う藤丸くんが、本村さんだけでなく、みんなに馴染み、親しまれているのがいい。うん、いい子だもんなぁ。
    さて、このまま下巻に突入します。

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    2025年11月29日
  • 愛なき世界(上)

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    洋食屋の見習い・藤丸と、お得意さんであるT大学松田研究室の研究員たちとの関わりを描いた上下巻。
    藤丸のおおらかな人柄と、時々放たれるトンチンカンな言動がツボです。
    恋愛よりも葉っぱの研究に情熱を注ぐ本村の、おかしいテンションや迷い・焦りも共感必至。
    洋食屋のマスターや研究室のメンバーもみんな魅力的。何かに熱を持って打ち込んでいる人ってなんか清々しい。うらやましい。
    植物は、ただ遺伝子に組み込まれたやりかたで生きて増えてる。そんな「愛なき世界」から目が離せない本村。
    藤丸にならと心を開いて、植物の繁殖に興味をもった経緯を語る本村と、人間の繁殖の方が気になっちゃう藤丸のやりとりがとっても微笑ましい。
    上巻の時点で、もうコレ愛しかないではないですか。
    一気に下巻へ!

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    2025年11月30日
  • まほろ駅前番外地

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    「まほろ駅前番外地」(三浦しおん)
    「まほろ駅前多田便利軒」の続編でスピンオフ連作短編集ですが、本編以上に、脇役だった登場人物が生き生き描かれていて引き込まれました。私は特に4編目の「岡夫人は観察する」が気になりました。多田という主人公はともかく真面目で、人が引き受けないような仕事を便利屋として、真面目にこなすのですが、彼の常連客の年配の夫妻の日常と、夫婦の機微が、老年を迎えた私に響いたと思います。多田の新しい恋を予感させる女性が登場したりで、続編も気になります。初版は2011年10月の刊行でしたが、文庫本のカバーからして昭和の匂い。濃厚な人間関係やチェーン店ではない路地裏の懐かしさと、登場人物の今の時代にも繋がるような孤独感が、今初めて読んでも新鮮だったのかもしれません。

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    2025年11月28日
  • 神去なあなあ夜話

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    ネタバレ

    神去村に来て1年が経ち、村での生活や仕事にも慣れてきた勇気。
    今作ではそんな勇気と直紀の恋の行方を軸に、村の成り立ちや、飯田夫妻の馴れ初め、ヨキと清一の過去などが描かれて読み応えがあった。
    2作続けて読んだのでキャラたちへの愛着も湧き、読み終わるのが少し寂しかった。

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    2025年11月24日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    高校を卒業した主人公が教師と親に林業の世界へと送り込まれてしまい、そこで出会う人々や毎日の山での仕事の中で成長していく物語。
    確かに「なあなあ」の精神で生活できたら、もっと肩の力が抜けていいのかも。忙しない街中から山里へ足を向けたくなりました。

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    2025年11月24日
  • エレジーは流れない

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    男子高校生たちの日常やその中で巻き起こる事件の数々。
    会話のテンポがよくおもしろい。日常は続いていく。

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    2025年11月24日
  • ののはな通信

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    最初ちょっとエロすぎて驚いてしまった、、!
    手紙だけでストーリーが繰り広げられるのが、面白い。
    途中で途切れながらも、ずっと相手のことを忘れずにやり取りができるのって素敵だなあ

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    2025年11月21日
  • 愛なき世界(下)

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    ネタバレ

    全然分野や手法が違いつつも、一応大学院で研究をしている身としては、あるあるが散りばめてあったり、研究に打ち込みすぎて他のことがゆるゆるになる人たちがしっかり描かれていたりして、すごく落ち着く空間だった。そこに、藤丸という異分子が入ることで、より親しみやすい空気が作られている気がする。研究対象に自分なりに関心を持つ藤丸も素敵だった。色んな人に読んでほしい本。

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    2025年11月21日
  • お友だちからお願いします

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    三浦しをんさんのエッセイ集
    想像どおり、いやそれ以上の面白さで笑い転げた。

    笑いのツボにハマり過ぎて読み終わるのが勿体無いほど。そして時々しみじみと考えさせられる真面目な作品もチラホラ。
    あっ、チラホラとか言ってすみません。
    でも殆どがおもろ〜だったのだ。
    やはり言葉選びのセンスと、話の落とし所の匙加減が絶妙だ。

    作者とは年齢が近いこともあって、ついつい友達になったかの様な感覚に陥ってしまった。
    「わくわく動物ランド」とか毎週みてたし。
    私の故郷へも旅行されてたし。(また勝手な親近感)

    頻繁に登場するご両親との仲の良さも、気取りがなくて素敵だ。お父様は有名な方だが、私はイメルダ夫人の方が気になって仕方ない。笑

    おわりに・・・で読者への問いかけがあったが、
    私はもちろんお友達以上になりたい!!
    というか、雲の上のような人気作家さんなので友達なんて滅相もないのだが。

    三浦しをんさんの益々ファンになり、これから先も読み続けていきたいと思った。
    落ち込んだ時や、元気になりたい時にオススメ!

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    2025年11月14日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    アドレナリンジャンキー、口論好き、脳が活性化
    物事を一歩引いて俯瞰的に見ること、馬鹿にしていると言われる、そこに皮肉が入っているなら確かにわざと馬鹿にしていると思う、そうでないなら感情的になっている自分の理屈が馬鹿だと気づいている人間の発言、あ、でもこれって馬鹿にしてるのか?
    理屈型の人間が感情型の人間を馬鹿にする構図はどうしても起こるのでは。
    だからこそ、馬鹿にされないためには常に冷静でいること。

    "食卓を囲みながら、私は思った。図太くも地道なその行為が、だれかとともに生きるということなのだ。"

    実は毎日は変化の繰り返し。人は、景色は、変わっていく。

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    2025年11月11日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    どの作品もさくっと読めるけど、登場人物の人生と重ねて考えられる余韻があった。私はななつ星に誰とどんなときに乗りたいだろうと考えた。

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    2025年11月09日
  • 仏果を得ず

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    人形浄瑠璃・文楽の舞台に立つ男たちの話。義太夫に人生のすべてを捧げる、恋人は二番目という健の人生を追って、芸事に人生をかける姿勢に尊敬の念が出ます。人形浄瑠璃に限らず、歌舞伎、俳優、声優等誰かを演じる仕事では、その役の「人生」を深く理解しなくてはならない。深く理解するには仕事への情熱が必要だと感じました。
    真智もミラちゃんも結構肉食というかグイグイで、これが大阪人か!?ってなりましたw 自分が接したことのないタイプに触れられるのも読書の醍醐味〜

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    2025年11月08日
  • 天国旅行

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    心中をテーマにした短編集。
    生と死の境があやふやになり、対極にあると思っていたものが何より近しく感じられた。その選択は彼らだけのもの。苦しみの中で手を伸ばした先に救いがありますように、ただそれだけを祈る。寂しさよりもほのかに希望を感じるお話でした。

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    2025年11月02日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    社史編纂室のメンバーが個性的で、楽しく読めました。社史作りのお仕事もので終わるのかと思いきや、会社のかつての暗部に迫る内容もあり、若干、意外でした。ただ同人誌の活動がオタクで、その活動をしていることを隠さないという気持ちは、そんなものなのかなぁと、あまりピンときませんでしたが。ラストはもう少しスッキリ、悪を討伐!てな感じになれば良かったのですが、淡々と終わったという印象です。

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    2025年11月02日
  • エレジーは流れない

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    寂れかけた温泉街を舞台に
    高校生たちの青春を描く。

    父親がいなく、母親がふたりいる。
    そんな自分の存在に悩みながらも仲間たちと
    ドタバタ過ごす、青春譚

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    2025年10月29日