三浦しをんのレビュー一覧
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ネタバレ大好きな三浦しをんのエッセイ。なんか前作より笑えたような。前作は昔ほど面白くなくなったと思ってたのに。あ、今調べたら前作じゃなくて、「好きになってしまいました」という違うエッセイ本のことだった。特に『シャッポを脱いだ』という表記に噴き出した。我が祖父がよく言ってたシャッポ。調べたら一応脱帽と同じ意味で出てたけど、これが本当にある慣用句だったとは。EXILE一族やバクチクが好きなのは知ってたけど、キンキキッズも好きだったんだなぁ。あとぬいぐるみ。ピカチュウのぬいぐるみにそんなに夢中になっていたとは。同世代でオタク気質、親の老化のこととか、共感できることはたくさんあるけど、やっぱ好きになるものの趣
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時代背景は江戸と決めつけていたが、パソコンや携帯が登場する現代だった。
物語の舞台は、東京都墨田区Y町。
東京大空襲で焼け野原となり、すっかり作り替えられた町だ。
私の住まいは、空襲からは逃れて昔のままの路地だらけの場所だが同じ墨田区で、時々出かける場所なので直ぐに映像化できた。
近所のよく知っている場所がしばしば登場する、宮部みゆきさんの作品を読んでいる錯覚もした。
幼い頃から隅田川と荒川に挟まれた、水路が張り巡らされた下町に暮らしている国政と源二郎という名の爺さんが主役の話だった。
小銭を稼ぐために上野公園で路上販売しているのをヤクザに見つかり、上野動物園に逃げ込む場面があって国政は -
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のっけから失礼しますのBAILAエッセイからの第二段。のっけ~の自分の感想をみてきた、今回とほぼ一緒の感想である。
もう何度も電車でグヘヘと気持ち悪い声を洩らしてしまったよ。やめておくれよ。
月一の雑誌に月一のネタを盛り込む位には、しをんさんの日常には腹痛い話があるようだ。
自分のログをみると、しをんさん作品9冊もヒットしてきてえ?私はしをんさんのファンなのか。小説は内容もなんとなく記憶してるから気に入ってるようだ。私の読んだしをんさんの小説はシッカリ調べあげた上でお書きになっている印象。
エッセイはそんな小説とは違ってウカレポンチだwまじで笑える。
ただ、これが笑えるのは読者層として -
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発展途上の「バカで」愛すべき高校生たちのお話。でも、仕事に就いて、家庭をもって、親になって…と、次々にいろんな立場、責任が、しがらみが付いてきても、生涯、発展途上は要求される。ただ、質が変わってくるだけで。
土器の窃盗、しかも「高校生の作品」、公認の二人の母など、そういったすったもんだがストーリーに軽重を付けることでフィクション色が濃くなり、しがらみだらけの私でも(大人でも?)苦しまずに読めた。
「すぐ夢の話」をする大人。まさしく私がそうだ。怜たちと同じ年代の我が息子に偉そうに講釈を垂れながら、当時の私も夢なんてなかった。夢があり、夢に邁進する友達を見て、自分に自分が圧をかけていたけれど、夢が