三浦しをんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
全国津々浦々、少しニッチなテーマを扱う博物館紹介本。
秘宝館をはじめ、ボタンやメガネなど、いろんなテーマの博物館があるものなのだなあと感心するとともに、三浦しをん節を味わう。
今回は何より解説を読んで納得。なるほどなるほど。三浦しをんって対談とかそういうの上手な人なんだね!なんだかわかるよ。人とのやりとりが生き生きしてるもの。
ボタン博物館に行きたい&熱海の秘宝館は一度行かねばと思っております!
個人的に、性具や性愛関係はなぜか色々博物館へ行っておりまして…チェコはプラハのセックス博物館や中国は上海近郊の性愛博物館など。怪しげかと思いきや、かなり真面目に性を取り扱っていて、お国柄がわかって面白いんだよね〜。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻に引き続き、植物学研究のやり方を詳細に教えてくれて、大変興味深い。四重変異体作り方やPCR検査のやり方など、文系の生物好きにはたまらない。シロイヌナズナについて詳しくなれた気がする。
物語としては長い割に「転」の部分がなくて淡々とした印象があるけれど、キャラクターが良いので楽しく読める。真面目な本村、死神教授の松田、頼れる川井、姉御肌の岩間、サボテン加藤と個性的な研究室の面々。何かを熱心に愛する人は、やはり魅力的だなぁと思うし、彼らに混じって研究してみたくなる。
そして何より、藤丸のカラッとした性格によってジメジメしたものがなく暖かい物語になっている。フラ丸くんに幸あれ。 -
Posted by ブクログ
女子校小説。
三人の少女の目線で語られるミッション系女子校の話。シスターフッドという言葉から想像するものとは少し違うかもしれないけれど、女子高校生たちの自他へ向ける眼差しが、緻密にリアルに描かれている。
年頃なので愛や性についても赤裸々に語られているんだけれど、三人ともけっこう独特で、感情移入がしづらい。特に淑子。
三浦しをん作品は、小説もエッセイもハイテンションな陽寄りのものばかり読んできたので、「どうした!三浦しをん!!」と言いたくなるくらい雰囲気が違ってタジタジ。
三浦さん、ミッション系女子校出身だもんね。なんかのエッセイで「カーストはなく、離小島がいくつか存在している感じ」と書いていたことを少しシリアスに描いた感じかな。確か幼稚園から大学までのお嬢様学校で、超絶お金持ちもいたとか書いていた気もする。そのエッセイで描かれる女子高生像との差がすごいな!
ネタバレすると、痴漢や性暴力をイメージさせる描写が出てきます。そして淑子の場合は教師との恋愛。私は高校生以下と教師の恋愛ってけっこう地雷なんですが、本作は教師が地雷を踏み抜くクズ男でして…。どんな理由があっても、未成年に手を出しちゃいかんぜよ!というイライラを腹に溜めながら読みました。