三浦しをんのレビュー一覧

  • 天国旅行

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    天国旅行というタイトルに惹かれて開きました。
    想像していた作品とは真逆で、重たい描写にかなり体力を吸われました。
    心中をテーマにした短編集だと読み終わってから知りました。一見、死にフォーカスした作品思えますが、どの話でも生がありありと描かれていて印象的でした。
    三浦しをん先生の文章が好きです。

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    2025年09月05日
  • 神去なあなあ夜話

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    面白かったー‼︎
    ヨキや清一さんの苦しい過去も明らかになり、
    勇輝の恋愛事情もどんどん進み、
    「夜話」というに相応しいドキドキ展開。

    続編があればきっとまた読みたくなるシリーズ。

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    2025年09月03日
  • 光

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    面白かった。それぞれの欲が交錯し、過去が神聖化され、罪や欲や想いが正当化されていく様が痛々しかった。津波で島がなくならなければ、みんなそれぞれ平凡な人生を歩んでいけたかもしれない、、、切ない。
    生き残った者たちにあったのは、絆ではなく、執着と憎しみ。人間の心のうちは誰も分からないものだ。生き残ってよかったのか悪かったのか。壮大なストーリーだが、根っこは私達の中にもある普遍的な欲や執着や自己正当化という普遍的なものであると思う。だからこそ、深く刺さる。

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    2025年08月28日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキー「罪と罰」を読まずに4人の作家が読書会を開き内容を推測し合う話

    4人の作家たちがヒントを手掛かりに自由に推測、思ったままを言い合うのがこの本の面白さ

    ほんの少しの話の断片のヒントから作家流に「わたしならこういう筋書き、こういう流れにする」とか想像力が半端なく広がる

    いったいどんな物語なのか
    期待に胸を膨らませ、夢中になって「ああでもない、こうでもない」と語り合う

    そして読んだあとにまた集まって
    読後座談会

    私は読んだあとにこの本を手にしたが、作家たちの当たらずとも遠くなく、話が横道にそれることもしばしばあるにもかかわらず、ちょっとのヒントで軌道修正してくる様子に感嘆し

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    2025年08月26日
  • ののはな通信

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    ネタバレ

    タイトルからほっこり系のお話かと思いきや…
    ののの言葉に共感できることが多かったです
    魂の片割れとも思える存在を知った人の、「だれかを愛し、だれかに愛されるにふさわしい人間になるべく…」という言葉の重み

    後半に行くまでは好みじゃないかもと思いましたが、2人の人生を見守るにつれて終わらないで欲しいと感じるようになりました

    辻村さんの解説も素敵でした

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    2025年08月20日
  • 仏果を得ず

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    何という爽やかな読後感。文楽というあまりなじみのない世界なのですが、そこの人間関係が面白い。師匠のライバルに弟子入りするくだりは、なかなか熱いです。

    文楽の登場人物の解釈に悩む主人公。そのヒントが日常の出来事にあったり、逆に日常の悩みに文楽が絡んできたりと、文楽の筋や登場人物に日常が絡んでいく展開が素晴らしい。

    「心中天の網島」が特によかったなぁ。文楽に興味を持つことができました。

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    2025年08月18日
  • しんがりで寝ています

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    2025年22冊目。
    いゃあー、面白い!!!
    特にピカチュウのバスマットには大爆笑。何度、震えながら笑ったことか…
    「なんてことのない日常」は素晴らしい!帯の言葉通りだ。続編、震えて待つ!!!

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    2025年08月17日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    爽やか青春ものというより、しっかり人間模様が書かれた大学生のスポーツ物語 かなり人気の作品のようで、何回も重版されているようだった。文章も歯がゆい部分が全くないので、言葉、セリフに現実感がかなりあるこら読みやすい。この手の青春ものは歯が浮くようなセリフが多いが、作者の文章力と見解はかなり大人な感じ。

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    2026年03月14日
  • 愛なき世界(下)

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    話は淡々と進み知らない用語は特別付録で調べて植物学、研究についてちょっと学ぶ事が出来ます。
    物語的にはまだまだこれからも主人公は変わらず植物の研究を続けていくのだろうで終わります。もう1人の主人公とはハッピーエンドにはならなくてそれがかえって良かったです。
    本当の主役は植物だった?その植物に関わる人達のお話もあります。
    と、そんな感じの小説でした。

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    2025年08月16日
  • 愛なき世界(上)

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    植物の世界は愛のない世界という言葉に妙に納得。
    それに対比して恋だの愛だのに振り回される人間の世界。
    どちらがいいということはないけれど、植物は植物ですごいし、人間は人間でだからこそ幸せを感じることができるのかなぁと感じました。

    この後、本村が愛のある世界へ行くことができるのか、続きが気になります。

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    2025年08月12日
  • 愛なき世界(下)

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    前半は涙が出てしまった。
    途中は解析器のイメージがつきにくいものの、研究結果が気になり読み進めることができた。
    終わりが皆幸せだったらもっとよかったな。
    全体的に「舟を編む」と雰囲気は似ている。良い作品だと思う。

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    2025年08月11日
  • のっけから失礼します

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    移動中の電車内で読んだのだけれど、これは公共の場で読むものではなかった。
    何度も吹き出しそうになり、必死に本で顔を隠しながら肩を震わせた。完全に不審者である。

    好きなものにまっすぐなオタクぶりと周りには愉快なご家族、歯医者さん。
    なんでもない日常がどうしてこんなにも面白いのだろう。
    しをんさんの見ている世界はこんなにも愉快で楽しいのか。なんて素敵なんだ。

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    2025年08月06日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    ネタバレ

    3部作の完結編。今までしっかりとは明かされていなかった行天の過去が明らかになり、それと関係した新たな問題が生まれる。1作目の頃と比べると多田と行天の関係は、お互いがお互いにとってなくてはならないものになり、2人が交わったことで2人ともが前に進めるようになった感じがして、読んでいてほっこりした。

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    2025年08月05日
  • まほろ駅前番外地

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    思い出の銀幕が好き。

    ・菊子は行天に会って、策略と駆け引きを知った。つまるところ、恋を知ったのだった。

    ・一生、あの気持ちを知らずに過ごすひともいるだろうが、私は知ってよかったと思ってるよ。
    恋のことだけじゃなくて、あらゆること、嬉しい出来事も悲しい出来事も
    こうやって言えるように生きていきたい

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    2025年08月04日
  • 好きになってしまいました。

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    文章のリズムが軽快で、まさに三浦しをんさんを目の前にして話を伺っているようでした。情景が浮かぶほど、出来事の描写が細かくて面白かったです。

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    2025年07月29日
  • まほろ駅前番外地

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。色んな人の視点からのお話が散りばめられていて、行天と多田以外の人も好きになれる、まさに番外編なお話。そんな中でもやっぱり二人の過去に潜む闇が見え隠れしていて、そこは次の作品でさらに明らかになっていくんだろうと思った。

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    2025年07月29日
  • 愛なき世界(上)

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    久しぶりの三浦しをんさんの作品。
    帯にも書かれているけれども読んですぐに本のタイトルの意味が分かった。
    花や植物はこの歳になって少しは興味を持ち知るようになりましたが、植物の研究のような事は全く知らず用語が少し難しい物もありますが楽しく読めました。
    読み終えてから気づきましたが最後に特別付録があり用語解説が書かれています。
    先に知っておきたかったです。

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    2025年07月29日
  • 光

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    ネタバレ

    光なんてどこにもない物語だった!
    与えられた暴力は日常に潜み、密かにこちらを狙い、知らぬ間に表出する。この作品の暴力性の始まりである島一面に咲いた椿という花を名付けられた子どもは、将来どうなってしまうのだろう。途中で発生する椿に襲いかかった悲劇も、「暴力はめぐる」というテーマの底気味悪さがじっとりと染み付いてた。

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    2025年07月28日
  • 政と源

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    おじいさんの幼なじみ
    ニコイチってこんな感じ?
    足りないところを補うとかそんなくさい関係じゃないけど、必要不可欠な存在。素敵だと思った
    あとは気持ちを正直に伝える大切さ、素直になる大切さを感じた

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    2025年07月27日
  • ぐるぐる♡博物館

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    人間って、面白い…!しをんさんも面白い!

    著者・三浦しをんさんが様々な博物館を訪ねた記録。なんでそこ?と思えど、どの博物館も非常に興味がわいた。特に奇石博物館は行きたい。
    旅行に行っても興味ないからなぁと素通りしがちなニッチな博物館も一歩足を踏み入れると、その博物館を作ろうとし、維持する方の熱意が伝わるのかもしれない。フラっと旅行に行きたい!そんな行動力と色々知りたいという好奇心が刺激される面白い一冊。

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    2025年07月21日