三浦しをんのレビュー一覧

  • まほろ駅前番外地

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    多田と行天を、彼らの目線でなくその依頼人に語らせる建て付けになっています。
    版画のように、2人の心の機微が客観的に語られ、浮かび出てきますが、1番深く核心に迫ったのは最後の「なごりの月」でしょう。

    月は明るい部分しか見えないけれど、影の部分にも月はあり全体を構成している。
    多田にとってはそれは最初の結婚であり、行天では子供時代の虐待と思われる。
    それが、最後の最後に、2歳の幼児という語らない客によって浮き彫りにされる構成が、すごいと思いました。

    当然ながら続編も読みます。

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    2025年05月07日
  • 天国旅行

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    どの短編集もホラー味あり結構ゾクゾクした。
    特に印象的だったのは、前世の夢に囚われた理沙のエピソード。執着心が怖かったし、最後どういった末路を迎えるのか怖くなった。

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    2025年05月05日
  • 黄金の丘で君と転げまわりたいのだ 進め マイワイン道!

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    ワイン初心者向け!
    中々楽しいワイン丁稚たちのワインお勉強。飲み頃の温度とか合う料理とか、面白かったなぁ❤️
    色々呑み比べてみようっと

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    2025年05月04日
  • ロマンス小説の七日間

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    「恋愛小説を」という発注だけで、どしたらこんなおもしろい構想が浮かぶのか。
    しをん風の中世騎士のロマンス小説。その美文に酔いしれる。それと交互にくる現実の恋愛、いまここの人間関係。その落差、そのメリハリの巧さ。7というキリのいい日数、1日あたりのページ数もきっちり同じ。職人芸というべきか。
    三浦しをん、27歳の時の作品。彼女にとっては初期の作品。エンタメ小説として読めるが、水を得た魚のごとく、一番エンタメしているのが著者本人のような気がする。

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    2025年05月03日
  • 愛なき世界(下)

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    ネタバレ

    愛ある世界だったな〜〜
    研究室のみんなの関係や藤丸と本村さんの関係、藤丸と円谷の関係も出てくる人全員素敵だった。
    2回目の告白でもくっつくんじゃなくて、なんか本村さんならこうなんだろうなみたいな上手く言えないけど解釈一致(もおかしいけど、、、)というか、、
    実験のところはドキドキしたりみんなの会話にふふってなったり楽しくてこの作品に出会えてよかったな


    大学の研究は分野も違ったけどPCRとか電気泳動、ボルテックスとか懐かしくなった
    にしても大学院の研究って本当にめちゃめちゃ大変でゴールが見えない道を進み続けることなんだな〜と研究室のみんなを尊敬
    私は大学の卒論の研究だけでも精一杯だったしこん

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    2025年05月01日
  • 愛なき世界(上)

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    植物、恋愛と大好きなキーワードと素敵な装丁に惹かれて購入

    大学時代の生物とか実験を思い出したり植物の奥深さとか壮大さを感じたり
    藤丸の人柄に癒されたり本村さんの心情、研究室のみんなの言動にふふってなったり
    本当に楽しくて一気読みしてしまった

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    2025年05月01日
  • 政と源

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    同じクラスで初めて出会ったら仲良くならなかったかもしれない正反対な性格の2人
    70年以上も同じ町で過ごして、来年の桜について一緒に語る幼なじみっていいなぁ

    しをんさんの描く「愛」にいつも心が暖かくなります

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    2025年04月30日
  • しんがりで寝ています

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    こんなさくらももこみたいな人だったとは!
    大体タイトルからウケる。しんがりで寝るな笑
    軽く読むつもりだったので少しだけ長く感じた。

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    2025年04月27日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    子ども?の悩みを起点として
    関係がありそうな話だったり
    なんでそんな話が始まったの?
    みたいな視点から思いもよらぬ
    結論のようなものを導きだす
    作家の皆さんに脱帽。

    子どもに相談されたら
    これぐらいのふわーっとした
    ベリーロールで華麗な着地を見せる
    解決策を提示したいものだ

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    2025年04月24日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことがない4人が内容の妄想を繰り広げる。
    1ページ解禁しただけで4人の推理が止まらない。
    で、読むんかい!
    この企画を書籍化、さらに文庫化してくれたことがありがたい。

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    2025年04月19日
  • ののはな通信

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    横浜のミッション系お嬢様校でであったののとはなの間の往復書簡。
    クールなののと天真爛漫なはな、正反対ながらも心通わせる二人。やがてとあるきっかけで別離するが、再び手紙のやりとりを始める。思春期の熱く激しい感情の応酬以上に、年月を重ね心理的にも物理的にも距離が開いた二人の互いを標に進む姿が眩しい。おとぎ話のような「運命の相手」ではなく、「運命を作る相手」ともいえる、昭和の終わりから二十年以上にわたる二人の年月を綴る。

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    2025年04月19日
  • 夢のような幸福(新潮文庫)

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    出てくる映画や漫画はやっぱりわからないけれど、それでもやっぱり面白い(笑)
    1番好きだったのはお友達のGさんと沖縄旅行に行く話(笑)
    ベッドカバーのみをみてホテルを決めるのもさすがだと思ったけど、その旅行前の準備として水着を買いにいくくだりは電車で読むのは危険レベル!笑
    しをんさん、でっかいグンゼパンツをはいていて、試着のビキニから下着がはみ出て...w
    その後もタンクトップの脇からあふれるお肉にww
    その当時2002年はタンキニってタンクトップビキニが流行ってたんだって!

    他にも家族との会話もやっぱり面白いし、
    また別のお友達がパンパースのパンパくんにファンレターを書く話など周りのお友達た

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    2025年04月13日
  • 墨のゆらめき

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    引っ越す友達に送る手紙、彼氏に愛想を尽かしてもらうために送る手紙。ホテルマンが文面を考え、書道家がプリンターとして描いて出力するタッグの物語。小川糸さんの「ツバキ文具店」みたいな感じかな〜、いや、砥上裕將さんの「線は、僕を描く」の圧巻の筆さばきみたいな感じかな〜と勝手に予想してました(´-`).。oO
    結局、三浦しをんさんの書くエッセイが、コミカルでエキセントリックだったのを思い出します。うまい棒の件もパンダの話も面白かったのに、すっかり後半の展開へ持っていかれてしまった(笑)

    『なにが「線路沿い」だ。こんな事態があっていいのか。五叉路の中のどれが正解だ?「とおだかおるうぅぅ~!」独り言にし

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    2025年04月13日
  • 木暮荘物語

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    二階建てアパート木暮荘の住人とその関係者が主人公の連作短編集。壁が薄く、古いアパートだから隠し事ができるような環境じゃなく 嫌でも目に入ってしまう、聞こえてしまうからこその、人間模様。 たまたま、今住んでいる人たちの出来事が絡み合って、関わりができて 居心地の良い場所が、できあがる。一番面白かったのはアパートの大家である木暮老人の話。あとは一見ちゃらんぽらんな女子大生光子の話は悲しいエンディングが心に残った。

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    2025年04月11日
  • 愛なき世界(下)

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    解説で伊予原さんが書かれているように、物語の舞台は植物という愛のない世界の研究者たちだが、登場人物たちは愛に溢れている。食堂の師弟関係も研究室の人間関係も愛でいっぱいだ。植物を育ててみよう。

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    2025年04月10日
  • 木暮荘物語

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    おかしくて、愉快で、温かい。
    変人だらけだな〜と思いながらも、だんだん逆に普通って何かと自分に問いかけたくなる。
    とにかく退屈ない日常が楽しい。

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    2025年04月10日
  • しんがりで寝ています

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    所々で笑わせていただきましたが、以下の箇所に同感いたしました。「なかには二度と取り戻せぬもの、取り返しがつかぬものもあるが、それはそれでいいのではないかという気がする。すべて満たされ、悔いがひとつもない一生なんて、もしあったとしたらきっと退屈だろう。」

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    2025年04月10日
  • エレジーは流れない

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    最初はなかなか進まなかったが読み終わった後の爽快感が心地よかった。
    高校生の時ってこういうことに悩んでいたなぁとかこういうこと感じたなぁと懐かしくなる作品。
    各キャラクターも魅力的。
    わたしは伊都子さんが好きでした。素敵な大人の女性だった。

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    2025年04月10日
  • 天国旅行

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    三浦しをんにしては珍しく暗い作品。「心中」がテーマの短編集。

    どれもユーモアを削ぎ落とした淡々とした文体で、ラストもどうなったのか、どうなるのかわからないモヤモヤさを残したものが多い。その結末を希望を思って思い描くか不吉なものを感じるかは読む人によるだろうなと思う。私は希望的観測をしたい方だけど、これは…というものもいくつか。

    個人的にけっこう怖いと感じる作品もあって、三浦作品って明るくて笑えるばかりじゃないんだ!と当たり前のことに気づいた。普段読んでるエッセイではおバカ丸出し(いい意味で)だからなあ、しをんくん。

    明るい話を期待して読み始めちゃったけれど、これはこれとして、表現や話の持

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    2025年04月10日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    やっぱり三浦しをんさんは面白い!
    ちょうど角田光代さんの読書本と同時に読んでいたから、全くタイプが違ってて、
    個性がより強く感じられた。

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    2025年04月09日