あらすじ
お酒は大好きだけど銘柄や産地なんて覚えられない! そんな超初級者・三浦しをんがワインのスペシャリストに入門。「ワインの味が3割増しになるグラスとは?」「どんな料理とも相性バツグンの万能ワインって?」「好みのブドウの品種を見つけたら、大ハズレはない!」など、目からウロコのレッスンを通して自分好みのおいしいワインを見つけられるようになる、面白くて役に立つ一冊。巻末には著者ふたりによる対談を収録。
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三浦しをん、ついにワインの本場ブルゴーニュのコート・ドールに出かけ、ぶどうを摘み、醸造所を見学し、デギュスタシオンをした、その紀行文なのかと思いきや、そうではなかった。黄金の丘を転げまわり「たい」だった。
ワイン講座、全17回、充実の480ページ。三浦しをんを含む丁稚5人、ワインソムリエの岡本麻理恵先生からワインのすべてを教わるという企画。座学だけでなく、ワインを見て、嗅いで、味わって、酔う。毎回の本数は2~7本。数えてみると、試飲したのは全部で55本!
しっかり読むと、ワインの産地、色、値段、香り、味、適温、そしてぶどうの品種や料理とのマリアージュの知識が身につく。
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黄金の丘とは、コート・ドール……ブルゴーニュ地方のブドウ畑のことだった。酒好きのしをん嬢ならではの題名。共著者・岡元先生の解説によると、足掛け5年の長期取材? となった本書は、敷居が高く奥深いワインの世界を、初心者のしをん嬢と編集者が丁稚となって岡元先生から教えを乞うスタイルで、非常に分かりやすく作られている。自分もお酒は好きだが、ワインは(いや他の酒類も)こだわりなく飲んでいる。これからはワインの産地やブドウの酒類を、今までよりよく見て選ぼうかな。
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初心者にわかりやすくワインの楽しみ方を教えてくれる本。ほんとに参考になった。強烈な4人のモニタとは別の感覚で、一部のワインを実際に飲んだりしながら楽しく読めた。産地、ブドウ種、樽、グラス、など多くの視点で新知識を得られたのもうれしい。値段の違いについてはいまだ不明(高いワイン同士の比較はいろいろ厳しい)だが。
最後の先生の講座も良い。こういう解説だとしっくりくるという文章。工学系でこのようなタッチのものがあれば良いのだが・・・
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三浦さんはやっぱりハードルなんて気にせず楽しもうよ!と格式高いイメージを払拭するのが本当にうまい。
それはやっぱり文章から三浦さん自身が楽しんでいるのが伝わってくるから。
もう一つは、三浦さんや丁稚一同がダメダメなところを隠さず(というかそれ中心に)にしているところ。
アスパラ香!
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三浦しをん先生のエッセイが好きで、ワインにも興味ある方にはすごくオススメの一冊。三浦先生始めワイン初心者の方達がワインも飲み岡本先生が解説。しをん先生の文章はコミカルで面白いし、ワインについても勉強出来て一石二鳥です。
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初読。もっぱらウィスキー、時々焼酎を飲む私は、まずワインを飲まない。この本をしぶしぶ手に取ったのはひとえに三浦しをんさんが書いてるから。ワインなんて面倒くさいしうさんくさいと思っている私でも、しをんさんのおかげで楽しめる。酒飲んで酔っぱらってるだけだろ!って突っ込みながら、ワインもなかなか悪くないんじゃない?って感じさせてくれる。もちろん、入門書としても十分な知識が得られる。(多分・・・。)役に立つかどうかはワインを飲むかどうかによるけど、酒飲みなら共感できるところがいっぱい。
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試飲や岡本先生の講義でワインを学ぶというもの。
シャンパンとスパークリングワインの違いがわかったり、ブドウの品種について学べたりして面白かった。
泡の違い、樽の違い、作り手の違い…ワインの奥深さを垣間見ました。
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ワインの魅力についてほんの少しだけ触れることができた気がする。ただ、プロでも分からないような世界なのであれば、正直私のようながさつな人間には一生かけてもワインを産地で当てるなどできないのだろうなと思った。
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ワインってこうやって感じて、味わって、楽しむんだ、と言うことが理解できる本。
実際に勉強していく過程が楽しく描かれていて読みやすいが、思ったよりも真面目な本だった。
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最近ワインにはまり始めたので、お勉強の意味もこめて読む。
中身は本当に初心者向け。ワインについての実用書を読むよりは楽しく読める。
あーしおんさんと同じと思ったのは、銘柄名が全く覚えられないこと。だいたいワインの名前は長すぎ。
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しをんさんと岡元麻理恵先生のワインの本。初心者向けであり、しをんさんの文章で砕けた感じで面白く書いてあります。しをんさんの酒豪っぷりや勉強会の和気あいあいさがとても伝わってきます。こんな会があったら私も是非参加してみたいです。ワインを固くならずに味わえる為の知識の本かもしれませんね。味を表現するところがなかなか興味深かったです。
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娘が送ってくれた本。
ワインを楽しむという観点で、ワインのうんちくを教えてくれる。
以下は、娘に送った読後感。
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私は、自分が好みのワインが分かればいいと思っていることが分かった。
お母さんと好みが合わないのも当然ということが分かった。
白はシャブリとかマコンとか好きだと思っているワインがあるが、それがブルゴーニュにあることがわかった。
赤は年によって違いがあって、いいと思ったワインを翌年頼むとイマイチだったりするが、ブドウの収穫年をもっと気にするべきということが分かった。
適温で保存することの他に、適温で提供することの大事さが分かった(→ワインセラーを買おう!)。
あとは、こういうスタイルで授業すればいいのかなというか。楽しく学ぶって、こういうことかなと思いました。
感じて、クイズに答えて、知識を少し得る。
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作家三浦しをんさんと、先生である岡本麻理さんと出版社から選ばれた数名のワインを楽しむ旅でした。
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初心者向けのワイン講座でした。ワインを勉強するのに憧れるけどこれ読んで無理ーってなる。
銘柄は本当に発音もできないし意味不明だし。
せめて好みのワインがわかるようになりたいものよ。
Posted by ブクログ
超初心者向けワインの手引き書
エッセイとしても読みやすく、薀蓄が詰まっていて、こう、賢くなった、気になれる?本
岡本先生の破滅的な絵とKさんの破壊的表現をもっと楽しみたかった
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三浦しをんさん含むポプラ社社員の皆さまが、ワイン丁稚として、岡元麻理恵先生の講義を受け、立派なワイン舌を形成するべく努力した姿を描きつつ、一見難しいイメージのある、ワインの入門解説本。どのグラスで飲めば美味しいのか、 赤と白の違いは?シャンパンとは?ワインの選び方、ワインと相性のよい食べ物は?など、講義で名前を伏せられたワインの概要、ワイン丁稚たちの体験と、岡元先生の解説という流れで進んでいく本です。長い名前は覚えられなかったけど、ちょっと自分のお気に入りのワインを探してみたくなる一冊かなと思います。
Posted by ブクログ
ワインに関することを三浦しをんさんが実践し、岡元先生が解説するという文庫本です。
私はまったく飲めない下戸なのですが、ワインのあだ名が
面白かったです。
結局みんな飲んでいるだけになっていたようですが・・・。