三浦しをんのレビュー一覧
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ネタバレいやー、オモシロかった〜(笑)
まえがきの「蝶ネクタイ+ループタイ」の男性のエピソードを読んだら、すぐに、これ!これ!ってなる。
スターウォーズのエピソード(古い)もオモシロい。隣にダース・ベイダー…KinKi Kidsへの理想の持ち方…オダジョーへの愛情…(メゾンドヒミコ観たい)
ジョジョへの愛情…『ロンドン!』
三浦しをんのエッセイを読むといつも漫画を読みたくなる…
わたしは本ばかり読んで漫画を読まず、人生損してるんじゃないかと思う
読もう読もういろんな漫画を…!
カツラ山も面白かった…謎の人がいたらそれを落語にしてしまおうという思考回路がもう素敵…! -
Posted by ブクログ
何故かモテる大学教授を好きな女性たちの連作短編集
以下、公式のあらすじ
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私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。
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収録は以下6編
結晶
残骸
予言
水葬
冷血
家路
古代王朝の研 -
Posted by ブクログ
ネタバレいや~、「ページをめくる手がとまらない」という意味では、これまた面白かったです。
閉鎖的で、なんだか伝統や土着の風習や信仰に囚われたままの島、「あれ」がでたという噂、「持念兄弟」って何よ、悟史が見てしまう「不思議」とは、いや、わりと早い段階で「あれ」が姿現したな、と思ったら、悪戯か?!、荒太と犬丸は限りなく怪しいやろ、と、どんどんどんどん疑問が湧いてくるので読む手が止まりませんでした。ホラーのような、ミステリーのような、ひと夏の冒険という感じのような・・・この小説を一言で表すのは難しいです。
三浦しをんさんって、読む本読む本で全く違う顔を見せてくれる作家さんだと思いました。共感してくださる人 -
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『きみはポラリス』で三浦しをんを知り、2冊目に手に取った作品がこちらです。私は男性同士の友人以上の関係性に萌えを感じるいわゆる腐女子なのですが、この作品の瀬名垣と真志喜のつかず離れずな焦ったい関係性にも例に漏れず興奮しながら読んでおりました。特に大きな出来事が起こるわけではないですが、2人の主人公がそれぞれ相手と古本とそして過去の罪と向き合っていく過程が、美しく繊細で、どこか官能的な文章で綴られた物語。大きく2部構成になっていて、後半は主人公2人を側から傍観している第三者の視点で書かれています。物語の山場は前半にあるのですが、この後半がいいんです!瀬名垣の「妬心」とか、真志喜の「熱情(第三者か
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ネタバレ洋食屋さんに勤める主人公(男)と、植物学を研究する院生(教授含む)のお話。
三浦しおんさんの本は、神去なあなあシリーズ以来だったので、何か植物関係の話が多いような気が勝手にしてる。
お話のほうは、ポップな文体で読みやすく、ユーモアがあって飽きさせないなと思った。
本村さんにフラレても必要以上に落ち込まず、本村さんが食べたがった唐揚げを優先したりする藤丸くんが健気。
最後の特別付録がすごく手が込んでる!わかりやすいし。
本宮さんらしき女性と一緒にいる男性は誰だろう。まさかあれが藤丸くんなのか?
私の想像の藤丸くんは若干チャラい感じかと思っていたのに。
上巻の最後の松田教授の不穏な言動も気になる -
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Posted by ブクログ
よかった!まほろ駅前シリーズの初の長編という触れ込みだったけど、なんやかんなで1番楽しかった。自分が愛してもらったことがないから子供に対して何をするかわからない、だから子供が嫌いという言い分な時点で行天は優しいし、それを見抜いている多田との関係性よかった。お互いにお互いへの後ろめたさと、誰かに軽々しく口にできない過去があって、似たもの同士ではあるけど、全然似てなくて。それでもお互いがいない日常ってどうしてたかな、と思うのがもう上質なブロマンスだよね。行天が出ていっちゃったときに、もしかしたらこのまま分かれてしまうかと思ったけど、ちゃんと戻ってきてくれてよかった。いい話だったな。でもやっぱりわた
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Posted by ブクログ
長い時間をかけて読んだ。
ののもはなもポエミーで、少女時代の秘密の恋を神聖化してる感じがどうも苦手だったからだ。
10代で、ましてや男子のいない女子校で運命の恋なんて決めつけるのは早すぎるし、行き過ぎた友情や若気の至りみたいなものだと思っていた。現に二人は割と早く別れてしまうし、はなは結婚してしまう。
後半から一気に面白くなった。
続きが気になって仕方がなかった。
はなの最後の手紙の一文「感謝します。神さまでなくあなたに。」に痺れた。
読み終わった時、とても切ない気分になった。
大人になってまた再会するような陳腐な展開を想像した自分を恥じた。