三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心中をモチーフにしていたと、最後に知った…
心中、もしくは、自ら選び取る死。
最初の「森の奥」から結構ディープで……
最後の「SINK」はぐさりと泣いてしまった。
樹海で首を吊ろうと試みる男と樹海で出会った男。子供の頃夢でみたもうひとつの人生と、自分の人生。焼身自殺を図った高校の先輩。車にて一家心中をした生き残り。たち。
全部が全部気持ちよいおわりかたではなかったけど、いつかは人は死ぬ、ただ自ら死を選ぶことで救われる人もいる。傷つく人もいる。
重い話なのに三浦しをんさんの綺麗な言葉選びで、なんだか重いのに綺麗な物語たちでした。どの話が好きかは選べない、、、 -
Posted by ブクログ
前半は高校生の恋愛のいざこざじゃん!って思ったけど、後半は2人の人生観とかお互いへの愛みたいなのが詰まっててまじで名作!
普段の会話や生活ではなく、お互いしか読まない手紙だからこそ、自分がどう生きたいかとか平和への想いとか考え方とかが整理されて記載されていて、文通スタイルの良さみたいなのを感じました。前半は文通じゃなくて生活を普通に描いて欲しいと思ったけど、後半になって文通スタイルが効いてきていた!!
ののの1人好きだけど寂しがり屋なところ、頭が良すぎて自己完結しがちなところとか、はなのおとなしそうなのにちょっとクレイジーなところとか、すごく具体的にイメージできて、頭の中に2人がいる!笑
2人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
先が気になり過ぎて、立て続けに続編を読む。
曽根田のばあちゃんの「思い出の銀幕」、
若き日のろまんすが、まるで目の前で繰り広げられているかのような色鮮やかさ。
岡夫人の観察も、意外に?繊細、更に洞察力も凄まじく驚く。
岡夫人の穏やかで優しい人柄も垣間見る。
ラストは次に続くような終わり方で、今から楽しみ!
行天の中の氷もきっと少しずつ溶けていくことを願う。
★「岡夫人は観察する」の中から、好きな一文メモ
男女や夫婦や家族といった言葉を超えて、ただなんとなく大事だと感じる気持ち。
とても低温だが、しぶとく持続する、静かな祈りにも似た境地。
諦めと惰性と使命感とほんの少しの暖か