あらすじ
生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ――思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ!(解説・岸本佐知子)
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これはほぼオダ〇〇ジョー、『新選組!』本では?“自分の心が熱くたぎったときが「流行まっただなか」であり、(略)時を選ばぬ熱き奔流こそが「時流」なのだ!”は金言です!
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表紙の可愛らしさに惹かれてブクオフで購入。
しをんさんのエッセイが面白いのはわかってたけど、この古いエッセイもまた面白くて、こうなったら全部読もう!と誓うwww
YouTubeで配信されてた仮面ライダークウガまで観ちゃったよw
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「乙女なげやり」のレビューで「乙女」と「なげやり」の言葉の合体について書いたのだが、今回のタイトルは「桃色トワイライト」だ。
これは、しをんさん曰く「少女漫画タイトルの法則」によるものらしい。
「ひかえめレモン」「恋色メタモルフォーゼ」「ゆびさきミルクティー」「ときめきトゥナイト」「きもちフルムーン」
名詞を二つ重ね合わせると、なんじゃそりゃという珍妙さが生まれる。
そういうことで、意味が分からないが、何となくいかがわしくて、何かが起こりそうな予感の『桃色トワイライト』に決めたそうだ。
三浦しをんさんのエッセイは抜群に面白い。
だが、その面白さを伝える言葉が出てこない。
こんな表現力のなさをもどかしく感じていたら、解説の岸本佐知子さんが的確に書いてくれていたので一部を抜粋する。
---ココカラ→
三浦しをんのエッセイの最大の魅力は、何といってもライブ感だ。
次々に流れては過ぎていく〈今〉をはしっとつかみ取ってくる、その運動神経のよさ。
そうやってつかみとってきた〈今〉にあやまたずツッコミを入れていく、キレキレの言葉芸。
うかうかしていると、思いもよらないときに思いもよらない角度から思いもよらない語彙のツッコミが飛んできて、飲んでいたお茶を盛大に吹くことになる。
←ココマデ---
三浦しをんさんの「爆笑エッセイ」読破を目指して、2005年出版の本作まで達した。
2008年の「悶絶スパイラル」と2012年の「お友だちからお願いします」は読んだので、
次は2009年の「ビロウな話で恐縮です日記」を読みます。
# 最近は2000年~2010年頃の本もよく読んでいる (^-^)♪
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しをん嬢30代直前のエッセイ。BLとオダジョーLOVEの日常に、面白おかしい友人との交友録という安定の爆笑エッセイ。「文楽を見るたびに、いくつもシャッポを脱いでしまう。脱いだシャッポが、そろそろエッフェル塔の高さに迫る勢いだ。」なんて言い回しの数々が、しをん嬢のセンスの良さを物語る。岸本佐知子さんが解説するとおり、これらの日常が、しをん嬢の作品群に遺憾なく発揮されていることを痛感した。
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いや、面白いよ!何度声を出して笑ったことか!というか『まほろ駅前~』を書いた人と本当に同一人物なのか!?ギャグ作家ではないのか!?という素晴らしいレベル。
その源となるのが、妄想力の暴走のすごさ。アンタは森見登美彦作品の「私」か!!とツッコミ。BLを愛し(初めてBL信者と知った)、「新選組!」を愛し、オダジョーを愛す。その情熱。勝てねぇ!うらやましい!いいな!
やっぱり酒飲みの方が人生は楽しいと思うんだけど!私も人が恐れるほど酒が飲めたら!
三浦しをんのエッセイはこれからも色々読んでみよう!
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三浦さんが趣味に走ったエッセイ。電車の中で読んでいたが、ニヤニヤしてしまった。新撰組!は見ていないし、オダ○ョーのファンでもないが、コアな趣味語りと、まっすぐなオタク感がたまらない感じ。家族ネタも相変わらず面白く、今回はフリーダムな父も出てきて最高である。題名のつけ方も、エッセイに関連していてニヤッとできるが、関係各所に喧嘩売ってないか心配。
岸本佐知子さんが解説を書かれているが、これまでずっと思ってきたこと、話の瑞々しさ、共感性、それそれ!私もそう思っていた!という腑に落ちる感じ、それを「感動の記憶力」という言葉で見事表している(正確には岸本さんの知っている作家さんが。)。頭で感情を記憶するには、感情の分析と整理が必要になると思うのだけど、三浦さんや辻村さんは、そういうのが本当にうまい作家だと思う。
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三浦しをんの桃色トワイライトを読みました。
ホ○漫画、オダ○リジョー、仮面ライダークーガそして文楽に傾倒する三浦しをんの日常を描いたエッセイ集でした。
1回のエッセイが8ページくらいですが、その中で必ず1回以上は吹き出してしまうという電車の中ではとても読めない本です。(読んだけど)
あと書きに「後半になるにつれどんどん我が理性が溶解していくさまが如実にわかる、かなりアイタタな本に仕上がった」と書いてあるとおり本当に楽しめました。
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クウガってそんなに萌えるんですか!?!???という邪な情報が手に入ってしまって、困惑しています。純粋なファンの人に殴られそう。でも、これでこそしをん先生のエッセイ。もちろんそれ以外にも、(笑いすぎて)電車では読めないレベルのエピソードばかりで、腹筋が鍛えられました。
Posted by ブクログ
登録1冊目は過去に読んだ(といっても数か月前なのだが)『桃色トワイライト』を選んでみた。何故なら、手元にあって尚且つ「三浦しをんさんって友達になりたい作家さんナンバーワンだな」と勝手な親近感を得たから。そう大した理由ではない。特に『仮面ライダークウガ』について熱く語るくだりは、仮面ライダーをうろ覚えな自分にもヲタク魂を燃え上がらせられた。こうして『乙女なげやり』に始まって、三浦しをんさんのエッセイへとずぶずぶハマりこんでしまい、「一生の不覚だ……」
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笑える話の間からも垣間見える観察力や洞察力のすごさに眼福です。読んでていろいろなところにはっとさせられます。今も笑いの神と共に毎日を邁進してるんだろうか…とか思います(笑)
Posted by ブクログ
やっぱりしをんさんのエッセイは面白い。2005年発行の本だから内容に鮮度はないかもしれませんが、私にとっては仮面ライダークウガも大河ドラマ『新選組』も思い出とリンクしていて、当時を懐かしく思い出して感慨深かったです。
趣味に妥協しないしをんさんに憧れつつ、次作も読みます。
Posted by ブクログ
最近の三浦しをんのエッセイを読み終わったので、過去作も読んでみようと探してきた。
「のっけ」や「好きになってしまいました」では勢いを保ちつつ上手くまとまっている感じがしたが、「桃色」では尖りまくり弾けまくりでどこへ飛んでいくのかわからない暴走ぶりで、置いていかれるのもまた新幹線を見に行った時のように爽快だった。
作中にオダギリジョーや新選組!への愛が溢れ過ぎて、周りの人のみならず読者へも波及していっている。
仮面ライダーにそこまで思い入れのない私でもクウガを見たくてたまらなくなってきた。
時効警察からしか知らないオダギリジョーの成長ぶりが見たいよー。
面白いと思ったものをその面白さそのままに熱く伝えるというのはかなり難しい。
それを怒涛の勢いで押し通すのは、さすが三浦しをんだと毎回感心してしまう。
Posted by ブクログ
生まれて初めての合コンで『新選組! 』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ――思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ!(裏表紙)
毎度毎度後に残るものはないけれど、読んでいる間はほぼほぼ笑えるという素晴らしいエッセイ。
ただ、会話文が長くなると、ちょっときついかなぁ。
「想像をかきたてるもの」は面白い発想だと思いました。他の小タイトルも合わせてありますが、漢字プラスカタカナ(どちらも名詞)は読んでいて気持ちいい。
Posted by ブクログ
クルマを壊して息子の住んでいる地から急遽電車で帰らなければならなくなり、長旅の友にと息子が貸してくれた本。著者の作品は好きだが、自身がこんなにみごとな腐女子だとは初めて知った。まさに現代の高等遊民。すばらしい。
Posted by ブクログ
安定の面白さでした、あの豊かな発想力はどこからくるんでしょう?
本宅から火宅へと移られて、弟さんの出番が減ってしまうのかと心配でしたが、弟さんの「ブタさん」呼びは健在でした。
そして、今まで存在感が薄かったお父さんもまた中々のキャラだと判明。
弟さんの顔が黄色いと言うしをんさんに「黄色人種だからな」と返す場面で噴き出しました。
あと、携帯電話をかける時に登録ボタンを押せないというくだりも可笑しかった。
Posted by ブクログ
【本の内容】
生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ―思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。
異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。
爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ。
[ 目次 ]
1章 転宅スクリプト(事件がいっぱい;想像をかきたてるもの ほか)
2章 逼迫アクシデント(猪となまず;真髄を斬る ほか)
3章 人格ランドスライド(寒風吹きすさぶ摩周湖のほとり;秋だから ほか)
4章 欲望サテライト(やりきれなさの原因は;内なる熱に身を焦がす ほか)
[ POP ]
ブログなどを中心にインターネット上では、いまや文学的な名文とは異なる新たな文体が生まれつつあると思う。
そのリアルな現代感覚あふれる文体を紙上で満喫させてくれるのが三浦しをんのエッセーだ。
彼女自身の小説とも一味ちがう漫才のノリツッコミに似たリズムの躍動感、暴走する妄想、さえない日常と自分を笑い飛ばす言葉の力にしびれる。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
はあ、癒される。賢い人の面白い日常を覗くことはこんなに楽しい。生きてる文章を書けるってすごいぜ。
「ゴー・トラ」談義のレベルの高さに頭が下がります。
Posted by ブクログ
三浦しをん先生の毎日を覗いたような作品。
なかなかおもしろい。やはり文章が面白いし内容も面白い。
ホモが好きだとか☆新撰組が好きだとか☆
Posted by ブクログ
とにかく終始笑いをこらえるのに必死だった。(いや、もはやこらえきれていなかった)
小さなことでうじうじ悩んでしまう私も、その人生も、こんな風に生きられたらもっと楽しくなるだろうなって思った。次々と溢れ出してくる言葉、妄想、感情の数々。あっという間に読んでしまった。
どよーんってしてるときや、ちょっとした悩みごとがあるときには、これを読めば全部ぶっ飛びそう。
個人的にはクウガを見たくなりました笑。
Posted by ブクログ
生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ―思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ。
「BOOK」データベース より
電車の中で読んでしまい、盛大に噴出してしまい、ゴホゴホと咳をしてごまかしてみたが、面白すぎて顔の筋肉が緩むので中断するも、続きが読みたいのでマフラーの中に顔を埋めて読むしかなかった.
Posted by ブクログ
とても面白かった。テンポもよく爆笑ネタの連発。オダギリジョーが好きでお酒も大変召し上がるのですね。
売れっ子作家なので常に机に向かわれているのかと思いきや結構普通の生活というかグータラな面も。でも映画鑑賞したりビデオ鑑賞したり。弟との会話もおもしろいし。
Posted by ブクログ
しをんさんのオタク全開なエッセイ。爆笑出来る妄想話を期待して読んだのですが今回はあまり…でも何回かぷっと吹き出してしまう笑いありw面白い話を求めて他のエッセイも読みます。
Posted by ブクログ
再読。しをんさんのエッセイをこうまで連日読んでくると、このフシギな世界が標準で、読んでいる私の世界が異質なのかと勘違いしそうになる。「仮面ライダークウガ」見たくなるわー。
Posted by ブクログ
エッセイとしては2冊目。前回読んだ『お友だちからお願いします』はよそ行き仕様だったらしいので、これが本領発揮と思って良いのかな。バクチクがスキなんですか。そーですか。
Posted by ブクログ
作者の日常を切り取っているだけなのに、おもしろくて、あっと言う間に読み終わってしまいました。
こんな風に文章が書けたらなあと、いつも、しをんさんのエッセイを読む度に思います。
弟さんとのやりとりが特に好きです。
Posted by ブクログ
この本が面白く感じたということは、共感したということだろうか。共感したということは、著者と同類なのだろうか。それを光栄だと思うのも、間違いであろうか…(´Д` )
Posted by ブクログ
三浦しをんさんは、本当に、狙ってないの?狙ってるの?という感じが否めないな、というのが個人的な感想。
面白いんだけど、その面白いのをもちろん狙って書いている感じがするし、狙っていても面白く書けない人もいるけれど、この人は六割型面白いので成功している気もする。
共感する部分もありつつ、妄想力におののきつつ、あーくだんね、とくすくす笑いながら読むにはちょうどいいエッセイだとは思うが、もう一度読み直したいかというとそうでもない。