【感想・ネタバレ】神去なあなあ夜話のレビュー

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Posted by ブクログ

前の彼女とダメになって転職して、社会人になってはじめて1人きりになった時に、最初に読んだ小説。彼女が勧めてくれた小説だった。読み終わった日に感想を紙に書いて挟んであったみたい。今日部屋の整理をしてたらそれがはらりと落ちてきて目を通したら「世話をかけた。ありがとう」って書いてあった。もう自立した大人になれたみたい。

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2024年04月12日

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前回から引き続き、三浦ワールドに沼っています。神去なあなあ日常の続編。
方言とか、村の神話とか地理とか。いや、絶対どこかにあるでしょう、神去村。いるでしょう、ヨキとか繁ばあちゃんとか!という世界観が本当に好き。今日もきっと木を切ってるわ〜ってにまにま再びです。
そして、あのとんちきなお祭りも再び!前回は特別祭だったみたいで今回は規模縮小ではあるけど、やっぱりとんでもない。
っていうのが続くと思っていたら、急ハンドルで神去村の悲しい過去のお話に。そういう死生観というか、ぐぅぅっときます。泣いた。

今回もしっかりがっちり沼らせて頂きました!

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2024年04月11日

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前作「神去なあなあ日常」とはちょっと雰囲気が違う感じもあり、ますますおもしろかった。
神去村の生活にも仕事にもアジャストした勇気の成長もみられ、村の伝説やらヨキとみきさんのなれそめやら、直紀さんとの恋の行方やら、盛りだくさん。

“愛”とは?ということも、勇気の目を通じて描かれていて、爽快かつあたたかい気持ちになれるような読後感。
山根のおっちゃん、結構すき。三太はひたすらにカワイイ。繁ばあちゃんは相変わらずいい味だしてる。
愛すべき人たちに囲まれた神去村のお話に、心癒されました。

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2023年12月28日

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 楽しいお話を読みたい方、元気をもらいたい方にお勧め。

 神去なあなあ日常の続編。二冊共、必ず再読したいと思える程面白かった。

 今回は、村の人々の愛に溢れるお話が盛りだくさんだった。大笑いできる描写も多く、楽しい読書時間を過ごすことができた。

 二十年前の事故は悲しすぎて泣いた。ヨキが繁ばあちゃんを背負っている場面があると、辛い時期を二人で乗り越えてきたんだ。と思え、感慨深い気持ちになった。

 三郎じいさんの「ほんまの愛話」は、声を出して笑ってしまった。


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2023年12月07日

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ネタバレ

今回は林業の話はあまり出てこず、人と神様の話だった。
神去の由来分かって面白かった。
所々、古事記の引用みたいなのが出てきて、作者はこの村が神話の時代からあったことを強調したいのかな、と思った。
何気にパソコン(ワープロだったか?)を使いこなしてる繁ばあちゃんが可愛い。

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2022年12月21日

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ネタバレ

三浦しをん(2012年11月単行本、2016年6月文庫本)。
「神去なあなあ日常」の続編。主人公の平野勇気が前作で神去村に来てから1年半経った時からの物語。
前作は勇気が無理やり神去村の中村林業株式会社に就職させられて、何とか逃げ出そうとするが徐々に仕事にも人間関係にも溶け込んでいき、そして失恋にもめげない姿を描いた物語だったが、今作では山仕事のチームの一員として成長した勇気が見れると同時に、村の成り立ちとか、16人の村人の事故死の話とか、チームの仲間のプライベートの話とか、興味深い話がいっぱい出て来る。勿論勇気の直紀への恋の行く末も。
読み終えてほっこりと幸せな気分になる物語だ。
勇気の目線で書かれているが、自分の目線は、時にはヨキの目線で、清一の目線で、繁ばあちゃんの目線で、みきの目線で、直紀の目線で、三郎爺さんの目線で、巌さんの目線で読んでしまうくらいに皆んないい仲間で、こんな仲間と人生を共に出来る勇気は本当に幸せ者だ。

今作でも繁ばあちゃんが独特の存在感だ。勇気に神去村の成り立ちを話す内容は、皆んなが共有している神話だけに、つい本当のことと思ってしまうくらいに神去村には不思議なことが多いのも事実だ。その神話が事実だとすると親方の中村清一は蛇神ナガヒコと村の娘の子供の子孫ということになるのだが…。
びっくりしたのは、繁ばあちゃんがパソコンの操作が出来るということだ。パソコンなんて全く縁がないと思っていた勇気は自分が小まめに日常の出来事や思っていることを小説風にパソコンに書き込んでいたのを繁ばあちゃんにちらっと見せた。パスワードも設定しているので誰も見れないと思っていたその日記小説を繁ばあちゃんが頻繁に覗いているとしか思えなかった。
そして更にエスカレートしたことに勝手に書き込んでいた。勇気が直紀を納屋に誘ってことに及ぼうとする内容の創作だった。繁ばあちゃんはデイケアセンターのパソコン教室で操作を覚え、勇気のパスワードまで簡単に見つけてしまうほどのお茶目で進んだばあちゃんだった。

2年目の10月に入ると勇気は運転免許証を取りに教習所に通う。久居にある教習所まではヨキの奥さんのみきさんに車で買物のついでに送迎して貰う。車の中で勇気はみきからヨキとの馴れ初めを聞く。
幼い時からずっとヨキのことを好きだったみき、その事を告白してもはぐらかすヨキ、2歳年上のヨキとは小学校も中学校も一緒に通った仲、高校を卒業したヨキは中村林業で山仕事を始めた頃の花見の時、まだ高校生だったみきから強引に誘って結ばれたのにその後関係はそれっきりだったこと。
松坂市の高校から大学に進み、卒業後津で働いて3年位経った時に一人暮らしのアパートにヨキがいきなり押しかけて来てお互いの気持ちを再確認して結婚したという経緯らしい。

勇気は直紀から清一の両親、ヨキの両親が亡くなったことが気になるなら墓地へ行ってみろと言われる。行ってみて墓石の側面を見て大変な事実を知る。清一の両親もヨキの両親も同じ日、20年前の5月6日に亡くなっていた。しかも同じ日に16人も亡くなっていた。20年前と言えば清一はまだ高校生で、ヨキは小学5年生だった。何があったのか、ちゃんと知らなきゃいけないと思った。

11月半ば、今年の「オオヤマヅミさんの祭り」は去年の大祭と違って普通の祭りで、丸太に乗って麓まで滑降して運ぶという儀式はない。ヘリで運ぶらしい。勇気はその様子を見ながら、横にいた山根のおっちゃんに20年前の事件について聞いた。そして奈良の大峰山へお参りの旅行にマイクロバスで行った村の16人が帰りに崖から谷へ転落して全員死亡した事故の話を聞いた。働き盛りの村人は皆んな死んだ。同じような年で生き残ったのは店をやっていたみきの両親とちょうど腹痛を起こして旅行をキャンセルした巌夫婦と母親の介護に追われていた山根ぐらいだということだった。

祭りが終わって、2日後ヨキと勇気で高圧電線の鉄塔までの道を確認しに行くことになった。電線の保守点検に人が来るので事前に確認の必要があるということだった。南の山を越えてそのまた向こうの山の頂上まで片道2時間弱のコースだ。山頂に着いた時は夕方4時を回っていた。日のあるうちに林道まで下りなければと帰り道を急いで道のり半ばを過ぎた時、勇気は右足首を捻挫する。ヨキは担いで夜道になるのを避けて朝まで夜明かしすることを選択する。連絡を受けた清一が毛布とライターとビスケットと沢山の木の枝を持って来た。そして帰ってしまう。二人でなら勇気を担いで夜道と言えども山を下りれそうなものだと思うが…。

夜明かしをしながら、勇気はヨキに20年前のバス事故のことを山根から聞いたことを告げるとヨキはその時のことを話し出す。
ヨキは小学5年生で清一は高校生だった。ヨキと清一は単なる幼馴染みではなかった。両親を同時に亡くした悲しみを共有し、同じ一人息子という境遇で、互いに支え合ってこれからの人生を生きていかなけらばならない運命だった。
清一は即座に顧問弁護士に動いて貰い、山と資産を守った。清一は生まれた時から親方になるために教育されてきた。
中村家が所有する膨大な山や財産を相続して、みきの両親が後見人となって清一の親戚達からの防波堤になり、林業の仕事は清一が大学を卒業するまでは三郎さんが代理で山仕事を仕切った。
小学生のヨキには繁ばあちゃんがいるが清一がヨキの精神的支えになっていた。ヨキの将来は清一と一緒に林業に従事することは既に既成路線だった。そしてヨキにはみきが必要だったと思う。幼くして家族を失ったヨキの全てを身近で知っているみきにしかヨキを支えられなかったのだ。

三郎じいさんは75歳でも現役で山仕事をしているが、奥さんは亡くなり一人住まいだ。息子は名古屋で所帯を持って会社員をしており、娘は東京に嫁いでいる。時々名古屋に会いに行っているみたいだが、神去村を離れる気はないらしい。今も清一の相談相手だ。75歳でも100年後の林業を勇気に熱く語るのだった。

巌さんは51〜52歳で農協に勤める奥さんと二人で暮らしだ。息子はいるが山仕事はする気がなく大阪で働いている。巌さんは勇気のことをよく気にかけて、ヨキとは違う山仕事の真面目な先生役だ。幼い時に神隠しにあった経験があるようで、そのためか今も昔も不思議と神様に守られているようなラッキーなことが多い。

捻挫してから3日くらいでだいぶ良くなったので、勇気は直紀をドライブに誘おうと直紀の家に行くと直紀は元気なく、万年筆が見つからないと言う。就職祝いに清一から貰った万年筆だと聞いてかなりがっかりしたが、勇気は直紀を失せ物にご利益があると言われているお稲荷さんに連れていき、お願いするのだ。帰って来てからも直紀の無くした時の行動を親身に聞いた勇気は万年筆がある場所を推察して見事見つかる。万年筆の件で勇気が嫉妬して機嫌が悪かったのを知った直紀は、それでも親身になって万年筆を探してくれた勇気に心を許し、一瞬ではあったが軽いキスをする。付き合うという返事は貰えなかったが希望の火が灯った瞬間であった。

12月のクリスマス、山太のために清一班は家族も総出でクリスマスツリーを飾り、料理を準備して山太初めてのクリスマスパーティを準備していた。勇気は直紀と二人だけのクリスマスを夢見ていたが、成り行きで仕方なく山太のためのクリスマスに直紀を誘った。それでも直紀へのクリスマスプレゼントを渡すタイミングを図っていたが、直紀は学校の残業で遅くなり、ほぼ終わりかけた頃にようやく着いた。山根のおっちゃんの奥さんに車で送って貰ったのだが、勇気は勝手にライバルだと思っている小学校の同僚の先生と思い込みまたもや嫉妬する。直紀は少なからず勇気に好意を寄せ始めていたはずだ。このクリスマスイヴも二人で過ごすつもりで勇気の誘いを待っている向きがあった。その期待を裏切り、嫉妬で直紀を信じていない勇気に怒り、落胆する。その様子を聞き耳立てて皆んなが静まり返っている。
繁ばあちゃんが、みきさんが、勇気を責める。ヨキと巌夫婦は同情する。清一と祐子さんは沈黙を守り、三郎爺さんは愛を語る。
黙って聞いていたみきさんが、「明日直紀に謝れ」と助言する。ヨキが「朝直紀を家まで送れ」と言い、清一に勇気の明日の仕事の遅刻を了解させる。

そして翌朝、勇気はヨキの軽トラで昨夜のことを謝りながら、自分の気持ちを伝え、直紀を家まで送る。そして渡しそびれていたプレゼントの赤いマフラーをキスをしながら首に巻いてあげる。そして厚かましくもゴーインに『メドの権利』を使う許可まで取ろうとすると、直紀は時間を置いて「仕事が終わったら、電話して」と言ってバイクで走り去っていった。
もう皆んなが知っているようだ。繁ばあちゃんが、ヨキが、みきさんがあれこれ言ってくる。皆んなに応援されて勇気と直紀はきっと幸せになることだろう。ハッピーエンドでほっこり。

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2022年08月21日

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上巻に引き続き、サクサク読めた。やはり、三浦さんの文章はとても読みやすい。この作品を読んだことがきっかけで、近隣の大木巡りが一時期の趣味になった。

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2022年04月18日

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・読み終えて感じたこと
やっぱり好きだ。
これは読まないと損!(前作の「神去なあなあ日常」も含め)
山への見方がわかったし、植林されている場所を見るたびに神去村や勇気たちの事を思う。

・面白いと思ったシーン
ヨキが親のことを語るシーンは涙無しでは読めない

・好きなセリフ
神さまって・・・・遠い空の彼方にいるんじゃなく、俺たちの心のなかにいて、いつも見ている。言葉や行動、嘘や本当を。

・オススメな人
山が好き、都会在住、自然が好き、林業に興味ある、昔話が好き、神話が好き、神社仏閣が好き、癒されたい、スラスラ読みたい、田舎暮らしに憧れている、若い人。

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2022年03月18日

Posted by ブクログ

仕事にも村にも慣れて少し余裕のでてきたテンションで綴られていく主人公の日記風。
ヨキの両親の話しは泣いた。
三郎じいさんの愛の話しも良かった。
繁ばぁちゃんもおもしろくて、登場人物みんな好きになっちゃう。

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2022年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった!!!
主人公の勇気が話を綴る一人称形式で、勇気の文章がしをん先生のエッセイの文章と似てて思わず笑ってしまう。
初めは脱走まで試みた勇気が、森のうつくしさみたいなものに魅せられて、過去の事件や恋愛要素も混ぜながら、神去村の一員になっていく過程がとてもよかった。人間のあたたかさが全面に出され描かれてて、読んでいてすごく心が暖かくなる。また読み返したい。

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2022年02月04日

Posted by ブクログ

日常の話なんだけど凄く魅力的で
あったかい気持ちになれる。
まだまだこの先のストーリーに浸っていたくなる。
また気が向いたらこの話の続きを書いてほしいなあ

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2022年01月30日

Posted by ブクログ

神去シリーズの2作目。日常よりもこっちの夜話の方が好きだったな。主人公以外の人たち過去の掘り下げとかがあったからかもしれない。日常の時、あんまり主人公に魅力を感じなくて、夜話どうしよっかな〜と思いながら読んだけど、ヨキと清一さんの過去の話は切なくてちょっともえたので読んでよかった。こういう見えないところの関係性が好きだなあ。田舎特有の伝説とか信仰とか、わたしも田舎出身なのでなんとなくわかる気がした。クリスマスの話が温かくて好きだった。

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2024年03月30日

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なあなあ日常のその後ということもあり、引き続きの日記調ではあるが、神去村、林業に慣れて来た感も伝わる書き方に変化していた。神去村の人たちの魅力を存分に感じたし、ばあさんがパソコン使えるようになっていたり、ほっこりしました。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

夜話、だから、主人公の成長と恋の進展に、村の暮らしや文化にピントを合わせ、静かに描く。本編の後日譚ぷらす。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

楽しみにしてた神去村の続編。前作の形式とは異なり、短編集に近い構成です。主人公の成長と恋模様、楽しく読めました。一見少し精神年齢が幼いようにも感じる主人公ですが、続編まで読んでみて、自分の未熟さを真摯に受け止め、意志を持って進んでいく姿にたくさんの勇気をもらいました。神去村、行ってみたいです。

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

前作のその後のお話が短編で綴られている。悪い人は出てこないので安心して読める。直紀との恋愛模様が多いが、ヨキや清一さんの過去の話が印象に残った。

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・4月7日に読み始め、11日に読み終えました。


・面白かった。三浦しをんの安心感すごいな。 続編とだけあって、神去村になじんできた勇気くんの日常と神去村のふしぎについて、ほとんど一話完結って感じですごく軽く読めちゃった。

・神去村の起源についてや、20年前の事故のこと、「続編」に書いてるのすごいなと思う。もしかしたら元々続編が出る予定だったのかもしれないけど、前作の『神去なあなあ日常』が売れたので続編書きましょうとなったとしたら(こういうシステムかわかんないけど)、神去村の起源、事故については世に出てなかったんだろうか…… 

・そうすると、なんか、「語りすぎないこと」ってだいぶ大事なんだろうなと思った。あんまり本とは関係ない感想だけど…… 『まほろ駅前多田便利軒』シリーズもそんな感じだよなあ。三浦しをんって小説うま。と思った。


・勇気くんの「みんなたち」が好き。

・蛇神様のはなしといい、勇気くんは「なんなのこの性欲旺盛なひとたち」って言ってるけど、本当に性欲旺盛なのかもしれないとこもあるだろうけど、それ以上に性に対してオープンなんだろうなと思う。勇気くんと直紀さんの恋愛についてグイグイ首突っ込んでくるし(これはシンプルに興味か?)、「メド」なんてもんがある時点でだいぶだよな。

・私は見渡す限りの田んぼ~みたいな田舎に住んだことがないのでこれはなんともだけど、欲求含む性的なものを隠すことって都会的価値観なのかな? 都会のイケイケ人間グループがわからないから憶測にすぎないや。なんにもわかってない。現代はそうでもないけど、人と一緒に生きていく(家庭を築く)上で性欲って重要なポジションにあったから、隠す必要がない、みたいなことかな。でも「ほんまの官能」っていう「性行為に伴う快楽」の話になってた気がするから…… わかんね……


・自分はまだ一人前じゃないから気配を感じられないのかな、って言う勇気くんに、俺が死んだら感じるようになる、と答えてくれるヨキ、やさしい。山根のおっちゃんもヨキもだけど、はぐらかさないで勇気くんにちゃんと真実を教えてくれるのやさしいね。

・自分が村生まれじゃないからかなあって悩むこと、きっと今後もたくさんあるだろうけどたのしくやっていってほしいなと思う。ヨキやみきさん、繁ばあちゃんのことを心底大切に思っていて、家族として接しているのにほっこりだよ。勇気くんがうちを出ていくかと思って心配したヨキもかわいかった。


・直紀さんとのラブ話もよかったな~。勇気くんがかわいい。自分の感情に振り回されながらまっすぐに好意を伝えようと頑張る勇気くん、けなげでいとしい。三浦しをんの書く愛が大好きなんだよな~……

・勇気くんは神去村に来てまだまだ一年だし、今後もいろいろな経験をしていくんだろうな…… 彼の人生や神去村の未来が明るいものであってほしいな…… と思えるあたたかな小説でした。

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2023年04月13日

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神去なあなあ日常の続編
今回は林業と言うより【命のバトン】的な
スピンオフな感じでしたね

村のはじまり
好きな人と家庭を作る
大事な人との別れ
繁ばあちゃんの無駄な学習能力

とても大事だけど…でも忘れてしまう
自分と自然の繋がり、自分と他人との繋がり…
皆 働いてる仕事だって全て他人に繋がってる

神去村は大変そうだけど、皆いい人達だ
自分は比較的ヨキみたいな兄貴肌な人が身近にいたら言いなぁ…と昔から思う
いそうでいない…

自分は子供の頃からプロレス好きですが
女房にも言われるが、【パパが推すレスラーって絶対、親分になるね!】
確かに団体の大きい小さい関係なく、旗揚げしたり
役職付くことになったり ほぼするな…

あと…俺が最近 この女優さん魅力増したね…とか
可愛い…綺麗と話題に出すと すぐ結婚が決まるような気もするなぁ…(すぐ結婚し…離婚し✕1になり…ナレーションなど上手くなりがち…)

まぁこれから物価高や食糧なども大変になるだろうし…皆で乗り切りましょう!!

※だから結局俺が何が言いたいかって言うと
【プロレスファンは普段交わらない団体抗争がはじまるとテンション上がりがちだけど、俺から見たら他団体同士で戦ってると言うのは、プロレス界が厳しい時に協力してお互いのファンを集め協力する…つまりYouTuberのコラボ企画みたいなモノだと思うし…勢い無くなってきてる団体は、鈴木みのるや大仁田厚を呼びがちだよね!】って事!!
(プロレス興味無い人ごめんなさい)

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2023年01月23日

Posted by ブクログ

続編読み終えました。
主人公が林業、田舎での暮らしの中で大切にしたい事を見つけていきます。
本当に必要な事は何か人との関わりで成長していく姿にあたたかい気持ちになります。
大人にはなったけれどもまだそれを知らずに歳を取ってしまう人が大半だと思うので、それを見つけた主人公の暮しは眩しいです。

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2023年01月14日

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神去なあなあ日常のスピンオフは、勇気の日記帳の感じで語られる。こんなストーリーの書き方のうまいやつが山村にいる訳はないけど、ぼやきだったり熱情だったり色々な感情か出てきて面白い。とても人気はあるが、感情移入できるのでもないのに何故か懐かしいようなところもある。ニッポンの村の生活はどこかあたたかい。

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2022年10月18日

Posted by ブクログ

神去なあなあ日常の続編。
勇気のその後がとても気になっていたので、続編を読めてうれしかった!
相変わらずのなあなあな神去村。ホント癒される。

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2022年06月17日

Posted by ブクログ

前回の話が好きだったので今回も。
勇気がどんどん神去村にはまっている様子がおもしろい。
情景描写がとにかく美しくて引き込まれる。
ヨキが両親の話を語るシーンは泣いた。
笑えて泣けてほっこりする素敵な物語。

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2022年06月08日

Posted by ブクログ

ニート生活を目指す卒業間近の高校生男子が、有無も言わさず林業の世界へ放り込まれるお話。十数年の人生経験の一切が通用しない生活に悪戦苦闘しながらも、自然と共存する生活に馴染んでゆく。豊かさとは何かを考えさせられます。
現代社会における都会生活が日常とすれば、主人公の置かれた環境は非日常。神事とご近所付き合いが生活の基盤になって、プライベートなどと言う単語は存在しない生活。人の温もりが時には煩わしくあるも、それ以上に大きな安らぎを与えてくれる。豊かさとは「なあなあ」な暮らしができる環境そのもの。その様なものかと思うに至った次第です。
日常は「少年、サークルに入る」編。
こちら「夜話」は「日常」の続編です。
「日常」から読んだ方がストーリーがわかりやすい。少年の稚拙な文章をイメージした文体でサクサク読めます。

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

勇気の読者への語り口調は私には違和感が有り残念でしたが、神去村の人々の暮らしは大自然との共存共栄で羨ましくなります。良い人達に巡り会えた勇気は幸せ者ですねぇ。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

前作 神去なあなあ日常 の後日譚。

恋愛模様や村のあれこれが明確になってスッキリ。

二十歳の男性を主人公として、その視点で語られる小説であるが、
10年以上前の作品だからか、どうしても古くさい感じがして、
さらに女性作者だからか、男装のひとの語り口風に感じてしまう。

物語としては面白いのだけどなぁ…

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2023年09月11日

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神去なあなあ日常の続編。主人公勇気の口調で語られるので少し軽めの印象を受けるが、山の神様や蛇の神様など村の昔話はここでの不思議な出来事を自然と納得させてくれるような力がある。
前作は林業の話がメインだったが、こちらは村の歴史や人々の繋がりにラブコメ要素が加味されたようなストーリーだった。ほのぼのしていて後味も良い。

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2023年08月13日

Posted by ブクログ

ボーイ・ミーツ・林業な名作、「神去なあなあ日常」の続編。2巻というよりは、外伝に近い印象を受けました。

ユニークな面々の掛け合いは相変わらず面白いのですが、勇気が林業や神去の環境に慣れてしまい、全肯定のスタンスで話が進められるため、正直起伏には乏しいです。基軸になるのは直紀との恋愛模様ですが、ごめん、そこあんまり興味ないです。

とはいえ、この浮世離れした環境での平和な日常、嫌いではありません。三重県の山奥には、まだこんな世界が残っているのでしょうか。

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2022年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作よりも勇気や村の人々が身近に感じられた。もちろん前作を読んでいるからなのだけど、前作では語られなかったヨキや清一の子どもの頃の話や、後日談などの裏話が読めて良かった。
三太は本当にいい子だなあ。勇気も優しくて、良い男になりそう。直紀さんとの関係が少しずつ進展していくのが微笑ましい。

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

神去村の時間の流れ方が好きだなぁ。勇気はずいぶん神去の人間になった。勇気と直紀の恋もおもしろく、ほほえましく、なつかしく、読ませてもらった。

一人称の語り口も、この物語の味わいだと思った。

「神去村では、道を歩けば声をかけられる。「名古屋では、だれにも見られていないんだ」と思うと、ものすごく清々した。同時に、なんとなく心細い気もした。変なもんだね。どこにいても、なにかが行きすぎだったり、たりなかったりするように感じられるなんて。」

「この村のひとたちは、百年後を見据えて山に木を植えつづけ、先祖が植えた木を切りつづけて、生きてきた。それは、笑ったり怒ったりしながら暮らす毎日を、自分たちと同じように、百年まえのひとたちも送っていたし、百年後のひとたちもきっと送るにちがいないと、信じているからだ。自分が死んでも、あとを生きるひとが幸せでありますように祈って、神去村のひとたちは山の手入れをしつづける。その信頼こそが、愛ってやつじゃないのかなあ。」

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2022年02月20日

購入済み

なぁなぁと生きたい

前作の日常が良かったので夜話は一気読みしてしまいました。神去村に伝わる神話からそこで生きてきた人々に田舎ならではの繋がりの深さを感じました。三作目があったら読みたい!

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2021年10月11日

Posted by ブクログ

1作目が面白かったので読みました。こちらは林業感は薄れて、「もっと村の暮らしを知りたい、登場人物たちのエピソードを読みたい!」人向けでしょうか。

前作ではあまり気にならなかったのですが、今回は喋り口調の日記という体裁が鼻につくというか、自分の黒歴史を思い出してムズムズするというか...無理矢理ジョークを交えてくるのでテンションが合わないというか...
もちろん主人公はとても良い青年なんですが。


↓この文章でダメージを受けない人なら楽しく読めるかと思います。
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(冒頭から引用)
やあ、みんな。ひさしぶり! 半年以上もご無沙汰したけど、元気だったかな? 俺に会えなくて、さびしさに泣いちゃってた子もいると思うけど、涙は拭いてくれ。 I'll be back! 帰ってきたぜ! って書いてもむなしいんだよなあ。「みんな」ってだれだよ。インターネットにも接続してないパソコンに向かって、しこしこ書いてるだけなのに。

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2021年08月01日

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