三浦しをんのレビュー一覧

  • 神去なあなあ日常

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    林業に急遽就職した若者とその田舎村での生活や村人との触れ合いを描いた話。
    林業とはどういう仕事をしているのか。
    林業によって日本の自然は保たれているという事実などを知り、斜陽産業ではなく、影で支える産業であると思った

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    2025年08月08日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    語り口が腐女子のそれ
    「マナーはいらない」とタイトル通り、明確な答えは出さない(というか出せない)タイプ
    多少書いている人間にとっては後半の小説への向き合い方は刺さるとと思う

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    2025年08月06日
  • のっけから失礼します

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    移動中の電車内で読んだのだけれど、これは公共の場で読むものではなかった。
    何度も吹き出しそうになり、必死に本で顔を隠しながら肩を震わせた。完全に不審者である。

    好きなものにまっすぐなオタクぶりと周りには愉快なご家族、歯医者さん。
    なんでもない日常がどうしてこんなにも面白いのだろう。
    しをんさんの見ている世界はこんなにも愉快で楽しいのか。なんて素敵なんだ。

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    2025年08月06日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    ネタバレ

    3部作の完結編。今までしっかりとは明かされていなかった行天の過去が明らかになり、それと関係した新たな問題が生まれる。1作目の頃と比べると多田と行天の関係は、お互いがお互いにとってなくてはならないものになり、2人が交わったことで2人ともが前に進めるようになった感じがして、読んでいてほっこりした。

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    2025年08月05日
  • まほろ駅前番外地

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    思い出の銀幕が好き。

    ・菊子は行天に会って、策略と駆け引きを知った。つまるところ、恋を知ったのだった。

    ・一生、あの気持ちを知らずに過ごすひともいるだろうが、私は知ってよかったと思ってるよ。
    恋のことだけじゃなくて、あらゆること、嬉しい出来事も悲しい出来事も
    こうやって言えるように生きていきたい

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    2025年08月04日
  • 好きになってしまいました。

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    文章のリズムが軽快で、まさに三浦しをんさんを目の前にして話を伺っているようでした。情景が浮かぶほど、出来事の描写が細かくて面白かったです。

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    2025年07月29日
  • まほろ駅前番外地

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。色んな人の視点からのお話が散りばめられていて、行天と多田以外の人も好きになれる、まさに番外編なお話。そんな中でもやっぱり二人の過去に潜む闇が見え隠れしていて、そこは次の作品でさらに明らかになっていくんだろうと思った。

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    2025年07月29日
  • 愛なき世界(上)

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    久しぶりの三浦しをんさんの作品。
    帯にも書かれているけれども読んですぐに本のタイトルの意味が分かった。
    花や植物はこの歳になって少しは興味を持ち知るようになりましたが、植物の研究のような事は全く知らず用語が少し難しい物もありますが楽しく読めました。
    読み終えてから気づきましたが最後に特別付録があり用語解説が書かれています。
    先に知っておきたかったです。

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    2025年07月29日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    フルコース、いただきました!目次からお料理風で楽しいです。くどくないところ、押し付け論でないところが好きです。
    小説家志望ではないが、ひとつの小説ができあがるまでの準備、取材の段階や心意気、表現方法等について知ることができた。小説以外の文章を書く時にも役立てることができそうな内容だと思う。

    〜フレーズ〜
    目に映ったものや感じた気持ちを、普段から脳内で言語化する

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    2025年07月28日
  • 光

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    ネタバレ

    光なんてどこにもない物語だった!
    与えられた暴力は日常に潜み、密かにこちらを狙い、知らぬ間に表出する。この作品の暴力性の始まりである島一面に咲いた椿という花を名付けられた子どもは、将来どうなってしまうのだろう。途中で発生する椿に襲いかかった悲劇も、「暴力はめぐる」というテーマの底気味悪さがじっとりと染み付いてた。

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    2025年07月28日
  • 政と源

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    おじいさんの幼なじみ
    ニコイチってこんな感じ?
    足りないところを補うとかそんなくさい関係じゃないけど、必要不可欠な存在。素敵だと思った
    あとは気持ちを正直に伝える大切さ、素直になる大切さを感じた

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    2025年07月27日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    三浦さんの本は久しぶりでしたがやはり安定の面白さでした。
    短編集で11作品が収録されているので飽きずに楽しむことができます、男性目線の小説からはなかなか味わえない女性目線の機微のようなものを感じられた一冊でした。

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    2025年07月27日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    いろんな闇を抱えつつも、不器用に、ひたむきに依頼およびそこから派生する出来事を乗り越えていく2人が見ててとても愉快で心温まった。

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    2025年07月24日
  • 好きになってしまいました。

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    三浦しをんのエッセイ。この人の小説ファンだけど、この人はエッセイも面白くて、たまに読む。今回のエッセイは掲載誌が企業の社報だったりするからか、弾け度合いが薄めかもしれない。もしくは年齢を重ねたからか?初期の頃のWEB掲載物の方が、思う存分にそのオタクぶりや怠惰ぶりをさらしていたような。しかし多作の人なのに、エッセイではあまり仕事をしていないようにも思えるくらい好きなものにまっしぐら。眩しい。書評が独特で好き。

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    2025年07月23日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    どことなく自分がいる街でも起きそうな事件や物語に感じてしまうぐらい日常が垣間見れる。おやおやのつながりをさりげなく、作中に含んでいるのは途中まで気がつかなかったんだ。なかなか重いテーマをあっさりとしてないように入れ込んでいるのはすごいと思った。

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    2025年07月21日
  • ぐるぐる♡博物館

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    人間って、面白い…!しをんさんも面白い!

    著者・三浦しをんさんが様々な博物館を訪ねた記録。なんでそこ?と思えど、どの博物館も非常に興味がわいた。特に奇石博物館は行きたい。
    旅行に行っても興味ないからなぁと素通りしがちなニッチな博物館も一歩足を踏み入れると、その博物館を作ろうとし、維持する方の熱意が伝わるのかもしれない。フラっと旅行に行きたい!そんな行動力と色々知りたいという好奇心が刺激される面白い一冊。

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    2025年07月21日
  • しをんのしおり

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    三浦しをんさんがまだ古本屋でバイトをしている時代にかかれたエッセイ。
    この頃からエッセイの中で妄想駄々洩れなのは健在だったんですね笑

    特に印象に残ったのは
    ・ジンベイを夏祭りなどへ着てくる男性について
    ・好みの男性を判別するのに使える次元五右衛門チェックシート
    ・健さんの日常(純度100%三浦さんの妄想)
    ・タイトルの由来(元は「人生劇場」:同名の作品を後年に出版されてます。自分の名前を本のタイトルに入れるなんて…という思いがあったそう)
    ・三浦さんの浪人時代のお話の中にでてきた「生きるというのは、「明日にしわ寄せをすること」なのだ」という一文。夏休みの宿題はギリギリだったし、現在も仕事の締

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    2025年07月15日
  • 天国旅行

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    死(心中が主)について考えさせられる一冊
    7つの短編小説からなる。
    中でも「初盆の客」は奇妙かつ心温まる物語であり、最後の故人に導かれた新たな出会いにも感動した。

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    2025年07月14日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    ネタバレ

    女子校に通う3人の物語。タイトルから勝手に甘く危険なお話的な感じかと読み進めたら全然違った。特に那由多の痴漢のシーンは衝撃。読むのを戸惑ってしまった。
    3人それぞれの思い、抱えたもの、交わりそうで交わらなくて。物語のラストがどうなるのか、気になりつつもふんわり余韻を残して終わる感じも好みです。あとがきになんだか救われました。

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    2025年07月13日
  • あの家に暮らす四人の女

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    2018年出版。東京は杉並区の善福寺方面に暮らす4人の、母娘とプラス2人。不思議な縁で緩やかに繋がり共同生活を送る日々。そんな中で起こる、ちょっと、或いはかなり非日常な出来事が淡々と、かつ軽妙に描かれる。劇的なストーリーは無いが、設定的に結構シュールだったりで不思議な作品。なので、気に入るか否かの個人差が大きく出そう。しっとり落ち着いた文学的作品が読みたい方には合わないと思う。

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    2025年07月13日