三浦しをんのレビュー一覧
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ネタバレ平野勇気
二十歳。高校卒業後、三重県中西部の山奥にある神去村に住むことになる。最初の一年間は見習いだったが、今年の春から中村林業株式会社の正社員になった。ヨキの家に居候している。
おやかたさん
中村清一。中村林業株式会社社長。三十代。東京ドーム二百五十六ぶんの山を所有する大山持ち。
ヨキ
飯田与喜。中村班。三十代前半。清一の幼なじみ。ガタイがよく、短髪を金色に染めている。「俺は山仕事の天才」。細かいことを気にしない。
田辺巌
五十代。中村班。子どものころに神隠しに遭った。山仕事のすべての作業に詳しく、勇気にあれこれ教える。
小山三郎
七十半ば。中村班。山の知恵袋。危機回避能力が尋常じゃ -
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『まほろ駅前多田便利軒』の続編(というより、番外編?)との事で、前作では主人公だった多田さんと行天さんを、別のキャラの視点から見たストーリーが多かったです。
前作を読んだけれども続きを読むべきかどうか迷っている方向けに、それぞれのお話をかいつまんで紹介します。前作を読んでいない方には訳が分からないと思いますので、ここはスルーして他の方の感想を参考にしてください。
「光る石」
行天さんのまさかの行動に大変驚かされ、世の中には知らない方がいいこともあるのだと思い知りました。
「星良一の優雅な日常」
どちらも選びたくない究極の2択。
今、明かされる星良一の恐ろしい一面とはΣ(||゚Д゚)ヒィィィ -
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ネタバレ他の作品と同様、キャラが個性的。なんとなくほんわか系かと予想していましたが、意外にもかなり危険な橋を渡る便利屋の2人にはらはらしました。主人公の、淡々と冷静に生きているようでありながら、情を捨てきれずに事件に巻き込まれてしまう感じが好きです。
行天の一度切り離された小指の繋ぎ目は、冒頭では冷たさと痛々しさが強調されていましたが、最後は「なにかを約束する印のように結ばれている」と表現されていたのが印象的でした。過去に受けた傷跡は残るし、人生にはもう戻ってこないものもある。けれど、そっと傷跡に触れながら、新たなかたちの幸せで温めることはできる。そんなメッセージが込められているように感じました。
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ネタバレ社史編纂室での大変な社史作成の過程を描いた話、
と思いきや
星間商事の隠された歴史も社史に掲載するべく、同人誌の皮をかぶった「裏社史」をコミケで頒布するドタバタで愉快な社史編纂室の話
「舟を編む」のイメージで手に取ったからギャップにびっくりしたけど、
作中作の小説も面白いし、同人活動と結婚とのあり方には考えさせられるものがあったし、楽しく読めた
サリメニの女神、なかったことにしたいほど社内でタブーとされているから売春とかそんな感じの悲しい話かと思ったら、女神がサークル主の文学サロンだったのはちょっと温度差あってびっくり
身売りされたのは事実だし消息不明だから悲しい話なのは確かかもしれないけ -
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5人の小説家の短編と、2人のクリエイティブディレクターのアンソロジー
テーマは九州の特別列車「ななつ星」に乗り込む乗客の物語だ
列車はたくさんの人を一度に運ぶけど、乗客の一人一人はそれぞれ特別な想いを持って列車に乗り込む
5人の作家さんが寄せたとても短い物語には人生という長い長い想いが乗っていることに気が付く
恩田陸さんの「お姉さん」が仕組んだ、複雑で切ない物語も時間の長さと、生きようとする想いの深さが音楽に乗ってやってくる
個人的には小山薫堂氏の言葉が圧巻だった
人から人へ繋ぐ想いが言葉となって、香り高く温かみを持って伝わってくる
「共感」という到達点はその気持ちを理解しようとする意識の