三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一歩間違えたら古書の魅力に取り憑かれ蒐集という妙なる美酒に群がる餓鬼に変わる…
そんな世界で生きる真志喜と瀬名垣の友情とも違う密やかで甘美で謎めいた罪の共有とは…。
長らく積読でしたが冒頭オレンジ色の明かりの灯った古書店『無窮堂』にいざ入ってみると、古書と古書を愛する彼らの世界に引き込まれ一気読みでした。
母親の不在(今はいなくとも昔はいたはずなのに記憶の片隅にも存在しないような)が不思議だったけど気づけば些細な違和感になっていた。
少し引っかかっていた昨夜は「熱かった」 の意味、、
後で読み返して「そういうこと??」と、気づいた。
てっきりお互いに想いはあるもののプラトニックだと思っていたので、まだまだ修行が足りないようです(そのあたりちょっと疎い)
このふたりの物語、もっと読んでみたいとおもったけどシリーズ化はされてないようで残念。 -
Posted by ブクログ
下巻でございます。研究室の面々の個性も描かれていきストーリーが動き出しました。こうでなくっちゃ♪(´ε` )
優しさが滲む作品でした。
このオハナシのピークであろう5章。
主人公本村さんの気の遠くなる実験のお話、
そして挫折からの復活!簡単に書こうとすると
陳腐になっちゃう。三浦しをんさんは、
これでもか!ってくらい丁寧に描いておられます。
全く野球に触れたことがない人が、高校野球の
青春小説を読まれたとき、こんな気持ちになるんでしょうね、きっと。
わたしにはなんのことやらな描写が満載
そこは
『わかってるつもり、読み飛ばしスンスン♪』
を使い後半へ。
出てくる人たちはみんな魅力的。サボテン博士
加藤くん、いい感じです!
本村さんの最後までの頑なにかわらない植物への想い。それを尊重する藤丸くん。本村さんのこと大好きで仕方ない!想いが溢れているのに。
そんな恋愛あってもいい。
地球はまだまだ不思議で溢れている。
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Posted by ブクログ
かなり前に上下巻購入して、ずっと積読代表として飾られていた『愛なき世界』。装丁がなんとも美しい。しかも栞まで蝶とイチョウの特別仕様ときたら、そりゃ買うわ、昔のわたしグッジョブ!
感想です。雰囲気好きです。大学の研究室、ある意味クローズドサークルです。ほぼ密室です。
でも、、、地味に何も起こらなーい。
主人公本村紗英ちゃんが、研究一筋!
一筋すぎるオハナシでした、上巻は。
三浦しをんさん!
ちょいと、地味すぎやしませんか?
小さくていいっ!事件が欲しい!
『もらったサボテンが元気ありません!』では
どんでん返し病の私には⭐︎4。
下巻に期待! -
Posted by ブクログ
三浦しをんの長篇作品『まほろ駅前多田便利軒』を読みました。
三浦しをんの作品を読むのは初めてですね。
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三浦しをんの出世作! 第135回直木賞受賞作! まほろシリーズ第一弾!
まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。
駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦が転がり込み、二人は様々な依頼に精を出す。
ペット預かりに塾の送迎、納屋の整理……ありふれた依頼のはずが、このコンビにかかると何故かきな臭い状況に。
予言する曽根田のばあちゃん、駅裏で夜の仕事をするルルとハイシー、小学生の由良、バスを監視する岡老人……個性的な依頼人たちが登場し、抱腹絶倒かつ心温まるストーリーを展開。
そんな中、多田と行天の過去が次第に明らかになり、二人の抱えるものと生き方が、読者の心に突き刺さる!
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文藝春秋の発行する『別冊文藝春秋』に連載後、2006年(平成18年)に刊行された作品……まほろ駅前シリーズの第1作です。
まほろ市は神奈川にはりだした東京南西部最大の街……神奈川や八王子からヤンキーたちがくりだし、繁華街の一すじ裏には“ちょんの間”があり、暇をもてあました金持ちが妙な道楽をする、、、
外界から異物が流れ込む混沌と平凡な日常のリズムが奇妙に両立するこの街の駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ……ペットの世話、塾の送り迎え代行、納屋の整理、恋人のふりetc……。
ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に……多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。
まほろ市で便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介のもとに、昔の同級生・行天春彦が転がり込んでくる……ふたりが請け負う日常の依頼を通して、街の人々の孤独や事情、人間模様が少しずつ浮かび上がる展開で、ふたりの距離間が心に残る物語でしたね、、、
多田と行天の掛け合いはユーモラスなのに、どこか影があり、依頼人たちの背景にも、ささやかな痛みが潜んでいて、読んでいると胸の奥がじんわり温かくなる感じ……派手な事件は起きないのですが、ふたりが同じ時間を過ごすうちに、少しずつ前に進んでいく そんな変化がとても丁寧で、読後には静かな余韻が残りました。
映画では、多田啓介を永山瑛太、行天春彦を松田龍平が演じているようです……イメージ、ぴったりですね!
以下、主な登場人物です。
多田 啓介(ただ けいすけ)
まほろ駅前にて「多田便利軒」という名の便利屋を営んでいる三十半ばの男。
十数年ぶりに再会した行天と生活を共にすることとなる。
バツイチであるほか、結婚していた当時、生まれたばかりの息子を亡くしている。
行天 春彦(ぎょうてん はるひこ)
多田の中学校時代の同級生。
十数年ぶりに多田と再会し、彼の下で生活を共にすることとなる。
中学在学中に右手の小指を切断した過去がある。
ある経緯によって小さい子供が大嫌い(由良は例外)。
多田と同じく、バツイチ。
ルル / ハイシー
まほろ駅の裏通りの風俗店で働いている娼婦たち。
田村 由良(たむら ゆら)
多田が、学習塾への送り迎えの依頼された小学4年生の男児。
年齢の割りになかなかの食わせ物。
家庭は両親とも共働きであり、本人曰く自分には興味ないと述べている。
三峯 凪子(みつみね なぎこ)
行天の元妻である医者。
「はる」と言う名の娘がいる。同性愛者。
星 良一(ほし りょういち)
まほろ市の裏の世界で幅を利かせている男。
麻薬の密売等を行っているが、未成年。
私生活では、タバコを吸わず、酒もほとんど飲まないなど、健康志向の生活を送っている。
岡(おか)
まほろ駅前から車で数十分ほどの家に住む老人。
利用しているバス路線の間引き運転を疑っており、
一定の季節にて多田に近所のバス停で間引き運転の証拠をつかませるなど、
風変わりな依頼を行うリピーター。