三浦しをんのレビュー一覧

  • 月魚

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     三浦しをんさんのデビュー第2作(2001年)です。『まほろ駅前』シリーズ(2006〜)以前の初期作品を読むのは初めてでした。古書店が舞台の古書をめぐる若い男2人の物語です。

     こ、これはBL? オブラートで包む感じで印象をぼかしてますが…、なんかそんな匂いのする関係性ですよね? BL前夜? 失礼ながら今は立派な「貴腐人」も、デビュー時から「腐女子」の片鱗を見せていた? いや、だとしても本作は無粋なBL作品ではありません。

     古書店『無窮堂』3代目店主・本田真志喜(24歳)と、安く仕入れた古本を卸専門で販売し利益を得る「せどり屋」の息子・瀬名垣太一(25歳)。
     2人は幼い頃から兄弟のよう

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    2025年11月03日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    社史編纂室のメンバーが個性的で、楽しく読めました。社史作りのお仕事もので終わるのかと思いきや、会社のかつての暗部に迫る内容もあり、若干、意外でした。ただ同人誌の活動がオタクで、その活動をしていることを隠さないという気持ちは、そんなものなのかなぁと、あまりピンときませんでしたが。ラストはもう少しスッキリ、悪を討伐!てな感じになれば良かったのですが、淡々と終わったという印象です。

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    2025年11月02日
  • エレジーは流れない

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    寂れかけた温泉街を舞台に
    高校生たちの青春を描く。

    父親がいなく、母親がふたりいる。
    そんな自分の存在に悩みながらも仲間たちと
    ドタバタ過ごす、青春譚

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    2025年10月29日
  • 神去なあなあ夜話

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    ネタバレ

    平野勇気
    二十歳。高校卒業後、三重県中西部の山奥にある神去村に住むことになる。最初の一年間は見習いだったが、今年の春から中村林業株式会社の正社員になった。ヨキの家に居候している。

    おやかたさん
    中村清一。中村林業株式会社社長。三十代。東京ドーム二百五十六ぶんの山を所有する大山持ち。

    ヨキ
    飯田与喜。中村班。三十代前半。清一の幼なじみ。ガタイがよく、短髪を金色に染めている。「俺は山仕事の天才」。細かいことを気にしない。

    田辺巌
    五十代。中村班。子どものころに神隠しに遭った。山仕事のすべての作業に詳しく、勇気にあれこれ教える。

    小山三郎
    七十半ば。中村班。山の知恵袋。危機回避能力が尋常じゃ

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    2025年10月24日
  • まほろ駅前番外地

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    『まほろ駅前多田便利軒』の続編(というより、番外編?)との事で、前作では主人公だった多田さんと行天さんを、別のキャラの視点から見たストーリーが多かったです。
    前作を読んだけれども続きを読むべきかどうか迷っている方向けに、それぞれのお話をかいつまんで紹介します。前作を読んでいない方には訳が分からないと思いますので、ここはスルーして他の方の感想を参考にしてください。

    「光る石」
    行天さんのまさかの行動に大変驚かされ、世の中には知らない方がいいこともあるのだと思い知りました。

    「星良一の優雅な日常」
    どちらも選びたくない究極の2択。
    今、明かされる星良一の恐ろしい一面とはΣ(||゚Д゚)ヒィィィ

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    2025年10月21日
  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日
  • むかしのはなし

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    伝聞式で昔話を一般的?な話に落とし込んで書かれていたのが新鮮で面白かった。短編集だが、各話にどこか繋がりがあるのも、面白かった。

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    2025年10月17日
  • ののはな通信

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    好きな人と"手紙"でやりとりする。
    1日に何ラリーもできないから、僕なら発狂してしまいそうです。

    授業中の手紙のやり取り、懐かしいなぁ。中継役をやったことがあったようななかったような。。
    はなちゃん、どうかご無事で。

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    2025年10月13日
  • 光

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    これまで何冊か読んだ三浦しをんさんの作風と全く違うように感じてこんな作品も描かれるとは驚きました。自分とかけはなれたシチュエーションではあるけど暗く薄汚れた場所で藻掻く冷酷な描写に引き込まれます。終章にむけての展開は目が離せませんでした。

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    2025年10月12日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ちょっとずつ"違う"、みんなの"フツウ"の暮らしー

    四人の女性とそこに関わりを持つ人々の
    日々の暮らし、日々の喧騒。
    なんでもない会話が楽しくて、彼女達の人生の豊かさと重厚さを物語り、登場人物が生き生きと輝くのは三浦しをん先生の手腕。

    そして三浦しをん先生の描く、イケメンが
    いつも本当にイケメン。
    ちょっとしか出てこないのに、わかる。
    絶対イケメン。好き

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    2025年10月11日
  • 菅原伝授手習鑑

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    歌舞伎を観たあとで読んでみました。細かいところもよく分かったので予習に使えばよかった。この本単独でもひじょーに現代的な訳で面白い読み物です。

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    2025年10月10日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    多田便利軒はいつも大騒ぎ
    多田を筆頭に同級生で相方の行天
    娼婦のハイシーにルル

    そこに行天の元妻凪子がハルを預かって欲しいと
    同時に起きる依頼やトラブル

    そして多田の恋
    行天の生い立ち
    星とその部下

    でも何か癒してくれる不思議な話し
    第三弾なので、初見の方は第一弾からオススメ

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    2025年10月07日
  • 神去なあなあ日常

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    三浦しをんさんの書く男性主人公って、なんでこんなピュアでかわいいんだーー。
    そして清一さんのすっとしてて男前な感じ、、、これは伝わってくる。めっちゃモテそう、沼りそう。このメロ男の妻である裕子に、私はなりたい。

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    2025年10月07日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    ネタバレ

    社史編纂室での大変な社史作成の過程を描いた話、
    と思いきや
    星間商事の隠された歴史も社史に掲載するべく、同人誌の皮をかぶった「裏社史」をコミケで頒布するドタバタで愉快な社史編纂室の話

    「舟を編む」のイメージで手に取ったからギャップにびっくりしたけど、
    作中作の小説も面白いし、同人活動と結婚とのあり方には考えさせられるものがあったし、楽しく読めた

    サリメニの女神、なかったことにしたいほど社内でタブーとされているから売春とかそんな感じの悲しい話かと思ったら、女神がサークル主の文学サロンだったのはちょっと温度差あってびっくり
    身売りされたのは事実だし消息不明だから悲しい話なのは確かかもしれないけ

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    2025年10月02日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能や文楽、歌舞伎に行きたくなった時、読んでおくと筋がわかって理解が深まり、余裕を持って楽しめます。 時代が違うと景色が違い、常識や価値観が違って、なかなかわかりづらいことが多いのですが、どの新訳も面白く、登場人物が生き生きと動き、楽しく読み進めました。 一家に一冊。

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    2025年10月01日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    5人の小説家の短編と、2人のクリエイティブディレクターのアンソロジー
    テーマは九州の特別列車「ななつ星」に乗り込む乗客の物語だ
    列車はたくさんの人を一度に運ぶけど、乗客の一人一人はそれぞれ特別な想いを持って列車に乗り込む

    5人の作家さんが寄せたとても短い物語には人生という長い長い想いが乗っていることに気が付く
    恩田陸さんの「お姉さん」が仕組んだ、複雑で切ない物語も時間の長さと、生きようとする想いの深さが音楽に乗ってやってくる

    個人的には小山薫堂氏の言葉が圧巻だった
    人から人へ繋ぐ想いが言葉となって、香り高く温かみを持って伝わってくる
    「共感」という到達点はその気持ちを理解しようとする意識の

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    2025年09月30日
  • あの家に暮らす四人の女

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    家族に[父]の姿が無くても、女だけで暮らせるという話で、ズボラしても言いたいこと言っても、な~んか許せてしまうのは、やっぱり気が合うからなのね。先のことはわからない、今を生きることが大切なんだなぁ。

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    2025年09月29日
  • あの家に暮らす四人の女

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    同じ年代の女性なら思うだろう、「なんか、いいなあ」。正しい家族はない。家族は普遍的ではない。みんな違ってみんないい、は個人だけじゃなく家族にも当てはまる。本物の女の絆ほど強いものはない。

    全文はブログで
    www.akapannotes.com

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    2025年09月29日
  • わたしの名店

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    総勢28名による「名店」にまつわるエッセイ集。1編が短くて、するすると読めた。
    宇垣美里さんの文章を初めて読みましたが、リズム感が良くて好きかも。
    美村さんの文で「人の感情を再現する役者の仕事柄か、…お客様の表情を拝見すると、そこが美味しいかどうか大体推し量ることができる。…お客様から安心感と笑顔が溢れている店は、ほぼ間違いない。」というのは面白いなと思った。
    28名がそれぞれの視点から語るのを読むうちに、周りの人にも、名店とそのエピソードを聞いてみたくなる1冊でした!

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    2025年09月28日
  • しんがりで寝ています

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    ネタバレ

    三浦しをんさんの「相変わらず」のエッセイ集。
    一部の趣味に対する過剰な反応はさておき、表現や感情が柔らかく、受け取りやすく読みやすい。

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    2025年09月25日