三浦しをんのレビュー一覧

  • 夜の恩寵

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    夢の中で現実にはいない子供が産まれてどんどん育っていくなんて怖すぎる。ちっとも恩寵ではない。
    二つの家族の、夢にまつわる不思議な物語。

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    2026年08月28日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻からあっという間に読み進めて、読み進めながらこんなに先を急いでこの世界が終わってしまうことが勿体ないと思いながらも読み終えてしまいました。
    専門的な説明が理解に苦しむところですが、それはそれ、藤丸くんと同じ立場で居ると思えば私も登場人物!みたいな感覚で楽しめました。
    藤丸くんの陰りの全くない屈託ない明るさに対して研究者の面々の苦悩が対照的で可笑しくも微笑ましくもありました。1家に1人藤丸くん!と思ってしまいました。

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    2026年08月28日
  • あの家に暮らす四人の女

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    タイトル通り、一つ屋根の下で暮らす四人の女たちの日常を描いた作品

    大きな事件は起こらないし、何やら突然ファンタジー風味な語り口になったりして、もしかしたら苦手な人には読みづらいかもしれないけれど、最後は不覚にもホロリとしました。

    中盤まで読むとなぜカバーイラストがカラスなのかわかります。

    こういう、友人であり同居人であるけれど関係の規定の難しい間柄って惹かれるなあ。別に血族じゃなくても恋人じゃなくても一緒に暮らしたっていいんだよね。そういう風通しの良い関係性は読んでいて気持ちいい。

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    2026年08月28日
  • 夜の恩寵

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    ネタバレ

    夜におきる、不思議な体験。
    夢見の力や神様を下ろす人など、ちょっと不思議な世界観に引き込まれていきました。

    特に「夢見る家族」がお気に入り。
    不妊の男性と結婚した未千。だが、代々夢見の家系で夢の中で子育てが始まるのが突拍子もないけどそれを理解してくれる旦那さんのタロさんか素敵でした。

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    2026年08月27日
  • 夜の恩寵

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    ネタバレ

    しをんさんの妖し気な小説、久しぶりかも。
    やはり好き。
    カリスマをテーマにし連作短編集。

    全体的に面白かったけど、特に
    「胡蝶」の後日談で、夢でみた子どもを現実に産みなおした家族の中の兄弟の話「夢見る家族」と。
    ムツミとゴンゾーのバンドと友情?のお話「金の糸」が好きだった。

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    2026年08月27日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    恋とはなんだろう?ということを知りたくてこの本を手にとってみたが、最終的に恋に正解や形はないということが分かった。

    誰かを大切に思っていることが伝わる話は読んでいて気持ち良い

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    2026年08月27日
  • 夜の恩寵

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    夢に関わる5篇からなり、不思議な世界に引き込まれた。子どもの頃、よく同じ夢を見たり、はっとして飛び起きたり、夢はもっと身近なものだったような気がする。だんだん見る夢も現実に近いものになり、「今日こんな夢を見た」と人に語りたくなることも減ってきてしまった気がする。

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    2026年08月26日
  • 夜の恩寵

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    「神馬に乗る女」「胡蝶」「夢見る家族」「金の糸」「夢の子ども」の5つの物語からなる「夢」と「カリスマ」をテーマにした短編集。

    それぞれ別々の短編かと思ってたら、意外なとこで繋がってるものもあり、大きく2つの連作短編になっている。

    理解し難い話もあり、モヤモヤっとした感じで終わるものもあるけど、「金の糸」は音楽に生きる若者を描いていて面白い。と思ってたら、こっちの話に繋がってるのかいと驚き、戸惑う。

    三浦さんの作品はやっぱり面白いし読みやすい。ほぼ、1日で読み終わってしまった。

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    2026年08月25日
  • 舟を編む

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     「大渡海」を至高の辞書へ仕上げるべく、東奔西走する様々な人を見ることができた。辞書作りとはチームワークと作中で述べてあったが、職人気質の馬締や、外交性のある西岡など、各々の長所が生きてこそのチームワークなりと思わせてくれた。視点がさまざまな人に移っていく中で、辞書にどのように向き合っているか、その人の価値観を垣間見ることができた。

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    2026年08月25日
  • のっけから失礼します

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    やっぱり三浦しをんさんのエッセイは面白すぎるー!
    まさかしをんさん、風呂キャンセル界隈だったとは…!笑
    熱があるのに前日お風呂に入らなかったから病院行かなかったとか……気にしなくていいのにー!と思ってしまいました。
    タクシーの運転手さんの話しも面白かったし、コバエのニャンニャンの話しも面白すぎた……
    なんでしをんさんってあんなに難しい言葉を使って物語を書くのにエッセイこんなに面白いんだろう…!
    三浦しをんさんの本、物語よりエッセイの方が保持率高めです(๑ ˃̵͈́∀˂̵͈̀ )

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    2026年08月24日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    後半は何回も何回も目頭が熱くなる。
    箱根に特別な関心を向けたことがなかったけれど、来年の箱根駅伝はしっかり見たい。楽しみ

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    2026年08月23日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    登場人物は、ほぼ前2作に出てきた人なので、なんとなく人物像が分かっていて物語に入りやすい。
    2006年「まほろ駅前多田便利軒」、2009年「まほろ駅前番外地」、2013年「まほろ駅前狂騒曲」

    2006年は今から20年前、三浦しをんさんはまだ20歳代ではないですか。
    最初から3部作なんて考えもしなかったでしょう。
    でも読み終わってみると、1つの物語としてのまとまりがあり、結果として3部作になってしまったという感じ。

    執筆時期は、「風が強く吹いている」や「神去シリーズ」や「舟を編む」と時期が重なっている。
    個人的にはここ10年ほどの小説より、この辺の時代の作品が好きだ。

    三浦しをんさんのエッセイはほぼ読んでいるが、小説は読み残しがまだまだたくさんある。
    次の候補はデビュー作「格闘する者に○」です。

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    2026年08月20日
  • 夜の恩寵

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    ネタバレ

    連作短編5作
    憑依から始まり、受け継がれていく力は、はたして恩寵なのか
    当の本人たちは、それが何なのかも分からないまま、その力を活かして何かを成し遂げるわけでもない
    ただ出口のないトンネルを進むように、自分の内側にあるものから逃れられない
    受け継がれることは、恩寵であると同時に拘束のようだ

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    2026年08月17日
  • 天国旅行

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    ネタバレ

    全部の話が「えっどうなるんだろ」てなってどんどん読めた 苦手な部類の話が多かったのに読後感なんかジワジワ良かった

    樹海の話 一番好き お互いに相手のこと生きててほしいと思ったってことだよね 高熱を押して外の人に気づいてもらえる手筈を整えて自分は姿をくらますところを考えると辛いけど

    遺書 青酸カリを味噌汁に入れるやりとりはすごいけど浮気してるしそれだけ長く一緒に生きてて色々あったって話なんだろうけど 最後の「燃やしたあとの遺骨を探してご覧」のやつも何ヘラヘラしてんの?てメランコリックな感じしてきて死ぬことそんなに深刻に捉えてなさそうな気がしたんだけど、解説ではまた違う感じだったのでそういう捉え方もあるか…てなった 男女じゃない可能性あるかも、て指摘、そうだよね〜!!てなった

    ウメおばあちゃんの話 好き 瓜が美味しそう

    夢が前世のやつ 男が笑ってたのを目撃したんだから最後一矢報いるどんでん返しになってほしかった めちゃくちゃ不満

    炎 百合じゃん!!でも炎で照らされるのは初音ちゃんだよねこれ そこもいい

    恋人が幽霊になったやつ やりとりが可愛くて好き 犯人店長じゃね?

    一家心中の生き残りの話 居なくていいと思ってた女性から生きやすくなる方法を教えてもらって救われてて超良かった 友達と共依存みたいになってるのもいい

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    2026年08月16日
  • 夜の恩寵

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    世界観が繋がっている短編集。幻想的で、えっ、結局あれはどういうこと?みたいな結論がないんだけど面白く読めてしまう感じなどが、恩田陸の本みたいでした。面白かったけどなんかスッキリしないので★4。
    性的な表現などもでてくるので中学校以上。基本は高校以上向けかな。
    「神馬に乗る女」
    広告代理店で働き、芸能人などとも会う部署からPR誌作成部署に異動になった輝久は父からお母さんが凄くおかしいからとにかく来てくれと言われ、3年ぶりに福井の実家に戻る。義母は一見普通に見えたのだが。
    「胡蝶」
    私、未千(みち)はお婆ちゃんっ子だった。大好きだったお婆ちゃんは、毎日夢の話をした。そして、夢見の力がある家系だということを、祖母の妹から聞く。夢の話はしやんほうがええ。取り込まれてしまうに。
    「夢見る家族」
    俺の家族は変だ。顔が良く頭も運動もできる兄、千夜太は夢を母に語らせられる。俺は夜音次(よねじ)。実は俺の方が夢で未来を見てる。
    「金の糸」
    綾瀬権造はダブって同じ学年になった金持ちの息子。おれ、六実はひとつ下で先生に仕組まれてお目付け役になった。あやせはバンドやろうといって、おれはベース。俺の兄、輝久はずっと俺を育ててくれてる。六実はたまに妙にリアルな夢を見る。
    「夢の子ども」
    父が死にそうだと輝久に義母から連絡ある。神がかるようになった母親はいまだに大きなビルっぽい自宅に住み、信者に世話されるような生活。税金対策で宗教法人にもしている。

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    2026年08月15日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    家族は選べないけど、家族のような存在とは人生の途中で出会えるんだなと思った。

    タバコが吸ってみたくなる小説第1位

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    2026年08月14日
  • 夜の恩寵

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    もし、自分の身の回りの出来事だとしたら、心がざわついて安心できない、けれど逃れられない、という日常に潜む狂気や恐ろしさを描いた本だった。
    なのに、読後感は怖さ、気持ち悪さでなく、温かい気持ちになれ、希望が見えた。
    登場人物のその後の人生も知りたい、と思った。

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    2026年08月13日
  • 夜の恩寵

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    話単体で見るだけだと、わからないものでもそれぞれで見ると印象が大きく変わり、独特な雰囲気の世界観を強く感じた。

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    2026年08月12日
  • 政と源

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    こんな最高の幼馴染がいる二人が羨ましい。
    生き方も考え方も正反対なのに、なぜか仲良し♪
    それはきっと互いに認め合い、大切に思っているからだろう。
    人って温かいな(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)



    73歳の国政と源二郎は、水路のある下町に暮らす幼馴染。

    ※元銀行員で真面目な政
    見合い結婚をし、懸命に働いてきたはずだが、今は妻と二人の娘に見放され、孤独な一人暮らし。

    ※つまみ簪(かんざし)職人の源
    好きな相手と駆落ち同然の結婚をした。
    妻に先立たれ子もいないが、今は若い弟子を取り楽しそうに暮らしている。

    そんな源に嫉妬する政の姿には、思わず笑ってしまう( *´艸`)
    でもその気持ちは正直だよね。
    慕ってくれる弟子とその彼女がいつも近くにいて、賑やかで、生き生きと見えるんだもの。

    しかし二人は〝幼なじみ無線〟で繋がっているから、どちらかがピンチの時は助けにいくのね。
    ホントに良い関係…



    あぁ、やっぱり人って温かい。
    どんなに孤独だと思っても、一人じゃない。
    寄り添ってくれる人、一緒にご飯を食べてくれる人がきっと近くにいるはず。


    人間味に溢れる温かい一冊でした(*๓´╰╯`๓)


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    2026年08月11日
  • ゆびさきに魔法

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    これです!これが求めてた三浦しをんさんのお仕事小説。辞書編纂を描いた「舟を編む」に続き今回はネイリストを描いた物語
    いまだにネイルへの偏見が残る世の中だけれど、指先が綺麗だと生活に張り合いがあるというのはとてもわかる。
    そしてセルフネイルが手軽にできる今でもやはりしっかりした技術があるネイルサロンに行くのはいいなと思える本だった。
    丁寧な技術で施術を行う美佐が羨む気持ちを持つのは自由な発想力を持つ星野。
    そんな美佐の元に技術は拙いものの自由な発想力とコミュ力を持つ星絵が来ることで少しずつ変わる日常が描かれる。
    何も塗ってない自分の指先がキラキラして見えるようで、少しネイルを塗りたくなるような本だった。

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    2026年08月11日