三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登場人物は、ほぼ前2作に出てきた人なので、なんとなく人物像が分かっていて物語に入りやすい。
2006年「まほろ駅前多田便利軒」、2009年「まほろ駅前番外地」、2013年「まほろ駅前狂騒曲」
2006年は今から20年前、三浦しをんさんはまだ20歳代ではないですか。
最初から3部作なんて考えもしなかったでしょう。
でも読み終わってみると、1つの物語としてのまとまりがあり、結果として3部作になってしまったという感じ。
執筆時期は、「風が強く吹いている」や「神去シリーズ」や「舟を編む」と時期が重なっている。
個人的にはここ10年ほどの小説より、この辺の時代の作品が好きだ。
三浦しをんさんのエッセイはほぼ読んでいるが、小説は読み残しがまだまだたくさんある。
次の候補はデビュー作「格闘する者に○」です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全部の話が「えっどうなるんだろ」てなってどんどん読めた 苦手な部類の話が多かったのに読後感なんかジワジワ良かった
樹海の話 一番好き お互いに相手のこと生きててほしいと思ったってことだよね 高熱を押して外の人に気づいてもらえる手筈を整えて自分は姿をくらますところを考えると辛いけど
遺書 青酸カリを味噌汁に入れるやりとりはすごいけど浮気してるしそれだけ長く一緒に生きてて色々あったって話なんだろうけど 最後の「燃やしたあとの遺骨を探してご覧」のやつも何ヘラヘラしてんの?てメランコリックな感じしてきて死ぬことそんなに深刻に捉えてなさそうな気がしたんだけど、解説ではまた違う感じだったのでそういう捉え方もあるか…てなった 男女じゃない可能性あるかも、て指摘、そうだよね〜!!てなった
ウメおばあちゃんの話 好き 瓜が美味しそう
夢が前世のやつ 男が笑ってたのを目撃したんだから最後一矢報いるどんでん返しになってほしかった めちゃくちゃ不満
炎 百合じゃん!!でも炎で照らされるのは初音ちゃんだよねこれ そこもいい
恋人が幽霊になったやつ やりとりが可愛くて好き 犯人店長じゃね?
一家心中の生き残りの話 居なくていいと思ってた女性から生きやすくなる方法を教えてもらって救われてて超良かった 友達と共依存みたいになってるのもいい -
Posted by ブクログ
世界観が繋がっている短編集。幻想的で、えっ、結局あれはどういうこと?みたいな結論がないんだけど面白く読めてしまう感じなどが、恩田陸の本みたいでした。面白かったけどなんかスッキリしないので★4。
性的な表現などもでてくるので中学校以上。基本は高校以上向けかな。
「神馬に乗る女」
広告代理店で働き、芸能人などとも会う部署からPR誌作成部署に異動になった輝久は父からお母さんが凄くおかしいからとにかく来てくれと言われ、3年ぶりに福井の実家に戻る。義母は一見普通に見えたのだが。
「胡蝶」
私、未千(みち)はお婆ちゃんっ子だった。大好きだったお婆ちゃんは、毎日夢の話をした。そして、夢見の力がある家系だということを、祖母の妹から聞く。夢の話はしやんほうがええ。取り込まれてしまうに。
「夢見る家族」
俺の家族は変だ。顔が良く頭も運動もできる兄、千夜太は夢を母に語らせられる。俺は夜音次(よねじ)。実は俺の方が夢で未来を見てる。
「金の糸」
綾瀬権造はダブって同じ学年になった金持ちの息子。おれ、六実はひとつ下で先生に仕組まれてお目付け役になった。あやせはバンドやろうといって、おれはベース。俺の兄、輝久はずっと俺を育ててくれてる。六実はたまに妙にリアルな夢を見る。
「夢の子ども」
父が死にそうだと輝久に義母から連絡ある。神がかるようになった母親はいまだに大きなビルっぽい自宅に住み、信者に世話されるような生活。税金対策で宗教法人にもしている。 -
Posted by ブクログ
こんな最高の幼馴染がいる二人が羨ましい。
生き方も考え方も正反対なのに、なぜか仲良し♪
それはきっと互いに認め合い、大切に思っているからだろう。
人って温かいな( ꈍᴗꈍ)
73歳の国政と源二郎は、水路のある下町に暮らす幼馴染。
※元銀行員で真面目な政
見合い結婚をし、懸命に働いてきたはずだが、今は妻と二人の娘に見放され、孤独な一人暮らし。
※つまみ簪(かんざし)職人の源
好きな相手と駆落ち同然の結婚をした。
妻に先立たれ子もいないが、今は若い弟子を取り楽しそうに暮らしている。
そんな源に嫉妬する政の姿には、思わず笑ってしまう( *´艸`)
でもその気持ちは正直だよね。
慕ってくれる弟子とその彼女がいつも近くにいて、賑やかで、生き生きと見えるんだもの。
しかし二人は〝幼なじみ無線〟で繋がっているから、どちらかがピンチの時は助けにいくのね。
ホントに良い関係…
あぁ、やっぱり人って温かい。
どんなに孤独だと思っても、一人じゃない。
寄り添ってくれる人、一緒にご飯を食べてくれる人がきっと近くにいるはず。
人間味に溢れる温かい一冊でした(*๓´╰╯`๓)
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Posted by ブクログ
これです!これが求めてた三浦しをんさんのお仕事小説。辞書編纂を描いた「舟を編む」に続き今回はネイリストを描いた物語
いまだにネイルへの偏見が残る世の中だけれど、指先が綺麗だと生活に張り合いがあるというのはとてもわかる。
そしてセルフネイルが手軽にできる今でもやはりしっかりした技術があるネイルサロンに行くのはいいなと思える本だった。
丁寧な技術で施術を行う美佐が羨む気持ちを持つのは自由な発想力を持つ星野。
そんな美佐の元に技術は拙いものの自由な発想力とコミュ力を持つ星絵が来ることで少しずつ変わる日常が描かれる。
何も塗ってない自分の指先がキラキラして見えるようで、少しネイルを塗りたくなるような本だった。