三浦しをんのレビュー一覧

  • 本屋さんのある街で

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    今やどんどん街から消えている本屋さんを舞台にしたアンソロジー。
    正直、自分の街には歩いて行ける本屋さんはBOOK・OFFしかないんだよね。
    どの作品も読後感が良くて、甲乙つけ難いけれど一穂ミチ先生の、主人公と中国の青年の交流を描く「歌うように生きて」が一番好きかな。あの後の物語が読みたいな。
    最初の瀬尾まいこ先生の「続きは書店で」も大好きです。
    全員女性作家かと思ったら坂木司先生は性別不明なんだね。

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    2026年10月02日
  • 本屋さんのある街で

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    すごくよかった。本屋って温かい。
    本屋さんは時代的に経営が難しいのかもしれない。でも、コミュニティスペースという憩いの場としての役割もある。
    本屋×駄菓子屋、本屋×カフェ、素敵。私も働きたいなと思った。

    凪良ゆうさんの小鳥たちが1番お気に入りでした。

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    2026年10月02日
  • ぐるぐる♡博物館

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    一般的に見て、自分は博物館に行く頻度が高い方だと思うけど、紹介されていたのはほとんどが行ったことのない館。
    三浦しをんさんの面白い視点でそれらの館を訪問したエピソードが綴られていて、クスっと笑いつつ読み進めることができた。正直、自分が同じところへ行っても、こんなに面白がれない気がするけど、この人の文章のおかげで訪問したいなと思った。
    特に「龍谷ミュージアム」、「大牟田市石炭産業科学館」、「雲仙岳災害記念館」は行ってみたいなと思っている。
    この本を読んでから、著者とは会ったこともないのに、この施設好きそうやな、とか、この施設来たら面白い文章書いてくれそうやな、とか勝手に妄想してしまっている…。

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    2026年10月01日
  • 本屋さんのある街で

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    学生時代の4年間、本屋でバイトしていました。個人経営の本屋で、そりゃもう時給は安い。450円って、どれだけ昔やねんと思われそうですが、当時でもおかしかったはず。正月三が日はどこの店もきっちり休んでいたような時代に営業すると社長が言い出し、時給割増しするからと言われて行ったら500円でした(笑)。所持金があったのに恥ずかしくて買えないフランス書院文庫を万引きした高校生とかいたなぁと、いろんなことを思い出します。本の感想になっていないけど。どの話もなんだか切ない。こんな書店は消え去りつつある。でも、本屋のある街で過ごしたい。

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    2026年10月01日
  • むかしのはなし

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    日本の昔話をモチーフにした現代の短編集
    と思えば、未来の話でタイトルの付け方も上手いなあと思う。
    ひとつひとつが昔話を意識しているようなつくりにはなっているが、後半の隕石が落ちて地球は終わる・選ばれた人がロケットで宇宙へ行けるというバックストーリーが色濃く
    「ここではないどこか」が死なのか、宇宙なのかが読んでいくと分かるギミック。
    一連の流れも面白いけれど、伊坂幸太郎の「終末のフール」っぽいなあと思った。

    ネガティブな夏の空気が全体的にじめっと湿り気をともなって存在するのがよかった。

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    2026年10月01日
  • ゆびさきに魔法

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    仕事に真剣に取り組んでいる人の尊さを感じました。こんなに自分の仕事に誇りと情熱を持てたらいいなぁ。久しぶりにネイルサロンに行ってプロの技を受けたいです。『舟を編む』もですが、三浦さんのお仕事の描き方がすごく具体的でイメージしながら読めて面白かったです。

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    2026年09月30日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんが大好きな私のための本だぁ!と、手に取った一冊

    短編で詠みやすく、好きな作家さんばっかりで…
    とっても切ないけど優しく温かい物語達だった

    中でも一穂ミチさんの『歌うように生きて』が心に残った
    潤とリウが時を経て縁を結び直せますように…

    凪良ゆうさんの『小鳥たち』はすでに単行本で読んでいましたが、やっぱり素敵なお話…

    これからもずっと本屋さんは私の癒しの場です

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    2026年09月30日
  • 本屋さんのある街で

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    平日は通勤時や昼休みに本を読んでるのですが、シルバーウィークなどで読書自体久々。
    アンソロジーはガツンと面白くなる前に終わるからなぁ、と嫌々手に取ったけど、久しぶりなのもあってかめちゃくちゃ面白かった!
    一穂ミチさん目当てだったけど、凪良さん、瀬尾さん、三浦さん、皆超一流。
    坂木さんだけ知らないなと思ったら『和菓子のアン』の方。
    似たような話もあったけど、それでもよかったです。

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    2026年09月29日
  • 夜の恩寵

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    夢とカリスマについての話。フィクションだとわかっていながらも本当にありそうでちょっと不気味なのが良い味が出ていてよかったです!なんとなく話が繋がっているところも見どころ

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    2026年09月29日
  • 本屋さんのある街で

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    書店にまつわる短編5編。読んでから1週間経って内容はもうすでにうろ覚えだけど、5編ともみんな良かった!
    読書って内容をずっと覚えていられなくても(私の記憶力の問題かも)読んでる時が楽しくてワクワクしていればその時間を楽しめてるってことでもうじゅうぶんな気がする。
    その点でこの本は合格!
    特に一穂ミチと三浦しおんの短編が好きだった。
    三浦しおんは書店勤務があるかのように書店員の仕事内容に詳しかった。
    商店街にある小さな書店、でもしっかり固定客もついていてパートとバイトも雇える余力がある。カブで配達ついでに見守りもして(お得意さんが倒れてるのを救ったり)こんな書店が実際あったら働いてみたいなぁ。と思ったなり。

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    2026年10月01日
  • 愛なき世界(上)

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    三浦しをんさんの本はいつも知ってるようで知らなかった素敵な単語が必ずあって歓喜する。
    今回は「艶福家」
    女にモテモテな男の人を指す。
    全然ストーリーに関係ないけど、好き。
    なんて艶やかで甘美で演技がいい単語なんだ!って興奮した。

    以前、エッセイで植物を育ててることを書かれていたのでその時にも溢れてた植物への愛が溢れてて好き。
    そして、また全てが植物のように優しく受動的のようであるのに強く生きてる感じの登場人物たちが好き。

    それにしても、勝手に深く深く文系に携わって生きている人がこんなに理系のお話でおもしろいって何事かと思う。下巻続けて読む。

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    2026年09月28日
  • ののはな通信

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    ネタバレ

    手紙のやり取りだけで構成される小説。百合の表現が濃厚で、少女時代の甘酸っぱくも儚い恋から、大学時代のそれぞれの自立した生活、大人になった後の思想や信念を持って行動する段階と、人生のそれぞれの段階の特徴がよく描写されている。少女の時のどことなく嫌な感じや、大学時代の自らの道を迷走する様子はやけにリアル。はなは少女時代、ぽわぽわとしたタイプであったにも関わらず、大人になると信念を持った女性へ成長するのに引きかえ、ののの方は少女時代は自我が強く率先して行動していたようにも関わらず、大人になるとうちに秘めた思いを悶々と抱えながら外に一歩踏み出せなくなってしまう、といった変容や対照的な描き方がで印象的。ののの強い思いや拗らせた思いの解消の仕方ができない様子が辛く、そちらに感情移入して読破した。

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    2026年09月27日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    竹青荘に住む十人で箱根駅伝を目指す。経験者は三人、あとは剣道やら漫画オタクやらいかにもな黒人留学生。
    本当にそんな事が実現できるのか読んでても信じられないがこの人達の関係性は面白い。そして初めてのタイム測定だがみんな速い。漫画オタクは予想通り遅かったが他が速い。僕のタイムより速い。まぁそうじゃないと箱根駅伝に出るなんて言えもしないだろう。
    目標に向けての地道な日々ながら恋愛とこの十人達の絆が素敵な作品でした。

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    2026年09月25日
  • 神去なあなあ日常

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    三浦しをんさんの作品 やっぱり読みやすい!
    林業がテーマ。私は田舎育ちで山は身近です。
    最近は特に趣味で登山やトレランしたりしているので、山はほんとに身近な存在。でも、林業となると話は全く別。植林されているようなところは行ったこともない。普通に登山道を歩いたり走ったりするだけでも大変なので、山仕事の大変さはなんとなくわかります。でも、林業はとても魅力的な仕事だとも感じます。
    また、山の神聖さも改めて感じます。
    次に山へ入るときは一礼してから入ろうと思います。そして主人公の勇気はほんとにえらい、続けて欲しいと思いました。

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    2026年09月24日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    恋愛をテーマにした短編集だけど、単純な「男女の恋愛」だけではなく友情、家族愛、片思い、執着、同性愛など、人と人とのさまざまな結びつきが描かれています。
    それぞれの物語は独立しているものの共通しているのは、誰かを大切に思う気持ちの温かさと、その裏にある切なさ。
    特に、好きだからこそ近づけない想っているのに伝わらないといった不器用な感情がリアルで、読んでいて胸に残りました。
    派手な展開よりも、登場人物の心の動きや人間関係をじっくり楽しむタイプの作品なので「恋愛小説は好きだけど、普通の恋愛だけじゃ物足りない」という人におすすめです。

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    2026年09月24日
  • しをんのしおり

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    しをんさんの作品は大好きで、エッセイではどんな日常を書くんだろうってわくわくしながら読み進めた。
    ユニークなお人すぎる、、!
    なんだかさくらももこさんのエッセイみたいにくだらなさの中にセンスと程よいリズムとやっぱりくだらない笑いがあっておもしろかった!

    時代が24年前のものだからPHSなりクロマティ高校なり田中真紀子なり懐かしすぎるワードだらけでエモい。
    そしてひたすら漫画オタクな会話なんで親近感が湧く。

    弟からブタさんだなんて呼ばれてるって、、
    姉よがんばれとしか言えん、、笑

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    2026年09月23日
  • 墨のゆらめき

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    ホテルマンと書家との交流を描いた作品。墨の香りが立ち上るような物語です。普通に考えたらまったく交流のなさそうな二人が、渦を巻きながら墨が混ざり合うように関係が一本の流れのようになっていく様子が面白いです。代筆した手紙の物語、三浦氏らしい笑えるストーリーでした。

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    2026年09月23日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋にまつわる短編小説で全て暖かくていい作品だった。それぞれの作者で内容に味がでてて、丁度いい読み応えなのも良かった。本好きにはたまらない1冊!

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    2026年09月22日
  • 舟を編む

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    言葉というものの奥深さと、それを一つひとつ丁寧に紡いでいく仕事の尊さを感じました。

    辞書作りという、一見すると地道で気の遠くなるような仕事に、人生をかけて向き合う登場人物たち。すぐに結果が出るわけではなくても、自分の仕事を信じ、誰かに受け継ぎながら完成を目指していく姿が印象的でした。

    言葉には、人の気持ちや記憶、そしてその人の人生までもが詰まっている。普段何気なく使っている言葉を、これほどまでに大切に考えたことはなかったように思います。

    効率やスピードが求められる今だからこそ、時間をかけて一つのものを作り上げることの価値が心に残りました。

    読み終えたあと、いつものように言葉を交わしているだけなのに、その一言一言が少し違って見える。
    そんな静かな余韻が残る一冊でした。

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    2026年09月21日
  • 本屋さんのある街で

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    題名にあるとおり、街にある書店を舞台にした短編集
    オール讀物の短編で全て読んでいたものだけど
    この題名でまとめられていたらついつい気になって再読してしまった。

    それぞれのお話しに、優しさや温かみがあって
    幼い頃に通っていた書店が気が付いたら某チェーン食品店に変わっていてほんのり寂しく思ったことを思い出した。


    大人になって、積読が多くなった私は
    某書店のアプリで買った本を登録されていかないと
    同じ本が2冊積んであるじゃないの!となってしまうので
    購入する時にはそこでしか買えないのだけれど
    ふと訪れた行き先の街で、ふらっと書店に立ち寄り、今推されている本や、夏休みの課題図書を眺めるのが好きだ。

    最近は、お金の本やレシピ本がそこそこ陣取っているところが多くて、ほん少し間借りしている程度の時代文庫売場を見るのも好きだ。

    読書好きにもそうではない人にも本屋のエピソードなら
    1つ2つあるかもね、と思える1冊だった。

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    2026年09月21日