三浦しをんのレビュー一覧

  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    箱根駅伝が始まる時点で、まだこんなにページ数あるの?!?!と思ったのに走り切るまでがあっという間でした。
    長距離走が苦手で、陸上競技に対して努力をしたことがない私でも、走ってみようかなと思えるような作品でした。

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    2025年10月19日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    ネタバレ

    小説家になりたいわけでも、趣味で小説を書いているわけでもないのに、つい買ってしまった三浦しをんの本。
    でも読んでよかったです。

    幼いことから本ばかりは沢山読んできて、中学生くらいまでは褒められましたが、高校生ともなると「作家になるわけでもないのに、本ばっかり読んで…」と言われたものです。
    でも、私は本を読む才能はあったかもしれないけれど、本を書く才能は全くない自信があったので、作家になろうなどと思ったことは今に至るまでない。

    この本を読んで、そんな考えがどれほど傲慢であったか思い知りました。
    才能があるからと言って努力をしないわけじゃないんだ。
    というか、多分才能があるからこそ、自己に恃む

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    2025年10月18日
  • 墨のゆらめき

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    ホテルマンが書道をやっていくのかと思っていたが、ヤクザにはちょっと、あーだった。
    書に対する表現が、清々しく素晴らしかった。

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    2025年10月18日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    多くの女を狂わせる男は、やはりわたしの心にも強い印象を残した。村川本人に関する記述はそれほど多くはないものの、それを取り巻く人物たちの、多様で複雑な考え/生き様をすこしずつ覗くことで村川の像がなんとなく見えてくるような、うつくしい物語だと思った。ひさしぶりにこんなに長く時間をかけて1冊の本を読み上げたが、1日で読んでしまうよりよかったかもしれないと思う。

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    2025年10月17日
  • むかしのはなし

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    伝聞式で昔話を一般的?な話に落とし込んで書かれていたのが新鮮で面白かった。短編集だが、各話にどこか繋がりがあるのも、面白かった。

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    2025年10月17日
  • ののはな通信

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    好きな人と"手紙"でやりとりする。
    1日に何ラリーもできないから、僕なら発狂してしまいそうです。

    授業中の手紙のやり取り、懐かしいなぁ。中継役をやったことがあったようななかったような。。
    はなちゃん、どうかご無事で。

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    2025年10月13日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    他の作品と同様、キャラが個性的。なんとなくほんわか系かと予想していましたが、意外にもかなり危険な橋を渡る便利屋の2人にはらはらしました。主人公の、淡々と冷静に生きているようでありながら、情を捨てきれずに事件に巻き込まれてしまう感じが好きです。
    行天の一度切り離された小指の繋ぎ目は、冒頭では冷たさと痛々しさが強調されていましたが、最後は「なにかを約束する印のように結ばれている」と表現されていたのが印象的でした。過去に受けた傷跡は残るし、人生にはもう戻ってこないものもある。けれど、そっと傷跡に触れながら、新たなかたちの幸せで温めることはできる。そんなメッセージが込められているように感じました。

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    2025年10月12日
  • 光

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    これまで何冊か読んだ三浦しをんさんの作風と全く違うように感じてこんな作品も描かれるとは驚きました。自分とかけはなれたシチュエーションではあるけど暗く薄汚れた場所で藻掻く冷酷な描写に引き込まれます。終章にむけての展開は目が離せませんでした。

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    2025年10月12日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ちょっとずつ"違う"、みんなの"フツウ"の暮らしー

    四人の女性とそこに関わりを持つ人々の
    日々の暮らし、日々の喧騒。
    なんでもない会話が楽しくて、彼女達の人生の豊かさと重厚さを物語り、登場人物が生き生きと輝くのは三浦しをん先生の手腕。

    そして三浦しをん先生の描く、イケメンが
    いつも本当にイケメン。
    ちょっとしか出てこないのに、わかる。
    絶対イケメン。好き

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    2025年10月11日
  • 菅原伝授手習鑑

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    歌舞伎を観たあとで読んでみました。細かいところもよく分かったので予習に使えばよかった。この本単独でもひじょーに現代的な訳で面白い読み物です。

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    2025年10月10日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    多田便利軒はいつも大騒ぎ
    多田を筆頭に同級生で相方の行天
    娼婦のハイシーにルル

    そこに行天の元妻凪子がハルを預かって欲しいと
    同時に起きる依頼やトラブル

    そして多田の恋
    行天の生い立ち
    星とその部下

    でも何か癒してくれる不思議な話し
    第三弾なので、初見の方は第一弾からオススメ

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    2025年10月07日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    新春の箱根駅伝をみる見方が変わるかも!

    まぁ言うても弱小無名大学がわずか1年で箱根駅伝に出るなんて…小説ならではの良くできた話
    キャラクターもめちゃくちゃ良い!

    脳内では双子キャラがどうしてもザ、タッチのお二人になってしまった…

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    2025年10月07日
  • 神去なあなあ日常

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    三浦しをんさんの書く男性主人公って、なんでこんなピュアでかわいいんだーー。
    そして清一さんのすっとしてて男前な感じ、、、これは伝わってくる。めっちゃモテそう、沼りそう。このメロ男の妻である裕子に、私はなりたい。

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    2025年10月07日
  • 天国旅行

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    死をテーマの短編
    遺言以外は面白かった。
    読んでいて、角田光代さんの本みたいだと思ったら、解説が角田光代さんでした。

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    2025年10月06日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    お互いを信じるからこそ、チームが生まれると感じました。
    実際に行動するのは1人かもしれませんが、支えてくれる人、応援してくれる人、ライバル、仲間などお互いに信頼関係があり、信じているからこそ、一体感が生まれる。
    そして、成果に繋がる。
    チームビルディングのすごさを感じました。

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    2025年10月06日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    小説の書き方を料理のフルコースに見立てて、24皿(項目)ごとに解説してくれている。

    24皿のコース料理は多かったし、途中途中でHigh & Low(おそらく執筆当時にハマっていたであろう趣味)に脱線するあたり…三浦さんらしい。
    足の爪剥がれたくだり…自分の実話だったか。
    (『ゆびさきに魔法』の大将のネタ)

    テーマは真面目に、内容は凡人でも共感しやすく書いてくれているので、なるほどなぁ~と思った。また自身の作品をネタバレしながら、構成の仕方を説明してくれていて、頑張って身を削っているぞと思った。

    そんなネタバレしていた作品をどう書いているのか、じっくり読んでみたいと思う。

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    2025年10月04日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    ネタバレ

    社史編纂室での大変な社史作成の過程を描いた話、
    と思いきや
    星間商事の隠された歴史も社史に掲載するべく、同人誌の皮をかぶった「裏社史」をコミケで頒布するドタバタで愉快な社史編纂室の話

    「舟を編む」のイメージで手に取ったからギャップにびっくりしたけど、
    作中作の小説も面白いし、同人活動と結婚とのあり方には考えさせられるものがあったし、楽しく読めた

    サリメニの女神、なかったことにしたいほど社内でタブーとされているから売春とかそんな感じの悲しい話かと思ったら、女神がサークル主の文学サロンだったのはちょっと温度差あってびっくり
    身売りされたのは事実だし消息不明だから悲しい話なのは確かかもしれないけ

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    2025年10月02日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    三浦しおんさんの感性は
    独特なのかしら。
    でも嫌いではない。
    エッセーを読むなら
    阿川佐和子、湊かなえ、向田邦子を
    上げるけど、三浦しおんも加えたいと思う。

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    2025年10月02日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    書ききらないことで余白を残す作品。
    どの章も、解決しないこと、わからないことばかりが残る。だがそこが良い。
    それが作品の余白、行間なのだと気づかせてくれた小説。

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    2025年10月01日