あらすじ
同衾するほど愛しいピカチュウのぬいぐるみや、
すくすくと育つ観葉植物との日々。
玄関の柱に巣を作るハチとの戦い、
近所に住む家族との交流、
EXILE一族に対する深い愛……。
笑いあり、ときどき涙あり(?)
2019年6月号から約4年分の雑誌「BAILA」での連載に、書き下ろしを加えた全55編、三浦しをんワールド全開の爆笑エッセイ集。
コロナ禍でも、コロナが明けても。人気作家の目を通して描かれる「なんてことのない日常」。その素晴らしさと可笑しさがここに。
感情タグBEST3
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三浦しをんさん、『のっけから失礼します』に続き2作目。
小説は読んだことがないんだけど、エッセイ好きだなぁ。
まず語彙が素晴らしい。
さすがの豊富な語彙で、割としょうもないエピソード(失礼)を書いてある所がツボ。あと、決して人を悪く捉えない所が素敵な人。
あまりに面白いので、1人で家で読んでいる時は、デーモン閣下かなというくらい「フハハハハハハッ!」と笑っていた。
家族がいる時は遠慮しているもののつい「グフッグフッ」と笑ってしまい、夫に不気味がられた…。
しをんさんのエッセイ、もっと読みたいなぁ。
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評判通りにとても楽しく、心が安らぐエッセイ。仕事と研究活動の息抜きにと思って取り寄せたものの面白さに止まらなくなり、一気に読み切ってしまった。発想や着眼点がユニークで日常の些細な出来事を捉えていることにも共感と、感心をさせられる。
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「BAILA」、2019年6月号~23年8・9月合併号に連載。『のっけから失礼します』の続編。
連載時期が新型コロナの大ブレイクとかぶってしまったもんから、だいぶおとなしめ。不要不急のおでかけができないため、話題は近場、ほぼ部屋のなかのことから始まる。ピカチュウのぬいぐるみと対話する毎日。
コロナワクチン接種など、リアルタイムネタも多い。ChatGPTだかγ-GTPだかチャットGPRだかも登場する。
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2024年出版。女性誌向け連載エッセイの集約、プラスおまけ執筆。著者の年齢を知らなかったが、この度ネットで調べて「おや、思ったよりは若かったんだな」。この本の中で面白く語られている父君も著名な方ではないか(知らなかったけど)。この著者が、こんな楽しい文書を書くんだ!?と驚き。クスッと繰り返す笑い無しでは読み終われない。気配り心配りと同居しているのが尚更可笑しい。ただ楽しいと言うだけでなく、発想・連想・解釈の自由度も興味深い。
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三浦しをんさんのエッセイ。
今作も抱腹絶倒。
1人でいる時に周りの目を気にせず思いっきり笑いながら拝読。
推しの熱弁、自虐、愉快なお父さん、ユーモア満載の文章に触れることができる。
「受難のトートバッグ」が特に好き。
ピカチュウのトートバッグを足ふきマットと勘違いするなんて笑
どんな見た目なのか気になって思わず検索。
確かにもこもこの部分が足ふきマットの素材に似てなくもない気が…でもこれを踏んづけるとは!
その時の光景がより鮮明にイメージできて爆笑。
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やっぱり三浦しをんのエッセイは面白い! そしてまだまだEXILE熱はおさまってないんだ……。私もハイロー見ようかな。それにしても三浦しをんが40代ってのが信じられないですよ、本当に。
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一冊まるごとおもしろい!
それでいて時々しっかり共感させられる。
エッセイだからどこから読んでも大体OK。
ボリュームたっぷり、満足感とお得感で一杯の読後でした。
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初めての エッセイでした!
おしゃれな女性向けファッション誌
BAILA の巻頭ページのものを収録したものです
と説明されています。
もちろん おしゃれなファッション誌は読んだ事
もないですし、三浦しをんさんも知りませんでした。
無知すぎる自覚はありましたが、みんな面白いと言っているから読んでみたいなぁとなんとなく呟いたら
妻や娘からあたりまえの常識のように教えてもらいました。
そんな事があっても挫けないで
直ぐに書店に行って購入、
期待値マックスで読み進めていきました。
この本の読みはじめが去年の4月で今日読み終えたので
一年近く読んでいたんです。自己最長記録です!
何故そんなに時間がかかったのか?
最初の一章までは普通に楽しく読んでいたんですが、
その後は他の物語を読み終えたらこのエッセイを少し
読んで、また新しい物語を読む。
これを繰り返していたんです。
三浦しをんさんのエッセイは凄く楽しくて
感性も楽しいですし、ご家族や友人も楽しいですし、
とにかく読んでいて何のストレスもなくただ楽しい!
優しい色なんですけど、そこにひたすら楽しい香りの
する空気感でした!
レビューを書く時に何が1番面白かったとか
言えたらなぁとか考えていましたが、全部楽しくて
選べない感じです。
ピカチュウのぬいぐるみのお話とか
北の国からっぽく時々なる事とか
タクシーの運転手のお話だとか
ハチプロの観察?のお話だとか
おまけの書き下ろしの登山のお話だとか
読み終えて楽しかったなぁ〜と思い
しばらく余韻に浸っていました。
読み終えてしまったさみしさが少し
残りますが、
しんがりで寝ています の前のエッセイも
購入したので楽しい時間がまだ続くんです!^_^
三浦しをんさんの小説も読んでみたいですし
優しくて楽しい空気感の
大好きな景色を見させてくれる作家さんに出会えて
凄く嬉しいです!
私だけの知識では、出会えなかった作品に
触れられた事の幸せを大切にしたいです。
レビューを読ませていただき出会えた物語!
フォローさせていただいている皆様に感謝致します!
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普段あまりエッセイって読まないけど三浦さんは別。
相変わらずどこ読んでも面白くて、1人で読んでいて本当によかった。人前で読んでいたら絶対ニヤニヤする不審者になってた。
ページの至るところから出不精が窺えるのにどうしてあんなにも日常が面白くネタだらけになるのかとても不思議だった。
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三浦さんのエッセイは面白いと聞いてはいましたが、ここまでとは!いい意味での裏切り(笑)
五右衛門風呂の件は思わず大爆笑でした。外で読むのは危険ですね。他のエッセイも絶対読もうと思います。
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先日のっけからを読み終わり、今回は用心してひとりの時にこっそり読んでいたのだけど、うっかり隣室に聞こえる程の声で笑ってしまい、またもや家族に「家以外のところで読まない方がいいと思うよ」と言われる有様。
ご両親とのやり取りや普段の生活がしをんさんの言葉で紡がれるとどうしてこんなに面白いんだろう。
沼にはまりました。
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三浦しをんさんの「相変わらず」のエッセイ集。
一部の趣味に対する過剰な反応はさておき、表現や感情が柔らかく、受け取りやすく読みやすい。
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何かに突出した人には、他のことにはいろいろとトラブルが続いたりするんだな。それをくすりと笑えてしまう話にまとめるのがうまい。書けない書けないというが、これだけ楽しい文章書いているじゃないかと感じる。
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2025年22冊目。
いゃあー、面白い!!!
特にピカチュウのバスマットには大爆笑。何度、震えながら笑ったことか…
「なんてことのない日常」は素晴らしい!帯の言葉通りだ。続編、震えて待つ!!!
Posted by ブクログ
笑ってしまって危険なので、人前で黙読できません。ぬいぐるみの気持ちが瞬時に理解できる想像力、発想力が素晴らしい!何気ない日常生活がしをんさんの表現によって彩られていくようで、楽しく幸せな気持ちになりました。
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所々で笑わせていただきましたが、以下の箇所に同感いたしました。「なかには二度と取り戻せぬもの、取り返しがつかぬものもあるが、それはそれでいいのではないかという気がする。すべて満たされ、悔いがひとつもない一生なんて、もしあったとしたらきっと退屈だろう。」
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大好きな三浦しをんのエッセイ。なんか前作より笑えたような。前作は昔ほど面白くなくなったと思ってたのに。あ、今調べたら前作じゃなくて、「好きになってしまいました」という違うエッセイ本のことだった。特に『シャッポを脱いだ』という表記に噴き出した。我が祖父がよく言ってたシャッポ。調べたら一応脱帽と同じ意味で出てたけど、これが本当にある慣用句だったとは。EXILE一族やバクチクが好きなのは知ってたけど、キンキキッズも好きだったんだなぁ。あとぬいぐるみ。ピカチュウのぬいぐるみにそんなに夢中になっていたとは。同世代でオタク気質、親の老化のこととか、共感できることはたくさんあるけど、やっぱ好きになるものの趣味はだいぶ違うよなー。
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私は三浦しをんさんの作品が好きで単行本で読んでいるけど、本当にこれがBAILAで連載されているの?と思うような傾向の違いで、全然関係ないけどちょっと心配になる(笑)
何度か声出して笑ってしまった。叶う事ならば「人体の不思議」に登場するAくんの声を拝聴してみたい。
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のっけから失礼しますのBAILAエッセイからの第二段。のっけ~の自分の感想をみてきた、今回とほぼ一緒の感想である。
もう何度も電車でグヘヘと気持ち悪い声を洩らしてしまったよ。やめておくれよ。
月一の雑誌に月一のネタを盛り込む位には、しをんさんの日常には腹痛い話があるようだ。
自分のログをみると、しをんさん作品9冊もヒットしてきてえ?私はしをんさんのファンなのか。小説は内容もなんとなく記憶してるから気に入ってるようだ。私の読んだしをんさんの小説はシッカリ調べあげた上でお書きになっている印象。
エッセイはそんな小説とは違ってウカレポンチだwまじで笑える。
ただ、これが笑えるのは読者層としてはアラフォーとかそこら辺じゃないかしら。私がグヘヘと笑っているネタを高一の愚息に説明したら、かなり冷たい反応であった。しをんさんに大変失礼だぞ(この反応は実母に対するものだが)
Posted by ブクログ
面白かった。言葉のチョイスとセンスに
何度も“クスッ”とさせられました。
そしてこれを書いたのが三浦さんなのか?と感じた! 別人格がいた〜!!
Posted by ブクログ
何も考えずにぼーっと読めるエッセイと三浦さん自身も書かれているが、そんな中でも平凡な日常の中にも日々楽しさや情熱、好きなことを見つけられるかはその人次第ということが読み取れた。
ファンになれる対象が見つかることは、そのための大きな一歩。
推せる対象の存在は新しい世界を見せてくれる窓、という記述があった。
よく知らない、自分が経験したことのない世界を生きているからといって、その人を偏見に満ちた目で見てしまうことはよくある。(本書の例でいうと、EXILEのようなモテそうな見た目をしている=チャラい)
しかし、三浦さんが新たにできたEXILEという推しに対して、その対象をよく知ろうという気持ちを持って観察すれば、新しい一面がたくさん見えてきて、そのような偏見も散り散りになっていったという。
Posted by ブクログ
三浦しをんさんのエッセイ本。
まさかのエッセイ本はこれは第2弾だった!
「のっけから失礼します」が第1弾のようだけれど
順番は無視しても楽しく読めました(^ν^)
おしゃれ雑誌に載せているとは思えないほどの
内容だよとのこと。
一体、どんなトンチキエピソードが描かれているのだろうとワクワクして読みました。
読み終えた結果、ピカチュウとEXILEとハチ駆除の話で頭がいっぱいになるカオスな状況に!
個人的にはサブスクを解約しては契約するお話が
なぜか頭に残っている。
作者にとって映像のサブスク系は作品数が多くて、
全ての作品が見れないことに「絶望…」と感じてしまうらしい。
この作者の気持ちが非常に共感できてしまう。
毎日24時間じゃ足りない。本当に!
人生のうちに映像にしろ本にしろ、全ての作品を
読めるわけじゃないと思うと「絶望…」と私も思う。
1日48時間あって、2分の1は自由時間ですよー
だったら、とっても幸せなのになぁと
考えてしまったエピソードでした。
作者は、締切に毎回ギリギリになりながら
生きているけれど、こんなにもエピソードに
事欠かない日々はある意味で充実してるなーと
思いました。
タイトルのしんがりは「最後尾」という意味らしい。
しんがりで寝ていても、自分らしく生きている
作者がとても羨ましいし、もう少し肩の力を
抜いて毎日を過ごしていくのも大切だなと
実感した作品になりました。
ただ、著者のマイペース(大雑把さ)は本当に
大物感あって笑えてくる。
これぐらいドーンとした人物になってみたいものだ。
Posted by ブクログ
おもしろエッセイ。
自分の場合、最初からツボるのではなく、読みすすめるうちに三浦しおんさんのキャラがわかってきてからがよかった。なので最初であきらめず、読みすすめてほしい。
でも好みはわかれるかも。
自分はけっこう好きでした。
Posted by ブクログ
三浦さんの人間味があふれる作品でした。生活臭もぷんぷん漂い、三浦さんの魅力も感じられました。普段の何気ない出来事でも、笑いと感動に変えられる人なんだろうなと思いました。私も、そんな人になりたいです。
Posted by ブクログ
途中までは気が向けばページをめくるくらいのペースだったのだが、ちょうど100ページを超えたあたりの「バーンといけ」で大笑いしてから、サクサク読んだ。タクシーの話も爆笑。
ピカチュウのぬいぐるみの話も、肩の力が抜けてとてもいい!こんな大人であっていいのか?三浦しをんがそうだからいいらしい笑
こんなふうに生きちゃっていいのねと気持ちが楽になる人が多いから連載が続くのだろうな。
どんな不幸?も、エッセイでこんなふうに書いちゃうと昇華されて笑い飛ばせるよなぁと、人生訓まで学びました笑