三浦しをんのレビュー一覧
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ネタバレ平野勇気
二十歳。高校卒業後、三重県中西部の山奥にある神去村に住むことになる。最初の一年間は見習いだったが、今年の春から中村林業株式会社の正社員になった。ヨキの家に居候している。
おやかたさん
中村清一。中村林業株式会社社長。三十代。東京ドーム二百五十六ぶんの山を所有する大山持ち。
ヨキ
飯田与喜。中村班。三十代前半。清一の幼なじみ。ガタイがよく、短髪を金色に染めている。「俺は山仕事の天才」。細かいことを気にしない。
田辺巌
五十代。中村班。子どものころに神隠しに遭った。山仕事のすべての作業に詳しく、勇気にあれこれ教える。
小山三郎
七十半ば。中村班。山の知恵袋。危機回避能力が尋常じゃない。
繁ばあちゃん
飯田繁。高齢のため足が悪く、たいてい茶の間にちんまり座っている。
飯田みき
ヨキの妻。ヨキにべた惚れ。ときどき嫉妬の鬼になる。実家は神去村唯一の商店「中村屋」。百貨店と呼ばれている。
ノコ
飯田家の飼い犬。白いむく犬で、とてもかしこい。山仕事にもついてくる。ヨキの忠実な相棒。
山太
清一の息子。小学一年生。
中村祐子
清一の妻。
直紀
勇気が惚れているひと。祐子の妹。神去小学校の教師。
ゲンコツ
杉下。昔の班長。
森林組合のおじさん
通称:猪のおじさん。
山根のおっちゃん
生半可な気持ちで山仕事をするやつがゆるせない。
村の医者
神去村唯一の医者。「あの医院に行くと、疲れて必ず体調を崩す」と言われている。
奥田
神去小の若い男の先生。
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『まほろ駅前多田便利軒』の続編(というより、番外編?)との事で、前作では主人公だった多田さんと行天さんを、別のキャラの視点から見たストーリーが多かったです。
前作を読んだけれども続きを読むべきかどうか迷っている方向けに、それぞれのお話をかいつまんで紹介します。前作を読んでいない方には訳が分からないと思いますので、ここはスルーして他の方の感想を参考にしてください。
「光る石」
行天さんのまさかの行動に大変驚かされ、世の中には知らない方がいいこともあるのだと思い知りました。
「星良一の優雅な日常」
どちらも選びたくない究極の2択。
今、明かされる星良一の恐ろしい一面とはΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
「思い出の銀幕」
突然始まる大正ロマン。
曽根田のばあちゃんと、行天さん、(多田)啓介さんの恋の三角関係の行方は…!?
(なお、回想シーンの行天さんと啓介さんは、彼らとちょっと似ているそうですが別人です)
「岡夫人は観察する」
なぜ岡さんが毎回、横中バスの間引き運転の調査を多田便利軒に依頼するのか、その真実がついに明らかになります。
そんなのどうでもいいと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、何やら喧嘩中の多田さんと行天さんの様子を観察する岡夫人は、少し見ものです。
「由良公は運が悪い」
多田さんがほぼ登場していないのですが、わたしはこのお話が一番面白かったと感じました。
歌に自信はあるけど、お金が無くお腹が空いて困っている方にも必見です。タダ飯を頂ける方法が載っています。でも一人だと怪しまれるので、実践するには由良公が必要かもしれませんが(^^;
「逃げる男」
行天さんのタバコ代やご飯代のみならず、プロテイン代まで増えるんじゃないかという不安と、埃が巣くう魔窟を掃除するも依頼人に料金を踏み倒されるんじゃないかという不安でいっぱいになりつつも、最後は多田さんの胸がいっぱいになる、そんなお話です。
「なごりの月」
買ったばかりのマフラーを行天さんに取られてしまうも、それ以上に気がかりな出来事が起こってしまいます。
次回作への伏線?にもなるかもしれない(ならなかったらすみません)、お話でした。 -
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ネタバレ社史編纂室での大変な社史作成の過程を描いた話、
と思いきや
星間商事の隠された歴史も社史に掲載するべく、同人誌の皮をかぶった「裏社史」をコミケで頒布するドタバタで愉快な社史編纂室の話
「舟を編む」のイメージで手に取ったからギャップにびっくりしたけど、
作中作の小説も面白いし、同人活動と結婚とのあり方には考えさせられるものがあったし、楽しく読めた
サリメニの女神、なかったことにしたいほど社内でタブーとされているから売春とかそんな感じの悲しい話かと思ったら、女神がサークル主の文学サロンだったのはちょっと温度差あってびっくり
身売りされたのは事実だし消息不明だから悲しい話なのは確かかもしれないけど
サリメニの女神も、月間企画の3人も、みっこちゃんも、全体を通して「愛」がテーマの小説だなと感じた -
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5人の小説家の短編と、2人のクリエイティブディレクターのアンソロジー
テーマは九州の特別列車「ななつ星」に乗り込む乗客の物語だ
列車はたくさんの人を一度に運ぶけど、乗客の一人一人はそれぞれ特別な想いを持って列車に乗り込む
5人の作家さんが寄せたとても短い物語には人生という長い長い想いが乗っていることに気が付く
恩田陸さんの「お姉さん」が仕組んだ、複雑で切ない物語も時間の長さと、生きようとする想いの深さが音楽に乗ってやってくる
個人的には小山薫堂氏の言葉が圧巻だった
人から人へ繋ぐ想いが言葉となって、香り高く温かみを持って伝わってくる
「共感」という到達点はその気持ちを理解しようとする意識の量が必要だと思う
秋のコーヒータイムに金木犀の香りを感じながら読みたい一冊