三浦しをんのレビュー一覧
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発展途上の「バカで」愛すべき高校生たちのお話。でも、仕事に就いて、家庭をもって、親になって…と、次々にいろんな立場、責任が、しがらみが付いてきても、生涯、発展途上は要求される。ただ、質が変わってくるだけで。
土器の窃盗、しかも「高校生の作品」、公認の二人の母など、そういったすったもんだがストーリーに軽重を付けることでフィクション色が濃くなり、しがらみだらけの私でも(大人でも?)苦しまずに読めた。
「すぐ夢の話」をする大人。まさしく私がそうだ。怜たちと同じ年代の我が息子に偉そうに講釈を垂れながら、当時の私も夢なんてなかった。夢があり、夢に邁進する友達を見て、自分に自分が圧をかけていたけれど、夢が -
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あなたは、日本の”伝統芸能”と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
”歌舞伎”です。いや、”能楽”でしょう。おいおい、”狂言”を忘れてどうすんねん…。はい。この質問にはさまざまな声が聞こえてきそうです。私たちの国には古の世から伝えられてきた数多の”伝統芸能”が存在します。江戸時代に隆盛を極めたこれらの”伝統芸能”は一度は何かしらご覧になったことがあると思います。かく言う私も”歌舞伎”は高校生の時に学校行事として鑑賞に行き、大人になっても幾度か足を運んでいます。オペラやバレエはそれはそれで華やかな魅力がありますが、日本の”伝統芸能”にはやはり独自の魅力があると思います。
そんな”伝統芸能”の -
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健(たける)は文楽の技芸員で大夫(たゆう)。文楽の技芸員は大夫、三味線、人形遣いあわせて90人ほどで同じ顔ぶれで公演の日々を過ごす。大きく文楽の家系の者と研修所出身の者がいる。健は高校の修学旅行で文楽を知り研修所に入った。18で研修所入り、2年後に銀大夫に弟子入りして、今年で十年目。とにかく芸に熱心で、いかに極めていくか、毎日どのように過ごしているかが、文楽十年目の健の生活から私たちも学べ、健の真っ直ぐな向上心が気持ち良い。でもやっているのは人間だから、もちろん人付き合いの問題もあるし、恋もする。夫婦喧嘩も。健は芸に邁進し、モテなくもないが、移動ばかりで長続きしないので積極的に付き合うのを止め
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死を題材にした短編集で、読んでいてどきどきした。
身近な人の死を経て希望を持つ人も居れば、諦めて死を選ぶ人も居て、1テーマでこれだけ色んな人生を描ける三浦しをんが恐ろしい。本当に尊敬してます。
比喩表現はもちろん文章がとても綺麗で読んでいて溜息が出る。
どの話も好きだけど好きな人物、描写は「森の奥」のふらっと出てきてさらっと人を救って消えていく青木くん、「炎」の初音とありさの一瞬の青春、「星くずドライブ」の生きている世界と死の世界の狭間で揺れる主人公の葛藤。
星くずドライブは非常に印象的で、死んでしまった人を想うことと生きていて会えるかどうか分からない人間を想うことの違いはあるのか、の問い