木暮荘物語

木暮荘物語

660円 (税込)

3pt

小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年、二階建て全六室のおんぼろアパート・木暮荘。現在の住人は四人。一階には、死ぬ前の愛あるセックスに執念を燃やす大家の木暮老人と、刹那的な恋にのめり込む女子大生・光子。二階には、光子の日常を覗くことが生き甲斐のサラリーマン・神崎と、姿を消した恋人を想いながらも別の男性からの愛を受け入れた繭。一見平穏な木暮荘の日常だが、それぞれが「愛」を求めたとき、痛烈な哀しみがにじみ出す。それを和らげ、癒すのは、安普請のぼろアパートだからこそ生まれる人のぬくもりだった……。直木賞作家が紡ぐおかしくも温かな人間物語。

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木暮荘物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    肩肘張らず面白かった。何かしら悩みを抱えながら、それを共有すると意外となんとかなるもので。みんなで生きてる。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    終始ユーモラスな筆致で、愉快な場面の愉快さがより際立って表現されていたが、どの章においても展開が大胆ではあるが共感をそそるおもしろい人間関係が丁寧に描写されていて、しみじみとした余韻を感じることができる読書になった。
    三浦しをんさんの描く男女関係には嫌味がなく、直接的な性にまつわる単語が登場しても下

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    とても好きな本。
    色々な人たちの人生を垣間見ることができる。
    小さな屋根の下いろんな人がいるんだなと感じることができた

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった~
    ここに住む人たち、そして周りの人たち。
    性と生の感情があふれてる!
    このあと、みんなどうしてるんだろう?
    めちゃめちゃ気になる!!

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    登場人物がみんなすれ違って、欲求不満のまま……
    点と点がつながらないのに関係性が崩壊しないところがすき。泥の味のマスターとヤクザとトリマーの子の続きを読みたいし、あんな三角関係、小説らしくていい。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    ふとした時の灯台のようなものってあるよなあ
    並木とニジコ、トリマーとヤクザの関係性
    ピース、嘘の味は特に好きだった

    橋本紡の 九つの、物語 をおもいだした

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    木暮荘という古くてボロいアパートの住人と、その周辺の人々の連作短編である。
    これからどうなるのか気を持たせながら次の人にバトンが渡るところが、三浦しをんさんは絶妙に上手いな。

    それにしても、どの話もやばい話だ。
    特に、畳を上げて床の板の隙間から下の部屋の女子大生を覗くサラリーマンの男はヤバすぎる。

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    二階建てアパート木暮荘の住人とその関係者が主人公の連作短編集。壁が薄く、古いアパートだから隠し事ができるような環境じゃなく 嫌でも目に入ってしまう、聞こえてしまうからこその、人間模様。 たまたま、今住んでいる人たちの出来事が絡み合って、関わりができて 居心地の良い場所が、できあがる。一番面白かったの

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    おかしくて、愉快で、温かい。
    変人だらけだな〜と思いながらも、だんだん逆に普通って何かと自分に問いかけたくなる。
    とにかく退屈ない日常が楽しい。

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    世田谷代田にある築何年もするボロアポートの木暮荘が舞台。住人や、その周りの人たちのお話。
    物語の登場人物全員や、自分の周りの人への愛情がじわじわ増してくる本だった。

    #シンプリーヘブン
    「見たか、繭。だれが動揺しないって?」でなんかブワッときた。
    3人でいる時間が、なんか、よかったな。

    #心身

    0
    2025年03月14日

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