三浦しをんのレビュー一覧
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久しぶりの三浦しをんさんの小説。
かなりの熱のあるネイリストさんのお話。
ネイルサロンを開業した月島美佐は、確かな技術もあり、経営も安定してきたものの、新しいアイデア、斬新な発想が自分にはないと悩んだり、後輩のためにボランティアをやってみたり、友達のところに修行に出したりと、凄く素敵な経営者なのに自信がない。
月島の前に現れた大沢星絵は明るく天真爛漫。人懐っこさと発想の自由さで、月島とは反対の彼女。
この2人がお互いに影響されながらお店を経営していくお話。専門的でちょっとわかりにくいですが、すぐにでもネイルサロンに行きたくなりました。気分は上がるし、大好きなんですが、時間とお金がかかるのでここ -
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購入本。寝る前に少しずつ読んでいて、昨夜読み終えました。やはり三浦しをんさんのエッセイは良い。
頭カラッポにして読めるタイプのエッセイ。明るくて楽しそうな雰囲気がいい。自虐も嫌な気持ちにならないんだよな、三浦さんのエッセイの場合。
文章のノリも独特で、読んですぐそうそう三浦しをんさんのエッセイってこんな雰囲気だったよなって思い出しました。このノリも好み。
面白かった(印象深かった)のは、ききみみ頭巾、なんだかんだで楽しくすごす、怒りの反射速度、新作落語「カツラ山」、おそるべき計測器、難問もんもん。あと、ジョジョの話はどれも面白かったです。
エッセイを読むようになったきっかけが三浦しをんさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ手紙のやりとりだけで進んでいく物語は初めてで、とても斬新でした。
ずっとラブレターを読まされる……? と思っていたら離別に離別を重ねていて、どこに着地するのかソワソワしながら最後まで読みました。
手紙とメールというラグがもどかしさと臨場感を引き出していました。
終盤、磯崎からののに言った「二人は似ている」が印象的でした。
それぞれに愛する人ができて、環境も生き方もガラリと変わったけど、何百通ものやりとりを経て心の深くで融合したところが滲み出てる……それも無自覚で、というのがなんともエロい。
悦子さんの死に目に立ち会えなかったことはののにとって相当なショックだった。今度ははなが生きているかも無 -
Posted by ブクログ
辞書を一冊全部読んだことがある人ってどのくらいいるんだろう?世の中には一定数辞書好きな人たちがいるのは知ってるけれど、丸ごと一冊って人はなかなかいないのではないだろうか。
本書の舞台は辞書編集部。そんな辞書を一から作ろうと言うのだから、その業務は地味で偏執的な気の遠くなる作業だ。
当然そこに集う人たちも、主人公の馬締をはじめ、マニアックな奇人変人ばかり。
そんな中にファッション誌編集部から“普通“女子の岸辺さんが異動してきた。
いやいや、面白かったです。
癖強の堅物たちを軽快に描き切る筆致も見事でしたが、”普通”寄りの岸辺さんや、”辞書作りに向いていなかった”西岡さんが、辞書作りに取り込ま