三浦しをんのレビュー一覧
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ネタバレ三浦さんは「舟を編む」から名前を見るとなにも考えずに買い込んでくる。これは2013年の第三刷なのでずいぶん長く積んでいた。気になっていたのでナツイチ2017に上がったのを機に読むことにした。
実はあまり期待してなかった。その前に読んだ「星間商事株式会社社史編纂室」は期待外れだったし。
この作品で新しい三浦さんを見つけ安心した。
まずあらすじを。
小さな島、勾玉に似た形の美浜島に住む中学生、信之・美花・輔の半生。
不意に島を襲った大津波で家族も美しい風景も砂に埋もれて、死体袋が累々と並んでいた。
この後、三人は別の道を歩み始めたが、常に過去を振り返らずにはいられない、心の底辺にいつも居座った -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初のつかみはとても良かった、荒物屋って古い話なのかと思ったら主人公ではなく、荒木というキャラのものだった 始まりが主人公視点ではないのは目新しくて良いと思った
馬締のキャラも朴訥でその名の通り真面目で、一生懸命なところが良い、好感が持てる
少し気になったのが、恋愛パートの唐突さと「これはいるのか?」と思ってしまうほどの雑さ
カグヤも正直居てもいなくても話に問題がなかったほどの影の薄さ
全てのキャラクターの恋愛描写がほぼ意味ないのにかなり紙面を喰っている
女性誌連載のために仕方なく恋愛描写入れました感がすごい
ブスだのの言葉が軽々しく出てくるのにも正直辟易したが、辞書パートは面白くのめり込め -
Posted by ブクログ
2026/01/21〜2026/01/31
Audibleの『アトロク・ブック・クラブ』で「Audibleで聴くのにオススメの本」として紹介されていた作品。
著者がAudibleのために書き下ろした作品と言うことで、書籍ではなくAudibleで触れた。
同番組でAudibleに適した作品の特徴として「一人称語りの作品」が挙げられていたが、一人称視点で語られる本作のAudibleを聴いて共感した。
自分は小説を読んでいてもあまり脳内に画が浮かぶタイプの人間では無いのだけれど、本作のAudibleは聴いていて滅茶苦茶画が浮かぶのがビックリ。
著者の筆力と、櫻井孝宏さんの声優としての力量が組み合 -
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小説を書いたこともいないし、これから書くつもりもないけれど、エッセイとして楽しく読んだ。
属性が同じ(顕著なヲタク)な事、年齢がほぼ一緒な事からか、滾り方に既視感しかない。
それはともかく、EXILE一族に色々捧げてる事と、ハイロウ愛がキワキワだった事しかほぼ残っていないのだが…三浦氏の言葉の選択が面白すぎる。
本題の小説の書き方については、小説を書いたことのある人にはわかるわ!というのがあるのかな。
没入してしまうと何も気にしないので分からないけれど、逆に「なんか読みにくい…」という作品の場合に、内容を照らし合わせて、どこが読みにくい原因なのかを検証してみるのも面白いかもしれない。
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聖フランチェスカに通う野々原茜と牧田はな。彼女たちは、頻繁に文通を行って、ますます親交を深めている。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールなのの。外交官の家に生まれ、天真爛漫なはな。時代を越え、紡がれ続ける二人の書簡で彼女たちの人生を垣間見る。
手紙だけでここまで描けるのは見事。
設定を分かりやすくするためのト書きが一切無く、全て手紙の文面という趣向なので、読者は序盤に加工されていない設定をどかんと消化しなければならない。情報量は多いし、肝心な表現に最短距離ではたどり着けないし、ちょっと退屈に思う瞬間も少なからずあった。しかし、根気よく向き合うと見えてくるのは、非常にリアルな女子校の学生生活。