三浦しをんのレビュー一覧
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こんな最高の幼馴染がいる二人が羨ましい。
生き方も考え方も正反対なのに、なぜか仲良し♪
それはきっと互いに認め合い、大切に思っているからだろう。
人って温かいな( ꈍᴗꈍ)
73歳の国政と源二郎は、水路のある下町に暮らす幼馴染。
※元銀行員で真面目な政
見合い結婚をし、懸命に働いてきたはずだが、今は妻と二人の娘に見放され、孤独な一人暮らし。
※つまみ簪(かんざし)職人の源
好きな相手と駆落ち同然の結婚をした。
妻に先立たれ子もいないが、今は若い弟子を取り楽しそうに暮らしている。
そんな源に嫉妬する政の姿には、思わず笑ってしまう( *´艸`)
でもその気持ちは正直だよね。
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これです!これが求めてた三浦しをんさんのお仕事小説。辞書編纂を描いた「舟を編む」に続き今回はネイリストを描いた物語
いまだにネイルへの偏見が残る世の中だけれど、指先が綺麗だと生活に張り合いがあるというのはとてもわかる。
そしてセルフネイルが手軽にできる今でもやはりしっかりした技術があるネイルサロンに行くのはいいなと思える本だった。
丁寧な技術で施術を行う美佐が羨む気持ちを持つのは自由な発想力を持つ星野。
そんな美佐の元に技術は拙いものの自由な発想力とコミュ力を持つ星絵が来ることで少しずつ変わる日常が描かれる。
何も塗ってない自分の指先がキラキラして見えるようで、少しネイルを塗りたくなるような本 -
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人気の作家5人が、書店への愛をこめて書かれたアンソロジー。
作家さんが豪華過ぎるし、内容もすべて面白かったです。個人的には、一穂ミチさんの『歌うように生きて』が好きです。割となんでも手に入ってきた人生を送る主人公の潤が、留学生のリウと出会い関係を育んでいきます。恋愛に発展しそうでしない状態で、2人は離ればなれになりますが、リウとの繋がりを信じて人生を歩んでいく潤の姿に、清々しいものを感じました。この短さの中に、ちょっとした驚きの展開も描いてしまう一穂さんはさすがです。
坂木司さんだけ初読み作家さんでしたが、とても読みやすく面白かったので、別の作品も読みたくなりました。 -
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ネイルサロンを1人で立ち上げて起業している、若い女性が主人公です。とても逞しくて憧れます。
ボランティアで高齢者へネイルをしたり、男性がネイルに興味を持つシーンがありますが、清潔感を保つには指先って大事だなと痛感させられました。
華やかなネイルでも、それを仕事として行うには様々な人との関わりも生じてきます。ライバルでもあり、友人でもある同業者達が互いに切磋琢磨して磨かれた技術を互いに認め合い、成長していく姿が羨ましく思えました。
ネイルは最長でも三週間ほどしかもちませんが、まさにそれが「魔法」をかける素敵なお仕事。
奥が深いものなんだなぁと勉強になりました。
本のカバーにホログラムが入って -
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普段恋愛小説を食さない自分も、すらすらと読み進めた作品。他人の恋愛ほど蜜の味と言われるのを聴いたことがある。わかる気もするが深入りすると蜜は逆に罪の味になることを知ってる。
中村うさぎさんも解説で書いていたが
「恋」は胸の奥に押し花としてたたみ込まれて、「愛」は夜空の北極星となって、あなたを守り導く。「恋」と「愛」が繋がってこその恋愛。(引用)
まさに今回はいろんな「恋」の短編を様々な角度から見せてもらい、「愛」とはなんなのか?そんなことを考えさせられる作品だった。
恋は色々な経験を積んで、自分自身の「愛」というポラリスをこれからも探していきたいなとおもった。
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子供の時から定期的に見る夢がある。それが現実になったら恐ろしい夢。今のところ何も起こっていないので、私には予知夢の能力はなさそうだ。
この本に出てくる5編は不穏な夢の物語。「カリスマ」がテーマということだけど、はっきりこの人がカリスマとわかるものもあれば、どっちが?というものも。とにかく全編が不思議な独特の雰囲気を持っている。
読み終えてから、集英社のインタビューを読んでみた。「なるほどー」と腑に落ちることがたくさん。逆をいうと、全然読み込めてなかったということ。
時間をおいて再読してみたいなと思う。
読後にこのインタビューも読んでもらうと、より楽しめる気がする。 -
Posted by ブクログ
表紙のイラストもノスタルジック
どの作家さんの話も良かった。
特に気に入ったのは、
坂本司さんの《手に取ってみろよ》
凪良ゆうさんの《小鳥たち》
一穂ミチさんの《歌うように生きて》は
驚きの展開だった。
本屋を舞台に、登場人物達それぞれの
恋愛や失恋、結婚、離婚など、様々な事情が
描かれている。派手な出来事はないけれど
淡々とした日常の中の、ちょっとした出来事が
丁寧に描かれていて、とても優しい気持ちになった。
今、本離れや書店の減少など、いろいろと
問題になっているけれど、町の本屋さん、
本当に頑張って欲しい。
(本屋さんは私の心のオアシスです!)
出版取次という仕事を、この本を読ん -
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文楽のことをまったく知らずに読みました。
能だったか狂言だったかを小学校イベントで観に行ったとき、当時の自分はまだそれを楽しめる受け皿がなかったけど、大人になってこれを読んだいま文楽を観たらもう少し見え方も変わるかなと興味を惹かれた。
健が解釈に苦しみ抜いた末に活路を見出すときのヒントは、常に劇中劇キャラクターの本質たる情念や人間臭さの真髄の部分に健本人が寄り添えたとき。
性欲とか卑怯とか不安とか優柔不断とか、いわゆる負の面ぽい恋愛のドロドロも、本当に文字通り芸の肥やしにして技芸に昇華していく人たち、えぐい。超面白いけどたぶん友達にはなれないタイプの変人たち揃いだと想像する。
先代のそのま