三浦しをんのレビュー一覧

  • まほろ駅前狂騒曲

    Posted by ブクログ

    『まほろ駅前狂騒曲』(三浦しおん)
    P280はいい。
    「私は生きたい」と亜沙子は言った。「夫との記憶も、憎しみも、全部抱えてもう一度」愛したい。その思いだけは、何度傷ついても埋没することもかすれることもなく魂に刻まれて・・」
    NETFLIX で今は松田龍平と永山瑛太のキャストで観られるらしいけど、私はやはり本を読む方が好きだと思う。3部作をようやく読んだ。この作家さんの文体が好きかもです

    0
    2025年12月09日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    陸上未経験者含む10人で箱根駅伝を目指すなんて、現実じゃ絶対無理じゃん!
    って思ったのも忘れるくらい、応援しながら読んだ。
    信頼し合える仲間と出会えて、目標に向かって
    一人ひとりが努力している姿に、青春っていいなあとうらやましくなった。
    爽やかな読後感。

    0
    2025年12月08日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    「辞書が好きな人」がいると知って面白かった。一つの辞書でもどの言葉をいれるか、どのような解説にするか、紙の質までとことんこだわっていると知って面白かった。
    キャラクターも面白い!

    0
    2025年12月07日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    箱根駅伝を描いた作品を何冊か読んだが、本書がスポットを当てている点も実に魅力的です。
    個人的に6区を魅力的に描く作品には出会えていなかったので、そこが印象的だったのと、復路は見た目と総合順位が違うことがあると意識させられたのも新鮮でした。
    1年間の物語を疾走感をもって、読み進められます。

    0
    2025年12月06日
  • 『罪と罰』を読まない

    Posted by ブクログ

    憶測で語り合う様子が面白い。私も読んだけれど忘れた一人なので再読したくなった。
    ちなみに私はラスコが寒いと言って外套を着ていたから冬の話だったと記憶していましたが実際には夏だったようで……

    0
    2025年12月07日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイリストのお話です。初めて出会いました。カバーも素敵です。他にもあるのかな?あったら読んでみたい!自分自身ネイルが大好きで、サロンにも行ったことがあるし、自分でもやるので、とっても楽しく読むことができました(*^^*)ストーリー自体はそんなに珍しくはないかな?でもその分安心して楽しめました。ネイル好きの方には超おすすめです。

    0
    2025年12月05日
  • 愛なき世界(下)

    Posted by ブクログ

    第五章、もっと絞ればラスト20ページくらいでバタバタと片付いたような感はありますが、爽やかさ満載です。最後の段落は谷川俊太郎さんの『朝のリレー』を思い出しました。この段落の書き振り、大好き。繰り返し読みました。
    『風が強く〜』もですが、個性豊かな青春群像劇を描いたら、やっぱり上手い。どんどん読まされてしまいます。それにしても、フラフラ丸、やっぱりいい子だなぁ。

    0
    2025年12月06日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    青春エンタメ小説。
    キャラクター、ストーリー等全てが漫画みたいだなと思いながら読んだ。
    分かりやすく、頭の中で映像化するのが容易なのでどんどん読めるので、高校生くらいで読むとすごく面白いと思う。
    走ることと駅伝に興味が湧いた。

    0
    2025年12月07日
  • 墨のゆらめき

    Posted by ブクログ

    本当に久しぶりの三浦作品。
    何度もクスリとしながら、まほろを初めて読んだときと同じ感じ!とほこほこしながら読んだ。この何とも言えない空気感。いいなあ。
    途中までゆっくりした展開だなと思ったけど、急に展開して終わってしまって、まだ二人の話を読み続けていたかったな、と思った。

    0
    2025年12月02日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    ハートフルなお話。登場人物をすべて抱きしめたくなる。みんなどこか憎めない、一生懸命で魅力的な方たちばかり。
    何かに真剣になるってかっこいいな、いいな。

    0
    2025年12月01日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    色んな恋や愛の形があるとひどく知らされた。犬を飼ってるため春太の話を読み犬側の視点を知った気になって死ぬほど泣いた

    0
    2025年12月01日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイリストのお仕事小説。すごくセンスに左右される仕事と思っていたけれど、それ以上に技術的に鍛練必要なのだと知れた。ネイル好きなので、ついつい人の爪を見てしまっていたが、その先のネイリストのスキルも気になってしまいそう。主人公だけでなく、周りの人達も素敵で優しく幸せな気持ちになった。

    0
    2025年12月01日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辞書というニッチな題材だから面白かった、だけではなかった。

    個人的に心にグサッと来たのは主人公”馬締”の同僚の”西岡”の心情の部分。仕事にそれなりに向き合いながらも、誰かの熱量やを羨ましく踠く、全ての人に読んでほしい。

    「まーくん、いい辞書を作ってね」

    特に西岡と彼女のやりとりは、西岡と同じく熱の魂が喉に上がってきた。

    綺麗事かもしれないけど、やっぱりお金を稼ぐだけじゃ仕事ら続けられない。熱中してる、真摯に仕事に向き合う人たちに恥ずかしくないように自分のできることをやっていこうと思えた。

    0
    2025年11月30日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    個人的には解説の、秘密が罪であり他人の罪は苦くも中毒性のあるというようなくだりが1番興味深かった

    小説内の短編集はどれも物語として楽しめた

    0
    2025年11月30日
  • 愛なき世界(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    植物学ってどういうことをするのだろう、と思っていたけれど、想像よりもずっと地味で根気のいる実験を繰り返していた。メンデルの法則が出てきたあたりは完全文系脳の自分にはあまり理解できず…。変異株を掛け合わせて砂粒のような種を探すという途方もなく細かい作業に白目を向きそう。

    藤丸も本村もみんないいやつで、読んでいて気持ちがいい。下巻も楽しみ。

    0
    2025年11月30日
  • まほろ駅前多田便利軒

    Posted by ブクログ

    行天が松田龍平と知って読んだら松田龍平の声と表情とで全てが再現されてイメージが湧き過ぎてしまった。(良い意味で)

    0
    2025年11月30日
  • 愛なき世界(上)

    Posted by ブクログ

    死神教授も含め、登場人物がみんな爽やかで、キャラが立っていてるので、分かりやすいし読みやすい。稀に外してしまうものもありますが、三浦しをんさん、やっぱり面白い。
    一人だけ色の違う藤丸くんが、本村さんだけでなく、みんなに馴染み、親しまれているのがいい。うん、いい子だもんなぁ。
    さて、このまま下巻に突入します。

    0
    2025年11月29日
  • 愛なき世界(上)

    Posted by ブクログ

    洋食屋の見習い・藤丸と、お得意さんであるT大学松田研究室の研究員たちとの関わりを描いた上下巻。
    藤丸のおおらかな人柄と、時々放たれるトンチンカンな言動がツボです。
    恋愛よりも葉っぱの研究に情熱を注ぐ本村の、おかしいテンションや迷い・焦りも共感必至。
    洋食屋のマスターや研究室のメンバーもみんな魅力的。何かに熱を持って打ち込んでいる人ってなんか清々しい。うらやましい。
    植物は、ただ遺伝子に組み込まれたやりかたで生きて増えてる。そんな「愛なき世界」から目が離せない本村。
    藤丸にならと心を開いて、植物の繁殖に興味をもった経緯を語る本村と、人間の繁殖の方が気になっちゃう藤丸のやりとりがとっても微笑ましい

    0
    2025年11月30日
  • まほろ駅前番外地

    Posted by ブクログ

    「まほろ駅前番外地」(三浦しおん)
    「まほろ駅前多田便利軒」の続編でスピンオフ連作短編集ですが、本編以上に、脇役だった登場人物が生き生き描かれていて引き込まれました。私は特に4編目の「岡夫人は観察する」が気になりました。多田という主人公はともかく真面目で、人が引き受けないような仕事を便利屋として、真面目にこなすのですが、彼の常連客の年配の夫妻の日常と、夫婦の機微が、老年を迎えた私に響いたと思います。多田の新しい恋を予感させる女性が登場したりで、続編も気になります。初版は2011年10月の刊行でしたが、文庫本のカバーからして昭和の匂い。濃厚な人間関係やチェーン店ではない路地裏の懐かしさと、登場人

    0
    2025年11月28日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイルアートのお仕事を通して、仕事への向き合い方や生き方、ジェンダーについても考えられるお話。普段気にしていなかったことに関心を持てました。舟を編む、で本とドラマをじっくり味わった後だったので、似た内容で読みやすく、ネイルの並んだ装丁も素敵でした。ドラマ化希望します。
    美佐と星絵、隣の居酒屋店主松永、元同僚の江利などの温かいキャラクターがとても好感が持てて結末がどうなるのかワクワクしながら読めました。現状を受け入れて妥協したり、周囲の人を羨んだりするのではなく、今ある環境に感謝したり、身近な人を頼ったりしながら前向きに生きていくことの大切さを感じられました。読んでいた3連休ちょうど話に出てくる

    0
    2025年11月27日