三浦しをんのレビュー一覧

  • 舟を編む

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    辞書を一冊全部読んだことがある人ってどのくらいいるんだろう?世の中には一定数辞書好きな人たちがいるのは知ってるけれど、丸ごと一冊って人はなかなかいないのではないだろうか。

    本書の舞台は辞書編集部。そんな辞書を頭から作ろうと言うのだから、その業務は地味で偏執的な気の遠くなる作業だ。
    当然そこに集う人たちも、主人公の馬締をはじめ、マニアックな奇人変人ばかり。
    そんな中にファッション誌編集部から“普通“女子の岸辺さんが異動してきた。

    いやいや、面白かったです。
    癖強の堅物たちを軽快に描き切る筆致も見事でしたが、”普通”寄りの岸辺さんや、”辞書作りに向いていなかった”西岡さんが、辞書作りに取り込ま

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    2026年03月22日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    第135回直木賞受賞作。
    犬の飼い主を探したり、小学生の塾の迎えや、恋人の身代わり、バス通りの運行状況の調査などなど、便利屋という名の何でも屋。
    多田と行天の高校時代から現在までの生き方や考え方、二人での共同生活が心に残る。
    今後も凸凹コンビとして活躍してほしい物語でした。

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    2026年03月22日
  • ゆびさきに魔法

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    ネイルが好き過ぎて、生活がネイル中心になっているオタク的な女性がたくさん出てきて魅力的。それでも地域に馴染んでいき、「良いお年を」をいう人増えていく、という社会とのつながり方もとても素敵。しをんさんはオタクを主題にするととても素晴らしい作品になっていると思う。

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    2026年03月21日
  • エレジーは流れない

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    良かった。なんか新鮮な感じがした。三浦さんの本はすごく好き。気負わないところが私好みです。この人間関係がいい・・・
    ドタバタの友人たちもなんだか素敵に思えてきたし、ふたりの母親もとてもいい。

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    2026年03月21日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    文章として面白かった。小説とは全然違う印象。

    目に映ったものを反射的に文章化するトレーニング。
    短編が書ければ長編も書けるしその逆も真なり。
    構想と構成。

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    2026年03月21日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    小説の書きかた講座ではあるが、途中からほぼ『ハイロー』愛に呑み込まれていく。たまに正気に戻りつつも隙あらば『ハイロー』…しかも、当初の熱病のようなテンションの高さから、徐々に平静を装えるようになりつつもその分、愛が深まっているのを感じさせる筆力はさすが。
    三浦しをん作品は少し読んでいるので、既読作品の制作裏話というか自作コメンタリーは素直に面白かった。

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    2026年03月20日
  • 愛なき世界(上)

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    初読の三浦しをんさん作。
    洋食屋見習いの藤丸くんと、大学院生の本村さんのお話。研究室にランチデリバリーをするようになった事がきっかけで出会った2人の恋愛模様だが、上巻はそこまで恋愛模様は多くなかった。

    とてもいい人だと思いながらも恋愛に興味を持てず研究一筋の本村さんが、これからどうやって藤丸くんを意識していくのか気になる。
    そして、1回振られながらも相手に気を使わさないよう振る舞い、けどちょっとした事で本村さんを贔屓する藤丸くんがとってもいいやつ。お前はいい男だよ、藤丸。

    それにしても研究生活があまりにもリアルに書かれてるので、めちゃくちゃ学生時代を思い出した。コンタミ…恐ろしいよね…わか

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    2026年03月19日
  • 墨のゆらめき

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    ホテルが筆耕士リストを持っていて、
    書道家に結婚式や偲ぶ会の宛名書きを
    請け負う仕組みを知った
    また書道家の魅力も教えてもらった
    主人公であるチカや書道家遠田の
    人柄に惹き込まれ、楽しく読み進めた

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    2026年03月19日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    650ページもあるとは思えないくらい読みやすかった!記録会や予選会をあまり深掘りしていないのと、それぞれのニックネームが性格や走り方をイメージさせてキャラを覚えやすかったのも大きい。あとはキャラ同士の関係性にすごく三浦節(主に月魚)を感じた。怒られるかもしれないけど、清瀬と走に関してはかなりブロマンスで、これはアニメ化するわけだーーと思った。
    設定が設定なので、住人がいい人すぎるとかご都合主義とか言い出したらキリがない。とはいえ万引き常習犯の走があとになって万引きした高校生を捕まえて感謝される展開に意味を見出せなくてそこだけ引っかかった。週刊誌の記者に詰められるわけでもなかったし、走自身も「万

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    2026年03月18日
  • しんがりで寝ています

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    アホすぎる日常は
    実はとても繊細に守られていて
    案外、世界平和に一番近いのかもしれない。


    三浦しをん の日常はちょっとおかしい。
    ピカチュウのぬいぐるみに話しかけ
    EXILE一族をこよなく愛して様子がおかしくなる。

    いくらなんでもアホすぎるのに、なぜか愛おしい。この人どうかしてるでと思いながら
    読み終える頃には妙に元気になっている。

    特別なことは何も起きない。
    それでも、笑って呆れて
    まあ、いっかと肩の力が抜ける。

    騒がしい世の中で
    ピカチュウに話しかけている大人がいる。
    それだけで、世界はまだ大丈夫な気がしてくる。

    アホすぎる日常は
    実はとても繊細に守られている。
    案外それが

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    2026年03月18日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    ネタバレ

    小説や物語の書き方を論理的に、時に感情的に、説明されていてとても勉強になった。見てくれる人がいないのアンサーが見せないでいい!だったのが結構救い、自分よがりになりすぎたらダメだけど自分が楽しいと思い心弾む方向に物語っていいんだなと肯定してくれ、小説を書きたくなった。書けるかわからないけど、三浦しをんさんみたいに感情沸る文章書けたら楽しいだろうな〜。この本も小説の書き方やマナーの本ではあるけれど、堅苦しくなく、EXILEとかハイローの話に逸れつつ楽しんで読めた!

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    2026年03月17日
  • 舟を編む

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    たくさんの言葉を知りたいなと思った。
    もう何年も辞書を触ってないし、どこにあるのかも分からないけど、久しぶりに使いたくなった。

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    2026年03月17日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私も走りたい!!!
    箱根駅伝始まってからは読む速度もスパートかかってた、楽しかった〜映像見てるみたいに読める

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    2026年03月17日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ネタバレ

    しをんさんに惹かれて購入。私は『罪と罰』を読んだことがなく、前半の予想妄想の連続に読み方が迷子になりましたが、真ん中辺りから『罪と罰』のストーリーが気になって一気に読みました。後半はあらすじ付きで答え合わせもできてすっきり。メインが予想妄想だと分かりつつも、ドスコさんが故人だからか、めっちゃくちゃ好き勝手言う答え合わせがとても楽しかったです。本の感想のまとめ本は好きですが、ここまで言いたい放題しない(できない)もんなぁ。読まないシリーズ、他本でもやってくれたら買っちゃうんですが、でませんかね。

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    2026年03月17日
  • 舟を編む

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    映画とドラマを観ていたので内容は大体わかっていましたが原作はやはり良いですね。

    辞書を作るということは本当に大変なことなのだな…と、しみじみ思いました。
    15年もかけていれば『死語』もでてきますよね。
    特に若い人達が使う言葉を
    『何だそりゃ』
    なんて思っていてもそれが常用語になったりしてるものもありますし…。
    言葉は生き物だな…と、改めて思いました。
    こんなに大変な思いをし、育ててきたものが製品化したならばその感動は例えようもないものでしょうね。

    それにしても登場人物が皆、生き甲斐にできる仕事を持っていて羨ましく思います。
    素敵なお話しでした。

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    2026年03月16日
  • 舟を編む

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    2012年本屋大賞受賞作。

    辞書作りに取りつかれた愛すべき人達の物語。

    まず「舟を編む」というタイトルがオシャレ。
    言葉の海で生きていく上で欠かせない辞書を「舟」に、それを編集する作業を「編む」と表現し、新しい辞書「大渡海」の編集に携わる人々の何十年という地道な作業を丁寧に、熱く語られている。

    言葉とは、自由で公平で、その言葉を索引した時に辞書に拒絶されないように読者に配慮され、時代に合わせて歪みを矯正、改変されている事を知る。

    昨今は辞書を引く機会も滅方減って、webで検索する事も増えたが、久々に紙の辞書に触れてみたい、そして言葉って本当に大切で重いものだと感じさせてくれた一冊。

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    2026年03月16日
  • まほろ駅前番外地

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    まほろ駅前多田便利軒の続篇?今作は周りから見た多田&行天が描かれていてそれが良い。それにしても行天面白いわ。ラスト少し気になるけど…

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    2026年03月14日
  • 舟を編む

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     三浦しをんさんの本屋大賞受賞作品。

     辞書を引いたのなんて何年、いや何十年前だろう。スマホで簡単に検索できてしまう現代だが、改めて辞書を引いてみたくなった。

     「大渡海」という辞書を長い年月をかけて編纂する。
     言葉を編む大きな船の指揮をとる松本先生と、その後へ続く馬締や荒木たち編集者。
     ひとつひとつの言葉の語釈や、的確な用例を編み出すため、生活の全てを「言葉」に捧げている姿に圧倒された。
     早雲荘のタケおばあさんや香具矢さんとの描写は心が温かくなった。

     時代とともに変化していく言葉、解釈の変わる言葉。そんな言葉たちに合わせて、また辞書も改訂を繰り返していくのだろう。

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    2026年03月13日
  • 神去なあなあ夜話

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    前作より林業の話は少なめで、主人公の恋の行方や村の伝承などの話がメイン。それぞれのキャラクターの個性が光る小説。スイスイ読んだ。

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    2026年03月12日
  • 墨のゆらめき

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    ネタバレ

    人に勧められて。

    なんか…BLやないかい!

    それが悪いと言っているわけではない。
    書の描写や、続が人に寄り添い、距離を測っていくところなどは繊細で美しかった。

    ヤクザの使い方や描き方がちょっと鼻白んじゃった。

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    2026年03月12日