三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フォローさせていただいているレビュアーさんの『仏果を得ず』のレビューを読んで
「読みたい!」と勇んで本屋さんに行ったものの、置いておらず。
せめてもと、こちらの本を購入。
「文楽は三業から成る」とはよく言ったもので、実際に観劇に行くと、
舞台で演じている華麗なお人形と人形さんの動きには当然ながら見惚れるし、
三味線を習っていたこともあり、三味線さんの繊細であったり勇壮であったりの
撥さばきや糸をはじく指が気になるし、
好きな大夫さんが顔芸といえるほど(←失礼な言い草ですが、褒めてます)の
熱演タイプなので目が離せないしー!!!
と、あっちもこっちも観たくなるわたしはどこを観ればいいのか、毎 -
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これはいい。
小説原作のコミックとしては、かなりの完成度じゃないかな。小説を読んですぐに風強ファンになって手に取ったから、コミックを見る目は厳しかったと思う。けど本当に、いい。
原作の風強の良さを決して壊していないのに、コミックス版独自の視点で掘り下げられた新しい風強の世界をうまく作りあげている。
特に、東体大をただの悪役にしなかった所に作者の技量を感じる。榊は本当にいい子だし、向井くんの『お前は箱根走れよ』ではもう涙が止まらない。古賀も松平も朝倉もマルさんも、それぞれエピソードがいい。持田もなかなか(笑)
六道大の藤岡も小説よりもキャラに深みが出ていて、力強い存在になっていた。藤岡の話す高 -
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ネタバレ直木賞作家であり、今年の本屋大賞を取った三浦しをんさんによる爆笑エッセイ。
彼女の小説は『月魚』とか『白蛇島』とか『まほろ駅前多田便利軒』とか、高校生のころにいろいろ読んでました。
特に『月魚』は淡々としたストーリーの中に隠されてる静かな激情(矛盾してるけど、ほんとなんだもん)が、私の心をとらえて離してくれなかった。
けれどエッセイはそんな印象をぶち壊すがごときハイテンション。
特に「ロード・オブ・ザ・リング」を観てアラゴルン役のヴィゴに恋してるしおんさんがね、もう壊れてるw 頁捲る度にアラゴルンアラゴルンってね。「おぉまたかーっ!」って吹いたわ。
どうしようもないことをフルパワーで妄想し -
Posted by ブクログ
全6巻。6巻目が2009年末に出て、その時に買い損なってしまったら、2010年7月に再販されるまで、ずっと入手不可だったというシロモノ。散々待たされて、その分期待が高かったからというのでなく、これは小説原作のコミックスとして凄く出来のいい作品だと思う。
原作派の私にとって、映画は正直ガッカリさせられた。主演の二人とアオタケのキャスティングについては、かなりいい線をいったと思っているし、小さな場面作りは原作のイメージを壊さないように気を使った跡が見える。でも、全体を通してみると、要するに何が言いたかったのかわからない映画だったと思うし、感動もなかった。ラストを捏造しているのも、なんか意味が分から -
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原作が大好きで、期待半分不安半分で読み始めた漫画版。読み始めてすぐ、不安は吹っ飛んだ。各キャラクターの造形が違和感なく、いきいき動いている。
それぞれの葛藤や不安も丁寧に描かれていて、読み応えがある。ストーリーは何度も読んで知っているのに、毎巻泣かされてしまう。期待以上だったのは、東京体育大学の面々の描写。走への劣等感を抱きつつ、走り続ける榊(原作とだいぶ違って、憎めない、かわいらしいヤツになっている)、前年ブレーキになってしまったエース、選手をあきらめて裏方としてチームにつくす主務、一般で入ってきて生き残った主将・・・。
海野そら太さんが漫画化してくれて、本当によかったと思う。