三浦しをんのレビュー一覧
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聖フランチェスカに通う野々原茜と牧田はな。彼女たちは、頻繁に文通を行って、ますます親交を深めている。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールなのの。外交官の家に生まれ、天真爛漫なはな。時代を越え、紡がれ続ける二人の書簡で彼女たちの人生を垣間見る。
手紙だけでここまで描けるのは見事。
設定を分かりやすくするためのト書きが一切無く、全て手紙の文面という趣向なので、読者は序盤に加工されていない設定をどかんと消化しなければならない。情報量は多いし、肝心な表現に最短距離ではたどり着けないし、ちょっと退屈に思う瞬間も少なからずあった。しかし、根気よく向き合うと見えてくるのは、非常にリアルな女子校の学生生活。 -
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都内の老舗ホテルに勤務する
実直なホテルマン続力(つづきちから)が
書道教室を営む遠田薫に
筆耕係を依頼するところから始まる
この遠田がね、えらいイケメン
女にモテそうなうえに書の腕前も達者
不器用な生き方だけれど天才肌の書道家遠田と
誰からも話しかけられる体質を
持ったチカ(つづきちから)は
彼の相棒になっていく
いやーこういう男性同士のバディものって
しをんさんが書くと間違いない!
最初はなかなか二人の会話がかみ合わないのに
だんだんと分かり合っていく2人
なんといっても「書」というか「文字」を
文章でこんな風に表現できるものなのか
「舟を編む」の言葉フェチな人たちも
よかったけれ -
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ネタバレ高校生の時に読んで、懐かしいなと思って手に取って再読。都会育ちの高卒、平野勇気が放り込まれた職場は三重県の林業の現場、神去村。山と共に生きる個性的な村人達と繰り広げる一年に亘る騒動記。
環境というものは大事だなと改めて思う。主人公が馴染みのない林業にのめり込めていけたのは、神去村の人全員が山に対して真摯に向き合っているからだと感じた。やはり人間、環境に対応していく生き物だと思うし、自分を高めていこうと思うか、現状維持でなあなあに過ごして行くかは周りの環境に左右されると最近思う。主人公が周りの村人達、ヨキや清一さん、巌さん、三郎じいさん、ミキさんや裕子さん、山太、直樹さんにどんどん引っ張られて行 -
Posted by ブクログ
全国津々浦々、少しニッチなテーマを扱う博物館紹介本。
秘宝館をはじめ、ボタンやメガネなど、いろんなテーマの博物館があるものなのだなあと感心するとともに、三浦しをん節を味わう。
今回は何より解説を読んで納得。なるほどなるほど。三浦しをんって対談とかそういうの上手な人なんだね!なんだかわかるよ。人とのやりとりが生き生きしてるもの。
ボタン博物館に行きたい&熱海の秘宝館は一度行かねばと思っております!
個人的に、性具や性愛関係はなぜか色々博物館へ行っておりまして…チェコはプラハのセックス博物館や中国は上海近郊の性愛博物館など。怪しげかと思いきや、かなり真面目に性を取り扱っていて、お国