三浦しをんのレビュー一覧

  • ののはな通信

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    聖フランチェスカに通う野々原茜と牧田はな。彼女たちは、頻繁に文通を行って、ますます親交を深めている。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールなのの。外交官の家に生まれ、天真爛漫なはな。時代を越え、紡がれ続ける二人の書簡で彼女たちの人生を垣間見る。

    手紙だけでここまで描けるのは見事。
    設定を分かりやすくするためのト書きが一切無く、全て手紙の文面という趣向なので、読者は序盤に加工されていない設定をどかんと消化しなければならない。情報量は多いし、肝心な表現に最短距離ではたどり着けないし、ちょっと退屈に思う瞬間も少なからずあった。しかし、根気よく向き合うと見えてくるのは、非常にリアルな女子校の学生生活。

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    2026年01月27日
  • あの家に暮らす四人の女

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    杉並区の古い洋館に暮らす37歳独身の佐知、母親の鶴代、佐知の友人雪乃、雪乃の後輩多恵美、そして守衛の老人山田
    開かずの間でミイラ発掘、多恵美の元カレストーカー化、泥棒の侵入、出会いなど、いろいろあるけどほっこり心が暖まる物語
    語り手はまさかの…?

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    2026年01月27日
  • 墨のゆらめき

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    都内の老舗ホテルに勤務する
    実直なホテルマン続力(つづきちから)が
    書道教室を営む遠田薫に
    筆耕係を依頼するところから始まる

    この遠田がね、えらいイケメン
    女にモテそうなうえに書の腕前も達者

    不器用な生き方だけれど天才肌の書道家遠田と
    誰からも話しかけられる体質を
    持ったチカ(つづきちから)は
    彼の相棒になっていく

    いやーこういう男性同士のバディものって
    しをんさんが書くと間違いない!
    最初はなかなか二人の会話がかみ合わないのに
    だんだんと分かり合っていく2人
    なんといっても「書」というか「文字」を

    文章でこんな風に表現できるものなのか
    「舟を編む」の言葉フェチな人たちも
    よかったけれ

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    2026年01月25日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    単行本でも読んだけど、文庫でも。とにかくエッセイ、読み物として面白すぎ。三浦さん、個人的にはエッセイの面白さでは朝井くんと双璧です。もちろん小説の書き方指南として真面目に創作について語ってるので、さすがの人気作家さんだな、と。三浦さんの未読の小説を探して読みたくなりました。

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    2026年01月24日
  • 好きになってしまいました。

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    明るくて良いなあ。植物を育てるとか意外……などと失礼なことを思いつつ、ダイナミックで朗らかな日常を楽しく覗かせていただきました。

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    2026年01月22日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    ネタバレ

    小説の書き方を、一皿ずつ提供されるコース料理になぞらえて、解説している本。単行本もあったらしいが、私が出会ったのはこの文庫だった。コミカルな語り口で、滑らかに話が進んでいく。本書にある通り、小説(文章)を書く上で「原稿用紙一枚分」がどれくらいなのかを身体感覚で掴んでおくことは大事だと思った。

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    2026年01月21日
  • 天国旅行

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    装丁が美しい本
    死を扱った短編集ということで、切ない描写も多々あったけど、救いのある話もあって良かった

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    2026年01月20日
  • 好きになってしまいました。

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    三浦しをんさん、こんなおもろいエッセイ書く作家さんなんですねぇ〜。恥ずかしながら、初読みでした。昨今は、くどうれいんさんのエッセイがブームのようですが、私的には三浦さんのエッセイがツボです。ひとり笑いできて楽しい。年齢的にも近い?からかなぁ。なんというても、文中の()、セルフツッコミが良いのですよ〜

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    2026年01月20日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    妻に浮気され、やり直そうとしたが結果駄目になり半分以上世捨て人みたいな日々を過ごしてる主人公の所に、これまた過去に色々あって世捨て人みたいな生活送ってる主人公の同級生が転がり込んできて、二人で便利屋やっていく事になるんだけど…って話。
    主人公の同級生である行天が、ホントなに考えてるか分かんなくて良かったです。
    主人公は過去に何があったか明らかになったけど、行天の過去については最後まで全貌が明らかにならなかったのも良い意味で気になりました。
    これも続編あるみたいだから、それ読んだら明らかになるのかな?

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    2026年01月19日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    色々な愛の話。大切な人とどう向き合っていくか、主人公によってその選択が違うのが面白かった。こんな考え方もあるんだと他の人の頭の中を覗かせて貰った感じてした。恋愛っていい

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    2026年01月18日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    好き嫌いが別れるかもしれないけど私はすごく好みの本。三浦しをんさんは舟を編むなどのまっすぐな努力、成長の物語もかけるし、この本みたいなマイノリティの恋愛の物語もかけるのがすごい。誰に教えてもらった訳じゃないのに恋をしたとき、これが恋だとみんな自覚できるのはほんとうに不思議だし素敵なことだ。

    私たちがしたこと、がいちばん印象に残っている。

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    2026年01月18日
  • 愛なき世界(下)

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    愛なき世界下巻。植物の魅力や実験、発表の雰囲気を知れたことが良かったです。特に藤丸くんと本村さんが、それぞれ異なった自分の価値観を持ちながらも相手を尊重する姿勢に心動かされました。そんな二人の関係性が微笑ましかったです。

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    2026年01月16日
  • 愛なき世界(上)

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    愛なき世界上巻。とても読みやすかった。円服亭という洋食屋で働く藤丸くんの大学院生の本村さんへの片思いから始まる物語。植物学が題材となっており、これまで知らなかった知識を得ることもできました。二人の関係が下巻で変化していくのに注目したい。

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    2026年01月14日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    高校生の時に読んで、懐かしいなと思って手に取って再読。都会育ちの高卒、平野勇気が放り込まれた職場は三重県の林業の現場、神去村。山と共に生きる個性的な村人達と繰り広げる一年に亘る騒動記。
    環境というものは大事だなと改めて思う。主人公が馴染みのない林業にのめり込めていけたのは、神去村の人全員が山に対して真摯に向き合っているからだと感じた。やはり人間、環境に対応していく生き物だと思うし、自分を高めていこうと思うか、現状維持でなあなあに過ごして行くかは周りの環境に左右されると最近思う。主人公が周りの村人達、ヨキや清一さん、巌さん、三郎じいさん、ミキさんや裕子さん、山太、直樹さんにどんどん引っ張られて行

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    2026年01月13日
  • ぐるぐる♡博物館

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    全国津々浦々、少しニッチなテーマを扱う博物館紹介本。

    秘宝館をはじめ、ボタンやメガネなど、いろんなテーマの博物館があるものなのだなあと感心するとともに、三浦しをん節を味わう。

    今回は何より解説を読んで納得。なるほどなるほど。三浦しをんって対談とかそういうの上手な人なんだね!なんだかわかるよ。人とのやりとりが生き生きしてるもの。

    ボタン博物館に行きたい&熱海の秘宝館は一度行かねばと思っております!

    個人的に、性具や性愛関係はなぜか色々博物館へ行っておりまして…チェコはプラハのセックス博物館や中国は上海近郊の性愛博物館など。怪しげかと思いきや、かなり真面目に性を取り扱っていて、お国

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    2026年01月11日
  • 月魚

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    いつも飄々としている、どこか掴みどころのない人間の本音というのは心が沸き立ちますね。
    文庫書き下ろし「名前のないもの」には喰らわされました。登場人物の解像度が一層高まりニヤニヤして読み終えました。

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    2026年01月09日
  • 月魚

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    古書を中心に人間関係が組み込まれている。
    新しい感覚だった。才能の有無、伝統、罪……
    繊細な文章で丁寧に描かれている。

    ブロマンスになるのか?
    古書という乾燥したイメージものに比例して
    水のテーマもあり面白い。
    個人的には、短編「水に沈んだ私の町」の煌めきがより好きかもしれない。

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    2026年01月09日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    四人の女の中で血縁関係は二人の親子だけ。
    残りの二人は娘のつながりで、ひょんなことから一緒に住むようになった「浅い」関係。
    でもこの「浅さ」が良いんだよね。
    ちょっとずつ四人の関係は深くなっていくんだけど、家族ではない、親友?というほどでもない、でも一緒に暮らすのも悪くない。そんな定義できない関係性がなんとも良い。

    語り手の登場が斬新で面白かった。みんな幸せであれ。

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    2026年01月09日
  • ののはな通信

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    手紙のやり取りを盗み見ている背徳感…!!
    手紙には書かれていない部分に想像を膨らませながら読んでいて、楽しかった。

    一言で言い表せないような特別な関係性って感じがたまらなく良き。
    じっくり時間をかけて読んでみた。

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    2026年01月09日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    便利屋とその同級生の物語

    日常に沿って話が描かれており、とても読みやすかったです。
    登場人物の感情や行動に対する表現が豊かで、想像が膨らみました。

    映画化もされているようなので、観てみたいと思います。

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    2026年01月08日