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Posted by ブクログ
女子校小説。
三人の少女の目線で語られるミッション系女子校の話。シスターフッドという言葉から想像するものとは少し違うかもしれないけれど、女子高校生たちの自他へ向ける眼差しが、緻密にリアルに描かれている。
年頃なので愛や性についても赤裸々に語られているんだけれど、三人ともけっこう独特で、感情移入がしづらい。特に淑子。
三浦しをん作品は、小説もエッセイもハイテンションな陽寄りのものばかり読んできたので、「どうした!三浦しをん!!」と言いたくなるくらい雰囲気が違ってタジタジ。
三浦さん、ミッション系女子校出身だもんね。なんかのエッセイで「カーストはなく、離小島がいくつか存在している感じ」と書いていたことを少しシリアスに描いた感じかな。確か幼稚園から大学までのお嬢様学校で、超絶お金持ちもいたとか書いていた気もする。そのエッセイで描かれる女子高生像との差がすごいな!
ネタバレすると、痴漢や性暴力をイメージさせる描写が出てきます。そして淑子の場合は教師との恋愛。私は高校生以下と教師の恋愛ってけっこう地雷なんですが、本作は教師が地雷を踏み抜くクズ男でして…。どんな理由があっても、未成年に手を出しちゃいかんぜよ!というイライラを腹に溜めながら読みました。
Posted by ブクログ
大人になる前の未完成な、カトリックの女子校に通う3人の少女のお話。
大人によって傷つけられ、そしてそれが性に関することであることが3人の共通点であると思った。
自身の葛藤を他人に打ち明けることができず、1人で悩む少女たちはそれを乗り越えて大人に成長していくのだろう。
私は淑子の気持ちが痛いほど分かってしまう。
自分は誰かの1番、特別にはなれなくて、でも好きな人の特別になりたくてすべてを投げ出してもいいと思う。
だがそう思っているのは私だけで、先生は違う。
自分とか立場とかの方が大切でどれほど願ってもあの人の1番に今の私はなれない。
私じゃなくてもいいのではないかと思うから、いつか来るであろう終わりが怖い。
20歳になった私は少し遅れた思春期を迎えているようだ。
いつかあの人よりも好きな人ができるのだろうか。
Posted by ブクログ
横浜付近で女子中高時代を過ごした私としては、とても親近感が湧くものだったけど、男性との関わりが全然なくバカ騒ぎばかりしていた自分の青春時代とかちょっと違ってた!笑
女子高校生にとっての痴漢は日常茶飯事だったなあとか、先生にガチ恋してた同級生いたなあ、中高時代の友情はちょっと恋と似てて独占欲が芽生えることもあったなあ、中高生時代に母が亡くなるなんて考えられないしもしそうなっていたら自分がどうなってたかわからないなあとか思った。3人それぞれの事情がきちんと最後まで描かれてなくて、それが全部知っているようで何も知らない中高の友達との関係を表しているようでよかった。あと、平岡はマジでクソ。
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小説・文芸
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