【感想・ネタバレ】まほろ駅前多田便利軒のレビュー

あらすじ

「ここも一応、東京なんだがな」と言われてしまう“まほろ市”は、東京のはずれの大きな町だ。まほろ駅前で、ひとり便利屋を営む多田啓介のもとに、高校の同級生・行天春彦が転がりこんだ。高校時代、教室でただ1回しか口を開かなかった、ひょろ長い変人だ。ペットあずかりに子どもの塾の送迎、納屋の整理…ありふれた依頼なのに、行天が来てからは、やたらきな臭い状況に追い込まれるハメに。さて、本日のご依頼は? 多田・行天の魅力が全開の、第135回直木賞受賞作。

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感情タグBEST3

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便利屋の話か〜と読む前は思っていたものの、深い人情ものであり、それぞれの人にさまざまなバックグラウンドがあり、それぞれの人生物語という感じで、思わず深みにはまってしまう作品だった。
それぞれの登場人物に感情移入しつつ、サクサクと進む展開に楽しめた。

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2026年10月16日

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ネタバレ

三浦しをんの直木賞受賞作品

過去を背負う多田と、謎の幼馴染行天が便利軒をしながら様々な出来事に遭遇する。

テーマをめちゃくちゃ抽象化するならば「赦し」だと思う。もう少し解像度を上げるならば「家族」とか「子ども」とか、なんかそういうことだろうか。

人を赦す、人に赦されるというのは、残酷な行為なのだろうと思う。

『光』という三浦しをんの小説はそのことを残酷なまんま提示する。

『まほろ駅前多田便利軒』は、そうではなく、ユーモアの中に暴力や社会の矛盾や闇を描いている。そのような闇の中で、人は何を赦し何を赦されたいのか。

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2026年09月27日

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キャラクターがとても魅力的で、まだまだ読んでいたい。 できればずっとチワワにもいて欲しかったが、チワワがいなくなった途端に生活リズムが狂うというリアルさも良かった。
行天は路頭に迷っていたところ、顔見知りに出会ったからといってほぼ無理やり事務所に転がり込んで住みつくという、どうしようもない破天荒キャラかと思っていたが、多田にお世話になりながら彼なりの仕事の手伝いもしており、話が進むごとにどんどん憎めないキャラクターになってきた。
むしろこのコンビをまだまだ続けてくれ!

著者作品は、数年前に「きみはポラリス」を読んだきり、今作が2冊目だったが、他に「舟を編む」を読むのは確定として、その他にも今後注目していきたい。

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2026年08月01日

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多田と行天の関係が、とても心地良い。
町田の地図を思い浮かべながら、楽しく読めた。
いつも、かったるそうだけど、義理人情がある憎めないキャラは、三浦しをんならでは。

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2026年07月21日

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久しぶりに読みたくなって再読
何度読んでも多田と行天の魅力にハマってしまう
ふたりとも不器用で過去にトラウマを持っているけれど、敢えてそのことを否定せず、そのまま受け入れて生きている
それが「幸福は再生する」ということなのかもしれない
しをんさんの軽妙な筆致が愉快で、とても楽しく読むことができました

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2026年07月17日

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本屋さんでたまたま手に取った本。
空気感がとても好きでした。
ドラマも、瑛太さんと松田龍平さんがぴったり。
音楽も良くて、ハマっていました。
オープニングは「ビューティフルドリーマー」
エンディングは「まともがわからない」

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2026年07月07日

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便利屋の多田と、同級生だが言葉を交わしたことのない行天が再開し、昔からの連れのように自然とお互いに必要な存在になっていく様子がとても心地よく、どこか切なさもあるストーリーだった。
何かしでかすんじゃないかとヒヤヒヤさせる変わり者?の行天だが、直接真正面から関わった人にしかわからない純粋さと優しさを持ち、それに触れて多田が少しずつ解けていく様子が見える。
何気に星も好き。

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2026年07月07日

購入済み

まほろ駅前多田便利軒

過去に悲しみを抱える二人のおじさんが一緒に住んだり働いたりする話です。
ちぐはぐなバディものでもあり、寄せ集めの家族のような雰囲気もあり、とにかく二人が穏やかに生きられると良いなと思いました。

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2021年10月21日

購入済み

三浦しおんさん、いいです。
軽快な展開、魅力的な人物たち。
ちょっと劇画タッチすぎるかなという場面もありますが。
爽やかな読後感です。

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2020年09月26日

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ゆっくり読みたくなる作品。ストレスなく映像が頭に浮かぶところが好き。自分には経験したことのない感情のはずが、なぜか共感のようなものを覚えてしまう不思議な説得力のある描写。好き。

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2026年10月25日

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有名な作品なのに読んだことないな、と思い購入。
三浦しをんを読み始めるなら、まずはこれがいいかな、と気軽に選んだ。

直木賞にしてはポップだな、と思った。いい意味で。
確かに大衆小説の文学賞ではあるけれど、やはり権威のある賞。
今まで読んだ受賞作からは、それなりの重厚さが感じられた。

多田の子どものことはシリアスだけど、全体的にポップ。
描かれる風景はユーモラスで、三浦しをん作品らしい。

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2026年10月19日

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今更説明するまでもない作品だが、まほろ市の駅前で便利屋を営む多田。そこに転がり込んでくる居候の行天の奇行によって様々な事件に巻き込まれていく。直木賞を受賞しドラマやマンガにもなった三浦しをんの代表作。

この小説の舞台であるまほろ駅のモデルが町田駅ということもあって、最寄りの町田市内の本屋には常備されている。このいつでも買える状況のせいで、いつか読もうと思っているけど後回しになっている本の一つだったが、知人からお勧めされたので時は来れり。いざ、まほろ駅。

時代的には平成初期くらいなので、今の綺麗になった町田からはあまり想像できないけれど、当時は怪しげな店が立ち並ぶ「駅裏」と呼ばれる区画があり、本作のタバコの紫煙を燻らせるアウトロー達の絶好の舞台となっている。魅力的なキャラクターとテンポの良い会話で読んでいてずっと楽しい。何より、少し前の作品は古く感じるものだけど、そんなことは全く感じなかった。名作は時代を超えるのだ。

「アウトローのバディもの」というイメージから男臭いハードボイルドを想像していたが、ハリウッド映画のように日常から極端に逸脱することは全くない。それどころか端々から優しさが滲んでいるし、悪い人も(悪い人の定義によるが)出てこない。
ともすれば拍子抜けしそうになるが、実に巧妙に軽くなり過ぎないバランスで最後まで描き切っていると感じた。多分リアリティを演出する描写が丁寧なので、しっかりとした存在感の重みを感じるのだ。読んでいてとても気持ちが良い。

町田駅の周辺は綺麗になったけど、人間は変わらないのだろうなと思う。タバコの煙がなくなって、次はスマホとコーヒーに変わっただけなのだ。便利屋はまだまだ忙しいだろうな。

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2026年10月08日

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便利屋の多田のもとに同級生の行天がころがりこむ。

前半は何となくむさ苦しい。

中盤はそれにだんだん慣れてくる。

後半は怒涛の展開。
そしていとおしくなっていく。

息づかいと匂いと生々しさを十二分に感じられる。
不思議な魅力の作品。

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2026年10月04日

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カバーが映画宣伝用で、瑛太と松田長男だったのが残念だった。そういうカバーとかつけちゃうとイメージ引っ張られちゃうじゃないですか…

それがなかったらもっと没入して楽しめたと思う。男子同士のわちゃわちゃ小説。

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2026年09月21日

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十数年ぶりの再読。
初めて読んだ時もそうだったけどやっぱり面白い。
言葉がなくても実は理解しあえてしまっている、付かず離れずの関係がとても大人で、居心地が良さそうで、羨ましくなる。
幸せになってはいけないと自分で自分に蓋をして責め続ける多田に、行天の存在がとても良い歯車になり、人生が前に進み出したように思う。
人間関係は、いいことばかりではないけれど、やっぱり誰かと繋がっているのはあたたかくて、一人よりずっといいと思ってしまう。
再読して良かった。

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2026年09月04日

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家族は選べないけど、家族のような存在とは人生の途中で出会えるんだなと思った。

タバコが吸ってみたくなる小説第1位

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2026年08月14日

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商売だ、ビジネスだ、と言いながら情に流され振り回される主人公が好きでたまらない。ひとつひとつのエピソードに心が温かく柔らかく満たされてゆく。僕はこの本を読んでいる間、やれ福祉だ、社会貢献だと言いながら守銭奴のように立ち回って 社会の歯車をまわす現実生活から ほんの一時 距離をおくことができた。僕も便利件のクルーになれたらどんなにいいだろう。

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2026年08月08日

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便利屋を営む多田のところに、元同級生の行天が転がり込み、不器用でクセの強い2人の同居が始まる。
そこに多様な客からの依頼やそれに絡む2人の対応ややりとりが面白い。
途中、多田も行天も辛い過去を抱えていることが明かされ、彼らの考え方や態度の背景が垣間見えるところもある。
三浦しをんさんの作品は読み応えがあるなぁ。

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2026年07月17日

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読みやすい短編集。
行天に振り回される多田の苦労が手に取るようにわかる感じ。
行天ってなんか愛嬌があって許してしまいそう。
やってることえぐいのに喋り方かな?
面白かった。続編も読む。

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2026年06月07日

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2026.5.17再読。
前に読んだ時はあまり面白いと思わなかったんだけど、直木賞受賞作だと知って、
読み直してみたいと思っていたら、弟が持っていた(私の本はなぜか今、手元にない)読み返してみたら結構面白くて、最後は夜更かしして読み終えてしまった。

主人公の多田も一風変わった高校からの同級生行天も他の登場人物もみんな過去を抱えて生きている。
人って言わないだけで、いろんな過去や
辛いこと抱えて生きているよなぁとこの年になると、しみじみ思う。
登場人物みんながんばれって読み終わって
思いました。
最後に行天くんが帰ってきて、良かったなぁって思ったけど、このお話まだ続くんですね。
ぜひ続きも読みたいと思いました。
何度も言うけど、「舟を編む」が大好きで、それを基準に三浦しをんさんをみているけど、実はいろんなタイプの作品を書いていて、なかなか奥が深いなって思います。
これも何度も言うけど、時間が足りない!!

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2026年05月18日

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やっぱり好きなんだよなあ、三浦しをん。

読んでて心地よい。きばってない。
肩の力が抜けている。風が吹く。

煙草は半年前に辞めたのですが、
読んでいると憧れるよね。

でも辞めたらめっちゃ走れるようになったから
吸いません。はい。

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2026年05月18日

購入済み

でこぼこコンビで似たもの同士

多田と行天のコンビネーションが良い!
多田が出来ないことを行天がやってのける。
行天が行き過ぎないように多田が手綱を握る。
互いを補う存在のようで
同じような虚空を共有する同士でもある。
決して言葉で語り合うことはないのに、
不思議なことにふたりでいることが自然体のような
不確かな絆が、良い!

ルルとハイシーとマリの関係性も好き。
てゆうかルルとハイシーが好き。
みんな訳ありだけど、ほっこりする感じが凄く好き。
初めてこの作者の本を読んだけど、
好き。他のも絶対読む!

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2021年09月29日

購入済み

不思議な作品

この物語を読んでいて、初めの設定がつまらない。読む気が起きない。考えてみれば、物語の場所が東京郊外の架空の町「まほろ市」だからなのからかもしれない。さらに、便利屋を営む主人公の多田と店に転がり込んできた級友の行天という人物に、物語の中で通常の生活実態が窺われないのだ。だから共感を持って読み進むことが出来ない。非常に読みづらい物語だ。
しかし、無理にでも読んでいくと、いつの間にか物語が面白くなり引き込まれて、読むスピードも上がってしまう。あっという間に読み終えてしまう。そこに不思議さと魅力を感じる作品だ。

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2018年07月11日

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ほわっとしたタイトルなので、穏やかな作品かと思いきや、意外とアウトロー・ハードボイルドな感じ。
まちの便利屋を勤める多田と、そこに転がり込んだ男、行天が主人公です。便利屋への依頼には、掃除のような簡単な用事もあれば、犬を捨てたいとか、ストーカーをどうにかしたいとか、恋人と別れたいとかとか、面倒なものもあります。その中で、多田と行天(それぞれワケあり)が揉めたり、なんか良いこと言ったりします。でも読み終わったら頭の中に何にも残っていませんでした。うーん、良くも悪くも不思議な読後感。

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2026年10月14日

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『まほろ駅前多田便利軒』を読んでいると、人間というのはずいぶん変な生き物だと思った。

多田は便利屋を営んでいる。名前のとおり、頼まれれば大抵のことは引き受ける。でも、自分の人生については、あまり器用に片づけられない。そんなところが少し面白かった。

そこへ、行天が現れる。

行天は、普通の人なら少し距離を置きたくなるような人物だ。突然現れて、勝手なことを言い、勝手に人の生活に入り込んでくる。それなのに、なぜか完全には嫌いになれない。多田にとっても、最初は迷惑な存在だったはずなのに、いつの間にか隣にいることが当たり前になっている。

二人の関係を読んでいて友人というものについて考えた。

毎日連絡を取り合う必要はないし、深刻な相談をする必要もない。ただ、気づけば同じ場所にいる。何かあれば手を貸す。そのくらいの距離にいる人間が、案外いちばん大切なのかもしれない。

便利屋に持ち込まれる仕事も興味深かった。一つ一つは小さな依頼なのに、その向こう側には、それぞれの人間の事情がある。人は誰でも、自分だけの問題を抱えて生きている。外から見れば簡単そうなことでも、本人にとっては簡単ではない。

そして多田も行天も、そのことを知っている。

二人は誰かを劇的に救うような人間ではない。むしろ、自分自身のことで精一杯だ。それでも、誰かが困っていれば手を貸す。たぶん人を助けるというのは、そういうことなのだろう。

僕はこの小説を読みながら、人間関係というものは、必ずしもきれいな形をしていなくていいのだと思った。

一人でいることに慣れてしまった人間の隣に、いつの間にか誰かが座っている。

それだけで少しだけ世界の見え方が変わることがある。

読み終わったあとそんなことを考えた。

そして、もし自分のところに行天のような人間が突然現れたらどうするだろう、とも思った。

たぶん最初は迷惑に感じる。

でも、しばらくすると、その迷惑な存在がいなくなったことのほうを、少し寂しく感じるのかもしれない。

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2026年10月07日

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ドラマを見ているようだった。ふたりの関係性がなんともよい。全面にいい人感を出さないけど本当はとても優しい人たち。
過去の傷は完全にはもどらないけれど、幸せはかたちを変えて再生する。

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2026年09月06日

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66冊目『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん 著、2009年1月、文藝春秋)
東京のはずれに位置する「まほろ市」で便利屋を営む多田とそこに転がり込んで来た居候の行天がさまざまな事件に巻き込まれるヒューマンドラマ『まほろ駅前』シリーズの第1巻の文庫版。
探偵小説、あるいは「ルパン三世」を彷彿とさせる中年バディもので、2人の関係性にはほのかなBLっぽさがある。二次創作や同人誌が作りやすそう。
まほろ市の位置や行天の小指など、物語のテーマを言外で表している点が上手い。

〈ねえ、俺の小指に触ってみな〉

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2026年08月28日

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 便利屋を営む多田(ただ)の元に転がり込んできた高校の同級生だった超変人の行天
の2人のドタバタ喜劇。チワワの飼手を探し、自称コロンビア人娼婦を訪ねたり、痴呆老人の息子を演じたり、彼氏との別れを助けたり、納屋の片づけを手伝ったり、果ては赤児取違えの候補相手先の調査を依頼されたり、いずれも行天の奇想天外な行動に多田があたふたする場面が面白おかしい。行天に振り回されつつ、行天の愛すべき人柄を受け容れていく多田の心境に読者も共感する。この著者はこのように滑稽本を書く才能があるのだ。

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2026年08月15日

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主人公多田の元に元同級生の行天という男が転がり込む
男2人で訳ありふたりがまほろ市で便利屋を行いながら小さい事件から危険な事件まで解決
世間で言うバディ物なのだと思う
6つの事件を扱いながら二人が「元クラスメイトの仕事仲間」から「友達」になる話だと思う
ただ問題は文章が個人的に読みづらく難しいことが書いてあるわけではないが情報量が多すぎて読み終わるのに3週間かかってしまって途中から何がなんだか誰が誰だかいつ登場した人だか時間をかけすぎて読んだせいで分からなくなってしまい途中からタイトルが「まほろ駅前多田便利軒」なのに行天が雇用主で多田が転がり込んだと頭が混乱して読んで読み終わってから気づいた
自分は読書慣れしてきたと思っていたがやはりまだ読書初心者だったのかもしれない
多分文章をもっと読み取れれば面白いと思えただろうにあまり脳に物語が入ってこなかったのが悔しい
とりあえず説明よりも情報量わちゃわちゃ系作品が自分にはまだ難しかった

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ずっと前から読みたい本リストにあった本。
まほろという語感からか、もう少しハートフルで穏やかな物語だと勝手に思っていたけれど、実際には便利屋多田と行天コンビがチンピラとも絡みつつ展開される話。

ルルやハイシー、星、由良、凪子さんなど、登場人物が個性的。
多田も行天も複雑な過去を抱えていて、多田はそのトラウマに苦しめられていたけれど、最後はちょっと救いがある話で良かった。
過去は変えられないし他人を変えることはできないけれど、自分のこれからは選ぶことができる、そんなことを伝えてくれる小説。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

映画か何かで観たなぁ、と読み始めてすぐ気づいてしまい、ストーリーを知っている状態で読んだんですが、やっぱり本で読むほうが私は好きでした。テンポが良くて読みやすかった。複雑な同じ環境にある方にはきっと刺さる内容だと思う。

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2026年07月12日

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あまり響かなかった。読み進めていると何度か刺さるセリフがあったような気がするが思い出せない。そんな小説だった。

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2026年06月27日

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「だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことだ」
これを多田ではなく行天が言ったことで話が一気に面白くなった気がする。続編も楽しみ。

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2026年06月18日

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ネタバレ

便利屋に訪れる人の短編集。気軽に読める。行天がなぞの性格で、その謎が解明されない。星というやくざチンピラや由良公など個性的な登場人物が多い。

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2026年05月17日

購入済み

おもしろいけどディープ

2人の関係性や会話がおもしろいのですが、ストーリーは暗かったり陰鬱とした内容もあり、楽しい!と言う感じではないです。
そういうのも得意な方には良いと思います!
舟を編むなどの作品と同じ作者さんなのが不思議に思えるくらい全然違う印象の作品で、幅広い作家さんだな〜とおどろきました。

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2019年04月02日

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