【感想・ネタバレ】まほろ駅前多田便利軒のレビュー

あらすじ

「ここも一応、東京なんだがな」と言われてしまう“まほろ市”は、東京のはずれの大きな町だ。まほろ駅前で、ひとり便利屋を営む多田啓介のもとに、高校の同級生・行天春彦が転がりこんだ。高校時代、教室でただ1回しか口を開かなかった、ひょろ長い変人だ。ペットあずかりに子どもの塾の送迎、納屋の整理…ありふれた依頼なのに、行天が来てからは、やたらきな臭い状況に追い込まれるハメに。さて、本日のご依頼は? 多田・行天の魅力が全開の、第135回直木賞受賞作。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

三浦しをんの直木賞受賞作品

過去を背負う多田と、謎の幼馴染行天が便利軒をしながら様々な出来事に遭遇する。

テーマをめちゃくちゃ抽象化するならば「赦し」だと思う。もう少し解像度を上げるならば「家族」とか「子ども」とか、なんかそういうことだろうか。

人を赦す、人に赦されるというのは、残酷な行為なのだろうと思う。

『光』という三浦しをんの小説はそのことを残酷なまんま提示する。

『まほろ駅前多田便利軒』は、そうではなく、ユーモアの中に暴力や社会の矛盾や闇を描いている。そのような闇の中で、人は何を赦し何を赦されたいのか。

0
2026年09月27日

Posted by ブクログ

多田と行天の関係が、とても心地良い。
町田の地図を思い浮かべながら、楽しく読めた。
いつも、かったるそうだけど、義理人情がある憎めないキャラは、三浦しをんならでは。

0
2026年07月21日

Posted by ブクログ

久しぶりに読みたくなって再読
何度読んでも多田と行天の魅力にハマってしまう
ふたりとも不器用で過去にトラウマを持っているけれど、敢えてそのことを否定せず、そのまま受け入れて生きている
それが「幸福は再生する」ということなのかもしれない
しをんさんの軽妙な筆致が愉快で、とても楽しく読むことができました

0
2026年07月17日

Posted by ブクログ

本屋さんでたまたま手に取った本。
空気感がとても好きでした。
ドラマも、瑛太さんと松田龍平さんがぴったり。
音楽も良くて、ハマっていました。
オープニングは「ビューティフルドリーマー」
エンディングは「まともがわからない」

0
2026年07月07日

Posted by ブクログ

便利屋の多田と、同級生だが言葉を交わしたことのない行天が再開し、昔からの連れのように自然とお互いに必要な存在になっていく様子がとても心地よく、どこか切なさもあるストーリーだった。
何かしでかすんじゃないかとヒヤヒヤさせる変わり者?の行天だが、直接真正面から関わった人にしかわからない純粋さと優しさを持ち、それに触れて多田が少しずつ解けていく様子が見える。
何気に星も好き。

0
2026年07月07日

購入済み

まほろ駅前多田便利軒

過去に悲しみを抱える二人のおじさんが一緒に住んだり働いたりする話です。
ちぐはぐなバディものでもあり、寄せ集めの家族のような雰囲気もあり、とにかく二人が穏やかに生きられると良いなと思いました。

0
2021年10月21日

購入済み

三浦しおんさん、いいです。
軽快な展開、魅力的な人物たち。
ちょっと劇画タッチすぎるかなという場面もありますが。
爽やかな読後感です。

0
2020年09月26日

Posted by ブクログ

今更説明するまでもない作品だが、まほろ市の駅前で便利屋を営む多田。そこに転がり込んでくる居候の行天の奇行によって様々な事件に巻き込まれていく。直木賞を受賞しドラマやマンガにもなった三浦しをんの代表作。

この小説の舞台であるまほろ駅のモデルが町田駅ということもあって、最寄りの町田市内の本屋には常備されている。このいつでも買える状況のせいで、いつか読もうと思っているけど後回しになっている本の一つだったが、知人からお勧めされたので時は来れり。いざ、まほろ駅。

時代的には平成初期くらいなので、今の綺麗になった町田からはあまり想像できないけれど、当時は怪しげな店が立ち並ぶ「駅裏」と呼ばれる区画があり、本作のタバコの紫煙を燻らせるアウトロー達の絶好の舞台となっている。魅力的なキャラクターとテンポの良い会話で読んでいてずっと楽しい。何より、少し前の作品は古く感じるものだけど、そんなことは全く感じなかった。名作は時代を超えるのだ。

「アウトローのバディもの」というイメージから男臭いハードボイルドを想像していたが、ハリウッド映画のように日常から極端に逸脱することは全くない。それどころか端々から優しさが滲んでいるし、悪い人も(悪い人の定義によるが)出てこない。
ともすれば拍子抜けしそうになるが、実に巧妙に軽くなり過ぎないバランスで最後まで描き切っていると感じた。多分リアリティを演出する描写が丁寧なので、しっかりとした存在感の重みを感じるのだ。読んでいてとても気持ちが良い。

町田駅の周辺は綺麗になったけど、人間は変わらないのだろうなと思う。タバコの煙がなくなって、次はスマホとコーヒーに変わっただけなのだ。便利屋はまだまだ忙しいだろうな。

0
2026年10月08日

Posted by ブクログ

便利屋の多田のもとに同級生の行天がころがりこむ。

前半は何となくむさ苦しい。

中盤はそれにだんだん慣れてくる。

後半は怒涛の展開。
そしていとおしくなっていく。

息づかいと匂いと生々しさを十二分に感じられる。
不思議な魅力の作品。

0
2026年10月04日

Posted by ブクログ

カバーが映画宣伝用で、瑛太と松田長男だったのが残念だった。そういうカバーとかつけちゃうとイメージ引っ張られちゃうじゃないですか…

それがなかったらもっと没入して楽しめたと思う。男子同士のわちゃわちゃ小説。

0
2026年09月21日

Posted by ブクログ

十数年ぶりの再読。
初めて読んだ時もそうだったけどやっぱり面白い。
言葉がなくても実は理解しあえてしまっている、付かず離れずの関係がとても大人で、居心地が良さそうで、羨ましくなる。
幸せになってはいけないと自分で自分に蓋をして責め続ける多田に、行天の存在がとても良い歯車になり、人生が前に進み出したように思う。
人間関係は、いいことばかりではないけれど、やっぱり誰かと繋がっているのはあたたかくて、一人よりずっといいと思ってしまう。
再読して良かった。

0
2026年09月04日

Posted by ブクログ

家族は選べないけど、家族のような存在とは人生の途中で出会えるんだなと思った。

タバコが吸ってみたくなる小説第1位

0
2026年08月14日

Posted by ブクログ

商売だ、ビジネスだ、と言いながら情に流され振り回される主人公が好きでたまらない。ひとつひとつのエピソードに心が温かく柔らかく満たされてゆく。僕はこの本を読んでいる間、やれ福祉だ、社会貢献だと言いながら守銭奴のように立ち回って 社会の歯車をまわす現実生活から ほんの一時 距離をおくことができた。僕も便利件のクルーになれたらどんなにいいだろう。

0
2026年08月08日

Posted by ブクログ

便利屋を営む多田のところに、元同級生の行天が転がり込み、不器用でクセの強い2人の同居が始まる。
そこに多様な客からの依頼やそれに絡む2人の対応ややりとりが面白い。
途中、多田も行天も辛い過去を抱えていることが明かされ、彼らの考え方や態度の背景が垣間見えるところもある。
三浦しをんさんの作品は読み応えがあるなぁ。

0
2026年07月17日

Posted by ブクログ

読みやすい短編集。
行天に振り回される多田の苦労が手に取るようにわかる感じ。
行天ってなんか愛嬌があって許してしまいそう。
やってることえぐいのに喋り方かな?
面白かった。続編も読む。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

2026.5.17再読。
前に読んだ時はあまり面白いと思わなかったんだけど、直木賞受賞作だと知って、
読み直してみたいと思っていたら、弟が持っていた(私の本はなぜか今、手元にない)読み返してみたら結構面白くて、最後は夜更かしして読み終えてしまった。

主人公の多田も一風変わった高校からの同級生行天も他の登場人物もみんな過去を抱えて生きている。
人って言わないだけで、いろんな過去や
辛いこと抱えて生きているよなぁとこの年になると、しみじみ思う。
登場人物みんながんばれって読み終わって
思いました。
最後に行天くんが帰ってきて、良かったなぁって思ったけど、このお話まだ続くんですね。
ぜひ続きも読みたいと思いました。
何度も言うけど、「舟を編む」が大好きで、それを基準に三浦しをんさんをみているけど、実はいろんなタイプの作品を書いていて、なかなか奥が深いなって思います。
これも何度も言うけど、時間が足りない!!

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

やっぱり好きなんだよなあ、三浦しをん。

読んでて心地よい。きばってない。
肩の力が抜けている。風が吹く。

煙草は半年前に辞めたのですが、
読んでいると憧れるよね。

でも辞めたらめっちゃ走れるようになったから
吸いません。はい。

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

言葉のセンスがすごい。三浦しをんさんってこんな作品も書けるんだと驚いた。シュールな笑いの才能がある。

実写は多田が瑛太で行天が松田龍平。あまりにイメージ通りすぎる。特に行天のハマり役は絶対この人しかいない。

また、脚本家の坂元裕二さん(カルテットや最高の離婚でおなじみ)が好きな人にオススメしたい作品だと思った。

・癖のある登場人物
・笑いを誘う会話劇
・たまに見せるシリアス

こういった要素がよく似ている。

珍しく続編を読みたくなる作品だった。

0
2026年05月07日

Posted by ブクログ

特別何かが面白いということもない。ただ、多田と行天の人物像が読み進めるに従ってわかっていき、親しみを持てるものになっていった。
行天は経験から出会った人の本質をある程度見抜いているが言葉が足りない。そこを多田がうまくカバーしていく形で登場人物同士のつながりが広がっていくのが良いなと思った。

0
2026年05月05日

Posted by ブクログ

三浦しをんの長篇作品『まほろ駅前多田便利軒』を読みました。
三浦しをんの作品を読むのは初めてですね。

-----story-------------
三浦しをんの出世作!  第135回直木賞受賞作! まほろシリーズ第一弾!

まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。
駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦が転がり込み、二人は様々な依頼に精を出す。
ペット預かりに塾の送迎、納屋の整理……ありふれた依頼のはずが、このコンビにかかると何故かきな臭い状況に。

予言する曽根田のばあちゃん、駅裏で夜の仕事をするルルとハイシー、小学生の由良、バスを監視する岡老人……個性的な依頼人たちが登場し、抱腹絶倒かつ心温まるストーリーを展開。
そんな中、多田と行天の過去が次第に明らかになり、二人の抱えるものと生き方が、読者の心に突き刺さる!
-----------------------

文藝春秋の発行する『別冊文藝春秋』に連載後、2006年(平成18年)に刊行された作品……まほろ駅前シリーズの第1作です。

まほろ市は神奈川にはりだした東京南西部最大の街……神奈川や八王子からヤンキーたちがくりだし、繁華街の一すじ裏には“ちょんの間”があり、暇をもてあました金持ちが妙な道楽をする、、、

外界から異物が流れ込む混沌と平凡な日常のリズムが奇妙に両立するこの街の駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ……ペットの世話、塾の送り迎え代行、納屋の整理、恋人のふりetc……。

ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に……多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。

まほろ市で便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介のもとに、昔の同級生・行天春彦が転がり込んでくる……ふたりが請け負う日常の依頼を通して、街の人々の孤独や事情、人間模様が少しずつ浮かび上がる展開で、ふたりの距離間が心に残る物語でしたね、、、

多田と行天の掛け合いはユーモラスなのに、どこか影があり、依頼人たちの背景にも、ささやかな痛みが潜んでいて、読んでいると胸の奥がじんわり温かくなる感じ……派手な事件は起きないのですが、ふたりが同じ時間を過ごすうちに、少しずつ前に進んでいく そんな変化がとても丁寧で、読後には静かな余韻が残りました。

映画では、多田啓介を永山瑛太、行天春彦を松田龍平が演じているようです……イメージ、ぴったりですね!

以下、主な登場人物です。

多田 啓介(ただ けいすけ)
 まほろ駅前にて「多田便利軒」という名の便利屋を営んでいる三十半ばの男。
 十数年ぶりに再会した行天と生活を共にすることとなる。
 バツイチであるほか、結婚していた当時、生まれたばかりの息子を亡くしている。

行天 春彦(ぎょうてん はるひこ)
 多田の中学校時代の同級生。
 十数年ぶりに多田と再会し、彼の下で生活を共にすることとなる。
 中学在学中に右手の小指を切断した過去がある。
 ある経緯によって小さい子供が大嫌い(由良は例外)。
 多田と同じく、バツイチ。

ルル / ハイシー
 まほろ駅の裏通りの風俗店で働いている娼婦たち。

田村 由良(たむら ゆら)
 多田が、学習塾への送り迎えの依頼された小学4年生の男児。
 年齢の割りになかなかの食わせ物。
 家庭は両親とも共働きであり、本人曰く自分には興味ないと述べている。

三峯 凪子(みつみね なぎこ)
 行天の元妻である医者。
 「はる」と言う名の娘がいる。同性愛者。

星 良一(ほし りょういち)
 まほろ市の裏の世界で幅を利かせている男。
 麻薬の密売等を行っているが、未成年。
 私生活では、タバコを吸わず、酒もほとんど飲まないなど、健康志向の生活を送っている。

岡(おか)
 まほろ駅前から車で数十分ほどの家に住む老人。
 利用しているバス路線の間引き運転を疑っており、
 一定の季節にて多田に近所のバス停で間引き運転の証拠をつかませるなど、
 風変わりな依頼を行うリピーター。

0
2026年04月12日

Posted by ブクログ

すごい何かがおこるわけではないけど、読んでいて愛くるしくなるようなキャラクターばかりで癒された。人ってこんな感じで色んな縁と繋がっているんだろうな。

0
2026年04月09日

購入済み

でこぼこコンビで似たもの同士

多田と行天のコンビネーションが良い!
多田が出来ないことを行天がやってのける。
行天が行き過ぎないように多田が手綱を握る。
互いを補う存在のようで
同じような虚空を共有する同士でもある。
決して言葉で語り合うことはないのに、
不思議なことにふたりでいることが自然体のような
不確かな絆が、良い!

ルルとハイシーとマリの関係性も好き。
てゆうかルルとハイシーが好き。
みんな訳ありだけど、ほっこりする感じが凄く好き。
初めてこの作者の本を読んだけど、
好き。他のも絶対読む!

0
2021年09月29日

購入済み

不思議な作品

この物語を読んでいて、初めの設定がつまらない。読む気が起きない。考えてみれば、物語の場所が東京郊外の架空の町「まほろ市」だからなのからかもしれない。さらに、便利屋を営む主人公の多田と店に転がり込んできた級友の行天という人物に、物語の中で通常の生活実態が窺われないのだ。だから共感を持って読み進むことが出来ない。非常に読みづらい物語だ。
しかし、無理にでも読んでいくと、いつの間にか物語が面白くなり引き込まれて、読むスピードも上がってしまう。あっという間に読み終えてしまう。そこに不思議さと魅力を感じる作品だ。

0
2018年07月11日

Posted by ブクログ

『まほろ駅前多田便利軒』を読んでいると、人間というのはずいぶん変な生き物だと思った。

多田は便利屋を営んでいる。名前のとおり、頼まれれば大抵のことは引き受ける。でも、自分の人生については、あまり器用に片づけられない。そんなところが少し面白かった。

そこへ、行天が現れる。

行天は、普通の人なら少し距離を置きたくなるような人物だ。突然現れて、勝手なことを言い、勝手に人の生活に入り込んでくる。それなのに、なぜか完全には嫌いになれない。多田にとっても、最初は迷惑な存在だったはずなのに、いつの間にか隣にいることが当たり前になっている。

二人の関係を読んでいて友人というものについて考えた。

毎日連絡を取り合う必要はないし、深刻な相談をする必要もない。ただ、気づけば同じ場所にいる。何かあれば手を貸す。そのくらいの距離にいる人間が、案外いちばん大切なのかもしれない。

便利屋に持ち込まれる仕事も興味深かった。一つ一つは小さな依頼なのに、その向こう側には、それぞれの人間の事情がある。人は誰でも、自分だけの問題を抱えて生きている。外から見れば簡単そうなことでも、本人にとっては簡単ではない。

そして多田も行天も、そのことを知っている。

二人は誰かを劇的に救うような人間ではない。むしろ、自分自身のことで精一杯だ。それでも、誰かが困っていれば手を貸す。たぶん人を助けるというのは、そういうことなのだろう。

僕はこの小説を読みながら、人間関係というものは、必ずしもきれいな形をしていなくていいのだと思った。

一人でいることに慣れてしまった人間の隣に、いつの間にか誰かが座っている。

それだけで少しだけ世界の見え方が変わることがある。

読み終わったあとそんなことを考えた。

そして、もし自分のところに行天のような人間が突然現れたらどうするだろう、とも思った。

たぶん最初は迷惑に感じる。

でも、しばらくすると、その迷惑な存在がいなくなったことのほうを、少し寂しく感じるのかもしれない。

0
2026年10月07日

Posted by ブクログ

ドラマを見ているようだった。ふたりの関係性がなんともよい。全面にいい人感を出さないけど本当はとても優しい人たち。
過去の傷は完全にはもどらないけれど、幸せはかたちを変えて再生する。

0
2026年09月06日

Posted by ブクログ

66冊目『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん 著、2009年1月、文藝春秋)
東京のはずれに位置する「まほろ市」で便利屋を営む多田とそこに転がり込んで来た居候の行天がさまざまな事件に巻き込まれるヒューマンドラマ『まほろ駅前』シリーズの第1巻の文庫版。
探偵小説、あるいは「ルパン三世」を彷彿とさせる中年バディもので、2人の関係性にはほのかなBLっぽさがある。二次創作や同人誌が作りやすそう。
まほろ市の位置や行天の小指など、物語のテーマを言外で表している点が上手い。

〈ねえ、俺の小指に触ってみな〉

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

 便利屋を営む多田(ただ)の元に転がり込んできた高校の同級生だった超変人の行天
の2人のドタバタ喜劇。チワワの飼手を探し、自称コロンビア人娼婦を訪ねたり、痴呆老人の息子を演じたり、彼氏との別れを助けたり、納屋の片づけを手伝ったり、果ては赤児取違えの候補相手先の調査を依頼されたり、いずれも行天の奇想天外な行動に多田があたふたする場面が面白おかしい。行天に振り回されつつ、行天の愛すべき人柄を受け容れていく多田の心境に読者も共感する。この著者はこのように滑稽本を書く才能があるのだ。

0
2026年08月15日

Posted by ブクログ

主人公多田の元に元同級生の行天という男が転がり込む
男2人で訳ありふたりがまほろ市で便利屋を行いながら小さい事件から危険な事件まで解決
世間で言うバディ物なのだと思う
6つの事件を扱いながら二人が「元クラスメイトの仕事仲間」から「友達」になる話だと思う
ただ問題は文章が個人的に読みづらく難しいことが書いてあるわけではないが情報量が多すぎて読み終わるのに3週間かかってしまって途中から何がなんだか誰が誰だかいつ登場した人だか時間をかけすぎて読んだせいで分からなくなってしまい途中からタイトルが「まほろ駅前多田便利軒」なのに行天が雇用主で多田が転がり込んだと頭が混乱して読んで読み終わってから気づいた
自分は読書慣れしてきたと思っていたがやはりまだ読書初心者だったのかもしれない
多分文章をもっと読み取れれば面白いと思えただろうにあまり脳に物語が入ってこなかったのが悔しい
とりあえず説明よりも情報量わちゃわちゃ系作品が自分にはまだ難しかった

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

ずっと前から読みたい本リストにあった本。
まほろという語感からか、もう少しハートフルで穏やかな物語だと勝手に思っていたけれど、実際には便利屋多田と行天コンビがチンピラとも絡みつつ展開される話。

ルルやハイシー、星、由良、凪子さんなど、登場人物が個性的。
多田も行天も複雑な過去を抱えていて、多田はそのトラウマに苦しめられていたけれど、最後はちょっと救いがある話で良かった。
過去は変えられないし他人を変えることはできないけれど、自分のこれからは選ぶことができる、そんなことを伝えてくれる小説。

0
2026年07月25日

Posted by ブクログ

映画か何かで観たなぁ、と読み始めてすぐ気づいてしまい、ストーリーを知っている状態で読んだんですが、やっぱり本で読むほうが私は好きでした。テンポが良くて読みやすかった。複雑な同じ環境にある方にはきっと刺さる内容だと思う。

0
2026年07月12日

Posted by ブクログ

あまり響かなかった。読み進めていると何度か刺さるセリフがあったような気がするが思い出せない。そんな小説だった。

0
2026年06月27日

Posted by ブクログ

「だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことだ」
これを多田ではなく行天が言ったことで話が一気に面白くなった気がする。続編も楽しみ。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

便利屋に訪れる人の短編集。気軽に読める。行天がなぞの性格で、その謎が解明されない。星というやくざチンピラや由良公など個性的な登場人物が多い。

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中まで短編集の様な形だったのと、登場人物が誰が誰か分からなくなっちゃって、自分には少し合わなかった。

0
2026年04月14日

購入済み

おもしろいけどディープ

2人の関係性や会話がおもしろいのですが、ストーリーは暗かったり陰鬱とした内容もあり、楽しい!と言う感じではないです。
そういうのも得意な方には良いと思います!
舟を編むなどの作品と同じ作者さんなのが不思議に思えるくらい全然違う印象の作品で、幅広い作家さんだな〜とおどろきました。

0
2019年04月02日

「小説」ランキング