三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっぱり上手いなあ、しをんさん‼︎
読む前は、「パワフルおじいちゃんたちの活躍話かな?」なんて思ったけど、失礼しました。ちょこっと違う。
国政の目線で話は進みます。
もちろんパワフルなとこもあるし、源二郎との会話や、国政が心の中で悪態つくとことか、もう声を出して笑っちゃう( ´∀`)
でも、この作品の良さは、この年代の老人の心の中を、暖かく素直に、明るく描けてるところだと思うのです。
私の亡き母が昔、
「歳取ったら、時間なんていくらでもあるわよ」ってよく言ってました。
当時、私が、子育てと、パートと、学校のPTAが重なってた頃かなぁ?
あの頃の、母の気持ちが、今私もすごくわかる気がしてきてるのです。
(まだ私はそこまでの歳ではないけれどね)
この作品の中で、国政が、夜中に目が覚めてどうにか寝ようと姿勢を考えたり、出かける何時間も前、早朝から起きてしまい、どうやって時間を潰そうかと考えたり、過去を振り返っては落ち込んだり、源二郎と比べてみては、己の不甲斐なさを感じたり、寂しさゆえ、妬んだり僻んだり…。
こういう描写の一つ一つに、うんうん!わかるわかる!って思いながら…自分がこの年代になって読んだからだなぁ、今読んで良かった‼︎ って思いました。
どんな人でも、若い頃があって、どんな人でもいずれ年寄りになる。どの年代にあっても、迷いジタバタするけど、そうやって積み重ねていくしかないのよねぇ…なんてしみじみしながら読み、じんわりと涙が滲んだのでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもう本当に楽しかった!
まるで先生とご一緒に博物館を巡れたようなライブ感と満足感。
博物館好きには堪らないルポエッセイではなかろうか。
しかも取り上げられている博物館がスタンダード型ではなく(各自治体にあるような一般的な博物館ではなく)何かに特化していたり、ユニークな手法を取り入れていたりと一癖も二癖もあるような場所が多い。
しかも寄り道と称して別の博物館にも立ち寄っていたりする。
中には秘宝館の話も。
爆笑しながら読みましたよ。
一度読めば、その博物館に行きたくなると思う。
基本的に読んでいて楽しいエッセイだが、取材自体は丁寧にされているので、解説本としても興味深い。
博物館に関わっている人たちに焦点が当たっているところも特徴だろうか。
この人たちも魅力的な人たちばかり(そして博物館経営に情熱的な人たちばかり)
その人たちの魅力を最大限に出し切って書いている先生のお人柄と筆力の高さよ。
文庫化に当たって、このコロナ禍での各博物館の現状にも補足が入っている。
幸い、どの博物館も開館中とのことでほっと一安心。
まだ個人的には旅行に行ける気分にはなれないが、この騒ぎが治まったときには、是非足を運ばせていただこうと思う。
行きたい場所があるというだけで、こちらは生きていける。
なかなか旅がしづらい時期だが、この本はそんなストレスを和らげてくれる、博物館めぐりをした気になれる本だ。
是非読んで思い切り笑って、思い切り堪能してほしいと思う。 -
Posted by ブクログ
このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
さらに、一編ずつが短いのもポイント。
ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰️ -
購入済み
何度読んでも面白い
三浦しをんさんの作品は神去りなあなあ村を初めて読んで、痛快な落語を聞いているような言葉の選び方がうまい!とうなってしまった。この政と源もストーリーもさることながら、源さんの破天荒ぶりにクソ真面目な政さんが振り回されている様が面白く、でもこの源さんにはつらい過去があるという笑いだけではない内容に心ひかれている。