三浦しをんのレビュー一覧

  • 政と源

    Posted by ブクログ

    やっぱり上手いなあ、しをんさん‼︎
    読む前は、「パワフルおじいちゃんたちの活躍話かな?」なんて思ったけど、失礼しました。ちょこっと違う。
    国政の目線で話は進みます。
    もちろんパワフルなとこもあるし、源二郎との会話や、国政が心の中で悪態つくとことか、もう声を出して笑っちゃう( ´∀`)

    でも、この作品の良さは、この年代の老人の心の中を、暖かく素直に、明るく描けてるところだと思うのです。

    私の亡き母が昔、
    「歳取ったら、時間なんていくらでもあるわよ」ってよく言ってました。
    当時、私が、子育てと、パートと、学校のPTAが重なってた頃かなぁ?
    あの頃の、母の気持ちが、今私もすごくわかる気がしてきてるのです。
    (まだ私はそこまでの歳ではないけれどね)

    この作品の中で、国政が、夜中に目が覚めてどうにか寝ようと姿勢を考えたり、出かける何時間も前、早朝から起きてしまい、どうやって時間を潰そうかと考えたり、過去を振り返っては落ち込んだり、源二郎と比べてみては、己の不甲斐なさを感じたり、寂しさゆえ、妬んだり僻んだり…。

    こういう描写の一つ一つに、うんうん!わかるわかる!って思いながら…自分がこの年代になって読んだからだなぁ、今読んで良かった‼︎ って思いました。

    どんな人でも、若い頃があって、どんな人でもいずれ年寄りになる。どの年代にあっても、迷いジタバタするけど、そうやって積み重ねていくしかないのよねぇ…なんてしみじみしながら読み、じんわりと涙が滲んだのでした。

    0
    2021年07月18日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    何度目かの再読だったがはちゃめちゃに面白い!!
    しをんさんが小説家になるのもむべなるかなという妄想力が凄まじい。
    私はBLは嗜まないのだが、BL好きが読んだらどう感じるんだろう(しをんさんはBL漫画を愛しているので)

    0
    2021年06月29日
  • 人生激場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    アサイリョウの時をかけるゆとりを彷彿させる、
    三浦しをんのふざけた(いい意味で)エッセイ集。
    木暮荘物語読んでから三浦しをん変態説を自分の中で唱えていたが、本物だった…
    冒頭から好きないいまわしわんさかでてきて、本で笑かせてくる知性をびんびんと感じた。
    子宮防衛軍の話など秀逸。

    0
    2021年06月11日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    またまた夢中になって読んでしまう本と出会った。なんというか、レベル高い知的オタクの日記を盗み見ている感じ。怠惰な生活の描写にクスリ共感しながら油断していると、突然の知的な文章にハッとさせられる。しをんさんが大好きになる本

    0
    2021年04月13日
  • ぐるぐる♡博物館

    Posted by ブクログ

    読んだのにレビュー書いてなかったので今更ながら…
    三浦しをんと行く博物館巡り。
    率直な感想はめちゃくちゃ面白い!
    しをんさんの視点やツッコミが読んでてとにかく面白い。
    思わず吹き出してしまいそうになるのを必死に堪えながら読んでいた。
    なかなか行けない博物館も、これを読めば観光気分を味わえる。そして読むことによってその博物館により一層行きたくなる!
    続編とか出して欲しい。

    0
    2021年01月29日
  • あやつられ文楽鑑賞

    Posted by ブクログ

    三味線さんや人形さんや大夫さんへのインタビュー、有名な作品のあらすじ紹介など、どれも著者の文楽愛と解釈にあふれていて面白かった。文楽を見たり、聴いたり、見ながら聴いたり聴きながら見たり、したくなった。三味線弾きたい。

    0
    2021年01月26日
  • 人生激場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    再読。
    このエッセイから、しをん氏のヴィゴ・モーテンセン熱が高まってくる。
    やっぱり妄想と、日常を見る視点が面白い。

    0
    2026年04月08日
  • 舟を編む(下)

    Posted by ブクログ

    『昭和元禄落語心中』の作者による漫画化ということで、手に取った。もともと「舟を編む」連載時に挿絵を担当されていただけあって、原作の雰囲気をよく伝えていると思う。事実、同じシーンで同じように感極まってしまった。

    一方で、細かい部分でのアレンジ(とくに各章末の1コマ漫画)があるのも、漫画化での工夫が窺えて面白い。原作から先に読むと一層楽しめるだろう。

    1
    2021年01月23日
  • しをんのしおり

    Posted by ブクログ

    再読だけれど登録してなかったので改めて登録。
    好きな話は
    ・ボンサイダー
    ・高倉健の一日
    ・番外編の掌編小説
    何度読んでも笑えるエッセイ。

    0
    2026年04月01日
  • 舟を編む(下)

    Posted by ブクログ

    もう・・・大渡海の表紙が上がってきたくらいから、しをんさんのあとがき、雲田さんの謝辞まで、ナミダが。。。。とまらない。。。。原作何度も読んでるのに。あとがき漫画でやっと落ち着けました。良かった。胸がアツくなりました。

    0
    2021年01月10日
  • ぐるぐる♡博物館

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もう本当に楽しかった!
    まるで先生とご一緒に博物館を巡れたようなライブ感と満足感。
    博物館好きには堪らないルポエッセイではなかろうか。

    しかも取り上げられている博物館がスタンダード型ではなく(各自治体にあるような一般的な博物館ではなく)何かに特化していたり、ユニークな手法を取り入れていたりと一癖も二癖もあるような場所が多い。
    しかも寄り道と称して別の博物館にも立ち寄っていたりする。
    中には秘宝館の話も。
    爆笑しながら読みましたよ。
    一度読めば、その博物館に行きたくなると思う。

    基本的に読んでいて楽しいエッセイだが、取材自体は丁寧にされているので、解説本としても興味深い。
    博物館に関わっている人たちに焦点が当たっているところも特徴だろうか。
    この人たちも魅力的な人たちばかり(そして博物館経営に情熱的な人たちばかり)
    その人たちの魅力を最大限に出し切って書いている先生のお人柄と筆力の高さよ。

    文庫化に当たって、このコロナ禍での各博物館の現状にも補足が入っている。
    幸い、どの博物館も開館中とのことでほっと一安心。
    まだ個人的には旅行に行ける気分にはなれないが、この騒ぎが治まったときには、是非足を運ばせていただこうと思う。
    行きたい場所があるというだけで、こちらは生きていける。

    なかなか旅がしづらい時期だが、この本はそんなストレスを和らげてくれる、博物館めぐりをした気になれる本だ。
    是非読んで思い切り笑って、思い切り堪能してほしいと思う。

    0
    2020年11月29日
  • まほろ駅前多田便利軒

    購入済み

    三浦しおんさん、いいです。
    軽快な展開、魅力的な人物たち。
    ちょっと劇画タッチすぎるかなという場面もありますが。
    爽やかな読後感です。

    0
    2020年09月26日
  • あやつられ文楽鑑賞

    Posted by ブクログ

    しをん嬢の「語り」を読むと文楽に興味が湧いてきた。よく落語を聞くので、義太夫には少しく馴染みがあった。しかし、「寝床」では義太夫語りというよりも素人太夫の破壊力に焦点が当てられた話。「どうらんの幸助」の下地にあった『桂川連理柵』も知らなかった。本書でとても良かったのは『仮名手本忠臣蔵』の解説だった。年末となれば時代劇でよく放映され、話の筋もよく知っているものと思っていたが、文楽として上演される忠臣蔵はとても面白そうだ。落語「蔵丁稚」では芝居見物での忠臣蔵だったんだな〜

    0
    2020年09月26日
  • 桃色トワイライト(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しをん嬢30代直前のエッセイ。BLとオダジョーLOVEの日常に、面白おかしい友人との交友録という安定の爆笑エッセイ。「文楽を見るたびに、いくつもシャッポを脱いでしまう。脱いだシャッポが、そろそろエッフェル塔の高さに迫る勢いだ。」なんて言い回しの数々が、しをん嬢のセンスの良さを物語る。岸本佐知子さんが解説するとおり、これらの日常が、しをん嬢の作品群に遺憾なく発揮されていることを痛感した。

    0
    2020年09月20日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「『三浦しをん』というのは、エッセイ担当の『みうら氏』と、小説担当の『をん』からなるユニット名なのだ。うそだ。」

    信じてしまうぐらい別人格。エッセイの勢いがすごい。

    0
    2020年09月04日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ・出来(しゅったい)物事が起こること。 物事が起こること。
    ・喉歌(ホーミー)喉を詰めた発声から生じるフォルマントを利用した、笛のような音などを特徴とする声を用いた特殊な歌唱法である。アルタイ山脈周辺の民族に伝わるものが最もよく知られており、日本ではモンゴル国のホーミーやトゥバ共和国のフーメイ(ホーメイ)が有名である。
    ・蒙を啓く(もうをひらく)道理に暗い人を教え導く。啓蒙する。
    ・田舎紳士 紳士ぶっているが、どこか洗練されていないところのある男。

    0
    2020年07月26日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    スイの気持ちがなんとなく一番わかる気がした。
    男女じゃないからこその愛はあると思う。何も生み出せない関係だからこそ、感覚とか勘で繋がったり、安心できる。もし那由多がいたら、憧れるだろうな。互いに適度な距離感、必要なときに求めて、踏み込んで良いものかしっかり図っているところがとても好き。
    那由多の話で、言葉はときに無力だと痛感したし、家族を探せない父というのもわかるなと思った。希望は災厄の一つというのも印象的。最後に那由多がスイに話したのは良かったなと思う。スイならなんとなくわかってあげられたんだろうなって。

    0
    2020年08月06日
  • 夜更けのおつまみ

    Posted by ブクログ

    このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
    どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
    あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
    人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
    さらに、一編ずつが短いのもポイント。
    ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰️

    0
    2020年07月14日
  • 人生激場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しをん嬢の激場型エッセイ。デビュー作を著して、人気作家への道を歩み始めた頃、サッカーW杯を観てシーマン(英)やカーン(独)に恋する乙女。モー娘。やキムタク、その他日本語の使い方に物申すオバちゃん根性が、やっぱり面白い。

    0
    2020年05月25日
  • 政と源

    購入済み

    何度読んでも面白い

    三浦しをんさんの作品は神去りなあなあ村を初めて読んで、痛快な落語を聞いているような言葉の選び方がうまい!とうなってしまった。この政と源もストーリーもさることながら、源さんの破天荒ぶりにクソ真面目な政さんが振り回されている様が面白く、でもこの源さんにはつらい過去があるという笑いだけではない内容に心ひかれている。

    0
    2019年12月29日