三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
能も狂言も人形浄瑠璃も見たことないので、
実際にどのような”動き”をするのかは全く想像するしかないのですが。
後書きでは「舞台での人形は本当に死ぬ。首が飛ぶ、崖から落ちればそのまま動かなくなる」とありそれを想像しながら読むと心に迫ります。
【「能・狂言」新訳:岡田利規】
能「松風」
磯に立つ一本の松の木。
行平中納言の一時の寵愛を受けた二人の女の情念。
能「卒塔婆小町」
若き日は美しかった。
その昔戯れに扱った男の怨念が憑り付いて、
いまでは卑しく年を取った。
能「邯鄲」
”邯鄲の夢”の能舞台化。
狂言「金津(かなづ)」
「はい、こうして登場したのが誰かと言いますと、金津と -
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購入済み
いい
三浦しをん先生の原作なので悪いわけがないですっ!!!綺麗事じゃない人たちのストーリーを綺麗に描いてくれている。画とストーリーがすごくマッチしていて大好きです。
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Posted by ブクログ
大分前に購入「積ん読」状態だったのをなぜか読みました。
正直楽しかったです。
作家さん達の代表作のスピンオフというか表題通り「サイドストーリー」。読んだことの無い作品もありましたが、丁寧に作者の横顔やメインのストーリーも書いてあるというサービス付。すべて「煙草」や「一服ひろば」に関連して書いてありますが、上手くからめてあるお話もあれば、やや無くてもいいんじゃない?的なお話も。
冲方丁の「天地明察」は読んでみたいと思っていた本だったので、ますます読みたくなりました。
貴志佑介の「鍵のかかった部屋」からのお話はドラマで見ていた佐藤浩市の芹沢がメインになったのには驚きましたが、まんまでしたね。
限ら -
Posted by ブクログ
■あとがきで原作者が寂しさの物語、と自分で評していた。さみしさの海のなかに、ちょこっとだけキラキラしている欠片のようなものが見える。本当は、私は読者としてさみしさの海のほうに対峙して、その奥を覗き込まなければならないのかもしれないけれど、どうしてもキラっとしたそっちに、救いを求めるように目を向けてしまう。心弱いなーと自分でも思うんだけど。
■原作は小説で、私はそちらも読んでいますが、まんがの再現度がすばらしいと思ったので、まんがのほうを本棚に登録しました。小説を漫画にすると、イメージが固定されてしまうということがあると思います。もちろんこの作品でも人物の顔立ちやイメージは絵にされることである方