三浦しをんのレビュー一覧
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ミッションスクールに通う3人の女子高生それぞれの視点で描かれる中編3作のお話し
3人はそれぞれ秘密を抱えている
うちの娘が将にカトリックの女子校に通ってるからかもしれないけど、こんな話し好きなんだよなぁ
ま、前から笑うミカエルとかマリア様がみているとか好きだしね
あと、ミッションスクールじゃないけど女子校ものならblueとかね
何というか、僕が想像する女の子同士の付き合いのリアルさがある
淑子のことはどーでもいいとして
那由多と翠の関係は憧れるなぁ
だからこそ淑子の気持ちもよくわかる
何より笹塚さんがいい味出してる
こんな先生がいたら高校はもっと楽しかったかもね
偏った知識だけど、こん -
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文楽、いわゆる人形浄瑠璃など、テレビでさえまともに見たことがない。それがどうしてこれを読むかと言うと、著者の三浦しをん氏の作品「舟を編む」があまりに面白く、彼女の別の作品も読んでみたいと思ったからだ。「仏果を得ず」という作品が文楽をベースにしているということなので、全く文楽の知識がない自分は、あわせて読みたいと帯に書いてある、この「あやつられ文楽鑑賞」を先ず読むことにした。
文楽初心者の自分には、おそらくそれが正解なのだと思う。文楽のイロハに触れることができたと思う。少しミーハーではあるが、三浦しをん氏が、どんどん文楽にはまっていく様子がありありと伺える。しかも代表的文楽作品の筋やキモを -
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フォローさせていただいているレビュアーさんの『仏果を得ず』のレビューを読んで
「読みたい!」と勇んで本屋さんに行ったものの、置いておらず。
せめてもと、こちらの本を購入。
「文楽は三業から成る」とはよく言ったもので、実際に観劇に行くと、
舞台で演じている華麗なお人形と人形さんの動きには当然ながら見惚れるし、
三味線を習っていたこともあり、三味線さんの繊細であったり勇壮であったりの
撥さばきや糸をはじく指が気になるし、
好きな大夫さんが顔芸といえるほど(←失礼な言い草ですが、褒めてます)の
熱演タイプなので目が離せないしー!!!
と、あっちもこっちも観たくなるわたしはどこを観ればいいのか、毎 -
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これはいい。
小説原作のコミックとしては、かなりの完成度じゃないかな。小説を読んですぐに風強ファンになって手に取ったから、コミックを見る目は厳しかったと思う。けど本当に、いい。
原作の風強の良さを決して壊していないのに、コミックス版独自の視点で掘り下げられた新しい風強の世界をうまく作りあげている。
特に、東体大をただの悪役にしなかった所に作者の技量を感じる。榊は本当にいい子だし、向井くんの『お前は箱根走れよ』ではもう涙が止まらない。古賀も松平も朝倉もマルさんも、それぞれエピソードがいい。持田もなかなか(笑)
六道大の藤岡も小説よりもキャラに深みが出ていて、力強い存在になっていた。藤岡の話す高 -
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ネタバレ直木賞作家であり、今年の本屋大賞を取った三浦しをんさんによる爆笑エッセイ。
彼女の小説は『月魚』とか『白蛇島』とか『まほろ駅前多田便利軒』とか、高校生のころにいろいろ読んでました。
特に『月魚』は淡々としたストーリーの中に隠されてる静かな激情(矛盾してるけど、ほんとなんだもん)が、私の心をとらえて離してくれなかった。
けれどエッセイはそんな印象をぶち壊すがごときハイテンション。
特に「ロード・オブ・ザ・リング」を観てアラゴルン役のヴィゴに恋してるしおんさんがね、もう壊れてるw 頁捲る度にアラゴルンアラゴルンってね。「おぉまたかーっ!」って吹いたわ。
どうしようもないことをフルパワーで妄想し