【感想・ネタバレ】ぐるぐる♡博物館のレビュー

あらすじ

人類史の最前線から秘宝館まで……人間って、面白い!
愛と好奇心が渦を巻く、興奮のルポエッセイ!

博物館が大好きな著者が、まじめに、ときに妄想を膨らませつつお宝や珍品に迫る。
「なぜ、こんなにたくさん集めなすった!?」という著者の素朴な疑問に答えてくれるのは、慎み深くも超キャラ立ちした学芸員さんたち。
人類史、鉱物、漫画、SM、服飾、地場産業、伝統工芸……
さまざまな世界と人間への情熱と愛と好奇心に満ちたルポエッセイ。

◎登場する博物館◎
長野・茅野市尖石縄文考古館
東京・国立科学博物館/風俗資料館
京都・龍谷ミュージアム
静岡・奇石博物館/熱海秘宝館
熊本・大牟田市石炭産業科学館
長崎・雲仙岳災害記念館
宮城・石ノ森萬画館/日本製紙石巻工場
福井・めがねミュージアム/越前和紙・岩野市兵衛氏
大阪・ボタンの博物館

解説/梯 久美子
装画/化猫マサミ

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

博物館好きにはたまらない。メジャーな所から「そんな博物館あったのね」というところまで、三浦しをんさんが巡ります。
どんなテーマの博物館であれ「伝えたい・残したい」という想いでつくられ、存在していて
その熱量でさらに魅力が増してる感じがします。
三浦さんの振り切ったリスペクトっぷりも楽しい。
私もいろいろ行きたいんだよな〜

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

しをん嬢は、やはり多方面に興味を持っているのだなぁ、ということが分かる博物館案内。寄り道編も含め13館のうち、公設は4館だけ。残るは私設博物館だが、どの施設もそのジャンルに特化し、開設者の愛が感じられるものだった。尖石縄文考古館の土偶は生で見てみたい。石炭産業科学館とその周辺は「陸の軍艦島」みたいなものかな? 風俗資料館や秘宝館の取材なんて、しをん嬢らしい(笑)。公設館は、展示規模、収蔵品の多さが魅力。私設館は、見る者の興味をとことん追求している点が面白い。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

すごく面白かった!
私が行ってみたいのは、龍谷ミュージアム(京都市)、ボタンの博物館(大阪市)。
久しぶりに夢中になった読書でした。

文庫追記より。ボタンの博物館は現在、東京の日本橋浜町に移転したそうだ。大阪なら行きやすかったのに・・・。残念。

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2024年09月19日

Posted by ブクログ

個人博物館、企業博物館、国立科学博物館をとりまぜて興味の趣くままにままに訪問している。博物館そのものが良いのは確かだが、著者の紹介のしかたも面白い。博物館に展示されるモノだけでなく、それに関わる人に思いをはせ、博物館の職員の人へのインタビューで、彼らの博物館への愛着ぶりを示している。博物館のというより、人間観察の本だと思う。もっと、いろいろな博物館を訪問してほしい。

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2024年06月03日

Posted by ブクログ

私の中にある三浦しをんさんへの崇拝は置いといて。
日本にあるちょっと変わった博物館のご紹介レポ。
なんていうか、チョイスが既に面白い。もっとこう、普通の博物館があったのではないか。と思いますがそこも好き。
説明の中にちょこちょこ挟む三浦節ににまにましてしまう感じでした。
ちょっと偏った愛を楽しく読めます。
私もメガネミュージアムに行って五時間かけて自分のメガネ作りたい…。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

私も博物館大好き!
私の推し博物館は国立民族学博物館、みんぱくだけど、この本の中にはなかった。
どれもこれも行ってみたい博物館ばっかり。
一つの物や事柄を探究している人に惹かれる。
しをんさんの小説「舟を編む」や「愛なき世界」のように。
しをんさんもきっとそうなんだろうな。
続編希望!
全国もっといろんな博物館を紹介してほしいな。

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2023年10月12日

Posted by ブクログ

読んだのにレビュー書いてなかったので今更ながら…
三浦しをんと行く博物館巡り。
率直な感想はめちゃくちゃ面白い!
しをんさんの視点やツッコミが読んでてとにかく面白い。
思わず吹き出してしまいそうになるのを必死に堪えながら読んでいた。
なかなか行けない博物館も、これを読めば観光気分を味わえる。そして読むことによってその博物館により一層行きたくなる!
続編とか出して欲しい。

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2021年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう本当に楽しかった!
まるで先生とご一緒に博物館を巡れたようなライブ感と満足感。
博物館好きには堪らないルポエッセイではなかろうか。

しかも取り上げられている博物館がスタンダード型ではなく(各自治体にあるような一般的な博物館ではなく)何かに特化していたり、ユニークな手法を取り入れていたりと一癖も二癖もあるような場所が多い。
しかも寄り道と称して別の博物館にも立ち寄っていたりする。
中には秘宝館の話も。
爆笑しながら読みましたよ。
一度読めば、その博物館に行きたくなると思う。

基本的に読んでいて楽しいエッセイだが、取材自体は丁寧にされているので、解説本としても興味深い。
博物館に関わっている人たちに焦点が当たっているところも特徴だろうか。
この人たちも魅力的な人たちばかり(そして博物館経営に情熱的な人たちばかり)
その人たちの魅力を最大限に出し切って書いている先生のお人柄と筆力の高さよ。

文庫化に当たって、このコロナ禍での各博物館の現状にも補足が入っている。
幸い、どの博物館も開館中とのことでほっと一安心。
まだ個人的には旅行に行ける気分にはなれないが、この騒ぎが治まったときには、是非足を運ばせていただこうと思う。
行きたい場所があるというだけで、こちらは生きていける。

なかなか旅がしづらい時期だが、この本はそんなストレスを和らげてくれる、博物館めぐりをした気になれる本だ。
是非読んで思い切り笑って、思い切り堪能してほしいと思う。

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2020年11月29日

Posted by ブクログ

人間って、面白い…!しをんさんも面白い!

著者・三浦しをんさんが様々な博物館を訪ねた記録。なんでそこ?と思えど、どの博物館も非常に興味がわいた。特に奇石博物館は行きたい。
旅行に行っても興味ないからなぁと素通りしがちなニッチな博物館も一歩足を踏み入れると、その博物館を作ろうとし、維持する方の熱意が伝わるのかもしれない。フラっと旅行に行きたい!そんな行動力と色々知りたいという好奇心が刺激される面白い一冊。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・茅野(ちの)市尖石(とがりいし)縄文考古館
・国立科学博物館
・龍谷ミュージアム
・奇石博物館
・大牟田(おおむた)市石炭産業科学館
・雲仙岳災害記念館
・石ノ森萬画館
・風俗資料館
・めがねミュージアム
・ボタンの博物館
寄り道
・熱海秘宝館
・日本製紙石巻工場
・岩野市兵衛さん(越前和紙の紙漉き名人)

博物館や美術館は好きだ。
でも、観光に行った先でそこに行くことはほとんどないので、実はあまり行けてはいない。
この本に出てくる博物館で行ったのは、国立科学博物館だけだ。
だからこんな本を読んでしまうと、知的好奇心がうずうずしてしまう。

特に『雲仙岳災害記念館』は、噴火直後に家族が立ち入り禁止区域内で仕事をしていたりするので、お互い元気なうちに一度行ってみたいと思った。
そして当時のことをあれこれ聞きたいと。

あとは『縄文考古館』も興味あるけど、長野県に行く予定がないんだよなあ。
長崎県もないけどさ。
それから『石ノ森萬画館』も行きたいよねー。
「サイボーグ009」が好きです。

北海道博物館も、もう少し頑張ってほしい。
開拓記念館の頃から何度も行っていたから、グレードアップしててほしかったけど、リピートしたいと思わなかったな。

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

有名な博物館も、マイナーな博物館も
三浦しをんさんのレポートによって
めっちゃ行ってみたくなった。
取り上げられている10の博物館の魅力と
学芸員さんや館長の熱き思いが伝わってきて
実際に見てみたくなっちゃうのです。
文庫版なので取材された時と時差があるために
巻末に文庫版出版時の情報も掲載されてます。

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2021年12月11日

Posted by ブクログ

全国の博物館もの。

自分も館は好きなので「はじめに」でも触れられているような旅先での巡りもわかるんだけど、そうすると旅先でゆっくりできなくなる罠笑。

館自体、ずっとそのままというわけにはいかないし、変わっていかざるを得ないのだけど、この本では特にコロナ対応がどうか、というところが補足されて素晴らしい。

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2021年07月11日

Posted by ブクログ

とても面白かった!博物館はスタッフさん、地元の方々の熱い想いで成り立っているのだなと改めて感じた。
知識だけでなく、案内人が実際に経験されたことやこれからの展望等が描かれていて最後まで楽しく読めた。しをん先生のエッセイはどれも面白く、読んだ後優しい気持ちになれるのが良い♡

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2021年01月17日

Posted by ブクログ

楽しかった!文楽の時も思ったけど、三浦さんの文章は、知らない世界を知ることがとっても楽しいということを教えてくれる。
博物館の楽しみ方ってきっとひとつじゃないし、正解もなくて、自由でいいんだ!って思った。

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2021年01月23日

Posted by ブクログ

三浦しをんさんのエッセイ。
目の付け所が面白い。博物館って大人になってからは行ってなくてなんとなく学校の社会科見学のようなイメージだったけど印象が少し変わった。

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2020年12月29日

Posted by ブクログ

学芸員や説明をして下さるの皆さんの熱量を浴びてノリノリだったりタジタジだったりするしをんさんに思わずクスクスしちゃいます。そして、博物館の何かが琴線に触れて舞い上がるしをんさんにはこらえきれずに吹き出しちゃいます。

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2020年12月23日

Posted by ブクログ

新型コロナウイルス対策で、博物館も気軽には行きづらくなっているので、せめて紙上で。三浦しをんさんのエッセイは楽しい。土器欲しくなるって。傘立てにしたいって。面白い。
コラムの方も内容が濃くて、行ってみたい博物館ばかり!

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2020年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

博物館、一番イメージしやすいのは東京国立博物館ですか。
しかし、しをんちゃんはその概念を良い意味で打ち砕いてくれる。
石、眼鏡、釦等、そこにあるのは文化を守ろうとする姿。
かっこいいわ。
そして、未だにいけない石ノ森萬画館。
落ち着いたら行きたい‼️

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2020年10月14日

Posted by ブクログ

しをんさんの博物館巡り。
どこでも館の関係者にいろいろ聞いていて楽しそうでしたね。
美術館とか水族館とは違い、なかなか博物館とか行かなくなったのですが、これを読んで、ちょっとどこか行けるところがないか探してみようという気になりました。
いや、熱海秘宝館が近いのはわかっているんだけどさ。(^^;

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2020年10月29日

Posted by ブクログ

相変わらずくすりとさせられるぼそっとしたひと言は健在だし、正直興味のない博物館の展示をきっちり楽しませつつ読ませてしまうのはさすが。何個か行きたい博物館もあったので収穫はあったということかな。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

舟を編む、繊細な小説を書かれる三浦しをんさんを知りたいという一心で始まった三浦さんエッセイの旅

三浦さん、めちゃめちゃオタクだった^_^
そして愛情がある

三浦しをん✖️博物館
どちらも私の好物ということで手に取る

途中から、熱量に押されてしまって、というか三浦さんの主観?が多く、今の自分はついていけなくなった笑
博物館のテーマは多岐にわたる
ぼたんめがね色物とか…
それぞれの歴史を知るのには絶好の機会だったけど、テーマが自分の気になるところとは離れていると、読んでいても読書に集中できなくなる時もあったかなぁ

まだまだ、しをんさんのエッセイ旅は続けようと思いますので、よろしくお願いします

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2024年10月04日

Posted by ブクログ

単なる博物館のレポートではなくて、しをんさんならではの視点や妄想が語られていて面白かった。

"熱海秘宝館"や"風俗資料館"のように、アレと正面から向き合う展示のレポートは難しいものだが、しをんさんの説明はうますぎます。
興味津々でドキドキしているのを見透かされないように平静を装う姿が目に浮かびました。

"国立科学博物館"以外は知らない博物館ばかりですが行ってみたくなります。
"めがねミュージアム"は予想どおり鯖江にありました。
以前メガネフレームに「MADE IN SABAE JAPAN」と書いてあるのを見て、鯖江という地名を知っただけなのに懐かしい気分になりました。

思いがけず興味をそそられたのは"ボタンの博物館"。
ボタンを5000種類も集めていて、そのうち1700程を展示しているそうです。
ボタンなんか見て何が楽しいの?と思いながら読んでいたのですが、展示されているものは、まさに宝石・装飾品でした。
女性のコレクターが多いというのも頷けます。
手間暇かけて創られた小さな芸術品です。
どのようなボタンを身につけているかが、その人の地位を示す手段だった時代もあったことを知って目から鱗でした。
しをんさんが訪ねた時は、大阪市天王寺区にありましたが、今は移転して東京の日本橋浜町にあるので、その気になれば行けそうです。

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

日本各地の博物館へ。縄文時代、石、ボタン、石炭…
行ってみないと始まらない。興味持てるかも分からないのかも。

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

単行本で読む。多様な博物館を著者の好みでピックアップして探索する。著者の趣味趣向と似ている人は自分が博物館を訪れているような感覚になるだろう。似ていなくても変な博物館には、なかなか行かないし、遠い場所にある博物館には行けないので、ちょっとした旅行気分に似た体験ができる。全てを紹介するわけでなく、「詳しくは現地で」的な要素も入れて好奇心を刺激する。好奇心というのは知りたい気持ち全般なんだな。知らなければ知りたいとは思わない。少し知るから、意味が与えられるから、もっと知りたくなる。金印もただの珍しい印章だけれど、国宝であるとか、どこで誰が発見したのか、いつ頃のものか、などの知識や疑問が提示されることで知りたい気持ちが高まってくる。その時にどんな知識を結びつけるかは個人や状況に依存するだろう。状況で好奇心を高めるだけでなく、個人の知識状態で高めようとすることも可能だ。また、人間はただ知るだけでは終わらないようだ。知ったことを伝えたい(共有したい、見せびらかしたい、残したい、)欲求を持つのだろう。

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2023年06月02日

Posted by ブクログ

三浦しをんさんの小説でのマニアックでオタクっぷり(敬意を込めて)が大好きでこのエッセイ読みたくなりました
予想通りに熱くマニアックで面白かったです

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2023年01月29日

Posted by ブクログ

茅野市尖石縄文考古館、国立科学博物館、龍谷ミュージアム、奇石博物館、大牟田市石炭産業科学館、雲仙岳災害記念館、石ノ森萬画館、風俗資料館、めがねミュージアム、ボタンの博物館。
各館を巡った感想や地域や展示物の印象など。面白い。

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2021年07月11日

Posted by ブクログ

202010/特に興味なかったとこでも、しをん先生が書くとどこも面白そうで行きたくなった。こういうのをわかりやすくめちゃめちゃ面白く書けるしをん先生流石。

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2021年01月03日

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