天国旅行

天国旅行

605円 (税込)

3pt

現実に絶望し、道閉ざされたとき、人はどこを目指すのだろうか。すべてを捨てて行き着く果てに、救いはあるのだろうか。富士の樹海で出会った男の導き、命懸けで結ばれた相手へしたためた遺言、前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢、一家心中で生き残った男の決意──。出口のない日々に閉じ込められた想いが、生と死の狭間で溶け出していく。すべての心に希望が灯る傑作短編集。(解説・角田光代)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

天国旅行 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「心中」がテーマのお話。
    命について考えさせられた…。

    死んでしまったらもう、その人がどんなことを考えていたかなんてわからない。
    だからこの本はどの話も、謎は完全には解けない。読者としては「え、この謎は??気になる!」という気持ちでモヤッと感は残る。
    けれどそれこそが残された者の立場。死者とは話せ

    2
    2023年04月14日

    Posted by ブクログ

    死を扱う物語だけど救いがあって、希望を感じられる結末なのがとてもいい。仄暗く、重い話だからこそラストは安堵感で涙が滲む。三浦しをんさんの言葉選びが綺麗なので、サラリと読み進められます。

    一部、救いのない物語もあり、「うわぁ…」となりましたが…

    「森の奥」「初盆の客」「SINK」がお気に入りです。

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    後ろの作品になればなるほど面白かった!お話として、いろんな関係性の人たちが傷つけて、傷つけられて、救い、救われて、救われなくて、でも彼らにとっては生きることの意味で、、、。全ては解説の角田光代先生の言葉を読んで、グッとわかった感じがしてる。悔しいけど解説読んでこそです。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    心中という暗いテーマの短編でありながら、描かれるのは恋愛や家族愛など、切なく美しい。悲しいお話もありますが、心癒されるのでおすすめできる本だと思いました。

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    「生」の究極的な対比である「死」から描いた、わたしたちが生きる世界のうつくしさ。「明日も生きてみようかな」とおもうような、一縷の光が射した作品です。

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

    心中をテーマにした短編集。
    生と死の境があやふやになり、対極にあると思っていたものが何より近しく感じられた。その選択は彼らだけのもの。苦しみの中で手を伸ばした先に救いがありますように、ただそれだけを祈る。寂しさよりもほのかに希望を感じるお話でした。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    ドリーミングな表紙絵と天国という響きのイメージとは遠い、心中をテーマにした短編集。
    テーマへの迫り方や読後感は話ごとに異なり、一話ごとに頭の中の世界がぐるんと上書きされる。
    「死への悲しみ」や「生への執着」などと分かりやすくラベリングできない、複雑な状況に置かれた登場人物たちの心境がすんなり心に迫る

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    死をテーマの短編
    遺言以外は面白かった。
    読んでいて、角田光代さんの本みたいだと思ったら、解説が角田光代さんでした。

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    天国旅行というタイトルに惹かれて開きました。
    想像していた作品とは真逆で、重たい描写にかなり体力を吸われました。
    心中をテーマにした短編集だと読み終わってから知りました。一見、死にフォーカスした作品思えますが、どの話でも生がありありと描かれていて印象的でした。
    三浦しをん先生の文章が好きです。

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    死(心中が主)について考えさせられる一冊
    7つの短編小説からなる。
    中でも「初盆の客」は奇妙かつ心温まる物語であり、最後の故人に導かれた新たな出会いにも感動した。

    0
    2025年07月14日

天国旅行 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

三浦しをん のこれもおすすめ

天国旅行 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す