三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・政と源
・幼なじみ無線
・象を見た日
・花も嵐も
・平成無責任男
・Y町の永遠
『三匹のおっさん』に続いて、またおっさんもの。
けれど悪をやっつけて痛快な気持ちになるのは最初だけ。
元銀行員の国政は、妻に出ていかれて一人暮らし。
どう考えても自分に落ち度はないはずなのに、なぜ妻も娘たちも自分から離れていくのかわからない。
誠実に勤勉に勤め上げた銀行時代の人間関係も、73歳ともなればもう残ってはいない。
死んだら何一つ残らないだろう自分の人生に、何か意味はあったのだろうか、と思うこの頃。
国政の幼馴染み、つまみかんざし職人の源は、物事を深く考えずやりたい放題。
愛妻に死なれ独り暮ら -
購入済み
神話が興味深い
古くから続く慣習に驚き戸惑いながらも少しづつ馴染んで行こうとする前向きな姿に主人公勇気をずっと応援したくなる。次作の夜話も速攻読みたくなりました。
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購入済み
でこぼこコンビで似たもの同士
多田と行天のコンビネーションが良い!
多田が出来ないことを行天がやってのける。
行天が行き過ぎないように多田が手綱を握る。
互いを補う存在のようで
同じような虚空を共有する同士でもある。
決して言葉で語り合うことはないのに、
不思議なことにふたりでいることが自然体のような
不確かな絆が、良い!
ルルとハイシーとマリの関係性も好き。
てゆうかルルとハイシーが好き。
みんな訳ありだけど、ほっこりする感じが凄く好き。
初めてこの作者の本を読んだけど、
好き。他のも絶対読む! -