三浦しをんのレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
「しをんのしおり」を読み終わって、次は少し間を開けようと思ってから1年も経っていた。
最初のネタは「最近仁丹を食べるオッサンを見ない」というもの。
2002年のエッセイだから20年前には仁丹は瀕死状態だったようです。
しおんさん25歳くらいの時にこの状況では、今の若者は仁丹を知らないでしょうね。
と、いきなり心をつかまれたと思ったら、しをんさんの術中にハマっていた。
「掲載誌が週刊新潮で購読層は中年男性が中心ということで、初回ネタは「仁丹」にしてみた。私ったら気配りの達人じゃなかろうか」
と書いてあった。
まったく、私はしをんさんの手のひらの上でいいように転がされている。
だが、転がされ具合 -
Posted by ブクログ
風が強く吹いている
僕は箱根駅伝が好きじゃない。学生への過度な期待、栄光よりも悲劇を強調する御涙頂戴、全体主義、日本だけのガラパゴス競技、外国人への風当たり、テレビの前での勝手な評論、嫌いな箇所を挙げれば限りがない。
でも走ってる選手を嫌う気持ちは毛頭無い。というか尊敬する。あんなに苦しい競技に対して、あんなに強く頑張れる人達を。
本作の皆も、走ること、強いこと、そして生きることに向き合っていく。競技だから順位は付くが、彼等が目指すのはそこでは無い。負け惜しみではなく、一人一人で異なる頂点を目指す。それは走る人も走らない人も、自分にどう勝つか、全ての人へのエールに感じる。
きっと実際の箱根を