三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多くの人は政のような感情を抱え、源のような人に憧れ嫉妬しながら、でも自分の人生を変えられないのだと思う。
今私は社会人3年目だが、仕事を頑張って40年間経た後に何があるんだろうと考えるきっかけになった。政は決して仕事をサボってきたり、充実していない人生を送ってきたわけではない。ただ源と決定的に違うのはその充実が積み上がってきたかということなのではないかと思う。
源は好きなことを仕事にした。こなすだけの仕事ではなく熱中できてプライドを持てる仕事
政もそういう気持ちで会社に入ったのかもしれない。ただ、社会に揉まれる中で、日々忙しく過ごしていても、瞬間的な充実を感じていても、その充実は人生を振り返っ -
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Posted by ブクログ
島の美しい風景が浮かぶ冒険譚。
悟史と光市、荒太と犬丸の絆や、
島のしきたり、人ならざるものの世界、
子どもと大人の境目の高校生が
これからの自分の人生を考える話でもあり、
盛りだくさんで、個人的にはおもしろく読めた。
冒頭の「あれ」への不安感を煽る描写は
じっとり、十分不気味で、
夜読んだこともあり、いい意味で結構こわかった。
三浦しをんさんの初期の作品ということで、
初期らしい稚拙さ?みたいな所を
評されることもあるみたいだけど、
たとえ表現が洗練されきってないとしても
書きたいもの、作りたいものが溢れているようで、
私は好き。
音楽とかもインディーズ好きなんですよね。
悟史と光市 -
Posted by ブクログ
ネタバレ身も蓋もないことを申せば、小説を書く際に要求されるのは「センス」です。でもそんなことを言ったら話が終わっちゃうし、「私にはセンスなんてない……」としょんぼりしてしまうかたもおられるでしょう。
早計だ! センスを才能(もっと言えば「天賦の才」)のことだと考えるのは、早計だ!
よろしいですか、みなさん!(自分で勝手に話題を振っておきながら、勝手に詰問口調になる)「あの人、ファションセンスあるねー」と言うじゃないですか。でもそのセンスって、生まれ持ったものでしょうか?
否! 服を着て生まれてくる赤子など一人もおらん! ファッションセンスがいいひとは、たぶん雑誌を眺めたり、直接お店に足を運んで