三浦しをんのレビュー一覧

  • ロマンス小説の七日間

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    ネタバレ

    主人公がこんなに大胆に、仕事で翻訳する元小説(架空だと思われます)を書き換えちゃうとは思わなかった。
    主人公の私生活でのやるせなさを、仕事でうまく発散?する、心理学の昇華の上手い例えとも取れる。

    思い通りにいかない私生活に対し、小説の翻訳文は自分の思い通りのストーリーにしよう、と。

    また、その私生活上の誤解がラストシーンらへんで溶けてゆく。思い込みも、時間をかけて、色んな人から話を聞いて多角的な見方をすると、真意に辿りつけるのだと学んだ。

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    2019年10月20日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    三浦しをんのインターネット日記をまとめた一冊。ものすごいヲタクで人生を楽しんでいる独身女性の生活が赤裸々に綴られている一方で、夢の話や作家としての在り方の話など、時折見せる小説家としての顔に驚かされた。また、人の日記を読むなんで本来間延びしてつまらないだろうに、三浦しをんの筆致は読む手を止めさせない。圧倒的に文章を書くのがうまい。面白いし、うまいというバランスの良さに舌を巻いた。自分もこのくらい趣味に没頭してみたいと思った。

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    2019年10月11日
  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

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    ネタバレ

    三浦しをんの新作ってことで借りる。対談相手の方は初めて知ったけど。皇室のことって興味なかったから初めて知ることが多かったけど、なかなか面白かった。昭和と平成で違うとか、天皇夫婦が訪問しないとこがあるとか、女系がなぜダメなのかとか。あの震災の時、精神の人の見張り番に立たされたことを私は忘れない。これも天皇達より周りの人の意見なんだろう。忖度か。三浦しをんの意見は新鮮だったし、やっぱ皇室だって時代に合わせて変わらなきゃなんだろう。離婚したら皇室に戻れるかとか、仕事してた方がいいとか、未婚ではいられないとか。本当気の毒だよなー。そういう気づきを得たという意味で星4つ。

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    2019年08月12日
  • お友だちからお願いします

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    惚れた腫れたも見たかねぇなぁ、、、謎解きで頭使いたくもねぇなぁ、、、、現実もしんどいなぁ、、
    というもうだめだめで腐りそうなときに読んだのです。
    色々もやもやすることも、この本を読んでいる間は考えずにニヤニヤしたりぷすぷす笑ったり出来た。
    思ったことは三浦しをんさんのエッセイではいつもこんな感じになってる気がする。
    今回のエッセイはひとつひとつが短めなので空いた時間にすすっと読める。旅先についてや電車内での話、食に関する話やら多岐に渡るものの余所行きのしをんさんらしく、いつものエッセイよりは堅め?真面目?な感じ。
    それでもぷすぷす笑ってしまうので、やっぱり大好きなだなぁと思う。

    ひとつ笑えね

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    2019年07月30日
  • 泥酔懺悔

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     12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで記憶がなくなる。覚えていない泥酔時間、角田さんはどうなっているのか?w。③大道珠貴さん、女のひとのグラスについた口紅を指二本で拭うしぐさ、あれ。あの指をあとどこへなすりつけるんだろう、すごうく、気になる。
     12人の女性作家の酒にまつわるエッセイ集。「泥酔懺悔」、2012.11刊行、2016.9文庫

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    2023年08月10日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    取り付きにくい古典を身近にしてくれる訳者の方に感謝。
    曽根崎心中、女殺油地獄、菅原伝授手習鑑、義経千本桜はストーリーも非常に面白い。

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    2019年05月19日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    三浦しをんさんのエッセイ。
    三浦さんの小説は暗いものもある。
    そんな三浦さんのイメージで読むと、別人の様。
    毒も吐き、愛も吐き、ぐうたらしたりもする。
    肩の力はとりあえず抜いて読めるよ~。と薦めたい。

    初めて三浦さんのエッセイを読んだ。
    面白いと知人に紹介してもらって、自分が好きなタイトルのものを選んだ。
    “乙女”は私のときめく言葉だ。
    それに“なげやり”という何だか勢いのあるワードがついていて好みだなと思った。
    内容も最近私がたまたま読んだり触れたものが出てきて、そういう偶然(本を読んでいると時々起こるやつ)に更に楽しく読むことができた。
    また他のエッセイも読みたい。
    あくまでマイペースな

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    2019年05月16日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    2018/07/01

    あー面白かった。表紙は中村明日美子御台!解説はジェーンスー!!
    私の好きなものばかりで最高すぎる。
    内容も勿論面白い。日記なんだけど普通の日記とはまた違う。エッセイとも違う。一方的に三浦さんが書いているようで見ている側も参加出来る。なにこれ。
    ブフォ!と笑ったりも出来る。三浦しをんさん好きだわ…

    ヤマシタトモコの名前が出た時は、ぴゃーとなったな。
    好きなものの中に好きなものが入っているなんて贅沢すぎたよ

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    2019年04月17日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    文庫で再読。章ごとにどういった経緯でこの連載が決まりどういったテーマで走り出したのかが明示されているのが面白い。

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    2019年04月15日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    私がこの本と出逢ったのは、いつか、美味しいペペロンチーノを探していて、立ち寄ったイタリア料理店だった。

    もう随分前のこと。
    実はこのエッセイの中に、三浦しをん氏おススメのイタリア料理店が出て来るのだけど、んー、微妙に場所が違うんだけどな。
    まあ、でも、なんか関係があったんだろう。

    前半の書評ゾーンについては、なんというか、変わった本が多い、気がする。
    書評自体は、サクッと軽く、それが物足りなくもある。
    だが、しかし、たとえが秀逸なのだ!

    『姑獲鳥の夏』に対しては「幕の内弁当だと思って食べ進んだら、弁当箱の底にカレーが敷きつめられていたよ!」という、なんとも絶妙なたとえを披露してくれて、笑

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    2019年04月14日
  • お友だちからお願いします

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    日経とかVISA会誌とか、様々な媒体に寄稿したエッセイをまとめた一冊。
    いわゆる「パンピー」が多そうな媒体で、よそゆき仕様のしをんさん……!?とお堅い雰囲気を懸念していましたが、一本目からもう飛ばしてるよ!全体的に普通に飛ばしてる!思わず初出を二度見してしまった。
    ちょっとシャイでオタクなあんちくしょう、という感じのしをんさん節がバリバリ健在で、楽しく読めました。個人的にはお祖母さまとのエピソードが好きです。メイクとお肌のお手入れに朝晩二時間……!?乙女力において、完敗です。
    そして書き下ろしがどれも面白かった。媒体のしがらみから解放された自由が伺えるのです……。

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    2019年04月09日
  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

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    原武史先生の自由なオタクぶりに感心した。同時に、専門家の話をきちんと受け止めつつ、自分の感覚や意見でしっかり渡り合うしをんちゃんって、なんてステキなんだろうと、あらためてファンになった。

    天皇について語ることって、週刊誌的興味以上のことはかなりデリケートだ。そこに果敢に踏み込んでいく対談なのだが、原先生が筋金入りのテツで、話はしばしばそっち方面に脱線、結果的にあまり構えずに読んでいける形になっている。我らがしをんちゃんがすごく勉強していることに感心するのだけど、あくまで実感から離れずに話が進んでいくのもいい感じだ。

    それにしてもまあ、皇室関連のエピソードで、え!そうなの?知らなかったーって

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    2019年03月30日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    三浦しをんさんがさまざまな媒体に寄稿した書評群を一冊にまとめた書評集。
    多読な三浦さんの書評ということで楽しみにしていたが、想像以上のボリューム感!扱う本のジャンルもさまざま、ついでに掲載媒体によって三浦さんの語り口もさまざまで、とにかく長く濃く楽しめる一冊。

    個人的には、三浦さんの御本をいろいろと読んでいるくらいなので、現代小説を読むことが多いわけだが、三浦さんが紹介されるのは、古典(それも源氏物語とかの、マジな古典)関係やヤクザ本(!?)など、多岐多彩。紹介されなければ存在すら存じ上げなかったかも・・・という本に出会えるのがやはり書評の醍醐味。三浦さんの紹介はいわずもがな、読んでみたいな

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    2019年03月21日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    三浦しをんの書評。
    軽妙な語り口でさらさら読める
    巻末のBL本紹介は情熱に溢れていて笑った
    未開拓の作家やジャンルに挑戦したくなる、これからの読書生活を充実させていく助けになる良い本だった!

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    2019年03月09日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    中村明日美子さんの表紙を書店で見て、心を射抜かれてしまい、購入に至った。読んでみたら、三浦しをん、なんて身近な存在なの!?(呼び捨ては新愛の証です)と、変に感動してしまう。自分は同年代なのですが、高校の部活(ヲタ系)にこういう感じの人いたなぁと、当時の先輩や同級生を思い出した(元気かなぁ)。本文でいうと、『紫のバラの人一同』には大いに笑わせてもらいました。

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    2019年02月26日
  • お友だちからお願いします

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    作者の小説を色々読んだことがあるだけに、取材の大変さを垣間見れて面白かった。しかし特に前半のエッセーの語り口と自虐ネタが少しイメージしていた作者の雰囲気と異なっていて、新鮮だが残念だった。小説の方が男性が主人公のものばかりで、独身とか彼氏なしとかそういう女オンナしたネタがないせいかもしれない。後半から文体が落ち着いて、思い描いていた像にぴったりきたのは面白かった。もしかして自分の読んだ小説は後半の時代の作品ばかりだったのかも。

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    2019年02月25日
  • あやつられ文楽鑑賞

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    あなたは、人形浄瑠璃・文楽を知っていますか?え、知らない?大丈夫、ぜったい退屈しない仕掛けが満載!ほお、ご存じですか。でもちょっと待った。あなたの知らなかったことが、こっそりと書かれています。―若き直木賞作家が、いかにして“文楽くん”に恋をし、はまっていったのか。文楽の真髄に迫るべく資料を読み、落語を聞き、突撃インタビューを敢行する愛と笑いに溢れたエッセイ。小説『仏果を得ず』と合わせて読むと、おもしろさ10倍増。(表紙裏)

    特定のテーマについてのエッセイは、そのテーマに何らかの関心を持っていないと面白くないんじゃないかと思っていたが、そんなことはなく、文楽=人形浄瑠璃にずるずると引き込まれそ

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    2019年02月16日
  • しをんのしおり

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    ネタバレ

    デビューエッセイらしいです。

    私は先にいくつか、小説などを読んでからなので
    すごい高いところにいる、しをんさんのイメージが
    ガラッと変わって身近に感じました。

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    2019年02月10日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    バーネットの小説とも松田聖子の歌とも内容的に全く関係のない三浦しをんさんの初期青春小説ですが「舟を編む」とは完全に異質な世界の物語でしたね。遊び心を感じたのは、那由多と丈の姉弟の名が数量の単位である事、色を冠した名前、紺(幻)・翠・碧の兄姉弟でしたね。本書は相当に難解で特に哀しいのは、那由多・淑子・翠のヒロイン3人が自らの抱えた秘密と悩みを素直に打ち明ける勇気を最後まで持てない事、そして単純なハッピーエンドで安心させてはくれない事ですが、私は那由多が復帰した様に淑子も何時か必ず帰って来ると信じたいですね。

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    2019年01月27日
  • あやつられ文楽鑑賞

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    『人形浄瑠璃楽しいわよ』と90歳の憧れの先輩の言葉につられて・・。
    導入にはとてもわかりやすく、興味を惹かれたため、いざ!と調べてみるとそうそう簡単に鑑賞出来るものではなかったのですね。
    内子座とは言いませんが、是非『女殺油地獄』観て観たいなー。
    今年の目標って事で。

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    2019年01月13日