三浦しをんのレビュー一覧

  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    日陰の部署?の社史編纂室に集められた社員3人とまったく仕事をしない本間課長にいつもどこに居るのか分からない実在するのかそれも分からない幽霊部長というある意味社内でも島流しの部署。そこの社員の主人公のアラサー独身女・幸代と同僚のミッコちゃんとヤリチン先輩の矢田と言う編纂室のメンバーが社史を作るためにほぼ平社員3人で原稿を集め編纂へとすすんで行く。

    幸世はオタクで腐女子で小説を書いて友だち二人とコミュニケなどに出かけて年に2回自分たちが作った小説や冊子を売るのに命を?掛けている。

    平社員三人はそれぞれダメ社員というわけではなくそれぞれ会社とある意味トラブルを起こし、そのためにこの部署にとばされ

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    2020年10月18日
  • ぐるぐる♡博物館

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    博物館、一番イメージしやすいのは東京国立博物館ですか。
    しかし、しをんちゃんはその概念を良い意味で打ち砕いてくれる。
    石、眼鏡、釦等、そこにあるのは文化を守ろうとする姿。
    かっこいいわ。
    そして、未だにいけない石ノ森萬画館。
    落ち着いたら行きたい‼️

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    2020年10月14日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    題名にあまりいいイメージがなかったので(長い、堅苦しい、漢字ばっかり)意外に内容が面白くてハマった。

    現実的にこんな会社ないだろうけど、こういう職場は楽しそうでいいなぁと思う。

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    2020年10月01日
  • 白いへび眠る島

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    ハードカバー版は2001年の出版。
    それより前の時代感覚、昭和の終わり頃の感じ。

    長男しか残れないというのは、貧しい戦前の農家な話。家を守れ、お前は長男だ、特別なんだ。

    そんなわけはない。人生は平等なんだ。

    どろっとした、しがらみみたいなもの、足枷みたいなものを表現したかったんだろうなと想像します。

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    2020年09月24日
  • お友だちからお願いします

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    三浦しをんさんのエッセイ。

    マナーについての一章。
    それほどマナーについて語っていた印象は、正直ないなあ。
    でも面白かったけどね。

    二章はテーマ自由。
    花見の定義。父の柑橘類の剥き方流儀。
    電車に乗ってる際の切符の用意しておく速さ。
    男たちの仲間から社会組織の共通点。

    旅についての三章。
    鳥取砂丘。母との旅行。浜松のうなぎ。岡山で宮本武蔵。
    青森のキリストの墓が一番興味深かった!

    四章は住んでる地域周辺についてが多かったような気がする。

    文章に勢いがあるなあ。
    どれも面白かったのだけど、旅のところが
    興味深くてよかったなあ。

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    2020年09月20日
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

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    仕事の話よりも少し本筋から逸れた話題の方がその人の色が出るしその仕事を選んだことに納得できるから面白い。
    肩肘張らずに読める貴重なお仕事エッセイ。
    私も「好き」という感情をもっともっと大切にしたい。

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    2020年09月17日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    夢のような幸福、乙女なげやり、桃色トワイライト、悶絶スパイラルと続いたエッセイ集の最後。

    各書の表紙のキャラも夢のような幸福の1人から始まり、悶絶スパイラルで4人となりました。

    また、この系統のエッセイを書いてもらいたいです。

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    2020年09月17日
  • 政と源

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    簪職人の源次郎と、幼なじみの国政の人情話。

    少ない髪を赤や青に染めたり、自由奔放な性格の源次郎と、銀行員を定年まで生真面目に努め抜いた国政は正反対の性格をしている。
    だが戦争を経験し、親や愛する人を失ったり、たくさんの苦楽を共にした2人は幼い頃からの親友だ。

    ————-

    物語の中で、国政の老後の不安や、源次郎への憧れを抱く描写が印象的だった。

    源次郎は見染めた人と駆け落ちし結婚したのに対して、国政は好きな人ではなく見合いで結婚した。

    国政は2人の娘をもうけたが、家庭のことを顧みない仕事人間だった。
    いつしか妻に愛想をつかされ、妻は娘の家に転がり込み、国政は家に独り残される。

    弟子

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    2020年09月06日
  • 夢のような幸福(新潮文庫)

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    ღƪ(ˆ◡ˆ)ʃ♡ƪ(ˆ◡ˆ)ʃ♪るんるん♪

    やっぱりやっぱりおもしろい〜!
    これは、三浦しをんさんのエッセイだヨイヨイ!!

    ♪♪v(⌒o⌒)v♪♪イエーイ

    もう相当な人数の方がひいてしまっているのが目に浮かびます。が、なんといってもこれは三浦しをんさんのエッセイなんですよ。初めての方、ひかないでくださいね。さてさての三浦さんのエッセイのレビューはこれが標準のテンションなんです。やり出しちゃったからやめられなくなってしまって。期待してくれている人もたくさんいらっしゃるしー?、なので付き合ってちょんまげ!

    (*・.・)ノ ヨロシクニャン・:*:・゚'★.。・:*:・゚&

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    2020年09月01日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 泥酔懺悔

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    総勢11名の情勢が、酒にまつわる、まあ総じてどうしようもない、どうかしている経験とその反省と言うか自らを省みて飲酒の鋼材と何故に人は記憶を失うまで泥酔しなければならないのかをシリアスに語るエッセイ集。非常に秀逸。

    なかでも山崎オナコーラさんの「ひとりでお酒を飲む理由」には身につまされてなるほどなるほどと、自分にとってのお酒の立ち位置、のみならず人との関わり方、一人でいることの楽しみ、みたいなものを的確に表現されていて膝を打つ思い。

    しかしまあ、みんな記憶をなくすんだね。ちょっと心配していたけれど、まあ、酒飲みなら普通だわな、うんうん。

    三浦しをんさん、角田光代さん、平松洋子さんといった大

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    2020年08月15日
  • ロマンス小説の七日間

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    三浦しおんのラブコメ小説

    出だしが、三浦しおんらしからぬ欧風の描写で始まることから、どうしたものかと思いましたが、読み進めてみたら、いつもの三浦しおん作品でした。

    現代の登場人物の話と、劇中劇である翻訳の物語の両方を書くのは、手間が二倍だったのでは無いかと勝手に心配になりました(笑)

    この作品は、「あとがき」まで作品です。残さず読むのがオススメです。

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    2020年08月10日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    まず、結婚に対してまた疑念が増えた…果たしてどうしたら長く良好な関係を築けるのか、謎だ。

    愛のあるときも、嫉妬に溺れるときも超えた先にしずかな美しいものが残る。人の気持ちは完全に手に入ることはないし、理解することもできない、自分だけの痛みと記憶だけが誰にも取られずにいられるってところが刺さったな。息子の心をほんわか包んであっためた椿くんがいいキャラだったな!教授の妻がだす空気感とか雰囲気、セリフがすごい好き。惚れちゃうと思う。三崎さんよく耐えたな。

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    2020年08月05日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    ・沃野(よくや)地味の肥えた、作物のよくできる平野。
    ・慮る あれこれ思いめぐらす。考慮する。
    ・鳥瞰(ちょうかん)高い所から見おろすこと。また、全体を見渡すこと。俯瞰(ふかん)。

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    2020年07月30日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    『一日の大半を本や漫画を読んで過ごしております。こんにちは。』

    という三浦しをんさん。なんだかちょっと羨ましくなるその生活ですが、そこに至るご苦労は数々のエッセイで拝見しております。恐れいります。さて、三浦さんというとエッセイ!です。もう、やいのやいのと、ハイになる気持ちを抑えられないその世界は一度ハマると抜け出せなくなるドッボーンな世界です。でも、ややや、この作品は、ちょちょっと違うようです。テンションまっくすー!でいこうかと思いましたが、これは三浦さんが読んでこられた数多の本の『書評集』です。まあご本人がおっしゃるには『ちゃんとした評論ではなく、「好きだー!」「おもしろいっ」という咆哮に

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    2020年07月14日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    色んな書評本を読んだけど、三浦さんの書評は独特ながらも読みやすく面白かった。

    まずは選択されてた本の幅がかなり広く、古典はもちろん、マンガ、小説、そしてヤクザものにエロ系などお硬いものから取っ付きやすいものまであった。

    そして三浦さん自身もはじめにで書かれているが、他人の作品を悪く言う資格はなく批判はしないという姿勢は私も共感するところであってその視線で読んだので尚更、取り上げられている本が魅力的に見えた。

    書評の内容も独特で一見、書評とは全く関係のない日記みたいな出だしなんだけど、それが本と関係してくるという書き方も新鮮だった。

    本の登場人物や内容への著者なりのツッコミも気軽に読めた

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    2020年06月07日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    事実はひとつ、真実はひとつじゃない。一人一人の人生のドラマに目を向けたい。
    1人の男性村川を取り巻く、周囲の人、妻、浮気相手の旦那、再婚相手、実息子、再婚後娘、等それぞれ目線の物語。取り巻く女性達は村川の不貞を知りながらも、それを理解した上でも愛してしまう。
    村川のような男性は、常に自分が人生の主役。「女のために全てを投げ出す自分の役柄に夢中」と奥さんが彼をいうように。生涯自分が一番幸せな道を選び続けていくことは、どこか羨ましいと思いながらもやはりできないなと思った。だからこそ皆村川のような生き方を批判しながらも心のどこかで羨ましい思いがあり、引き込まれる女性、振り回される男性がいるのか。

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    2020年05月05日
  • 泥酔懺悔

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    泥酔の失態を開き直るんじゃねぇ、と下戸の私は常々。んでも、人の泥酔を楽しむってのは面白い視点かもしんない。そんな余裕があればなぁ。
    総じて若い年代の著者のほうが面白かったかな。

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    2020年05月01日
  • しをんのしおり

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    友人に「三浦しをんはエッセイもおもしろい!」とオススメされて購入!うん、おもしろい!
    私自身オタク気質なのもあって、ふへって笑いながら読みきってしまった。
    なんの話やねんって笑っちゃう話が本当に大好き。
    私自身もそういう文章書きたいなって思うのです。

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    2020年04月24日