三浦しをんのレビュー一覧
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心中をモチーフにしていたと、最後に知った…
心中、もしくは、自ら選び取る死。
最初の「森の奥」から結構ディープで……
最後の「SINK」はぐさりと泣いてしまった。
樹海で首を吊ろうと試みる男と樹海で出会った男。子供の頃夢でみたもうひとつの人生と、自分の人生。焼身自殺を図った高校の先輩。車にて一家心中をした生き残り。たち。
全部が全部気持ちよいおわりかたではなかったけど、いつかは人は死ぬ、ただ自ら死を選ぶことで救われる人もいる。傷つく人もいる。
重い話なのに三浦しをんさんの綺麗な言葉選びで、なんだか重いのに綺麗な物語たちでした。どの話が好きかは選べない、、、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
先が気になり過ぎて、立て続けに続編を読む。
曽根田のばあちゃんの「思い出の銀幕」、
若き日のろまんすが、まるで目の前で繰り広げられているかのような色鮮やかさ。
岡夫人の観察も、意外に?繊細、更に洞察力も凄まじく驚く。
岡夫人の穏やかで優しい人柄も垣間見る。
ラストは次に続くような終わり方で、今から楽しみ!
行天の中の氷もきっと少しずつ溶けていくことを願う。
★「岡夫人は観察する」の中から、好きな一文メモ
男女や夫婦や家族といった言葉を超えて、ただなんとなく大事だと感じる気持ち。
とても低温だが、しぶとく持続する、静かな祈りにも似た境地。
諦めと惰性と使命感とほんの少しの暖かさ。細々と、毎日働き、自分の役目を果たすときの心情と同じ感覚で細く結びついている。 -
Posted by ブクログ
〈読まずに読む〉とは
「文字を読む」と「先を読む」の組み合わせ。
この興味深い読書会を覗き見できるのが本書であり、笑いたい時にぴったりな本だと私は思っています。
登場人物に勝手にニックネームを付けちゃったり、各々が持ち合わせた情報から推理しつつ皆さん好き放題言ってて(特に三浦しをんさん)、電車では読めないレベルで笑えます。
読後の読書会の模様も描かれているので「罪と罰」のネタバレありですが、読んだことのない「罪と罰」を読んでみたくなります。
「本は読まなくても読める」
「読む前から“読む”は始まっている」
「小説は、『読み終わったら終わり』ではない」
という言葉が素敵だなと思いました。 -
Posted by ブクログ
最近の三浦しをんのエッセイを読み終わったので、過去作も読んでみようと探してきた。
「のっけ」や「好きになってしまいました」では勢いを保ちつつ上手くまとまっている感じがしたが、「桃色」では尖りまくり弾けまくりでどこへ飛んでいくのかわからない暴走ぶりで、置いていかれるのもまた新幹線を見に行った時のように爽快だった。
作中にオダギリジョーや新選組!への愛が溢れ過ぎて、周りの人のみならず読者へも波及していっている。
仮面ライダーにそこまで思い入れのない私でもクウガを見たくてたまらなくなってきた。
時効警察からしか知らないオダギリジョーの成長ぶりが見たいよー。
面白いと思ったものをその面白さそのままに熱く伝えるというのはかなり難しい。
それを怒涛の勢いで押し通すのは、さすが三浦しをんだと毎回感心してしまう。