三浦しをんのレビュー一覧

  • 木暮荘物語

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    ネタバレ

    おお!ほのぼのとしたタイトルから想像できないくらいに、でてくるでてくる性的なあれこれ。若人からおじいさんまで性からは逃れられないのね。全編通して、ネタのわりに爽やかで暗い内容もあるものの読後が気持ちいいです。「神崎」覗きに目覚めた男。最初はキモいなぁと思ったのですが、光子視点の話にしてやられました。キモいことには変わらないけど彼でいいじゃない。「光子」不妊であるゆえに投げやりに過ごす女。光子の痛みが伝わってきます。重い内容だけれど、前向きに描けるしをんさんは流石。「並木」さすらう男。締めとして好き。

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    2026年03月23日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    横浜付近で女子中高時代を過ごした私としては、とても親近感が湧くものだったけど、男性との関わりが全然なくバカ騒ぎばかりしていた自分の青春時代とかちょっと違ってた!笑
    女子高校生にとっての痴漢は日常茶飯事だったなあとか、先生にガチ恋してた同級生いたなあ、中高時代の友情はちょっと恋と似てて独占欲が芽生えることもあったなあ、中高生時代に母が亡くなるなんて考えられないしもしそうなっていたら自分がどうなってたかわからないなあとか思った。3人それぞれの事情がきちんと最後まで描かれてなくて、それが全部知っているようで何も知らない中高の友達との関係を表しているようでよかった。あと、平岡はマジでクソ。

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    2026年03月22日
  • あの家に暮らす四人の女

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    文章は柔らかくて、ふざけていて、小説だけどいつものエッセイの雰囲気が感じられた。あったかい気持ちになれるお話だった。四人の女も山田さんもみんな好き。

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    2026年03月22日
  • 白いへび眠る島

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    島の古き風習に不満を持つ者が登場
    自分自身がこの島に生きていたら嫌だなと思う箇所が多くあったが、”持念兄弟”に関しては少し羨ましくもあった。
    悟史と光市に血よりも濃い絆を感じて、もし自分に持念兄弟が居たら如何だったのかを考えてしまった。
    勿論、悟史と光市の関係も良かったが、荒太と犬丸の関係が興味深かった。2人の会話をより知りたくなった。

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    2026年03月19日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    架空の山ではありますが、神去山に行きたくなります。だいぶ前に映画を観ていたので大筋は知っていましたが、文章が勇気の日記形式なので新鮮な気持ちで読めました。最後の大木滑りは「映画であった!あった!」と思い出し、文章でもそのとんでもなさが伝わってきて、おお!犬は飛びそうになるわ、おじさんも飛ぶわ。あれ、林業では実際に行われているのだとしたら、すごい。命がけです。勇気と直紀さんの仲も程よい進展ぐあいでほっこり。万人にオススメできる良い本です。

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    2026年03月17日
  • むかしのはなし

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    ネタバレ

    想像力をくすぐる連作短編!昔話のしをんさん流のリメイクを期待すると、横っ面を叩かれるほどの驚きが味わえます。リメイクじゃないじゃんからの、これは同じ設定の話なのか?ってなって、最初の話から見返して、考え直して。むかしのはなしってそういうこと!と思う、この感じ。この本だいぶ好きです。積読本としてずっと棚にあったのですが、良い本と出会わせてくれたことを過去の自分に感謝します。

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    2026年03月17日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それが1編だけ(一応、2編か)であったとしても、しをんさんのBLが読めるなんて珍しい!「永遠に完成しない二通の手紙」ひっそりと寺島に想いを向ける岡田、底抜けに明るくていい意味でおバカな寺島と斜に構えた岡田の会話はコミカルで、おもしろかったです!自然なボケに自然なツッコミ。日常のなんかおもしろいを描くのがしをんさんは本当にお上手です。全ての短編に語りたくなるパワーがありますが、心をザワザワさせたのは「夜にあふれるもの」。これ、百合なの?なんなの?エルザの最後の叫びが、怖いのに切なかった。良い短編集でした。

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    2026年03月17日
  • しんがりで寝ています

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    ネタバレ

    前作よりも時系順にエッセイが掲載されているので読みやすく、おもしろかったです。まさかおしゃれ雑誌のエッセイにピカチュウの話題を何度も書かれるとは、誰も思っていなかったのではなかろうか。ピカチュウのかわいさ、恐るべし。次作の単行本化も楽しみに待っています。(美容院では目の前におしゃれ雑誌が置かれると何食わぬ顔でこのエッセイを探していたのですが、BAILAですね。やっと覚えました!雑誌を名指しで所望する勇気はないので置かれたら率先して読みます!)

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    2026年03月17日
  • ののはな通信

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    ネタバレ

    説明もなく始まるののとはなのやり取りに最初こそ戸惑いましたが(どっちが書いてるのか分からなくなる!)、読んでいるうちにそれぞれの文体が分かってくる不思議。ののは自分かもしれない。はなは自分かもしれない。女同士の甘酸っぱくもリアルなやり取りに自分を重ねてしまいました。おもしろかったとは違う、ただ、読めてよかったと心から思える読後感です。すごい本でした。

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    2026年03月17日
  • ゆびさきに魔法

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    そんなにネイルに興味がなかったが、少しの癒し、楽しみにネイルをしてみるのも良いなとおもった。
    月島や星江、星野みたいな思いがある素敵なサロンに巡り会いたいです。

    読み終わった後、セルフネイルをやってみようかなと思う作品でした。

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    2026年03月16日
  • ゆびさきに魔法

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    立て続けにほっこり良い話を読んでしまってちょっと食傷気味だったけど、率直に心温まる日常だった。

    全然ネイルを定期的にしようと思ってなかったけど、自分に合うネイリストに出会えたら通って、ネイルでちょっと心躍らせる日常もいいなと思えたから読んでよかったと思う。

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    2026年03月14日
  • わたしの名店

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    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

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    2026年03月11日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    「わたしたちがしたこと」「冬の一等星」が特に好きなお話だった。
    愛の多様性を考えさせられる作品。どんな形であれ一緒にいることが愛なのか、はたまた相手を想って離れることが愛なのか、欲望や呪い、信仰、執着、憧れ、、、
    平和で暖かいお話から後味悪めの話、仄暗い話と色々なテイストの話があって飽きずに読めた。愛は人間が持つ感情の中でも一際複雑な感情だと再認識した。

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    2026年03月11日
  • 木暮荘物語

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    ネタバレ

    生と性の物語。あけっぴろげに性のことが書かれていて、逆に新鮮だった。
    今彼とうまくやってるところに3年間行方知れずの元彼が突然帰ってきて三角関係が始まった喫茶店勤めの女性の話と、セックスしたがるおじいちゃんの話と、喫茶店と花屋を経営する夫婦と浮気の話と、謎のキノコで意気投合し人を殺したことがあると打ち明けるトリマーとでかいプードル飼ってるコワモテヤクザの話と、木暮荘の住人で下の階に住んでる女子大生を覗き見するサラリーマンの話。みんなちょっと世間の感覚とズレてるように感じてハマらなかったが、女子大生の光子の話がまぁ深くて先ほどまでのギャップで刺さった。子どもが産めないから親にはなれない、は違う。

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    2026年03月10日
  • のっけから失礼します

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    初・三浦しをんさん。

    雑誌に連載されていたエッセーをまとめたものだけど、追記などもたくさんあって、かなりボリューミーな一冊。
    面白かった。

    雑誌に掲載されたタイミング〜単行本になり〜文庫本になるまで、どのくらいの時間(年数)がかかるか、という話が書かれていたが、普段何気なく本屋さんで手に取ったりする、これもその一冊だったけど、そんなにかかるんだなぁと興味深かった。

    巻末、和歌山のアドベンチャーワールドを訪ねたエッセーが楽しかった。何度かパンダを観に行った身としては共感しながらも、今や一頭もいなくなってしまったなぁ、と感慨深い…

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    2026年03月10日
  • のっけから失礼します

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    ネタバレ

    「BAILA」で連載されていたエッセイをまとめた本。
    やっぱりしをんさんのエッセイは面白い!
    つい笑ってしまいます。オタクな話もグータラな話もしをんさんが語るとユーモラスで、私の自己肯定感も上がります(笑)。

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    2026年03月09日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    細雪のリバイバル版?として現代小説家が執筆した、というものらしい。刺繍作家の親子とその友人2人が同居することになり、家の離れにはまたその家を守ろうと忠誠を誓う高齢男性も住んでいる。家族以外でも、支え合って、助け合って暮らしていく様が、庭のカラスや、他界した父親の霊が突然語ったりしながら、物語が進む。三浦しをんさんの本ではあるけれど、文章があまり美しくなくて少し残念だった。

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    2026年03月08日
  • ゆびさきに魔法

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    主人公の描写がとても素晴らしかったです。理屈っぽくて、素直じゃなくて、でもちょっと弱気。ちょっと面倒な人間かな(笑)なんて思ってしまいました。
    主人公はネイリストですが、自分に足りないものに悩み、もがきながらも、努力と経験と年齢を重ねながら受け入れ、それでも向上心を持ち続ける姿は、どんな分野にも通じることだと思いました。
    時折挟まれる心の突っ込みもクスリと笑えて面白かったです。
    ネイルに縁のなかった私も少しネイルの世界を垣間見ることができましたが、ネイルフォームの描写はネットで検索してもよく分からず(笑)人間、何事にも興味を持って生きていかないと楽しめないなぁと思いました。

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    2026年03月07日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    「幸せは再生する」、これに尽きるんだろうな。口は悪いけど、法令遵守したい思いやりのある多田さんのキャラクターが良かった。

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    2026年03月07日
  • あの家に暮らす四人の女

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    世代の違う女性4人での暮らしを面白おかしく、時にはシリアスに描かれた作品。

    カラスの視点での語りであったり、お父さんの霊が河童に乗り移ったり、普段なかなか読まないようなテイストだった。

    でも終始「淡々」と進んでいくイメージ。面白かった。

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    2026年03月06日