三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「光」というタイトルだけど、ひたすらに暗い。
本当に「舟を編む」と同じ作者なのかと疑うレベル。
冒頭の津波の描写は相当辛い。
これはいつ書かれた本なんだろうと裏表紙をめくると、2008年とあった。
東日本大震災よりも前に書かれたものなのか。
「美花と二人きりで黒板に向かい、授業を受けるうち、信之は自分たちが地球で最後の人類の番として、管理され実験されているような錯覚に囚われることがあった」
「美浜島に生まれ育ち、誰もいなくなった美浜島に再び人間を増やせるのは、信之と美花だけだ。」
これは何だか男なら一度は妄想したことあるかもな。
「娘に物心がつくようになって以降、ほとんどいつも居間のソファで…」はリアルすぎて笑ってしまった
聞き齧った話によると、三浦しをん氏はどうやら子どもの心理的な分野の専門家らしい。故に、子どもの時のショックな出来事がよくない影響を及ぼす、みたいなところが小説家としての軸となっているのかもしれないと思った。
完全に自分の選択なんだけど、ちょっと暗い話の読書が続いているので、ホッとするような本を探したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「やっぱり本屋はいいな」
読後にそう心から思える、本屋好き必見のアンソロジーでした
ふらっと本屋さんに立ち寄り、そこで買おうとしていた本とは違う、運命の新しい本に出会うワクワク感。あの空間がやっぱり大好きです
通販も便利だけど、実店舗で買えるものはできるだけ書店で直接買いたい! これからも街の本屋さんに元気に続けてもらいたいと強く思わせてくれる作品でした
アンソロジーなのでサクサク読めるのも嬉しいポイントです
皆さんもぜひ、お気に入りの一冊に出会いに本屋さんへ行ってみませんか?
『小鳥たちは』 「多類婚類譚」に収録されている
『歌うように生きて』 「希望の子」に収録されており、発売が今から楽しみ! -
Posted by ブクログ
自分とは全く縁のないネイルの世界だったが終始楽しめた。
月島から見た星野のように
この人には絶対敵わない、この人のようになれたら、という醜い自分が苦しくて大好きな人であっても距離を置きたくなることは、本当にある。
自分の過去を抉られたようで古傷が痛んだ。
でも月島のように、自分の世界で目一杯頑張って自分なりに旅にでて、経験を積めば、『ああ、もう天晴れだ、やっぱりこの人が好きだ』に立ち返ることはできるんだろうと感じた。
そして自分がその境地を夢見つつも、もう二度と叶わないことに対する絶望感も。
自分が叶わないからこそ『青い鳥理論』を受け入れられるようになった月島が眩しかった。
★『隣の芝生は青い』理論じゃなく、『青い鳥』理論を導入した方が楽になると思う。