三浦しをんのレビュー一覧

  • 神去なあなあ日常

    Posted by ブクログ

    高校を卒業した主人公が教師と親に林業の世界へと送り込まれてしまい、そこで出会う人々や毎日の山での仕事の中で成長していく物語。
    確かに「なあなあ」の精神で生活できたら、もっと肩の力が抜けていいのかも。忙しない街中から山里へ足を向けたくなりました。

    0
    2025年11月24日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイリストの話。軽めなので、身構えず読める。店主と年下の従業員の女同士のあれこれということで、群ようこのパンとスープとネコ日和を思い出した。

    0
    2025年11月22日
  • 神去なあなあ日常

    Posted by ブクログ

    その世界に制限があればあるほど、情はストレートになっていくのだろう。そんな狭き世界に羨ましさを感じる自分の住む世界は恵まれ過ぎているのかもしれない。

    ノンフィクションかのような情報量の多さが心地よい。

    0
    2025年11月20日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    恋愛って人の数だけいろんな形がある。そもそも何を恋愛って呼ぶのかわからないぐらい複雑。
    居心地のいい場所がほしくて、がんばっても手に入らない辛さもあるし。居心地のいい関係を守りたいという思いもある。それぞれがしっかりした輪郭はないけど恋愛として形になっている。

    0
    2025年11月18日
  • 神去なあなあ夜話

    Posted by ブクログ

    前作で気になっていた主人公の勇気と直紀の恋愛は、予想通りの若く、可愛らしい結果で安心した。
    本編から時間が経ったので、世界観に入るのに少し時間がかかったが、神去文化が、古き良き時代、人との繋がり、温かさを感じる事が出来た。
    巌じいさんが犯人では、、、

    0
    2025年11月18日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    自分の仕事に誠実に責任感を持って取り組むこと。そんな大切だけど、忘れがちなことを思い出させてくれた。登場人物たちがみんなまっすぐで、他者への思いやりに溢れてて、すごくホッとする。

    0
    2025年11月17日
  • 黄金の丘で君と転げまわりたいのだ 進め マイワイン道!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    試飲や岡本先生の講義でワインを学ぶというもの。
    シャンパンとスパークリングワインの違いがわかったり、ブドウの品種について学べたりして面白かった。

    泡の違い、樽の違い、作り手の違い…ワインの奥深さを垣間見ました。

    0
    2025年11月15日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

    Posted by ブクログ

    登場人物のキャラや部署名から、絶対面白くなりそうだったが、そこまで跳ねなかったのと、BL部分はほとんど流してしまった

    0
    2025年11月13日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイリスト2人によるネイルアートの世界。
    ネイルの詳しくは知らないけれど、小さい爪の中にセンスが物言うアートがあるんだね。
    ネイルを綺麗にして貰って癒される気待ちが良いね。
    ネイリストの醍醐味とか色々学んだ一冊でした。

    0
    2025年11月13日
  • 『罪と罰』を読まない

    Posted by ブクログ

    読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。

    ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。

    この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。

    特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。

    テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち

    0
    2025年11月13日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    舟を編むで三浦さんを知り、期待値が高すぎた。
    それぞれの恋愛観。
    とても良いんだけど期待値が高かった分、少し物足りなく感じてしまった。
    三浦さんの他の作品も読みたい。

    0
    2025年11月11日
  • 光

    Posted by ブクログ

    思っていた以上に
    深海を漂うような闇深く苦しい物語でした
    無自覚に無関心…容赦なく自分へも刃が向けられます
    まいったなぁ

    0
    2025年11月08日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの著書はほぼ未読なのに、なぜか手に取った日記をまとめた作品です。著書を読んだことがないので作風も性別もわからないまま読み進めましたが、知らないひとの日記を覗き見ているようで逆におもしろかったです。

    BL漫画いくつか気になりました。日記もこれくらい自由に書いていいなら、私も書こうかな。。

    0
    2025年11月07日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    商店街のネイルサロンでワンオペで働く月島。ある日隣のテナントの居酒屋の店主の巻き爪が悪化したことから、自分とは違うネイルデザインをする大沢と働くことになる。

    表紙のデザインからわくわくするような装丁。ネイルサロンに行ったことがないので、巻き爪解消のための来店など初めて知ることばかり。
    殺人事件の犯人としてネイリストの愛人が挙げられるのは解せない。

    出てくるネイルデザインも、「あと一杯」のメニューも実写でも見てみたいからドラマ化してほしいな。
    月島と大沢のやりとりは微笑ましいけど、話が逸れることもあって、少しまどろっこしい部分もあったけど、ゆるい連ドラで観たいな。

    0
    2025年11月06日
  • まほろ駅前多田便利軒

    Posted by ブクログ

    「便利屋」に舞い込む様々な依頼に多田と居候を始めた同級生行天、双方ともバツイチコンビが作り出す平凡な会話が笑いと依頼者との信頼・人間関係を描く小説だ。子犬の世話、娼婦・チンピラのお節介、小学生・高校生の世話と擁護など、巻末では老夫婦の納屋の解体依頼からその老夫婦が自分の真の親だと名乗る青年に対して赤の他人が「真実を話すべきか否か」での葛藤から社会関係を上手く描いている。現実、生みの親と育ての親など病院での手違いからDNAで発見されることも多々あるらしいが、その後双方の家族への配慮無しに他人の土俵に土足で入り、新たな問題が起こるのは予想だにできない。

    0
    2025年11月05日
  • 木暮荘物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    坂田繭
    木暮荘二〇三号室の住人。花屋の店員。専門学校のデザイン科に通っていたときから、フラワーショップさえきと喫茶さえきの常連だった。アルバイトで雇ってもらい、卒業と同時に正式に採用された。

    伊藤晃夫
    繭の彼氏。代々木上原の小さな企画会社に勤めている。

    ジョン
    大家の飼い犬。

    瀬戸並木
    繭の三年前の彼氏。真っ黒に日焼けし無精髭を生やしている。繭と同じ専門学校の写真科。

    佐伯
    花屋「フラワーショップさえき」。

    マスター
    佐伯の夫。フラワーショップさえきの奥のスペースで喫茶店「喫茶さえき」をやっている。

    美容師さん
    三十歳くらいの女性。美容院の定休日に部屋に飾る花を買いに来るという勝手

    0
    2025年11月04日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    淡々としたお話の流れで、穏やかに読み進められました。
    日常すぎて少々、起伏に欠ける部分もありましたが、最近ネイルをやってなかったので、読み終わって自分でもジェルネイルを久しぶりにやってみました♩

    0
    2025年11月03日
  • 月魚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    BL、ブロマンス寄りの作品だと聞いて購入。
    確かに導入から「細い真志喜の首筋がうっすらと桜色に染まった」などおや?と思わせる描写がいくつか。

    古書を愛する2人の物語。2人は過去のある事件から共依存のような関係性になってしまった。過去に囚われる2人が長い年月をかけ、古書を通じて問題に向き合う。

    直接的な表現はないがずっと匂わせてくる感じが好き。真志喜の思いが強いのかと思ったら瀬名垣も「所有欲も愛着も、本当はものすごくあることを自覚している。いつまでだって撫でくりまわしてじっくり味わいたいし、だれにも渡すもんかと、いつもいつも思っているんだ」と。

    なにより解説のあさのあつこの「月魚によせて」

    0
    2025年11月01日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイリストが主人公の仕事奮闘ストーリー。ネイルが題材って珍しいし、装丁のネイルチップがきれいで興味をひかれた。ネイルサロンってオシャレな人多そうで自分には敷居高くてなかなか行けないな…と思っていたけど、読書を通してイメージが膨らんで、ネイルサロン行ってみたい!となった。

    0
    2025年10月31日
  • あの家に暮らす四人の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    牧田佐知
    刺繍作家。明け方まで刺繍に没頭してしまうことがある。三十七歳。

    牧田鶴代
    佐知の母。外で働いた経験はもちろん、自分で稼いだこともない「箱入り娘」のまま、七十近くになった女。

    谷山雪乃
    物静かなくせに毒舌なところがある。西新宿にある保険会社で働いている。生まれは新潟で、大学進学時から牧田家に転がりこんでくるまでのあいた、一人暮らしをしていた。三十七歳。佐知が人違いをして出会った。

    上野多恵美
    雪乃の会社の後輩で十歳年下。三年ぐらいまえ、雪乃のいる部署に配属された。手芸好きで、雪乃につきそわれて佐知の刺繍教室に見学に行き、生徒となる。

    山田一郎
    牧田家の離れにある守衛小屋に住んで

    0
    2025年10月31日