三浦しをんのレビュー一覧

  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辞書を買いたくなりました。
    最後に使ったのはたぶん中学生…。
    この話を読み終えた今、辞書との距離が近くなったような気持ちになる。

    とはいえ、他部署から移動してきた
    岸辺さんが、馬締さんに対して戸惑う気持ちは
    現状の自分と上司の関係性に似ている部分があった。
    そして、ちょっと希望をもてた。

    登場人物の中で、嫌な人がいなかった印象。
    それぞれが肯定されてる書き方よかったな。

    0
    2025年12月17日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おおくの短編集は、短編集の中からある一つの物語を選んでタイトルにするが、きみはポラリスにはそれをタイトルとする物語がなかった。不思議に思いながら読み進めたが、読み終わってみて、どの物語も主人公はたった一つの煌めく北斗七星(=ポラリス)のような相手に恋をしていたんだな、だから、全ての物語のテーマが「きみはポラリス」なんだな、と気づいた。
    実際、主人公たちはみんな憧れ、執着、興味によって恋心との境界線が分かっていなくて、わたしもそんなことあったな〜なんておもいながら読み進めました

    0
    2025年12月16日
  • 政と源

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々に三浦しをんを読んだ。読みやすくて面白いな~。とにかく元気な源さんと家族との関係に悩む政。二人の関係が良いな~。源の弟子の徹平に嫉妬したりして(笑)ちょっと挿し絵のデザインが微妙な感じだったけど、内容は良かった。

    0
    2025年12月15日
  • 桃色トワイライト(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    自分の趣味や食の話が多く、本当にこの方が『風が強く吹いている』や『舟を編む』を書かれた方と同一人物なんですか!!?とびっくりする。

    0
    2025年12月14日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    庶民的な商店街の一角でネイルサロンを営むネイリスト
    丁寧で正確な施術が得意で固定のお客様もついて日々忙しく過ごしていた月島美佐
    お隣の居酒屋の店主の巻き爪の処置をしたことでその店の常連の大沢星絵というネイリストとの縁が出来、月と星で雇うことに…

    大きな事件が起こるわけではないがネイリストの日常を垣間見られて面白かった

    0
    2025年12月13日
  • まほろ駅前多田便利軒

    Posted by ブクログ

    「まほろ」という街の、便利屋を営む主人公、そこに転がり込んだ昔の同級生。便利屋らしい細々とした仕事をしながら、魅力的な住人と出逢っていく。

    文体が読みやすく、かつ街の描写が具体的。どうやら東京の町田市がモデルのようだが、そんなことは少しもわからず。

    具体的な分、情景が頭に浮かんできて、その中で主人公たちが物語を紡いで行く。もしかしたら、映像化もしやすいのかもしれない。それが良いかどうかは別物だが。

    同級生の話、依頼人の話を絡めながら、自分自身の再生に向かうラストは秀逸。

    0
    2025年12月11日
  • 墨のゆらめき

    Posted by ブクログ

     心のゆらめき。

    揺らぎ。

    三浦しをんさんらしい柔らかい文章で素敵でした。

     久しぶりに木暮荘物語を読みたくなりました。

     

    0
    2025年12月10日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    読みやすかった。

    題材が興味深いし好き。辞書をじっくり眺めてみたくなった。

    どこかテレビドラマのあらすじ記事を読んでいるみたいで、今まで読んできた他の小説とはちょっと様相が違う感じがした。

    「ふんふん、そんで?」とずっと思いながら読み進める感じ。淡々としているといってもいいかもしれない。

    0
    2025年12月09日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    今は携帯で何もかもが調べれる時代

    辞書という物が誰がどうやって何を思って作られていたのかこの本を読むまで知らなかった。

    便利なこの時代でも本を通して知ることが出来ることがまだまだ沢山あるんだな

    0
    2025年12月08日
  • ぐるぐる♡博物館

    Posted by ブクログ

    相変わらずくすりとさせられるぼそっとしたひと言は健在だし、正直興味のない博物館の展示をきっちり楽しませつつ読ませてしまうのはさすが。何個か行きたい博物館もあったので収穫はあったということかな。

    0
    2025年12月08日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    全くネイルをしない人生だったけど、こんなに素敵な人がいるならちょっと行ってみたいなと思えるお話でした。

    0
    2025年12月08日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    読書再開したいと思い、‪You Tube‬の読書本でお勧めされてたので購入
    読み始めは、久しぶりの私には読みやすい
    面白くなりそうな予感がした

    読み始めて、直ぐの頃
    メンタルの調子を崩してしまい
    少しずつしか読めなくて、読み終わるのに2ヶ月かかってしまったけど
    本を読むことが続けられて、読み切ったのは
    小さな達成感になりました

    人気作品なので、調子が良くなったら
    また、読み直したい

    0
    2025年12月07日
  • 木暮荘物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ぱっと見、これはアパートの住人を巡る短篇連作、であります。

    ただ、本作、それにとどまりません。

    誤解を恐れずに言えば、性を巡るそれぞれのストーリーといっても良いと思います。

    70を過ぎて、どうしても(お金で買うのではない)セックスをしたい大家、イマ彼と元彼と両方に挟まれて心も揺れる20代OL。子どもが産めない体に生れつき、セックスをしまくる女子高生、それを恨めしそうに上から除くサラリーマン等々。

    どれもかなり際立った個性のキャラクターが、この小暮荘に縁あって集い、物語を紡いでいきます。

    ・・・
    これが単なるキワモノだらけの捧腹絶倒物語ならば、新味のないどぎついだけの物語であると思いま

    0
    2025年12月06日
  • 仏果を得ず

    Posted by ブクログ

    人形浄瑠璃・文楽。大夫と三味線は夫婦みたいなものと最初の方に読んでからこの物語は想像し易かった。人形遣いの人々に興味は湧いたが今回はあまり伺えず。個人的にはここまで深く文楽の芸が描けているのだから恋愛系ではなく、文楽にもっと深く悩む青年の様子がみたかったかもしれない。。

    0
    2025年12月06日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三浦しをんのだいぶ昔の書評。

    思えば植物好きとか、ネイルが趣味とかそういうので本書いてんだなあこの人は…と思ったりした
    あんまり知ってる本がなかったけど面白かったです

    0
    2025年12月05日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネイルサロン「月と星」を営む月島美佐。偶然知り合った大沢星絵を新しいネイリストとして雇うことにする。技術はまだ足りないところがあるものの、客とのコミュニケーションの取り方が上手い星絵に満足している。
    そんな2人が様々な客や周りの人達との触れ合い、ネイリストとしての成長を描く。
    ネイルの世界を描いた作品は初めてだけど、色々知ることができて面白かった。
    メインの2人のやり取りも良かった。

    0
    2025年12月05日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの作品に好きものが多かったので、満を持して読みました。

    自分の仕事も半年かけて何千人に関わるような仕事に携わっているので(十数年単位で編纂される方々と同じというのはおこがましいですが)、膨大な情報量を編み上げる感覚というものはよく分かります。

    同時並行で大量の情報を捌かなければならないので、脳みそが古くなったリチウムイオン電池みたくパンパンに膨れ上がるんですよね。

    というわけで、今回は楽しく読むというよりは分かる分かるという感覚で読んでしまいました。

    0
    2025年12月01日
  • 光

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    つれぇ。椿ちゃんが一番可哀想で辛い。
    作者の趣味を知ってるせいか、結局信之が一番人間的な感情で好きだったの輔じゃん、と思えてならなかった。
    椿ちゃんが居なければ、信之の罪が暴かれて逮捕されたら良いじゃないか、と言うところだが、椿ちゃんが居るので、せめて彼女が救われて成長できるまで信之が逃げ延びてくれたら良いなと思った。

    0
    2025年11月30日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    言葉の偉大さが分かる一冊。

    有名な本らしいが、恥ずかしながら私は知らずただあらすじを読んでおもしろそうと思って手に取った。
    色々忙しく、読み終わるのに時間がかかってしまったがやっと読み終わった。

    「言葉は、言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです。」 

    言葉は自由で偽りがない。何かを伝えるには言葉が必要。でも、その言葉をどう使うかによって、人によって伝わり方、表現も、変わってくる。数多くの言葉を当たり前ように使っていたけど、この本を読んでから言葉がどれだけ偉大でどれほどの意味があるのか知ることができて、楽しかった。

    海外に住んで、外国語を使ってる私からすると

    0
    2025年11月30日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    穂村弘さんの解説1行目の『「女子校もの」が好きだ。』私がこの本を手に取った理由はこれに尽きる。その中でも結構読みごたえがあって、好きだった。
    パンドラの箱に入っていたのだから、希望も災厄のひとつなのではないかと主人公は語る。そうかもしれない。でも彼女たちの未来が幸せであってほしいなぁ。そんな単純なことではないかもしれないけれど、願わずにはいられない。

    0
    2025年11月27日