三浦しをんのレビュー一覧
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橋本治「浄瑠璃を読もう」を読んだり、小川洋子さんのFMで番組で冥途の飛脚を取り上げていたので、人形浄瑠璃に興味を持った。
入門ガイドのつもりで手を出す。まほろ町シリーズのハードボイルドさは何処へやら、しをんさんはミーハーっぽく、キャーキャー楽しく文楽を語る。
義太夫を語る太夫、三味線を弾く三味線、人形を操る人形の三業から成ると説明があり、わけても登場人物の台詞、心情、背景を語る太夫が中心とのこと。観客も人形を鑑賞するだけじゃなく、太夫の語りや三味線の技に目が行ったりとのこと。成程ねえ。
ストーリーがトンデモだとか、勘平、お前それでいいのかとか、大星がキライだとか、普通のガイド本にあり得ない記 -
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面白いです。
三浦さんの作品の雰囲気の良さが、漫画になっても伝わってきます。
内容は、とっても愉快な木暮荘の住人達を描いたもの。
個々の話が少し現実離れしていて面白い。
現在付き合っていて同棲中の彼氏がいる花屋店員の女性の元へ、急にフラリと姿をなくしてしまったマイペースな元彼が戻ってくるところから話は始まります。三角関係のような場面を密かに天井上から覗く二階の男性住人。同じく一階に住む妊娠出来ない身体をもち、その気持ちを複雑に抱え男性にだらしなくなってしまう。
それぞれの日常が平行して進んでいく様は、特に何ってわけではないけれど、住人たちが色んな気持ちを抱えて毎日を生きている。
なんだか読 -
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三浦しをんの乙女なげやりを読みました。
三浦しをんが自分の趣味と妄想をテーマにだらだらと日常を書いたエッセイでした。
少女漫画やハリウッドスターなどに対するオタク趣味が奔放に描かれています。
書かれている内容は長女の普段の発言に似ているような気がするので、今度長女に読ませて感想を聞いてみよう。
この中で「本」に対する感じ方の話題が出ています。
三浦しをんの友人が初めてのデートで待ち合わせて「待たせた?」「本を読んでいたから大丈夫」というやりとりがありました。
ところが相手の読んでいた「本」が少年ジャンプだったのにとても大きな違和感を感じたというくだりです。
konnok的にはコミックの -
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ネタバレ生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ―思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ。
「BOOK」データベース より
電車の中で読んでしまい、盛大に噴出してしまい、ゴホゴホと咳をしてごまかしてみたが、面白すぎて顔の筋肉が緩むので中断するも、続きが読みたいのでマフラーの中に顔を埋めて読むしかなかった. -
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橋下くん!文楽、意外とスゴいかもよ。
知り合いから招待券をいただき、はじめて文楽鑑賞に行ってみることにしました。場所は大阪の国立文楽劇場・日にちは1月14日の11時開演です。お題は団子売とひらかな盛衰記・本朝二十四孝。題名からは何のことか想像もつきません。
文楽とは何なのか?人形劇とはどうちがうのかさえ知らないのでは、大阪市の橋下くんにも失礼だと思い手にしたのがこの本です。たまたま朝日新聞の書評欄にあったのと、作者が「風が強く吹いている」の三浦しをんさんだったので迷わず購入しました。
文楽の決まりや今回のお題目のあらすじもすこしはわかり、楽しい鑑賞ができそうです。
橋下くん!文楽、意外とスゴい