三浦しをんのレビュー一覧

  • 神去なあなあ日常

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    読んだことのある「舟を編む」とはまったく違う文体。とはいえ業界こそ違えど、ものすごくリサーチを重ねた上でこの物語が作られたことは共通していると思う。林業における課題、地方集落の高齢化/過疎化/閉鎖性、地域に根付いた伝統/信仰の文化といった主題と、村で過ごす登場人物たちの何気ない日常や喜怒哀楽を綴ったライトな部分とのバランスがよかった。

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    2026年04月05日
  • 木暮荘物語

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    木暮荘を中心として、いろいろな人々の性に関する短編小説だった。
    たまーに表現が直接的すぎて、見れないところがあったけど、これはこれで自分が性に対して非寛容なのかなとも思ってしまったり。。

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    2026年04月04日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキーの『罪と罰』を読まないで座談会をする、そして答え合わせ
    『罪と罰』を読んだことがある人にもない人にも面白いと思う

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    2026年04月04日
  • しんがりで寝ています

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    ネタバレ

    相変わらず面白い。吹き出してしまう箇所が随所にあった。でも初期のエッセイはこんなものではないくらい爆笑モノだったんだけどなあ。やはり人間誰しも歳と共に丸くなるものなのか(物理でも)。

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    2026年03月31日
  • ゆびさきに魔法

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    女性同士の仕事仲間って難しい場合もあるけど、こういう関係に憧れる。ネイリストも技術者。プロ意識と劣等感って神経すり減りそうだけど、良い後輩(仲間)を持つことって大切だよねーって思った。
    三浦しをんの優しいタッチで丁寧に描かれた働く自営業女性を元気にしてくれるあたたかい小説。

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    2026年03月31日
  • エレジーは流れない

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    待ち時間潰しのため、病院の売店で購入。西村光太郎など、おじさん系小説に追いやられている中からかろうじて発掘。
    物語のシチュエーション、て実際の自分とはかけ離れているからこそ、楽しいし、気楽に読める。私は温泉街に生まれ育ったのでもなければ、父親の存在はないけど、母親は2人いて、毎月第3週はもう1人の母親と過ごす、とか、ありえない境遇でもない。
    だけど、将来の夢とか、なりたいものとか、大人はなんで聞くんだよーと叫びたくなる高校2年生の主人公、怜くんの気持ちはなんだか身に覚えがある。怜くんの友だちも、脳が筋肉でできている心平や、全国の息子にしたい一位に輝くだろう藤島、、商店街の干物屋の親父に至るまで

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    2026年03月31日
  • 神去なあなあ日常

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    スラスラと展開が入ってきて、ノーストレスで読めました。
    スポ根感 x 登場人物間の信頼醸成、という三浦しをん さんらしい本だった。

    これぞ王道のThe小説って感じがする。

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    2026年03月31日
  • ゆびさきに魔法

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    自分の身なりをケアすることは自分を大切にするということで自己肯定感がアップし自信が持てることで自己効力感がアップするという。何もかもがめんどくさくなってセルフネグレクトに陥ると気持ちも沈むし、いいことなんか一つもない。そういう意味ではネイルアートは自分の気持ちをあげてくれる起爆剤になっていいのではと思った。
    ただ35歳くらい設定の美佐さんがだいぶ昭和よりの思想&言動でなんだかおかしかったwww
    あと居酒屋「もう一杯」のごはんが美味しそうだったな!

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    2026年03月29日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    色んな形と色んな味のしそうな恋愛短編集
    こういう恋愛モノならわりと好みかな
    恋とはこういうものですってパッケージされたものは刺さらないのよね、特性的に
    じゃあ人は何を持って恋愛だと定義できるんだろう?
    好きには色んな形があるのに、どうしてそれを恋と定義付けられるんだろう?
    アセクシャルの人の意見が聞きたいな

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    2026年03月28日
  • ゆびさきに魔法

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    三浦しをんのお仕事シリーズ。大好きな作家さん。読んだあと幸せな気分になれる作品が多いので、安心して読み進めることができるのも私好み。今回はネイリストが主人公。
    ネイルの世界の事情を穏やかに楽しく教えてくれる。私自身はネイルサロンを利用したこともないし、おしゃれとは縁遠い生活だけど、指先が綺麗なだけで、はなやいだ気持ちになるのは大いに理解できる。細かい施術や出てくる商品の役割など、頭に入れるのは無理そうと、読み飛ばす部分もあったけど、楽しみながら読み終えることができた。

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    2026年03月27日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    ネタバレ

    男性ってトイレの後に手を洗う人が少ないんだあと、軽く衝撃を受ける。え、いやだ、汚いじゃん。初っ端から下痢のお話で、本当に三浦さんはおもしろい方だとしみじみ。弟さんも相変わらず辛辣で、なんやかんやで姉弟仲が良くてうらやましい限りです。イカリちゃんのくだりから、子どもの言動は家庭の縮図だと肝に銘じておきまする。

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    2026年03月26日
  • あやつられ文楽鑑賞

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    ネタバレ

    文楽が人形浄瑠璃のことで、人形浄瑠璃は大きなお人形を操る芸能で語りは大夫さんがやると、まずはそこから。全く知識がなかったのですが、三浦さんの語りは分かりやすくてすらすらと頭に入ってきました。特に「仮名手本忠臣蔵」「女殺油地獄」の三浦さん風現代語訳はおもしろかった。最近、歌舞伎で忠臣蔵を観てなんのこっちゃと分からなかったので、先に読んでおけばよかった。ああ。其日庵と三好松洛への妄想入り混じった人物考察も好き。解説を大学の恩師が書かれていて、その内容もほほえましい。実際に文楽を観てみたくなりました。

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    2026年03月26日
  • 格闘する者に○

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    ネタバレ

    読みやすいなあ。キャラクターもピリッとした個性があって楽しいし、就活の様子もほほえましい。K談社に対する主人公の辛辣な物言いに、これ書いていいの?本当なの?で胸いっぱい。三浦さん自身、実際に就活していたわけだし、おもしろいけど笑っていいものか。タイトルもピリッとくるね。主人公の彼氏の書道家は70歳くらいのお爺ちゃんで、お約束のホモっぽい友人に、なんやかんやで姉想いの弟ときて、林業。三浦さんの他の作品を知ってるからか、にやっとする要素満載でした。出だしも下品。これ、おもしろいわ。

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    2026年03月26日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しをんさんのエッセイ全読破を目標に、wiki掲載のエッセイ作品は半分くらい読めたかなというところ。こう一気に読んでいると私はしをんさんのストーカーかなんかだろうかと思わなくもない。しをんさんが相変わらずヴィゴやバクチクに夢中。洋画やバンドに疎い私ですが短期間でヴィゴとバクチクの話を読めばさすがに覚えるというもの。弟くんとジロウくんの関係はいかに。深夜のドライブに毎日のようにするって男性同士ではいたってふつうなの?進展に期待してしまうのは私も腐回路が元気だからでしょう。腐るっておもしろいよね。

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    2026年03月26日
  • 夢のような幸福(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おむつにご縁がないのでパンパというキャラを初めて知りました。調べてみたらふつうにかわいい象さん。10年前のエッセイですし、画像が異様に少ないんですが最近は彼に活躍の場があまりないのかしら。その後パンパに彼女やいとこができたのかと気になります。あとは、生活スペースに古本が侵食しているかもしれない古本屋さんのお話が印象的でした。今回はちょっとした旅行記のようでしたね。相変わらず、しをんさんはアグレッシブで楽しいです。

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    2026年03月26日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ヒモの友達の話と同居の危機に瀕してる男どもの話、中国の水墨画家の話などなど、今回はおいしく頂けるお話が目白押し。いや、おもしろかった。風邪で休んでたのをいいことに一気に読んでしまった。いかん。拡声器でバトルするおばさんとおじいさんのくだりも、グッド。しをんさんの周りにはおもしろい人が集まりますね。しをんさんのオススメエッセイを教えてと言われたら(ないと思うけれど)、とりあえず『人生激場』を今のとこ薦めたいなと思います。おもしろい1冊でした。

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    2026年03月26日
  • しをんのしおり

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    ネタバレ

    タイトルも表紙のデザインもかわいくて好きだなーって思ってたら、まさかのあとがきで否定。作者の名前が入るのってそんなに変だろうか。だから次のエッセイのタイトルが『人生激場』なんだ。そうか。エッセイばっか続けて読んでいるものだから、どの話がどこに入ってたのか分かんなくなってきました。とりあえず生理痛の話はメモメモ。時々ひどいのがくるので、「イタクナーイ」だっけ?やる気のない名前の薬を探してみることにします。ここまで読んで、しをんさんって周りの人とのやり取りを大事にしてて好感持てます。毒も含めて素直。イイネ。

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    2026年03月26日
  • 月魚

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    ネタバレ

    本編から逸れますが。 最初は遺産目当てなのかとも思えた、美津子さんの亡夫に対する怖いぐらいの愛情に心臓つかまれました。本を収めた蔵を脳みそと例え、語る、美津子さんのくだりが好きです。 真志喜と太一の幼いときの全てが変わってしまった日も、真志喜の祖父の優しさが切ない。 序盤は淡々と進むことから性に合わないかと思っていましたが、中盤以降に一気に持っていかれました。きれいな作品。好きです。

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    2026年03月26日
  • まほろ駅前番外地

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    ネタバレ

    それぞれの人物の視点からの物語詰め合わせ。脇役たちのバックボーンが見えておもしろかったです。特に星は裏のボス的存在なのに、お母さん気質で苦労人なギャップがはかわいい!母親のことを「ママ」と呼ぶのは普段と落差ありすぎて、星に対する印象ががらりと変わりました。あと、岡夫人も夫や便利屋に対する感情が、かわいいんだなあ。おっさんや不良少年、夫婦と、しをんさんの描く人々には本当に癒されます。行天の暗い気持ち。明かされるときはくるんですかね?続きも文庫化したら読んでみます。

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    2026年03月24日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    天真爛漫な行天がかわいかったあ。多田との関係がさっぱりしてて、良かったです。正直、全然期待してなくて三浦さんが著者だからーと読み始めましたが、これは嬉しい誤算。バツイチのおっさんコンビがこんなにかわいく思えるなんて予想外も良いところでした。予言のばあちゃんも、夜に働く女性陣も、星たち密売人も良い味してる。地味にシンちゃんがお気に入りなので、出番があることを期待しつつ、次巻も読んでみます!

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    2026年03月24日