三浦しをんのレビュー一覧

  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの著書はほぼ未読なのに、なぜか手に取った日記をまとめた作品です。著書を読んだことがないので作風も性別もわからないまま読み進めましたが、知らないひとの日記を覗き見ているようで逆におもしろかったです。

    BL漫画いくつか気になりました。日記もこれくらい自由に書いていいなら、私も書こうかな。。

    0
    2025年11月07日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    商店街のネイルサロンでワンオペで働く月島。ある日隣のテナントの居酒屋の店主の巻き爪が悪化したことから、自分とは違うネイルデザインをする大沢と働くことになる。

    表紙のデザインからわくわくするような装丁。ネイルサロンに行ったことがないので、巻き爪解消のための来店など初めて知ることばかり。
    殺人事件の犯人としてネイリストの愛人が挙げられるのは解せない。

    出てくるネイルデザインも、「あと一杯」のメニューも実写でも見てみたいからドラマ化してほしいな。
    月島と大沢のやりとりは微笑ましいけど、話が逸れることもあって、少しまどろっこしい部分もあったけど、ゆるい連ドラで観たいな。

    0
    2025年11月06日
  • まほろ駅前多田便利軒

    Posted by ブクログ

    「便利屋」に舞い込む様々な依頼に多田と居候を始めた同級生行天、双方ともバツイチコンビが作り出す平凡な会話が笑いと依頼者との信頼・人間関係を描く小説だ。子犬の世話、娼婦・チンピラのお節介、小学生・高校生の世話と擁護など、巻末では老夫婦の納屋の解体依頼からその老夫婦が自分の真の親だと名乗る青年に対して赤の他人が「真実を話すべきか否か」での葛藤から社会関係を上手く描いている。現実、生みの親と育ての親など病院での手違いからDNAで発見されることも多々あるらしいが、その後双方の家族への配慮無しに他人の土俵に土足で入り、新たな問題が起こるのは予想だにできない。

    0
    2025年11月05日
  • 木暮荘物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    坂田繭
    木暮荘二〇三号室の住人。花屋の店員。専門学校のデザイン科に通っていたときから、フラワーショップさえきと喫茶さえきの常連だった。アルバイトで雇ってもらい、卒業と同時に正式に採用された。

    伊藤晃夫
    繭の彼氏。代々木上原の小さな企画会社に勤めている。

    ジョン
    大家の飼い犬。

    瀬戸並木
    繭の三年前の彼氏。真っ黒に日焼けし無精髭を生やしている。繭と同じ専門学校の写真科。

    佐伯
    花屋「フラワーショップさえき」。

    マスター
    佐伯の夫。フラワーショップさえきの奥のスペースで喫茶店「喫茶さえき」をやっている。

    美容師さん
    三十歳くらいの女性。美容院の定休日に部屋に飾る花を買いに来るという勝手

    0
    2025年11月04日
  • 月魚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    BL、ブロマンス寄りの作品だと聞いて購入。
    確かに導入から「細い真志喜の首筋がうっすらと桜色に染まった」などおや?と思わせる描写がいくつか。

    古書を愛する2人の物語。2人は過去のある事件から共依存のような関係性になってしまった。過去に囚われる2人が長い年月をかけ、古書を通じて問題に向き合う。

    直接的な表現はないがずっと匂わせてくる感じが好き。真志喜の思いが強いのかと思ったら瀬名垣も「所有欲も愛着も、本当はものすごくあることを自覚している。いつまでだって撫でくりまわしてじっくり味わいたいし、だれにも渡すもんかと、いつもいつも思っているんだ」と。

    なにより解説のあさのあつこの「月魚によせて」

    0
    2025年11月01日
  • あの家に暮らす四人の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    牧田佐知
    刺繍作家。明け方まで刺繍に没頭してしまうことがある。三十七歳。

    牧田鶴代
    佐知の母。外で働いた経験はもちろん、自分で稼いだこともない「箱入り娘」のまま、七十近くになった女。

    谷山雪乃
    物静かなくせに毒舌なところがある。西新宿にある保険会社で働いている。生まれは新潟で、大学進学時から牧田家に転がりこんでくるまでのあいた、一人暮らしをしていた。三十七歳。佐知が人違いをして出会った。

    上野多恵美
    雪乃の会社の後輩で十歳年下。三年ぐらいまえ、雪乃のいる部署に配属された。手芸好きで、雪乃につきそわれて佐知の刺繍教室に見学に行き、生徒となる。

    山田一郎
    牧田家の離れにある守衛小屋に住んで

    0
    2025年10月31日
  • のっけから失礼します

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの作品は「舟を編む」しか読んだことがなかったので、こんなにユーモアがある人とは思わなかった。オタク属性の人で親近感が湧いた。ご家族のエピソードが面白く、特にキウイのくだりが好きだ。

    0
    2025年10月30日
  • 仏果を得ず

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私、学生時代の最後の二年は大阪で過ごしていました。
    その当時気に入って通ったのが文楽。日本橋(にっぽんばし)まで電車で通い、国立文楽劇場でひと時を過ごす。結構通いました。

    今となっては、文楽が好きだったのか、文楽が好きな自分というイメージに酔っていたのかは分かりません。でも、そういう歴史にまみえることが出来る関西に居られたのは幸せな思い出の一つであります。

    梅田で電車を降りて曽根崎警察署を発見すれば、『すわ、曾根崎心中の曽根崎か』となり、大阪城を見れば、『やや、豊臣秀吉の築城ぞ』となる。

    もちろん、私の出身の東京はじめ、東日本にも史跡はあります。ただし、生活に息づく感は余りない気がしま

    0
    2025年10月28日
  • 木暮荘物語

    Posted by ブクログ

    性の香りがする短編集。彼ら、彼女らの望みは結実しない。ただ、未来はわからない。それを木暮荘はじっと見つめている。まとめると、こんな感じ。三浦しおんとしては、ちょっと異質な匂いのする本だった。

    0
    2025年10月27日
  • 神去なあなあ夜話

    Posted by ブクログ

    再読。(前回いつ読んだのか全く思い出せないけれど再読であることは間違い無し)神去村の情景描写がとてもきれいで勇気と一緒に居候している気持ちになった。続編が出たらいいな。

    0
    2025年10月26日
  • 好きになってしまいました。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    また三浦しをんのエッセイを読んでしまった。
    今回は章に分けられていて、読書の記録みたいなものもあってとても良かった。面白かったです

    0
    2025年10月26日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    11篇の恋愛短編小説。恋愛小説といっても爽やかな青春ものという訳ではなく、様々なバリエーションで構成されていた。特に「裏切らないこと」「森を歩く」「春太の毎日」が印象深く、書き出しが強烈だったり、ペット視点で語られたりと面白かったです。王道という感じはあまり無かったので、少しイメージとは違ったという感想です。

    0
    2025年10月25日
  • 神去なあなあ日常

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平野勇気
    生まれ育った横浜を離れ、神去村の神去地区に住む。国が助成金を出している「緑の雇用」制度に勝手に応募されて神去村へやって来る。ヨキの家に居候する。

    直紀
    祐子の妹。神去小学校の教師。バイクを颯爽と乗りこなす美女。

    ヨキ
    飯田与喜。勇気の居候先の。中村班のエース。ヨキは「斧」の意味。山仕事は天才的な才能。ものを教える才能はない。

    熊やん
    熊谷。勇気が高校三年時の担任。卒業式の後、勇気に就職歳を決めたと伝える。

    勇気の母
    血も涙もない鬼母。

    森林組合のおじさん
    猪鍋をごちそうしてくれた。

    山太
    清一の息子。

    中村清一
    中村林業株式会社社長。三十代半ば。おやかたさん。千二百ヘク

    0
    2025年10月24日
  • エレジーは流れない

    Posted by ブクログ

    舞台は海と山に囲まれ、少々鄙びた感のある温泉街の餅湯町だ。
    主人公の穂積怜は高校2年生で、温泉まんじゅうなどのみやげ物を商う母親の寿絵との二人で暮らしている。
    しかし不思議なことに、月に一度のペースでもう一人の母親となる光岡伊都子と1週間過ごすことが慣例となっていた。
    伊都子は東京で手広く事業を展開している実業家なのだが、怜と過ごすたために餅湯町にある豪邸にやって来るのだ。
    二人の母親を持つ怜は、父親は誰なのかと時々気になるのだが、両母親に尋ねることはしない。

    怜には仲の良い友人が4人いて、ドタバタの交友録が綴られている。
    5人の高校生の付き合いのやり取りが、三浦しをん女史特有の作風で綴られ

    0
    2025年10月23日
  • あの家に暮らす四人の女

    Posted by ブクログ

    なんかドラマにも出来そうな日常のほほん系。
    杉並区、善福寺川近くの古い洋館に住む女四人。
    Googleマップで調べたらロケーションが最高で、こういう所に住めるのいいなぁ~と思った。
    登場人物それぞれの個性も分かりやすかった。

    語り手のネタばらしは知ってて読んだけど、なんでカラスにしたんだろうな(^-^;
    途中、解説のように話し出すカラス、なかなか珍妙だった。河童のくだりが面白かったけど、最後にもうひと活躍するのは意外だった。

    0
    2025年10月17日
  • 神去なあなあ日常

    Posted by ブクログ

    山村を舞台に高卒男子の一年間を描いた青春小説。
    横浜の高校を卒業した男子が、意図せず三重の山奥で林業に従事することに・・・

    小さな山村での素朴な田舎暮らしと、イロハも分からない山仕事。未知の世界に飛び込んで迷い戸惑い、時には逃避しながらも、大小のイベントを通して主人公が少しずつ村の人や暮らしに馴染んでいく様子を淡々と紡いでいます。

    四季折々の山林の風景、伝統風習とも一体となった昔ながらの林業の様子など、日本の原風景の一つであろうものがよく描写されていて、全編がどこか懐かしく感じられる空気で包まれている印象でした。

    作中で展開されるいくつかのイベントも、どこかしらのどかで落ち着いていて、作

    0
    2025年10月14日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
    という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)

    いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好

    0
    2025年10月09日
  • 仏果を得ず

    Posted by ブクログ

    知人に誘われて文楽を初めて観劇し、その後、さらに理解を深めたくこの書を選んだ。
    文楽入門の書としてはとても分かりやすく取っ付きやすかった。
    が、全くの素人では、演目の内容にも絡めてのストーリー展開の為に理解しにくいかもしれない。

    文楽感鑑賞も、この書も、文楽についての事前予習が必須です。

    0
    2025年10月07日
  • まほろ駅前多田便利軒

    Posted by ブクログ

    作者は名前の付かない関係性の描写に卓越しているなあ、と思った。
    活字を読んでいるだけなのに、町の様子や、便利軒の事務所の様子、多田と行天の人となりが匂いとそれぞれの温度を持って感じられ、目の前でドラマが展開されているかのような気持ちになった。
    個性豊かな客も含め、登場人物全員が小説を飛び越えて生きているかのように感じられた。
    登場人物が多くて、名前だけではどこで出てきたどんな人物だったか思い出せないことがあった。

    0
    2025年10月07日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    様々な形の短編恋愛小説集。
    もっと長く読みたい!!続きが気になる!って話もあれば、難しい、こんな事を考え行動する人間もいるのだろうか?共感ができないなーと思うものもあり、その種類の違う、考えることも違っている話を1人の人間、三浦しをんが描いてるのは凄い。
    存在するかもしれない世界を垣間見てる感じは楽しい。短編小説のいいところ。

    0
    2025年10月04日