三浦しをんのレビュー一覧

  • エレジーは流れない

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    ネタバレ

    重たくなくて楽しい話が読みたいなーと思ってる時に本屋で推されてて購入。

    なんとなく話に起伏が足りない感じがして物足りなかった。
    話の軸としては
    ・高校生の日常、悩み(なりたいものがわからない、急に絵を始めたやつが上手くなることに対する嫉妬)
    ・主人公の怜の家庭環境の話
    ・縄文土器事件を仲間と解決する
    という感じ。
    家庭環境のところは「2人のお母さんはどういう関係なんだろう」とか「急に現れたお父さんらしき人はどういう目的でやって来たんだろう」とか興味が惹かれる展開だったけど、それ以外の部分は共感とか盛り上がりに欠ける感じだった。特に前半は大した出来事も起こらないので単調に感じてしまった。

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    2025年09月29日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻でもそうでしたが、やはり実験のシーンで時間がかかってしまいました。

    実験から離れると読むのが楽しくなり、藤丸君が登場するとサクサク進むって感じでした。

    登場人物はとても良くて、同じものを好きな仲間っていいな〜て思えます。

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    2025年09月28日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    一人一人にフォーカスが当ててあって面白い。
    長距離にとっての1番の褒め言葉はなにか。
    「速いじゃなくて強い」
    よく言葉では聞いたことがあったけど、言っている意味がよくわかった。強い選手になりたい。

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    2025年09月27日
  • エレジーは流れない

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    餅湯温泉の土産物屋を実家とする高校生、怜の視点で物語が進む。
    将来の夢や希望もなくただ穏やかな生活を望む怜には2人の母親がいる。出生の秘密を知らない不安や将来への焦りを感じつつも日々が過ぎていく。型破りな友達が事件に巻き込まれるのを助けたり助けなかったり。逆に彼らに守られたりしながら怜は自分の現在と将来に向き合っていく。
    怜の友達が揃いに揃って個性的で好きにならずにはいられない。三浦さんが書く青春小説はスピード感があってみずみずしい。

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    2025年09月27日
  • 墨のゆらめき

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    お人好しで真面目なホテルマンと奔放でガサツな書家。書よりもこの2人の笑えて時に不器用な友情物語という印象でした。互いに心地よく自分本位でいられる、これ大人の友情の形として理想的かも!代筆屋バディものとして2人のその後の話も読んでみたい。

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    2025年09月25日
  • お友だちからお願いします

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    1話1話が短めで読み口も軽く、するすると読めてしまった!三浦しをんさんのエッセイ初めて読んだけど、どことなく親近感を覚えるお人柄だなぁ笑

    「そうなんですね」という相槌に違和感を覚えるという話、つい先日別の方も同様のことを言っていたので「おぉ、おんなじこと言ってる!」と思った。同居人ともこの話題について話してみたけど、その言葉を使う時は本心では「その話題に興味ないな」や「話をさっさと終わらせたいな」と思っている気がするから、無意識のうちにそれが滲み出ているのかも、と言っていて、なるほどなぁと思うなどした。

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    2025年09月24日
  • ののはな通信

    匿名

    購入済み

    女子高生から40代になるまでの手紙とメールのやり取り。手紙のやり取りだけで彼女らに起こったことや心のありようがわかる。10代のいっときの愛をここまで大事にしてきた2人はとてもカッコいい。

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    2025年09月24日
  • 墨のゆらめき

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    書や、書いている姿の描写が素敵だった。
    中編だからか、三浦氏の他の本に比べると
    人物描写があっさり目な気がした。
    それにしても、書を習いたい。

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    2025年09月21日
  • 神去なあなあ日常

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     衰退産業と言われる林業に半ば騙されて従事することとなった若者の成長物語。神去村のゆったりとした雰囲気と、まったく知らない林業の世界をほんわかしたエピソードと共に楽しめる。勇気のように上手くいくケースは珍しいだろうが、読者が林業で生計を立てる山奥の村暮らしに憧れを抱くような魅力的な筆致はさすが。こんなに都合良くいくことばかりでもないだろうが、確かな取材に裏打ちされた描写のおかげで程良い塩梅に仕上がっている。林業に携わる人も花粉症には敵わないなんて大変すぎる。

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    2025年09月21日
  • 神去なあなあ日常

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    林業の詳しい描写の部分は、ちょっと読むのしんどかったけど、登場するキャラクターが良くて楽しく読めた。特に繁ばあちゃんが可愛かった。

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    2025年09月19日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻の初めは藤丸君のキャラにニンマリしながら読んでいたが、途中から研究にスポットがあたりだすと素人には解らないことと研究というシンプルな作業の繰り返しにちょっと飽きてしまい読むスピードがかなり落ちてしまった。日本植物学会賞特別賞を受賞されてるのは快挙だと思いますがかなりコアな題材なので植物に興味がない人にはちょっとお薦めできません...

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    2025年09月17日
  • あの家に暮らす四人の女

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    突然カラスやら死んだ父親の霊やら出てきてファンタジーチックになって、え、そうくるの?ってなってしまった

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    2025年09月15日
  • 木暮荘物語

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    東京の各停駅最寄りの古びたアパート、そこの大家さんや住人や、その人たちと関わる人たちの連作集。
    話は少しファンタジーのような、あり得なさそうな設定ではありますが、でもそれぞれの話がさわやかな印象を残して、さすがに達者なストーリーテリングです。読み終わって良い気持ちになりました。

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    2025年09月14日
  • 月魚

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    古本屋の主人とその幼なじみのような友人を取り巻く人達の話だった。
    古本屋?と思ってこれは読もうと思った一冊。
    クールな主人公とどちらかといえば熱くなる友人のやり取りが面白い。
    展開は淡々として読み終わったあと少しだけ拍子抜けた感じがした。

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    2025年09月13日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    とある大学教授の男性によって揺さぶられる部下、家族、不倫相手達が、各々の愛の空虚さに惑い、それでも何かを守ろうと争う連作集。

    平たく言ってしまうと不倫ものであり、おまけに主人公達は基本「不貞によって傷付く側」なので、じわりじわりと辛い読書だった…
    ラストではほとんどの人々が自らの感情になんらかの折り合いをつけ、世間一般の『愛』とは違っても、せめて『繋がりあう』ことを望んでいく
    その答えになぜ辿り着けたのか、すぐに納得できた話もあれば、よく分からなかった話もあった
    この『よく分からない』というモヤモヤ感こそが、愛というものの複雑さそのもの…なのかもしれない

    誰も彼もが、うっすらと不幸。そんな

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    2025年09月12日
  • ロマンス小説の七日間

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    ネタバレ

    遠山あかり
    海外ロマンス小説の翻訳を生業とする。

    矢野神名
    あかりのボーイフレンド。半同棲中。会社を辞めた。

    大迫
    居酒屋『たんぽぽの汁』のマスター。

    まさみ

    遠山
    あかりの父。配管屋。

    佐藤隆文
    北星社コロンバイン・ロマンス編集局。

    百合
    あかりの幼なじみ。勤め先の製菓会社が休みのときだけ駄菓子屋の店番をする。

    小山良太
    リョウタ。

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    アリエノール

    マリエ

    ウォリック

    シャンドス

    ローディーヌ

    フィリップ

    ハロルド

    ピーター

    キャスリーン

    ロイ

    ハロルド・パーシー

    ヴィンス

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    2025年09月09日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1つの短編小説があり、その中でも「春太の毎日」がイチオシ。この話もそうだけど、物語の途中から「あ~!こういうことか!!」とわかって、どれも読むのが楽しかった。話の幅もあるし、「永遠に(略)」の寺島くんと岡田くんの関係性が好き。

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    2025年09月05日
  • 神去なあなあ夜話

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    村の人々がみんな良い人たちで、心が温まる物語だった。
    全体を通して「愛」がテーマになっていると感じた。

    主人公の勇気は、神去村の人々との関わりを通じて、誰かを大切に想うとはどういうことなのかを学んでいく。
    文章はとても読みやすくテンポも軽やかな作品だった。

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    2025年09月04日
  • 女子漂流

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    同じくカトリックの女子校出身のため、共感出来る部分が多々あった。しかし三浦さん!!かわいそう。なんとかしてあげたいと思ってしまった。

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    2025年09月03日