三浦しをんのレビュー一覧

  • しをんのしおり

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    三浦しをんさんの小説が好きです。
    文庫化された小説は完読したので、エッセイにも手をのばしました。

    大笑いしました。
    失礼ながら、女性にこんな面白いエッセイが書けるとは…

    このお笑いセンス、個人的には、漫画家の高橋留美子に匹敵するかと。

    小説ではコメディタッチのものもありつつ、シリアスなものもある しをんさん。
    やはり、このエッセイは小説とギャップを感じますが、
    そこもいい感じです。

    他のエッセイも読んでみようと思います。

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    2020年04月23日
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

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    様々な職業についている人へ作家の三浦さんがインタビュー。三浦さんのインタビューによって、仕事の面白さだけでなく、その方の人柄・魅力が加わって非常に興味深い。

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    2020年04月13日
  • お友だちからお願いします

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    『「お友だちからお願いします」と、言ったことも言われたこともない。友だちってのは、気づいたらなっているものだ』、から始まるこの作品。まあ、そうかもしれません。似たような言葉に『お友だちでお願いします』というものがありますが、『から』と『で』では、そこから始まる未来が物凄く違います。日本語とはなんとも面白いものです。

    ということで取り敢えず素直に『こちらこそ、よろしくお願いします』と答えて読みはじめることにしましょう。これは、三浦さんのエッセイ集です!三浦さんのエッセイというと、ぐるぐるだったり、悶絶したりとテンション上がりまくりの読書たーいむが浮かびますが、この作品はちょっと違うようです。『

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    2020年04月13日
  • ロマンス小説の七日間

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    吹替か字幕か、洋画を見る時にどちらを選ぶかは意見の分かれるところでしょう。私は断然、字幕です。というのは、以前、ある映画を字幕で見ていた時でした。あるシーンで『何、飲む?』と聞かれた子供は気取った表情で『サイダー!』と元気に答えました。その瞬間私には強烈な違和感が襲ってきました。何故なら、私の耳には、『7Up, please!』と聞こえたからです。同じことを意味しているはずなのに、目の前に見えているものと耳に聞こえてくるものが違うという妙な気持ち悪さ。急に目と耳に集中力が増しました。そして、続きを見ていると、えっ?という感じで、どうしてそれがその字幕になるの?というシーンが続出してとても驚きま

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    2020年04月01日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    2007年の日記。

    おもしろーい。
    すなおー。
    時々、ぶっと吹いてします。
    めんどくさーい、と言いながら、また書いてくれないかなぁ。

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    2020年02月28日
  • 政と源

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    ネタバレ

    面白かったです。
    御年73歳、合わせて146歳の老人、政と源コンビ。
    肩が凝らず、楽しく読めました。

    特にいいなと思ったのは別居している妻になんとか結婚式のお願いをしようとする、政の手紙です。

    自分が幸せになってほしいと思う人はとても少ない、しかし、その中の一人が君であることは、自分の幸せだ、と。

    稚拙な表現になってしまいますが、とても素敵な手紙だと思います。

    奥さんとの別居は解消されず、よりが戻ることはありませんでしたが、爽快なエンディングでした。

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    2020年02月15日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    大人になる前の未完成な、カトリックの女子校に通う3人の少女のお話。
    大人によって傷つけられ、そしてそれが性に関することであることが3人の共通点であると思った。
    自身の葛藤を他人に打ち明けることができず、1人で悩む少女たちはそれを乗り越えて大人に成長していくのだろう。

    私は淑子の気持ちが痛いほど分かってしまう。
    自分は誰かの1番、特別にはなれなくて、でも好きな人の特別になりたくてすべてを投げ出してもいいと思う。
    だがそう思っているのは私だけで、先生は違う。
    自分とか立場とかの方が大切でどれほど願ってもあの人の1番に今の私はなれない。
    私じゃなくてもいいのではないかと思うから、いつか来るであろう

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    2020年01月30日
  • 政と源

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    ネタバレ

    この年で深く付き合える友達がいるって幸せなことだと思う。正反対の2人のやり取りが楽しかった。友達をずっと大切にしようと改めて思った。
    源さんの弟子の徹平くんも欠かせない登場人物でした!
    源さんと亡くなった奥さんとの出会いから結婚するまでの流れの話の部分が好きな部分でした。

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    2019年12月31日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    大好き、三浦しをんのエッセイ集。
    おそらく年齢的に近い処にいるんだろうと思うんだけど、なんというかすっとこどっこい感がたまらなく面白い。

    小説は綿密に構成しているだろうに、エッセイは思ったままを書いている(風)で、このギャップがまたたまらん。

    サクッと読めてオススメ。

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    2019年12月07日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    もっと書かれてすぐの時期に読んでしたら良かった。
    後悔後悔。
    テンポが、良くて、内容がそれなりにわかるネタが多くて、楽しめました。
    あー、お風呂そんなマメに入らなくてもいいのか、などと考えたら悪影響を疑うわ。
    とりあえずおもしろかった。

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    2019年11月11日
  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

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    原先生の豊富な知識を
    三浦先生が どんどん引き出してくれて
    とっつきにくい話でも なかなか面白く仕上がってます
    出来たら最後に 令和になってからの
    対談が入っていたら よかったのにな と残念
    今なら もっと明るい話にも
    なった気がします

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    2019年11月11日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    三浦しをんのインターネット日記をまとめた一冊。ものすごいヲタクで人生を楽しんでいる独身女性の生活が赤裸々に綴られている一方で、夢の話や作家としての在り方の話など、時折見せる小説家としての顔に驚かされた。また、人の日記を読むなんで本来間延びしてつまらないだろうに、三浦しをんの筆致は読む手を止めさせない。圧倒的に文章を書くのがうまい。面白いし、うまいというバランスの良さに舌を巻いた。自分もこのくらい趣味に没頭してみたいと思った。

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    2019年10月11日
  • 政と源

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    こんな幼馴染がいたらどんなに毎日が楽しいだろうか。
    破天荒で髪の色がカラフルな源と、真面目一筋で堅物過ぎて家族に見放された政。
    真逆の性格の2人が、お互いを補いながら、信頼しあったり、じゃれあったりしてる。
    そこに、若者が絡む事で、いろんな事件が起こりますます2人の絆が深まっていく。
    とても楽しい物語だった。
    久しぶりに幼馴染にあいたくなる、

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    2019年08月18日
  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

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    ネタバレ

    三浦しをんの新作ってことで借りる。対談相手の方は初めて知ったけど。皇室のことって興味なかったから初めて知ることが多かったけど、なかなか面白かった。昭和と平成で違うとか、天皇夫婦が訪問しないとこがあるとか、女系がなぜダメなのかとか。あの震災の時、精神の人の見張り番に立たされたことを私は忘れない。これも天皇達より周りの人の意見なんだろう。忖度か。三浦しをんの意見は新鮮だったし、やっぱ皇室だって時代に合わせて変わらなきゃなんだろう。離婚したら皇室に戻れるかとか、仕事してた方がいいとか、未婚ではいられないとか。本当気の毒だよなー。そういう気づきを得たという意味で星4つ。

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    2019年08月12日
  • お友だちからお願いします

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    惚れた腫れたも見たかねぇなぁ、、、謎解きで頭使いたくもねぇなぁ、、、、現実もしんどいなぁ、、
    というもうだめだめで腐りそうなときに読んだのです。
    色々もやもやすることも、この本を読んでいる間は考えずにニヤニヤしたりぷすぷす笑ったり出来た。
    思ったことは三浦しをんさんのエッセイではいつもこんな感じになってる気がする。
    今回のエッセイはひとつひとつが短めなので空いた時間にすすっと読める。旅先についてや電車内での話、食に関する話やら多岐に渡るものの余所行きのしをんさんらしく、いつものエッセイよりは堅め?真面目?な感じ。
    それでもぷすぷす笑ってしまうので、やっぱり大好きなだなぁと思う。

    ひとつ笑えね

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    2019年07月30日
  • 泥酔懺悔

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     12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで記憶がなくなる。覚えていない泥酔時間、角田さんはどうなっているのか?w。③大道珠貴さん、女のひとのグラスについた口紅を指二本で拭うしぐさ、あれ。あの指をあとどこへなすりつけるんだろう、すごうく、気になる。
     12人の女性作家の酒にまつわるエッセイ集。「泥酔懺悔」、2012.11刊行、2016.9文庫

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    2023年08月10日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    取り付きにくい古典を身近にしてくれる訳者の方に感謝。
    曽根崎心中、女殺油地獄、菅原伝授手習鑑、義経千本桜はストーリーも非常に面白い。

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    2019年05月19日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    三浦しをんさんのエッセイ。
    三浦さんの小説は暗いものもある。
    そんな三浦さんのイメージで読むと、別人の様。
    毒も吐き、愛も吐き、ぐうたらしたりもする。
    肩の力はとりあえず抜いて読めるよ~。と薦めたい。

    初めて三浦さんのエッセイを読んだ。
    面白いと知人に紹介してもらって、自分が好きなタイトルのものを選んだ。
    “乙女”は私のときめく言葉だ。
    それに“なげやり”という何だか勢いのあるワードがついていて好みだなと思った。
    内容も最近私がたまたま読んだり触れたものが出てきて、そういう偶然(本を読んでいると時々起こるやつ)に更に楽しく読むことができた。
    また他のエッセイも読みたい。
    あくまでマイペースな

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    2019年05月16日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    2018/07/01

    あー面白かった。表紙は中村明日美子御台!解説はジェーンスー!!
    私の好きなものばかりで最高すぎる。
    内容も勿論面白い。日記なんだけど普通の日記とはまた違う。エッセイとも違う。一方的に三浦さんが書いているようで見ている側も参加出来る。なにこれ。
    ブフォ!と笑ったりも出来る。三浦しをんさん好きだわ…

    ヤマシタトモコの名前が出た時は、ぴゃーとなったな。
    好きなものの中に好きなものが入っているなんて贅沢すぎたよ

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    2019年04月17日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    文庫で再読。章ごとにどういった経緯でこの連載が決まりどういったテーマで走り出したのかが明示されているのが面白い。

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    2019年04月15日