三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何故かモテる大学教授を好きな女性たちの連作短編集
以下、公式のあらすじ
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私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。
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収録は以下6編
結晶
残骸
予言
水葬
冷血
家路
古代王朝の研 -
Posted by ブクログ
ネタバレいや~、「ページをめくる手がとまらない」という意味では、これまた面白かったです。
閉鎖的で、なんだか伝統や土着の風習や信仰に囚われたままの島、「あれ」がでたという噂、「持念兄弟」って何よ、悟史が見てしまう「不思議」とは、いや、わりと早い段階で「あれ」が姿現したな、と思ったら、悪戯か?!、荒太と犬丸は限りなく怪しいやろ、と、どんどんどんどん疑問が湧いてくるので読む手が止まりませんでした。ホラーのような、ミステリーのような、ひと夏の冒険という感じのような・・・この小説を一言で表すのは難しいです。
三浦しをんさんって、読む本読む本で全く違う顔を見せてくれる作家さんだと思いました。共感してくださる人 -
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Posted by ブクログ
よかった!まほろ駅前シリーズの初の長編という触れ込みだったけど、なんやかんなで1番楽しかった。自分が愛してもらったことがないから子供に対して何をするかわからない、だから子供が嫌いという言い分な時点で行天は優しいし、それを見抜いている多田との関係性よかった。お互いにお互いへの後ろめたさと、誰かに軽々しく口にできない過去があって、似たもの同士ではあるけど、全然似てなくて。それでもお互いがいない日常ってどうしてたかな、と思うのがもう上質なブロマンスだよね。行天が出ていっちゃったときに、もしかしたらこのまま分かれてしまうかと思ったけど、ちゃんと戻ってきてくれてよかった。いい話だったな。でもやっぱりわた
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Posted by ブクログ
文章には人柄が出るということがわかった。それぞれの作者(何人かの本は読んだことがあるけど)の素性は一切わからないけど、質問に答えていく回答文自体が自己紹介をしているようだった。
そして、私が普段よく思っていることが、忠実に言語化されていて勝手に爽快な自分を味わった。
個人的には、「人と人とが関係を結ぶときは、もしかしたら美点によってかもしれない。けれどその関係を深めていくのは、美点ではなく欠点なのではなかろうか。また、私たちが人間くささを感じるのは、どういうわけだか美点ではなく欠点である。」
「私は今現在『早めに終わらせ、夏休み最後まで何度も見直す派』なのだが、もちろんそんなことは言わな -
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・茅野(ちの)市尖石(とがりいし)縄文考古館
・国立科学博物館
・龍谷ミュージアム
・奇石博物館
・大牟田(おおむた)市石炭産業科学館
・雲仙岳災害記念館
・石ノ森萬画館
・風俗資料館
・めがねミュージアム
・ボタンの博物館
寄り道
・熱海秘宝館
・日本製紙石巻工場
・岩野市兵衛さん(越前和紙の紙漉き名人)
博物館や美術館は好きだ。
でも、観光に行った先でそこに行くことはほとんどないので、実はあまり行けてはいない。
この本に出てくる博物館で行ったのは、国立科学博物館だけだ。
だからこんな本を読んでしまうと、知的好奇心がうずうずしてしまう。
特に『雲仙岳災害記念館』は、噴火直後に家族が