三浦しをんのレビュー一覧

  • お友だちからお願いします

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    笑いました。
    三浦しをんさんのエッセイにハマり気味。
    作家はこんな風に考えているのかとか、言葉をこんな風に捉えるのかと思える部分と、口が悪いけど語りが上手い(笑)という部分の合わせ技で攻められます。
    「今年の干支」の出てくる節があり、今、この本と出会えて読めたことがラッキーだと感じました。

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    2023年11月04日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    誰かと旅に出ると、非日常の中で会話が弾んだり思っても見ない事が言えたりもするのかなぁと思いながら読み進めた。
    九州に住んでいると、あの列車に乗って眺める風景は、遠い昔に通学や通勤で乗っていた列車から眺めるそれとは違うものなのか確かめたい気もする。

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    2023年11月04日
  • 格闘する者に○

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    三浦しをんの処女作にして、その後の活躍を予感させる傑作青春小説である。いきなり結婚の条件として象を選ぶ王女の話が出てきて何事かと思うが、主人公・藤崎可南子の就職試験の○○だったというオチが途中で明かされる。ついでながら、その時に本作の題名の謎も明かされる。というように事実と妄想が入り交じり、崩壊寸前の家庭も男女差別も笑い飛ばす主人公の生き様が爽快である。落ち込んだ時に読むと気分が揚がること請け合いだ。

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    2023年10月27日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車にまつわる短編集。
    寝台列車の紹介も少し含みつつ、その実、内容的には旅とそれぞれの人生が描かれている。
    なので風光明媚な描写とかではなく、結構な確率で同行人が予定の人と違ってたり伴侶がお亡くなりになってたりしている(ご時世もあってかある事情で乗車すらしてないのもある)。
    三浦しをんさん目当てだったけど、色々な方の寄稿が読めてよかった。

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    2023年10月21日
  • あの家に暮らす四人の女

    匿名

    購入済み

    よくありそうな日常だけど、女4人(母&友達)で暮らすのって実際には聞いた事がない。
    きっと難しいだろうな。
    性格が違う4人だけど、根っこの所は似た所があるから居心地よく暮らせてるのだと感じました。
    ずっと一緒にいても居心地が良い女友達ていいな。

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    2023年10月20日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    主人公の幸世が務める会社の社史を制作するにあたり、集められた個性的なメンバーによる奮闘劇。幸世が腐女子でコミケにサークル参加する事を、生きる糧にしてる所にとても共感した。自分もかつては幸世のようだったからだ。コミケへの準備やコミケ当日の模様など、瞼の裏に焼き付けられた光景が目に浮かびました(笑) ドタバタながらも会社の裏事情へのミステリアスな部分が読みたさを掻き立てられた。幸世と彼氏の距離感は個人的には理想だと羨望しました。読みやすく面白さもあり、納得できる終わり方でとても親しみやすい1冊。

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    2023年10月09日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    星間商事の社史編纂室のメンバーそれぞれのキャラクターがまず好き。

    何故か多くを語って貰えない高度成長期の穴と呼ばれる期間の裏側の社史を暴いていくっていう、ミステリー?要素あり、BLが好きな腐女子の話ありと、なかなか未知の世界だったけど、クスッと笑えるところも多くて面白かった。

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    2023年10月01日
  • 愛なき世界(下)

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    植物学の研究室をテーマにした。軽やかかつ、のどかな話。
    星空を見上げたり、大海原を見たりすると、宇宙や世界の壮大さを実感する。ただ、小指よりも小さいような植物の葉っぱ一つ一つにも、この世の神秘が詰まっている。
    知りたいと思う気持ちを大切にしていきたいなと思った。

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    2023年09月30日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    前2作を踏まえてのお楽しみ要素満点。
    ページを開いてみて長編になっていることにまずわくわくした。今までの登場人物たちが思い思いに動いていて、それぞれ自分勝手に生きている感じがした。

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    2023年09月20日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    1作目から読んでいたのでバス停の時刻表にうるさい爺さんとか生意気な小学生とかヤクザとかメインの登場人物たちがキチンと出ていて感慨深い。
    行天のキャラが一貫してブレていないのが良い。

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    2023年09月18日
  • まほろ駅前番外地

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    前作をベースに登場人物たちを深堀りしていくのが面白い。
    一方、新たな出会い、亜沙子さんとの今後も気になる。

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    2023年09月16日
  • お友だちからお願いします

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    面白かった!
    かなわんブギと果敢な国際交流が特に好き。しをんさんとご両親とのやり取りも、端から見たら面白すぎる。三浦しおんさんのエッセイ、もっと読みたい。

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    2023年09月15日
  • 白いへび眠る島

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    ファンタジーな出来事が起こりながらも、集落の様子、そこで暮らす人々の様子を楽しむことができる作品でした。皆それぞれの場所で元気に暮らして欲しいですね。

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    2023年09月09日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    多田も行天もなんというか色々変わったよなあ。笑ったし泣いた。傷を負った人々の再生の物語だって人は言うと思うけど、俺は多田と行天の信頼と友情の物語として捉えようと思う。ラストにまた指が飛ぶのはちょっと微妙だと思うけども、めちゃくちゃ面白かった。終わっちゃうのが惜しいし、永遠に続きが読みたい。ただベトナムへ行く直前に読み終わって1週間経ってこれ書いてるから細かいところ覚えてないw

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    2023年09月08日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    私のなかでは『舟を編む』の著者さんであるのが強すぎて、こんなに自由にエッセイを書いていたとは知らなかった。
    自身の家族のことなども面白く書いてあり自然体であることに好感がもてる。
    部屋でだらだらしているのが好きなのは同じだなぁなんて思いながら「漫画」もかなりお好きなようで。
    知らなかった一面を覗けておまけにとても楽しませてもらった一冊だった。
    他のエッセイも読んでみたくなる。

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    2023年09月08日
  • ロマンス小説の七日間

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    これだから三浦作品はやめられない。
    第一章から受けるイメージは中世の王女と騎士の恋愛物語。
    三浦さんらしい題材かもしれないけれどちょっと苦手かなと思いきや第二章に進む前に「一日目」と言う章が準備されていてこちらは若き女性翻訳家の恋の話。
    どうやら第一章で始まった中世の恋愛物語を翻訳中らしい。
    中世と現代の切ない恋物語がリンクしながらそこそこハッピーな大団円に落ち着く。
    三浦さんの甘い乙女心作品の典型に落ち着く。
    これだからやめられぬ、三浦しをん!

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    2023年08月31日
  • まほろ駅前番外地

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    とても面白い。多田の視点じゃなくて脇役達の視点で描いたスピンオフってのがファン心理わかってるなー。どの話もすごくいいよ。岡夫人とユラコーの話がお気に入り。続きを予感させる展開だし次も楽しみ。

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    2023年08月30日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    三浦さんの『愛なき世界』はここ数年で僕の中では1番の傑作。
    あの素晴らしい作品は、どんな方が書かれたのか。
    気になってた三浦しをんさんのエッセイを購入。
    感想は、
    「なんて愛のあるポンコツ!」
    です。(笑)
    このポンコツさは大好物です。
    三浦さんの周りは愛で溢れてますね(^^)
    イメージとかなり違いましたが、ますます好きになった!

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    2023年08月21日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    帯は、
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    あなたなら、
    この旅に誰と出かけますかーー?
    豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
    7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
    -------------------------
    小説5編と随想2編が収められています。

    表紙の暗闇のなかの流れ星と、
    車窓から漏れる灯りが素敵で。

    以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。

    列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗

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    2023年08月20日
  • まほろ駅前番外地

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    まほろ駅前多田便利軒 という直木賞受賞作品のスピンアウト作品とのこと。既刊を読んでおけば良かった。過去に含みのある便利屋の多田と行天、この二人に関わるお客の人生模様がコミカルに描かれる。前作を読みたい。

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    2023年08月16日