三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2013年発表の三浦しをん氏の作品。
73歳の老年コンビ国政と源二郎の繰り広げるほんわかツンデレ的ドタバタ短篇集。
一生現役のつまみ簪職人・源二郎(男やもめ)と、対照的な暇を持て余した引退老人(奥さんに出ていかれた)のでこぼこ2人組。仲がいいのか喧嘩してんのか、大人なのに子供っぽいっていうか。
下町と職人、隅田川のほとりという情景が印象的な短篇集ですね。
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しっかり面白いし、下町の情景や職人の生活というのも面白い。
ただ、またこういうと申し訳ないですが、ひねりがない、かもしれません。
安心して読んでいられる下町物語で、NHKあたりで20分程度の連続ドラマにでもなりそうな雰囲気でしょうか。
主人公の国政と源二郎、ともに73歳とのことですが、今日び73歳はまだ若い部類ではないでしょうか。「来年の桜を見られるのか、俺たちは」という科白も、「まあ多分見られるんじゃないですか」と心の中でちくりとやりたくなります。
あと、二人はとかくぶつかるのですが、誰がどう見ても国政の口下手・説明不足・謝らないのが原因。奥さんが出ていくのも当然です。自分の非を認めない人は、読んでいるだけでちょっと苛立ちましたww
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ということで三浦氏の連作短編でした。
三浦氏は伝統芸能とか、本作のつまみ簪職人とか、ちょっと変わった職業に光を当てるのが上手ですよね。
他の作品も渉猟して参りたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ同人誌を創作する人を改めてリスペクト
してしまう。
主人公の川田幸代は社史編纂室にて
働きながら友人と趣味の同人誌(BL)を創作して
販売することに没頭していたが…
職場のコピーで課長に自分の同人誌を
見られるとか、自分だったら切腹レベルに
恥ずかしすぎる^^;
からの個性豊かな編纂室の人たちとともに
会社の社史を同人誌として発売するのは
そんなことある!?って感じで
読み始める前はこんなストーリーだとは
知らず、良い意味で期待を裏切ってくれた
お話でした。
同人誌にしろ本を書くにしろ
その人の考えや価値観などが反映されていて
それを読むことでその人の考えなどに
少しでも触れる機会があるって素敵だなぁ。
幸代が書いていた年上枯れオジ×年下後輩の
bl小説についてはフルで読みたくなった
⭐︎個人的に心に残った文章⭐︎
なにかを好きだと思ったり、なにかをせずには
いられないと思ったりするのって、ひとの心の
一番大事な部分だろ
→幸代の彼氏の洋平が話すセリフの一部分。
彼氏は時々ふらーと旅に出てしまう
フリーダムなところがあるけれど、
お互いの「好きなこと」を尊重する姿勢が
よかったなぁと思いました。
こういう関係性に憧れます!
社史を編纂する中で幸代たちは、ある問題に対して
しっかり誠実に向き合う姿勢も見どころです!
コメディ感もあるのでさくさくっと読めます!