三浦しをんのレビュー一覧

  • ののはな通信

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    ネタバレ

    タイトルと言い始まり方と言い
    いわゆる【甘酸っぱい女の子同士の恋愛】と
    思っていた
    だけど読み続けるとそれぞれが大人になり
    それぞれが相手の知りえない経験をし
    それを後々メールで伝えることで
    お互いが【あの気持ちは本物】だと
    激しく何度も再確認し合う

    ラストは想像と違った
    だからこそリアルか…
    猫飼いの身としては為五郎が
    たくましく暮らしているか気になる

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    2025年08月10日
  • のっけから失礼します

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     三浦しをんさんの日常を描いたエッセイ。
     とにかくハイテンションで、「!」を乱発しながらしをん節が押し寄せる。
     ちょっぴりめんどくさがりでズボラな近所のおばちゃん的な可笑しさが満載でした。
     好きなEXILEや三代目、宝塚などへは足繁く出向いていく様子も、しをんさんのウキウキが伝わってきた。
     しかしさすがは小説家、時々出てくる文言や熟語などには知性が感じられた。

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    2025年08月08日
  • 天国旅行

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    本を買う時は、あまり内容を知りたくないので中をぱらっとみて、表紙の絵がキレイだと思って書いましたら、出だしから、富士の樹海で自殺したい…??
    ギョッとする描写もありましたが、結果、意外と爽やかな結末。
    中にはちょっとモヤモヤするような重苦しい話もありましたが、短編で読みやすかった。

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    2025年08月07日
  • わたしの名店

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    著名人の心に残る数々のお店や、極上の一品の物語。どれも美味しそうで行ってみたいけれど、場所が伏せてあったり、行けそうにない場所だったりで、まぁたぶん行くことはないだろうけれども、やっぱり食べてみたい!そう思わせてくれる本だ。

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    2025年08月06日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    タイトルの雰囲気から(わたくしが勝手に)イメージする恋愛小説集ではなく、
    自分には理解しがたい形が多かった。

    共感するところは少なかったが、これはこれで恋愛のかたちなのだろうと思う。

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    2025年07月29日
  • 好きになってしまいました。

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    あとがきにも書かれている通り、筆者の楽しかったことや、興味深かったことがかかれており、あまり脳ミソを使わず楽しめた。苦労や愚痴は書かずひたすらに自分をバカさ加減を笑ったり、嘆いたり、、しをんさんってこんな方だったんだと!!!初めて知りました。
     それにしても、タイトルの『好きになってしまいました』はいい言葉だと思う。

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    2025年07月26日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    賛否が分かれそうな恋愛のお話が詰まった短編集。
    基本的にオチというはっきりした結末があるわけではなく、ふわっと終わる感じが多いので、そういう雰囲気が好きな人には刺さると思う。
    私は好き。

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    2025年07月26日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    三浦しおんさんてこんな作風も書くんだ!と言うのが第一印象。
    多田と行天のコンビがイメージしやすく絶対シリーズ化するじゃんと思う内容。


    行天の過去は次回作なのかな?
    過去に傷がありそうだから読むのが楽しみです。

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    2025年07月25日
  • 墨のゆらめき

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    遠田のキャラクターが結構好きだった。大人になると子供のころのように、純粋に性格や趣味があうから友達というよりは、仕事や子供の関係で知り合った人と、付き合いが多いと思う。2人みたいに自然体で、心地よく付き合える人ができるのはとても良いなと思った。
    ストーリーもよいが、特に遠田の家や佇まいの雰囲気がとてもよく表現されているなと感じた。遠田と力の飾らない空気感がこれまた飾りの少なり書道や教室、家や猫になぜかとてもなじんでいると自然に感じられた。

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    2025年07月23日
  • 墨のゆらめき

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    ネタバレ

    複雑で美しい表紙に惹かれる本。
    自由なイケメン書家と、彼に筆耕を依頼するホテルマン。墨がつなぐ30代男ふたりの日常、ベタベタしない飄々とした空気感が心地よい。ちょっと「まほろ駅前」を連想させる雰囲気です。

    ホテルマンの口述を書家が書き起こす「代筆屋」が面白い。これが軸になるのかな?と思えばそれほどでもなく。

    書家の秘密は、登場した瞬間に「まぁそういうことなんだろうな」という描写があったので、強い驚きはなく。

    それでも時折、服のスリットから生の肌が覗くように、美や過去の鋭利な片鱗がひらめいて読者を魅了するのは流石です。

    読み手としては、もうちょっとストーリーで翻弄されたかったかな。あとお

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    2025年07月23日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    読み終わってあまりスッキリはしないな〜という感じだった。
    でも恋愛ってまぁそういう面もあるよな〜という感じでした。
    綺麗な恋愛小説じゃないのが逆によかったかも。

    《森を歩く》
    結婚しなくても、2人でいるのも愛の形だなと思う。

    《春太の毎日》
    まさかの、そっちの目線の話かってなった。
    1番ハートフルで良かったかも。

    この2つがが個人的には好きな話でした。

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    2025年07月16日
  • 墨のゆらめき

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    読みやすいからスラスラ読めるしよかった。
    でも、後半走りすぎでなんか薄くなったかなあ。
    中盤、書を見た主人公が遠田の哀しみを感じ取るシーンとかすごく良くて、遠田ってどんな人なんだろう?と思ったけどちょっと後半が早すぎた。もっと深めて欲しかった。

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    2025年07月16日
  • 黄金の丘で君と転げまわりたいのだ 進め マイワイン道!

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    ワインの魅力についてほんの少しだけ触れることができた気がする。ただ、プロでも分からないような世界なのであれば、正直私のようながさつな人間には一生かけてもワインを産地で当てるなどできないのだろうなと思った。

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    2025年07月15日
  • 好きになってしまいました。

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    ネタバレ

    再読。エッセイ集。エッセイからはお仕事をしている様子がうかがえないのにも関わらず、きちんと小説を出し続けられていて、不思議な気分になる。真似したいけど真似してはならないと戒めている。全集『戦争と文学』は是非読みたいが、全二十巻とは・・・。

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    2025年07月09日
  • 『罪と罰』を読まない

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    もの書き4人による「罪と罰」の宴席読書会

    まず、本について読まないで推測するという遊びが面白い。面子が楽しそうだからかもしれないが。
    また、素人にはできない、書く立場の人々からの視点が興味深い。
    どうやら本は面白そうであることを知れて良かった。そろそろ食わず嫌いで放って置いた名作に取り掛かろうという気持ちにさせてくれる。

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    2025年07月05日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    前半はなかなか読み進められませんでしたが、後半からだんだん面白く感じられました。

    「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」
    「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない」

    解説にもありましたが、この2つのセリフが印象的でした。

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    2025年07月04日
  • 墨のゆらめき

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    Audible用に書き下ろされたとのこと。そんなのもあるんですね。
    といっても後から紙本も出ているようだけど。

    櫻井孝宏の美声が心地よい中編小説。

    ホテルマンの青年が、書道教室を営む書家の青年に筆耕を依頼するお話。

    三浦しおんさんは舟を編む以来です。

    書の描写や、細やかな猫の生態、子どもたちの会話などが美しい一冊でした。
    オーディオブックは、ながら読書用ではありますが集中してないと聞き逃したりするので、散歩とか移動のときに聞くのが良いです。
    家事しながらとかだと、ふと他に気をやったら分からなくなったりします。
    櫻井孝宏ボイスをBGMにするだけというのも大いにありですが。

    この本で感想

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    2025年07月03日
  • 光

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    どんどんのめり込める作品たが
    途中で犯罪のことをさらりと語ることに読んでいて抵抗を感じたり。作者はすごい!と思えたり。複雑な心境になりました。
    正直、グロテスク

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    2025年07月02日
  • のっけから失礼します

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    ネタバレ

    三浦しをんさんの小説好き!
    そして、エッセイも好き!
    アハハと楽しく読みました

    『ありふれた日常……の、はず、なのに!?
    三浦しをんワールドが炸裂する抱腹絶倒超大作エッセイ集!』

    周りの方たちも愉快
    もちろん著者の筆力によるのだけれど

    結局「のっけ」って?
    あはは

    ≪ 月一の エッセイの中 あふれだす ≫

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    2025年07月02日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    ネタバレ

     箱庭で暮らす少女たちの狂いを描いた小説。らしい。らしいと言ったわけは、後書きにそう書いてあったから。那由多が遭遇した痴漢や淑子の母親の狂いが強くてよくわからなかった。
     おそらく、リアルを表現するため、あえて淑子の失踪のオチや脅迫文の真相を曖昧にしたのだろう。でも曖昧にしてるわりに狂いの表現も曖昧だから全体的にふんわりしてた。
     読みやすさを重視するか、独特の世界観で読者を置いてけぼりにするか、どっちかに偏った方が良かったかもなぁ。
     痴漢のアグレッシブさが1番面白かった。
     少女たちの感覚の鋭さ(那由多の洪水が迫る感覚、淑子の誰にでも仲良くなれるため誰の1番にもなれないと思うところ、翠のま

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    2025年07月02日