三浦しをんのレビュー一覧

  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    特段大きな出来事が起こるわけでもなし、ものすごく変な人が出てくるわけでもなし、でもどこかあたたかくて、読みすすめたくなる本だった。不思議な語り口の謎が後半で解き明かされるのもよかった。

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    2026年01月14日
  • エレジーは流れない

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    寂れた温泉街の商店街、地元イチオシの建造物は訪れる人もいない博物館。くたびれた町に暮らす男子高校生達。燻る事は簡単だけど、それでも日々は流れてくから楽しんだもん勝ちじゃね?的な友達に振り回されたり振り回したりの青春の日々。
    詳細は知らないけど二人の母親を行き来する息子は彼なりに気を使っていたり、彼の実の父から母子を守ろうとワチャワチャする商店街の連絡網。
    どれもが滑稽で温かい。
    確かに哀歌は流れていない。日々は流れ続けるから哀しんでばかりもいられないのが日常。 
    男子高校生達の将来は明るい。大学で都会に出ても、この町で過ごした無邪気さは忘れないでいてほしい。
    てか、東京とか行くなよw

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    2026年01月14日
  • 神去なあなあ日常

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    この作者の調査の為の行動力や情報収集能力に感心する。
    多分、全く知らない林業についてここまで職人の働いている姿や生活、或いは山に関する常識などをキチンと知識として身に付けた上で、作品に取り掛かっているのだろうと想像する。
    その中で、一人の青年の成長をこの作品の中に上手く落とし込んでいる。
    無さそうでありそうな村の催し物を、青年の心情を通して面白おかしく表現していて、クスッと笑ってしまう所があって、楽しく読めました。

    評価は⭐︎3ですが、ほぼほぼ⭐︎3.5位は付けてあげたい。

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    2026年01月12日
  • あの家に暮らす四人の女

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    4人暮らし、なんか良いなあ。
    カラスの箇所、いきなり別の小説をねじ込まれたのかと思って、目次を確認しちゃった。

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    2026年01月09日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    ネタバレ

    すてきなアンソロジー。豪華寝台列車「ななつ星」が舞台なので、登場人物はわたしよりも年上の大人な人たちがメインですが、想像しながら読めました。大人の素敵な旅、かと思えばいろいろな面もあったり。
    ちなみにすてきな装幀・装画デザインはクラフト・エヴィング商會さんです☆

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    2026年01月08日
  • 月魚

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    古書業界に身を置く二人の男性の物語。
    情景描写が美しく、特に「水底の魚」のラストの場面が心に残った。

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    2026年01月08日
  • まほろ駅前番外地

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    便利屋をやっている二人のお話。本編ではなく番外編だったみたいですがそれでもスラスラと話がわかり主人公の二人を取り巻く利用者の様子が窺えた
    機会があれば本編を読んでみたいな

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    2026年01月07日
  • 月魚

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    過去の出来事を瀬名垣と真志喜の双方が触れない
    触れてしまったら今の関係性が壊れるんじゃないかという恐怖をもっている。その恐怖は誰もがもちえるんじゃないかと思った。
    真志喜の父親、自分の居場所のなさ、やり場のない感情も共感できた。真志喜の迎えに来て欲しかったという言葉は普段の態度とは異なり、子供っぽく印象に残った。

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    2026年01月07日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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     恋愛短編集。
    同性愛、禁断の愛、片思い、三角関係、色々。
     
    『永遠に完成しない二通の手紙』
    『私たちがしたこと』
    『骨片』
    『冬の一等星』が好き。

    『春太の毎日』のわんこはシベリアンハスキーかと思ってた。人懐っこくて、カッコ良くて、一人称俺だし。でもきっとゴールデンレトリバー?ゴールデンは僕なイメージ。勝手なイメージだけど。

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    2026年01月07日
  • まほろ駅前番外地

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    この小説の舞台は東京町田市なのだけど、じつは数年間、町田に住んでいたことがあり、その時の街並みを浮かべながら読むもんだから、エモくてエモくてしょうがない。

    続編な短編集として小説自体ももちろん面白い。ああ、また町田に住みたいなあ。いいことふくらむ町田。大好き、とってもいい街でした。

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    2026年01月01日
  • むかしのはなし

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    目次には7篇のタイトルが記され、各物語の巻頭にかぐや姫や花咲か爺などの昔話の概要が記されている。
    各々の短編と昔話との繋がりがよく分からないままに読み進んだのだが、やはり?マークが頭を過ぎる。

    第7話:懐かしき川べりの町の物語せよ=桃太郎
    私はこの一編がお気に入りとなった。
    高校生の桃太郎ならぬ強面のモモちゃんは、みんなに恐れられている存在だった。
    モモちゃんは、モデルのような美人同級生の宇田鳥子が恋人だった。
    そしてモモちゃんと同じマンションに住んでいる年下の有馬真白が、子分のように連んでいた。
    そしてモモちゃんとお友達になりたかった語り手の僕も、何となく仲間入りを認めてもらった。
    モモち

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    2025年12月30日
  • 神去なあなあ日常

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    読み進める手が止まらない!!という感じではなかったので少し読み終わるのに時間がかかってしまいました。

    神去村に高校卒業と同時に働きに行くことになった主人公。
    その主人公の日々の記録という形で物語が進んでいく。
    「なあなあ」が口癖の村人はみなあたたかいが、田舎であるためよそ者を受け入れない人もいたり、、、

    林業を通して村に馴染んでいく主人公。
    仕事の様子や村のお祭りの描写などがすごく細かくかかれていて、イメージしやすいし実際にこんなお祭りあるんだろうなあと思った。

    狭い社会だからこそ人間関係は結構複雑で、主人公が思いを寄せる女性とはあまりうまくいかず、、次巻につながるのかな?

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    2025年12月30日
  • しんがりで寝ています

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    特に奥深いものが得られるわけではないが、これは、チョコレートとカフェラテのような本。つまり日常の癒し。
    こんなホッとする本は、ご両親の愛に包まれた人にしか書けないと思う。天才がみんな荒んでなくてよかった!ありがとう三浦しをん。

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    2025年12月27日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    恋愛小説ご苦手な私だが、何の気なしに手に取った小説。
    どちらかと言うと、叶わない系の話の方が好きだった。
    どうして、自分が嫌いなひとは、その人も自分が嫌いなのに、自分が好きなひとは、必ずしも自分を好きになってはくれないのだろうと思った。

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    2025年12月25日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    なんだか日々の日常を永遠と書き綴っているような作品。
    それより便利屋とは主になにをして収入を得ているのかが気になった。

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    2025年12月25日
  • まほろ駅前番外地

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    1作目はキャラも斬新で面白かったのですが、2作目は少しマンネリしたように感じてしまいました。終始、主人公2人のキャラ頼りのような印象でした。
    1作目が良かっただけに、続編の難しいところが露わになってしまった感じです。それでもやっぱりキャラは良いですし、楽しく読むことが出来ました。

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    2025年12月22日
  • 墨のゆらめき

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     主な二人の人物が面白い。書道という世界の奥深さや面白みの手ごたえは、いまひとつ伝わらなかったと思います。

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    2025年12月20日
  • 天国旅行

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    色々な面での「死」を書いた作品

    テーマは重いけど、
    一つ一つの話はサクッと読み終えられます。

    真ん中らへんで出てくる
    「遺言」っていう話はなんだか他の話と視点が違くて不思議だった。

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    2025年12月19日
  • 桃色トワイライト(新潮文庫)

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    自分の趣味や食の話が多く、本当にこの方が『風が強く吹いている』や『舟を編む』を書かれた方と同一人物なんですか!!?とびっくりする。

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    2025年12月14日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    「まほろ」という街の、便利屋を営む主人公、そこに転がり込んだ昔の同級生。便利屋らしい細々とした仕事をしながら、魅力的な住人と出逢っていく。

    文体が読みやすく、かつ街の描写が具体的。どうやら東京の町田市がモデルのようだが、そんなことは少しもわからず。

    具体的な分、情景が頭に浮かんできて、その中で主人公たちが物語を紡いで行く。もしかしたら、映像化もしやすいのかもしれない。それが良いかどうかは別物だが。

    同級生の話、依頼人の話を絡めながら、自分自身の再生に向かうラストは秀逸。

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    2025年12月11日