三浦しをんのレビュー一覧

  • ロマンス小説の七日間

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    あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする28歳独身女性。
    ボーイフレンドの神名(かんな)と半同棲中。
    中世騎士と女領主の恋物語の翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅。
    あかりは思わず自分の困惑や怒りを小説の主人公たちにぶつけ、現実は小説に、小説は現実に、2つの物語は互いに影響をおよぼしてとんでもない展開に!!

    …というあらすじを見てどんだけカオスになるんだろうと期待していたらそれほどコメディファンタジーではなくてがっかり。
    でもまあおもしろかったかな。
    ロマンス小説の部分は電車の中で読んでて一人はずかしかったけど(苦笑)

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    2023年08月05日
  • 泥酔懺悔

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    藤野かおりさんの章が好きだった。三浦しおんさんの章は何かほっこりした。
    大道珠貴という作家は知らなかったが、とても気持ち悪い文章を書く人だなと思った。

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    2023年07月29日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    作家さんそれぞれの回答にユーモアがあって、楽しく読めました。
    読んだことのない作家さんもいたので、小説も読んでみたいなと思いました。

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    2023年07月28日
  • ロマンス小説の七日間

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    初めはちっとも進まずに読むのをやめようかと思ったが読んでよかった。翻訳者がストーリーを勝手に変えて、それが現実のモヤモヤと絡まって、そこそこ面白い。

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    2023年07月23日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    よくしてくれるおっちゃんの話につきあっているような感覚になる一冊だった。

    最初は「ああ、はいはい。本当に本が好きなんですねー」って相槌をうつくらいの気持ちで読んでいましたが、最後は「なんてことしてくれたんだ!ただでさえ積読があるのに、読みたい本が増えちゃったじゃないか!」とうれしい悲鳴をあげることになりました。

    本のカタログになる本です。

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    2023年07月04日
  • 泥酔懺悔

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    女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。

    泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
    お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。

    個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
    私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています

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    2023年06月05日
  • ぐるぐる♡博物館

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    単行本で読む。多様な博物館を著者の好みでピックアップして探索する。著者の趣味趣向と似ている人は自分が博物館を訪れているような感覚になるだろう。似ていなくても変な博物館には、なかなか行かないし、遠い場所にある博物館には行けないので、ちょっとした旅行気分に似た体験ができる。全てを紹介するわけでなく、「詳しくは現地で」的な要素も入れて好奇心を刺激する。好奇心というのは知りたい気持ち全般なんだな。知らなければ知りたいとは思わない。少し知るから、意味が与えられるから、もっと知りたくなる。金印もただの珍しい印章だけれど、国宝であるとか、どこで誰が発見したのか、いつ頃のものか、などの知識や疑問が提示されるこ

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    2023年06月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車『ななつ星』を題材にしたアンソロジー。
    読めば自分も乗車しているかのよう。
    亡くなった誰かのことを思い浮かべながら旅をしているものが多く、パターンが似ているものが多く思えた。
    ちょっと想像していたものと違ったかも。

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    2023年05月31日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    しをんさんの日々を覗き見出来た感覚。
    しょうもない事ばっか考えてて面白くて笑いながら読んでしまった。
    自分も面白おかしく生きてこーと思える1冊。

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    2023年05月22日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    エッセイ、と呼んでいいのかしら…しをんさんの日記を盗み見してる気分だった。時々、しをんさんが見た夢の話があったけど、あれ短編集で出してくれないかな…作家さんは見る夢も素敵なのですね。

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    2023年05月19日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    「ななつ星」という一つの列車の中に、いろんな想いをもった人たちが同じ時間を過ごすのだと思うと、不思議だなぁと感じた。アンソロジーだからよりそう感じたのか。

    この本は、乗客目線でかかれているけれど、クルー目線の作品もあればおもしろいなと思った。

    三浦しをんさんと糸井重里さんの作品が特に好き。
    憧れの豪華列車の旅。乗ってみたい気持ちがもっと強くなった。

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    2023年05月13日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    三浦しをんのエッセイ。
    歯に衣着せず、バシバシ切る表現も多いが、むしろ潔い感じで面白い。
    特に"我らが子宮防衛軍"が面白かった。

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    2023年05月13日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    三浦しをんさん初読みだったかも。不倫を繰り返す大学教授とその不倫相手たちに振り回される人々を主人公に書かれています。不思議展開も多く、あまり好みではなかったです。息子さん視点の話が一番良かったかな。他の作品も読みたいとはあまりならなかった。

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    2023年05月07日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    恩田陸目当てに購入。
    「ななつ星」を舞台にした短編集。
    豪華クルーズトレインなだけに、登場人物は年齢設定が高め。
    人生の節目の岐路に立っている人たちの旅を覗き込んだみたいだった。
    そしてなんとなくちょっと重めだったかな。
    それぞれ素敵な旅だったのだけど。
    井上荒野の「さよなら、波留」が、一番好きだった。

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    2023年05月01日
  • まほろ駅前番外地

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    まほろ駅前多田便利軒に登場する人物の過去や彼らを育んできた環境が人物像の輪郭をくっきりと際立たせてくれるストーリー。 早く次を読みたい。シリーズ化を強く希望

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    2023年04月29日
  • 政と源

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    源次郎と国政の2人の性格や価値観のバラバラさ加減が良かった。

    こんなに長く、お互い気のしれた親友、腐れ縁の知人は自分にはいないので羨ましい

    源次郎は豪快、国政は一生懸命だけど ひがみっぽく器が少し小さい
    国政から見れば【源次郎が羨ましく、みんなに好かれてる】と思っているが

    実際に年とった2人は、同じ年の孤独な老人なのに…

    源次郎のが気持ちの整理も出来て、自分の駄目な所も理解し認めてる感じ

    国政には国政の良さがあるのに、本人は気づいてなくて…でも源次郎は全部分かってる

    生きていく上で正解が無いのは勿論だけど
    ●自分の現状の毎秒毎秒が選択の結果なわけだし…それがいい結果でも悪い結果でも

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    2023年04月23日
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

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    色々な仕事をされている方達の話は面白かった。
    職業一つ選ぶことはその人の人生。
    自分はどんな事がしたいのだろう。

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    2023年04月15日
  • 女子漂流

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    赤裸々ということで、共感や反感もいろいろ湧き上がるのではと思う。私には「女ってだけでものすごく得している」が、気になった。
    もう、損得で物語るのは止めないかと常々思っているからだ。その物差しを持ち出すとたちまち対立の構図が出来上がってしまう。
    その上、自分より明らかに優秀な女子を差し置いて就職したことに後ろめたさを抱いた男性や、努力した能力ではなくただ単に容姿を求められていたことに落胆した女性等々、「トク=幸せ」でもないことも知っている。
    しをんさんのいうように、自意識と世間体とのせめぎあいは、苦しみにも満ちているが自己を浮かび上がらせるものでもあるのだろう。しかも恋愛は良くも悪くもその効能の

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    2023年03月11日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    ゆるゆると読めてフフフと笑える日記。漫画やドラマを存分に楽しんでおられて、羨ましい!仕事に追われて悲鳴を上げている日も多数あるけれど、好きなことに囲まれて生きているって、いちばんの活力だよね、と常に本に囲まれている(というか、自ら囲んでいる)私は、強く共感しながら読んだ。
    言葉に対する考察も作家ならではの感じがあって、面白い。

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    2023年02月08日
  • ぐるぐる♡博物館

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    三浦しをんさんの小説でのマニアックでオタクっぷり(敬意を込めて)が大好きでこのエッセイ読みたくなりました
    予想通りに熱くマニアックで面白かったです

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    2023年01月29日