三浦しをんのレビュー一覧

  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いつ、「彼」が出てくるのかしら?と
    私の中で「彼」がだんだん形成されつつあったのに、終いまでいってしまった。
    「彼」自体は、語ることのないままで終えて、座りの悪さを感じた。まるで、御斎の食事のような。

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    2021年08月03日
  • むかしのはなし

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    宮下奈都さんのエッセイ「緑の庭で寝ころんで」で宮下さんがオススメしていました。性的描写と暴力シーンがわりと生々しく、今の自分の好みではありませんでしたが、構成やストーリー展開が面白く、一気読みしました。

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    2021年07月31日
  • ぐるぐる♡博物館

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    茅野市尖石縄文考古館、国立科学博物館、龍谷ミュージアム、奇石博物館、大牟田市石炭産業科学館、雲仙岳災害記念館、石ノ森萬画館、風俗資料館、めがねミュージアム、ボタンの博物館。
    各館を巡った感想や地域や展示物の印象など。面白い。

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    2021年07月11日
  • ののはな通信

    購入済み

    三浦しをんと言う人

    ヲタクで性の問題に興味津々で、人は結局孤独だと思っておいで。そうどこかで聞いたお人柄まんまの作品でした。
    書簡のやりとりだけに、よくある深夜テンション的な部分もありますが、年代による差は流石。
    読者側も読む年齢ごとに感じる部分が変わる作品だろうと思うので、ロングランで愛読書になれるかも?

    個人的には人様の人生をここまで赤裸々に(しかも二人分!)追って疲れてしまったので星は3です。

    #深い

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    2021年06月29日
  • 格闘する者に○

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    就職活動が終わったので読んでみた。

    自分の将来進む道を決め、自己分析で己と向き合い、面接で人間性を否定されてる気分を味わうなど精神的にきつい時が何度もあった。
    女の子らしいからと選考を落とされた時と、面接で面接官が自分の肩書きを名前を名乗らずに面接を始めた時は特に理不尽だなぁと感じた。
    志望した企業から内定をいただき就職活動を終えたが、それで本当によかったのかという不安は拭えない。

    私の就職活動はコロナの影響をあまり受けない業界、業種を志望していたこともあり、比較的苦しまなかった方だと思う。
    それでも可南子の就職活動は生ぬるすぎて驚いた。

    小説としてはところどころに思わず笑ってしまう箇所

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    2021年06月28日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    ゆるそうだけど、
    何か起こりそうで、
    結局ゆるい。

    そんな感じでした。

    仕事にせよ趣味にせよ、
    やりがいは人生に潤いを与えると思いました。
    そして、やりがいを見つけるのも、無くすのも自分次第なのだなと。

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    2021年06月19日
  • 夜更けのおつまみ

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    お酒大好きですが、つまみはなくても良い人間です。食事と共に飲酒して、食事が終わればアルコールだけでOK。夜更けにつまみを食べて飲酒したら体重増えるやんと思うから。

    でもこうしてこの本を読むと、作ってみたくなるつまみがいくつか。レシピが掲載されているものもあれば、掲載するまでもないものもあり、好き勝手な体裁が楽しい。読んだことのない作家もたくさんいて、興味を惹かれます。

    「食欲と性欲が欠けている小説」を書くと言われた綾崎さん。前者についての言い訳はわかりましたが、後者についてはどうなのかが気になります(笑)。

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    2021年06月15日
  • お友だちからお願いします

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    よそゆき仕様だからかな?
    ちょっとパンチ不足でした。
    でも、楽しくは読ませてもらいました。
    三浦しをんさんのエッセイ読んでて思ったのは…若干、母上は毒親ぎみ??
    心中お察し致します。
    わたしも、若干クセ強な母を持つ身。
    がんばりましょう。

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    2021年06月13日
  • ロマンス小説の七日間

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    恋愛小説、ってことでいいのかな。主人公あかりと恋人 神名(かんな)との物語と、あかりが仕事で翻訳している英国中世騎士道ロマンス小説とが交互に描かれる。

    前半はあまり入り込めなかったかなー。後半は、現実パートも小説パートも事が動くので楽しめた。どちらもいろいろありつつ、どちらもいい着地点で終われた感じ。

    あかりが手がける小説の方は、物語の中に出てくる小説だから脇役的な位置付けかなと思っていたけれど、思い返してみるとこっちのパートの方が面白かったかも(笑)。

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    2021年06月07日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    川田幸代は社史編纂室勤務。姿が見えない
    幽霊部長、遅刻常習犯の本間課長、後輩
    みっこちゃん、ヤリチン先輩矢田がそのメンバー。
    ゆるゆるの職場でそれなりに働き、趣味の
    同人誌製作・販売に没頭するはずの幸代だったが…。

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    2021年09月07日
  • 政と源

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    下町で暮らす73歳の幼馴染のコンビ、政と源のお話。面白かったわー。
    元銀行員の堅物の国政と簪職人で破天荒な源二郎。正反対の二人だけど、腐れ縁?なんだかんだ仲良しで。二人の周りで起こる出来事を描いた人情物語。
    くすっと笑っちゃったり、ほろっとしちゃったり、楽しい読書でした。
    老いることをちょっと考えさせられ、わびしい気持ちになることもあるんだろうけど、なるべく気持ちを明るく年を取りたいなぁと思いました。
    源二郎の生き方に惹かれるけど、国政の方が現実っぽいかな。

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    2021年05月12日
  • 格闘する者に○

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    就活を中心とした内容だけれども、家族のことや、いつも一緒にいる友達からのカミングアウトがあって、読んでいておもしろかった。可南子と砂子と二木ちゃんの関係がいいなぁと思った。みんなのこの先のことが気になった!私も就活生なので、周りに流されすぎずに頑張ろうと思えた。出版社の試験で、二木ちゃんが「帰ろうか」と言った場面があった。可南子は「受けなければ可能性はゼロだけど、受けたら少しはK談社に入れる可能性が出てくるんだから」と言っていたのが印象に残った。また、二木ちゃんは可南子に「好きなものを諦めて後悔するくらいなら、駄目でもともとでやったみたほうがいい?」と尋ね、可南子は「うん。たぶんね」と答えてい

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    2021年05月09日
  • お友だちからお願いします

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    たくさんのエッセイが集められていて、テンポよくサクサク読めていい。

    暇な時に、知らない人のSNSをランダムで徘徊していた。
    そのうち、徘徊したいから暇を作ってるのではないかという時間の使い方をするようになった。
    これはいかんと思い始める。
    SNS上は、もちろんプロの作家ではない人たちなので、変な文章や誤字脱字も多く、そういうのを見つけるたびにモヤっとしてつまらなくなっていた。
    それでようやく気づいたのが、エッセイ読めばよくない?って話。

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    2021年03月24日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    1人の男の不倫によって巻き込まれた人達が多い。
    自分では気づいてないところで人に影響を与えてしまっている事を肝に銘じた作品だった

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    2021年03月24日
  • あやつられ文楽鑑賞

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    三浦しをんの文楽鑑賞エッセイ。

    文楽を題材にした彼女の小説「仏果を得ず」をよんだのが、7年ぐらい前だったか?
    漸くエッセイの方も読めました。

    小説も素晴らしかったですが、エッセイも楽しかったです。
    古典芸能というと、敷居が高く感じられ尻込みしてしまいますが、この2冊を読んだ今、「文楽鑑賞してみたいな」という気になっています。

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    2021年03月22日
  • しをんのしおり

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    漫画の王国に生まれたというよりはド真正面からの腐女子全開で清々しかった 正気を失ってるオタクの文章ってなんでこんな面白いんだろう

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    2021年03月21日
  • むかしのはなし

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    ネタバレ

    昔話をモチーフに現代に置き換えたお話で始まったと思ったら、隕石が3か月後に地球に衝突するという事件が語られ、7つのお話が結びついていく。昔話がモチーフ、が主題ではなくて、未来から見た現代が「むかしのはなし」だった。

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    2021年03月20日
  • むかしのはなし

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    読んでいるうちに
    だんだん世界に入り込んでしまう本だった。

    各話で昔話が題材となっている短編集と思いきや
    それだけではない。
    はじめのお話はなんとなく読み進めてしまったが
    途中からもしかして繋がりがある?
    と思う要素があり始めてからは読み進める手が進んだ。

    とはいえ、一度読んだだけでは
    理解できていないものがたくさんありそう。
    読むごとに深みを増す一冊なのかも。

    終末のフールっぽさもあった。
    前からお気に入りの一冊だったのに、どこにいったかな…。

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    2021年03月19日
  • あやつられ文楽鑑賞

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    ネタバレ

    前半はかなり面白かったけど途中からややトーンダウン??ただ、文楽を観た事が無い人や興味が無い人、一度観たけどつまらなかったという人は一度読んでみて欲しい本だと思いました☆

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    2021年03月16日
  • 女子漂流

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    タイトルは〝女子漂流〟だが、男性こそ読んで欲しい。特にモテない男性や腐男子に…

    作中に『知らないことは幸せなこと』とあるが、知らないの先に行って欲しいと願う。うさぎさんとしをんさんはある意味で極端な2人だが、女性はファンタジーではなく、生身の人間。
    逆に〝男子漂流〟があったら読みたいと思った。きっと女性の知らない、男性だけが知っている女性像や男性像があるはず。

    しをんさんファンとしては、対談モノより個人のエッセイが好き♡

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    2021年02月11日