三浦しをんのレビュー一覧

  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・自分の住まいを火宅、実家を本宅と言う。
    ・漫画に造詣が深い(BLもの)
    ・自分のことを(エッセイの中で)俺という。
    ・タクシー運転手さんとの会話のネタ多し。(面白い)
    ・ディズニーランド(全く興味ないようだ)のことをネズミ御殿と読んでるのには笑った。

    0
    2018年10月26日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    カトリックの女子校へ通う少女たちの其々の秘密と葛藤が描かれている作品。
    那由多、淑子、翠と主に3人の少女たちの秘密が各章で描かれているのですが、広い意味で其々が「性」に対してのコンプレックスを持ち、皮肉にも処女信仰であるカトリックの学校が舞台という設定は面白かったです。
    作中で其々の少女をお姫様に例える描写に凄く納得してしまいました。
    どんなに打ち解けた友人でも知らない秘密は誰だってあると思います。罪悪感や羞恥心から言葉に出来ないままに心の底に鬱々と育った秘密を、間接的な言葉でありながらも発することの出来た那由多に、この作品の救いを感じました。

    0
    2018年10月18日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    女子高生3人の特別なような、普通なような日々。それぞれ性格も考え方も違うが、大人と子どもの端境期に見られる自己肥大と自己卑下、突発的衝動、残酷さなんかは共通している。淑子が一番子どもに見えて大人かもしれない。
    どちらかといえば鬱々とした雰囲気が漂うが、なんとなくノスタルジー。

    0
    2018年08月23日
  • 本屋さんで待ちあわせ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出てくるたくさんの本。ほとんど知らないお話でした。なので、三浦さんが感じたことを読んでも、なかなか共感できずあまり心も動かず・・・でした。でもこんな機会に出会う本は、自分が本屋さんに出かけてもきっと見落とす本なんだと思いました。気になったものだけでも手に取ってみたいと思いました。

    この本に出てくる本の中でも気になったもの
    キュリー夫人伝
    漢字は日本語である
    世にも奇妙な職業案内
    水の家族
    絶対貧困

    0
    2018年08月22日
  • 本屋さんで待ちあわせ

    Posted by ブクログ

    口を開けば、本と漫画の話ばかり。2012年度本屋大賞に輝く著者が本と本を愛するすべてのひとに捧げる、三浦しをんの書評とそのほか。(帯)

    三浦さん三冊目(エッセイは二冊目)。
    書評というよりは、三浦さんの本に対する感情を読んで楽しんだかなぁといった感じです。
    つまり、読みたいリストに追加がなかった…。
    とはいえ、テンションの高い書評というものはそれだけで珍しく、面白かったです。

    0
    2018年05月25日
  • 黄金の丘で君と転げまわりたいのだ 進め マイワイン道!

    Posted by ブクログ

    娘が送ってくれた本。
    ワインを楽しむという観点で、ワインのうんちくを教えてくれる。
    以下は、娘に送った読後感。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・
    私は、自分が好みのワインが分かればいいと思っていることが分かった。
    お母さんと好みが合わないのも当然ということが分かった。
    白はシャブリとかマコンとか好きだと思っているワインがあるが、それがブルゴーニュにあることがわかった。
    赤は年によって違いがあって、いいと思ったワインを翌年頼むとイマイチだったりするが、ブドウの収穫年をもっと気にするべきということが分かった。
    適温で保存することの他に、適温で提供することの大事さが分かった(→ワインセラーを買おう!

    0
    2018年06月16日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    那由多、翠、淑子を中心に描かれる
    カトリック系女子校を舞台にした物語。

    少女性というくらいで
    なぜかこの年頃の女の子にはなにかしらの神秘性がある。
    実際は、恋と勉強と食欲と未来への希望と不安、てなとこだろうけど
    小説の世界では、その日常の中のほんの少しの聖なる輝きを取り上げることが多く
    そんな感覚は男目線独特なのかと思っていたけど
    三浦しをんは同じ女性。
    なんだろうこの人、不思議…

    とはいえ、
    社会を知る前の、大人になる前の、
    女子特有の潔癖な感じとか孤高な感じとか凛とした思考回路とか
    とうに過ぎ去った身にしてみれば
    まぶしいかもしれない。

    だってもう、私は自分の身を案じる男性教師側の思

    0
    2018年04月21日
  • お友だちからお願いします

    Posted by ブクログ

    三浦さんが気軽に隣でおしゃべりしている感じのエッセイ。

    久しぶりにお茶をのみながら、のんびり、近況を語り合い、「そういえばこんなことあったのよ、あはは~」とくつろぐような。
    そんな雰囲気。

    子供向けの文章のワークショップを開催した一篇。
    走れメロスの「メロス以外の登場人物になって、考える。」ってのはなかなか面白いな。流石小説家の目の付け所。

    日比谷野外音楽堂の描写、たしかにあのオープンスペースの独特の解放感ってあるよなーと共感。
    私も数回しかいったことが無いが、ジャズ、レゲエどちらも絶妙に場にあってたなー。とか。

    ただ、三浦さんのすごいところは、
    『音への集中力が増せば増すほど、思考や

    0
    2018年04月22日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    清くも正しくも美しくもなくたって、進め、乙女。

    しをんワールド。友人に居そうな、いや、居なさそうな。100%前向きに生きられなくても、楽しいことを見つけて、生きていける。なれ合うのは堕落!ダメ!とか思っている人にはお勧めしない。

    0
    2018年04月08日
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

    Posted by ブクログ

    しをんさんが仕事を持っている女性に対してインタビューしたもの。
    インタビュアーが、割合脱線気味になっているのを、インタビュイーがコントロールしている感じが、作者らしくて面白いですね。
    仕事小説はしっかりしているけれど、エッセイや対談だとちょっと外れるってのが特徴的。(^^

    0
    2018年03月19日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    エッセイははじめて読みましたがこんなに面白いお人だとは…。
    日々何て楽しそうなのだ。
    哀しみ漂うエピソードまでこんなに可笑しいなんて。

    0
    2018年03月10日
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

    Posted by ブクログ

    巻末の解説が面白かったです。女の人達の会話って…そうそう、そうなのよね。
    本文も、ふむふむでした。自分の仕事もがんばろーと思いました。

    0
    2018年03月02日
  • あやつられ文楽鑑賞

    Posted by ブクログ

    三浦しをん 「 あやつられ文楽鑑賞 」文楽(人形浄瑠璃)の紹介エッセイ。あとがき(文楽の放つ魅力)が 役に立った。人形が演じる人間ドラマは たしかに 面白そう。「女殺油地獄」見てみたい

    文楽が放つ魅力
    *太夫の語り、三味線、人形のぶつかり合い
    *舞台と客席の一体感
    *人形が演じる人間ドラマ
    *そこに人間の本質がある


    「型とは、不自由な取り決めではなく、物語世界を最良の形で観客に伝えるための 練り上げられた枠」

    0
    2019年09月15日
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

    Posted by ブクログ

    小説家三浦しをん氏が、様々な職種の16人の女性たちにインタビューをする一冊。三浦さんってこんな明るい方だったんだ、というのを始めて知った。漫画家アシスタントの方の話がなんだか胸に残ったかな。同じクリエイターだからかも。こういう、仕事をする女性の話をまとめた本は好きだ。読んでてわくわくする。

    0
    2017年12月29日
  • 舟を編む(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    完結巻。西岡の悔しさと松本先生の手紙には涙が… 西岡もまじめもお互いを信頼しているのがいい。おじさんの熱い絆、ね。岸辺さんもいい辞書編集部員になったねぇ。ふたりを見守る香具矢さんが可愛い。

    0
    2017年11月19日
  • 舟を編む(下)

    Posted by ブクログ

    あー……そうだった、松本先生、まにあわなかった……ああそうだった、原作読んだとき、すごくしんどかったのだった、そうだった思い出した……。
    老けた馬締が実に馬締だしチャラいおじさんな西岡も実に西岡という感じである。すばらしい。
    あとおまけの「いつもの西岡くん」ねー!ありがたいなー!

    0
    2017年11月16日
  • 白いへび眠る島

    Posted by ブクログ

    夏から読み始めたが、秋に読み終わった。読後感は爽やかだが、前半読み辛くて進めなかった。犬丸の飄々とした感じがいい。

    0
    2017年09月27日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    なんてことない日常も、なにもないわけじゃなくて、過ぎ去ってく時間のひとつひとつが妄想フルで大騒ぎで楽しい時間たち。

    0
    2017年09月06日
  • 白いへび眠る島

    Posted by ブクログ

    昔からのしきたりを守る、閉鎖的な島。人と人のつながりは濃く、淀みすらそのうちに抱く。同じころに生まれた長男同士にはじねんきょうだい(漢字忘れた…)という関係を結ぶ。主人公は高圧的な父親と島の世界に息苦しさを覚え、高校を島外に進んだ少年。彼は一年に一度、お盆の時期に行われる村のお祭りのために帰省していた。船に弱く、島の中では“不思議”を見てしまう少年。親友でじねんきょうだいであるもう一人の少年にだけはその質を話していて、助けてくれるが、そのことにも彼は心の中で少しばかりの卑屈を育てていた。
    長男だけが残ることを許された島。その中で確かに力を持つ神社の次男が居座っている。それがもたらす島の中の保守

    0
    2017年09月02日
  • 本屋さんで待ちあわせ

    Posted by ブクログ

    「本屋さんで待ちあわせ」ってタイトルが素敵( ^ω^ )
    私も待ちあわせは本屋さんでしたい(笑)

    とにかくいろいろなジャンルの本を読まれるんだなと尊敬!
    守備範囲広過ぎ!!

    ついついジャンルが偏ってしまうので、もっと幅広く本が読めたらと改めて考えさせられた。

    『本を読めば人格が磨かれ、知識が深まり、情緒が豊かになるかというと、そうでもないことは我が身で検証済みだ。』
    に三浦さんがどうかは分からないけど、私個人的に賛成(笑)

    あと、最後のBL小説&漫画に対する熱い想いがビシビシと伝わりました(笑)

    0
    2017年08月28日