三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
今の世にこういう企画は合わないと思う。 -
購入済み
おもしろいけどディープ
2人の関係性や会話がおもしろいのですが、ストーリーは暗かったり陰鬱とした内容もあり、楽しい!と言う感じではないです。
そういうのも得意な方には良いと思います!
舟を編むなどの作品と同じ作者さんなのが不思議に思えるくらい全然違う印象の作品で、幅広い作家さんだな〜とおどろきました。 -
Posted by ブクログ
カトリックの女子校へ通う少女たちの其々の秘密と葛藤が描かれている作品。
那由多、淑子、翠と主に3人の少女たちの秘密が各章で描かれているのですが、広い意味で其々が「性」に対してのコンプレックスを持ち、皮肉にも処女信仰であるカトリックの学校が舞台という設定は面白かったです。
作中で其々の少女をお姫様に例える描写に凄く納得してしまいました。
どんなに打ち解けた友人でも知らない秘密は誰だってあると思います。罪悪感や羞恥心から言葉に出来ないままに心の底に鬱々と育った秘密を、間接的な言葉でありながらも発することの出来た那由多に、この作品の救いを感じました。