【感想・ネタバレ】皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年09月16日

 政治学者であり,なおかつ鉄学者である原武史さんと,小説家の三浦しをんさんの対談。
 哲学じゃないですよ。鉄学です。鉄道オタクです。
 三浦しをんさんも,オタク気質のある方です。

 5回の対談ですが,2016年6月から2018年8月までの間に,イギリスのEU離脱が決まったり,天皇が「生前退位」の意...続きを読む向を示されたりと,大変歴史的な出来事がありました。

 特に「生前退位」に関しては,原さんの専門分野でもあり,微に入り細に入り話されているのがとても印象的でした。一般庶民にはわからないことを,歴史的なことや,皇室のしきたりなど,様々な角度から話されていたのが印象的です。

 原さんの膨大な知識量と,その話を聞き適切な相槌を打ったり,ときには鋭く切り込む三浦さんの対談。お二方の丁丁発止のやり取りに,そうだったのか~と感心するばかりです。

 内容が濃すぎて,オイラの頭の中に入っていかないのは,オイラの頭が悪いだけ。
 濃さを伝えきれてないのも,オイラの語彙力が貧しいだけです。マジごめん。

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Posted by ブクログ 2019年05月23日

いったい何の本やろ?と開いてみると、タイトルそのままでした!東武ワールドスクエアとか餃子とか、よいなあ。

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Posted by ブクログ 2019年11月11日

原先生の豊富な知識を
三浦先生が どんどん引き出してくれて
とっつきにくい話でも なかなか面白く仕上がってます
出来たら最後に 令和になってからの
対談が入っていたら よかったのにな と残念
今なら もっと明るい話にも
なった気がします

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月12日

三浦しをんの新作ってことで借りる。対談相手の方は初めて知ったけど。皇室のことって興味なかったから初めて知ることが多かったけど、なかなか面白かった。昭和と平成で違うとか、天皇夫婦が訪問しないとこがあるとか、女系がなぜダメなのかとか。あの震災の時、精神の人の見張り番に立たされたことを私は忘れない。これも...続きを読む天皇達より周りの人の意見なんだろう。忖度か。三浦しをんの意見は新鮮だったし、やっぱ皇室だって時代に合わせて変わらなきゃなんだろう。離婚したら皇室に戻れるかとか、仕事してた方がいいとか、未婚ではいられないとか。本当気の毒だよなー。そういう気づきを得たという意味で星4つ。

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Posted by ブクログ 2019年03月30日

原武史先生の自由なオタクぶりに感心した。同時に、専門家の話をきちんと受け止めつつ、自分の感覚や意見でしっかり渡り合うしをんちゃんって、なんてステキなんだろうと、あらためてファンになった。

天皇について語ることって、週刊誌的興味以上のことはかなりデリケートだ。そこに果敢に踏み込んでいく対談なのだが、...続きを読む原先生が筋金入りのテツで、話はしばしばそっち方面に脱線、結果的にあまり構えずに読んでいける形になっている。我らがしをんちゃんがすごく勉強していることに感心するのだけど、あくまで実感から離れずに話が進んでいくのもいい感じだ。

それにしてもまあ、皇室関連のエピソードで、え!そうなの?知らなかったーっていうことが次々出てきて驚く(昭和天皇が膵臓癌だったって周知の事実なの?)。「生前退位」をめぐる報道についての疑問など、言われてみれば確かに、ということも多く、考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2024年01月11日

普段なら手に取らないテーマだが、三浦しをんちゃんが好きなので読んでみた。やはりわからないことが多々あったが知らない世界を垣間見れて良かった。

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Posted by ブクログ 2023年11月22日

2人のキャラは、面白かったけど、もう少し深く掘り下げて欲しかった。前に読んだ[松本清張で読む昭和史]の内容とよく似た部分もあった。

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Posted by ブクログ 2022年06月04日

『平成』天皇の生前退位と「おことば」に世の中(ワイドショー)が騒いだ当時の有り様を政治学者であり天皇研究の第一人者たる原武史と作家の三浦しをん(一般人として)の対談で振り返る。天皇制の明治、大正、昭和からの変遷を再認識する。東武ワールドスクエアに萌えたオマケもあり。

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Posted by ブクログ 2019年11月17日

発表当時ではないにしろ、ある意味リアルタイム(201911)に読むことができました。

オタクの凄さと、斜めの位置だから言える意見。
そして、みんなが意見を持たないと気付けば思惑通りに流れてしまうと考えさせられる。

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Posted by ブクログ 2019年07月05日

対談本って読まないんだけど~2016.6.24通学の沿線風景~女官の世界~『源氏物語』は不敬か2016.8.2「生前退位」のご意向~女系天皇と「国体」~天皇の代替わり2016.9.9「おことば」の衝撃~蕎麦屋にふらっと入る自由~三島由紀夫、幻の計画2016.12.8コンパートメント車両~鬼怒川温泉~...続きを読む東武ワールドスクウェア2018.8.30「作詞:昭和天皇」~宮内庁詰めになる~平成の終わりに~ラベルに隠れて背表紙で判らなかったんだけど、三浦ってしをんか? と手に取ったら、三浦しをんだったので、読むことにした。原先生の指摘は正しかったのになぁ。蕎麦屋に…ってのは、大正天皇の気楽さのこと。作詞:昭和天皇…ってのは、山形県民の歌で、題は最上川。原先生ってのは中学から慶応大学を出て、新聞社で宮内庁詰めになって体調を悪くして退社して大学院に入り直して博士課程を中退して、天皇制を中心とする政治学者をやっていて、明学と放送大学の先生をしている、1962年生まれで、テツ学者(鉄道オタク)でもある

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Posted by ブクログ 2019年07月02日

普段政治学の本なんて手に取ろうともしないので、三浦しをんの名前を前面に出す判断は全くもって正しい。
天皇と皇后のあり方から皇族女性の結婚の心配、一般社会での女性の立場までがつがつ突っ込んでいく三浦さんはさすが。
原さんの鉄ぶりが面白い。
松本清張の「神々の乱心」が読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2019年05月12日

今旬の皇室の話題、三浦しをんさんの素直な疑問によくぞ聞いてくれたと感謝。それになんでも答える原氏の皇室オタクぶりに感動。勉強になりました。

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