三浦しをんのレビュー一覧

  • 月魚

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    ネタバレ

    BL、ブロマンス寄りの作品だと聞いて購入。
    確かに導入から「細い真志喜の首筋がうっすらと桜色に染まった」などおや?と思わせる描写がいくつか。

    古書を愛する2人の物語。2人は過去のある事件から共依存のような関係性になってしまった。過去に囚われる2人が長い年月をかけ、古書を通じて問題に向き合う。

    直接的な表現はないがずっと匂わせてくる感じが好き。真志喜の思いが強いのかと思ったら瀬名垣も「所有欲も愛着も、本当はものすごくあることを自覚している。いつまでだって撫でくりまわしてじっくり味わいたいし、だれにも渡すもんかと、いつもいつも思っているんだ」と。

    なにより解説のあさのあつこの「月魚によせて」

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    2025年11月01日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    牧田佐知
    刺繍作家。明け方まで刺繍に没頭してしまうことがある。三十七歳。

    牧田鶴代
    佐知の母。外で働いた経験はもちろん、自分で稼いだこともない「箱入り娘」のまま、七十近くになった女。

    谷山雪乃
    物静かなくせに毒舌なところがある。西新宿にある保険会社で働いている。生まれは新潟で、大学進学時から牧田家に転がりこんでくるまでのあいた、一人暮らしをしていた。三十七歳。佐知が人違いをして出会った。

    上野多恵美
    雪乃の会社の後輩で十歳年下。三年ぐらいまえ、雪乃のいる部署に配属された。手芸好きで、雪乃につきそわれて佐知の刺繍教室に見学に行き、生徒となる。

    山田一郎
    牧田家の離れにある守衛小屋に住んで

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    2025年10月31日
  • のっけから失礼します

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    三浦しをんさんの作品は「舟を編む」しか読んだことがなかったので、こんなにユーモアがある人とは思わなかった。オタク属性の人で親近感が湧いた。ご家族のエピソードが面白く、特にキウイのくだりが好きだ。

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    2025年10月30日
  • 仏果を得ず

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    ネタバレ

    私、学生時代の最後の二年は大阪で過ごしていました。
    その当時気に入って通ったのが文楽。日本橋(にっぽんばし)まで電車で通い、国立文楽劇場でひと時を過ごす。結構通いました。

    今となっては、文楽が好きだったのか、文楽が好きな自分というイメージに酔っていたのかは分かりません。でも、そういう歴史にまみえることが出来る関西に居られたのは幸せな思い出の一つであります。

    梅田で電車を降りて曽根崎警察署を発見すれば、『すわ、曾根崎心中の曽根崎か』となり、大阪城を見れば、『やや、豊臣秀吉の築城ぞ』となる。

    もちろん、私の出身の東京はじめ、東日本にも史跡はあります。ただし、生活に息づく感は余りない気がしま

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    2025年10月28日
  • 木暮荘物語

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    性の香りがする短編集。彼ら、彼女らの望みは結実しない。ただ、未来はわからない。それを木暮荘はじっと見つめている。まとめると、こんな感じ。三浦しおんとしては、ちょっと異質な匂いのする本だった。

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    2025年10月27日
  • 神去なあなあ夜話

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    再読。(前回いつ読んだのか全く思い出せないけれど再読であることは間違い無し)神去村の情景描写がとてもきれいで勇気と一緒に居候している気持ちになった。続編が出たらいいな。

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    2025年10月26日
  • 好きになってしまいました。

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    また三浦しをんのエッセイを読んでしまった。
    今回は章に分けられていて、読書の記録みたいなものもあってとても良かった。面白かったです

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    2025年10月26日
  • エレジーは流れない

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    舞台は海と山に囲まれ、少々鄙びた感のある温泉街の餅湯町だ。
    主人公の穂積怜は高校2年生で、温泉まんじゅうなどのみやげ物を商う母親の寿絵との二人で暮らしている。
    しかし不思議なことに、月に一度のペースでもう一人の母親となる光岡伊都子と1週間過ごすことが慣例となっていた。
    伊都子は東京で手広く事業を展開している実業家なのだが、怜と過ごすたために餅湯町にある豪邸にやって来るのだ。
    二人の母親を持つ怜は、父親は誰なのかと時々気になるのだが、両母親に尋ねることはしない。

    怜には仲の良い友人が4人いて、ドタバタの交友録が綴られている。
    5人の高校生の付き合いのやり取りが、三浦しをん女史特有の作風で綴られ

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    2025年10月23日
  • あの家に暮らす四人の女

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    なんかドラマにも出来そうな日常のほほん系。
    杉並区、善福寺川近くの古い洋館に住む女四人。
    Googleマップで調べたらロケーションが最高で、こういう所に住めるのいいなぁ~と思った。
    登場人物それぞれの個性も分かりやすかった。

    語り手のネタばらしは知ってて読んだけど、なんでカラスにしたんだろうな(^-^;
    途中、解説のように話し出すカラス、なかなか珍妙だった。河童のくだりが面白かったけど、最後にもうひと活躍するのは意外だった。

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    2025年10月17日
  • わたしの名店

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    【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
    という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)

    いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好

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    2025年10月09日
  • 仏果を得ず

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    知人に誘われて文楽を初めて観劇し、その後、さらに理解を深めたくこの書を選んだ。
    文楽入門の書としてはとても分かりやすく取っ付きやすかった。
    が、全くの素人では、演目の内容にも絡めてのストーリー展開の為に理解しにくいかもしれない。

    文楽感鑑賞も、この書も、文楽についての事前予習が必須です。

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    2025年10月07日
  • 政と源

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    さすが文章も上手く読みやすかった。
    源さんと国政さんとの対比も良い。ただ、高齢者夫婦の行き違いはちょっと悲しかったなぁ、まぁ、仕方ないけど。因果だね。
    ほっこりと平和な日々は読んでいて気持ちが良い。ぜひ、彼らの続きの話を読みたい。

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    2025年10月02日
  • わたしの名店

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    気がついた、私はごはんにまつわるエッセイがとっても好きだ!お腹も心も満たしてくれるエッセイはきっと薬よりも体にいい。

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    2025年10月02日
  • エレジーは流れない

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    ネタバレ

    重たくなくて楽しい話が読みたいなーと思ってる時に本屋で推されてて購入。

    なんとなく話に起伏が足りない感じがして物足りなかった。
    話の軸としては
    ・高校生の日常、悩み(なりたいものがわからない、急に絵を始めたやつが上手くなることに対する嫉妬)
    ・主人公の怜の家庭環境の話
    ・縄文土器事件を仲間と解決する
    という感じ。
    家庭環境のところは「2人のお母さんはどういう関係なんだろう」とか「急に現れたお父さんらしき人はどういう目的でやって来たんだろう」とか興味が惹かれる展開だったけど、それ以外の部分は共感とか盛り上がりに欠ける感じだった。特に前半は大した出来事も起こらないので単調に感じてしまった。

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    2025年09月29日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻でもそうでしたが、やはり実験のシーンで時間がかかってしまいました。

    実験から離れると読むのが楽しくなり、藤丸君が登場するとサクサク進むって感じでした。

    登場人物はとても良くて、同じものを好きな仲間っていいな〜て思えます。

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    2025年09月28日
  • エレジーは流れない

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    餅湯温泉の土産物屋を実家とする高校生、怜の視点で物語が進む。
    将来の夢や希望もなくただ穏やかな生活を望む怜には2人の母親がいる。出生の秘密を知らない不安や将来への焦りを感じつつも日々が過ぎていく。型破りな友達が事件に巻き込まれるのを助けたり助けなかったり。逆に彼らに守られたりしながら怜は自分の現在と将来に向き合っていく。
    怜の友達が揃いに揃って個性的で好きにならずにはいられない。三浦さんが書く青春小説はスピード感があってみずみずしい。

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    2025年09月27日
  • お友だちからお願いします

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    1話1話が短めで読み口も軽く、するすると読めてしまった!三浦しをんさんのエッセイ初めて読んだけど、どことなく親近感を覚えるお人柄だなぁ笑

    「そうなんですね」という相槌に違和感を覚えるという話、つい先日別の方も同様のことを言っていたので「おぉ、おんなじこと言ってる!」と思った。同居人ともこの話題について話してみたけど、その言葉を使う時は本心では「その話題に興味ないな」や「話をさっさと終わらせたいな」と思っている気がするから、無意識のうちにそれが滲み出ているのかも、と言っていて、なるほどなぁと思うなどした。

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    2025年09月24日
  • ののはな通信

    匿名

    購入済み

    女子高生から40代になるまでの手紙とメールのやり取り。手紙のやり取りだけで彼女らに起こったことや心のありようがわかる。10代のいっときの愛をここまで大事にしてきた2人はとてもカッコいい。

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    2025年09月24日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻の初めは藤丸君のキャラにニンマリしながら読んでいたが、途中から研究にスポットがあたりだすと素人には解らないことと研究というシンプルな作業の繰り返しにちょっと飽きてしまい読むスピードがかなり落ちてしまった。日本植物学会賞特別賞を受賞されてるのは快挙だと思いますがかなりコアな題材なので植物に興味がない人にはちょっとお薦めできません...

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    2025年09月17日