三浦しをんのレビュー一覧
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目次には7篇のタイトルが記され、各物語の巻頭にかぐや姫や花咲か爺などの昔話の概要が記されている。
各々の短編と昔話との繋がりがよく分からないままに読み進んだのだが、やはり?マークが頭を過ぎる。
第7話:懐かしき川べりの町の物語せよ=桃太郎
私はこの一編がお気に入りとなった。
高校生の桃太郎ならぬ強面のモモちゃんは、みんなに恐れられている存在だった。
モモちゃんは、モデルのような美人同級生の宇田鳥子が恋人だった。
そしてモモちゃんと同じマンションに住んでいる年下の有馬真白が、子分のように連んでいた。
そしてモモちゃんとお友達になりたかった語り手の僕も、何となく仲間入りを認めてもらった。
モモち -
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読み進める手が止まらない!!という感じではなかったので少し読み終わるのに時間がかかってしまいました。
神去村に高校卒業と同時に働きに行くことになった主人公。
その主人公の日々の記録という形で物語が進んでいく。
「なあなあ」が口癖の村人はみなあたたかいが、田舎であるためよそ者を受け入れない人もいたり、、、
林業を通して村に馴染んでいく主人公。
仕事の様子や村のお祭りの描写などがすごく細かくかかれていて、イメージしやすいし実際にこんなお祭りあるんだろうなあと思った。
狭い社会だからこそ人間関係は結構複雑で、主人公が思いを寄せる女性とはあまりうまくいかず、、次巻につながるのかな? -
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ネタバレぱっと見、これはアパートの住人を巡る短篇連作、であります。
ただ、本作、それにとどまりません。
誤解を恐れずに言えば、性を巡るそれぞれのストーリーといっても良いと思います。
70を過ぎて、どうしても(お金で買うのではない)セックスをしたい大家、イマ彼と元彼と両方に挟まれて心も揺れる20代OL。子どもが産めない体に生れつき、セックスをしまくる女子高生、それを恨めしそうに上から除くサラリーマン等々。
どれもかなり際立った個性のキャラクターが、この小暮荘に縁あって集い、物語を紡いでいきます。
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これが単なるキワモノだらけの捧腹絶倒物語ならば、新味のないどぎついだけの物語であると思いま -
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読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。
ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。
この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。
特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。
テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち -
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ネタバレ坂田繭
木暮荘二〇三号室の住人。花屋の店員。専門学校のデザイン科に通っていたときから、フラワーショップさえきと喫茶さえきの常連だった。アルバイトで雇ってもらい、卒業と同時に正式に採用された。
伊藤晃夫
繭の彼氏。代々木上原の小さな企画会社に勤めている。
ジョン
大家の飼い犬。
瀬戸並木
繭の三年前の彼氏。真っ黒に日焼けし無精髭を生やしている。繭と同じ専門学校の写真科。
佐伯
花屋「フラワーショップさえき」。
マスター
佐伯の夫。フラワーショップさえきの奥のスペースで喫茶店「喫茶さえき」をやっている。
美容師さん
三十歳くらいの女性。美容院の定休日に部屋に飾る花を買いに来るという勝手