三浦しをんのレビュー一覧

  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    古い洋館に住む4人の女性の生活を綴るだけかと思いきや、カラス視点での語りや亡き父の魂が河童のミイラに乗り移り娘の危機を助けるといった描写にやや拍子抜けしたものの、軽快で洒脱な文章に時折くすくすと笑いながらぐんぐんと引き寄せられた。

    「譲りあったりぶつかりあったりしながら、それでもだれかとともに生きていける能力の保持者こそを、大人というのかもしれない。」(p.54より)

    人は誰しもたった1人で生きることは難しい。必ず誰かの支えがあって生きることができるのだ。それを踏まえて、この「だれか」とは家族に限った話ではなく、血のつながりのない「だれか」であっても良いのだと思えた。

    この作品や阿佐ヶ谷姉妹のように家族ではないもの同士が共に生活を営むことも是とする世の中にもっとなってほしい。4人を少しばかり羨ましいと思った。

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    2026年02月28日
  • 神去なあなあ日常

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    三重県の山奥を舞台に18歳の主人公とし、林業と山の神をテーマにしたあまり知る機会のない小閉鎖社会の話。

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    2026年02月27日
  • 好きになってしまいました。

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    適度にヲタクで適度に怠惰
    大好きだ〜
    推しと、推し仲間への文章が好きだった
    あの頃は声出したくても出せなかったよね
    必死に叫ばないように、まわりに配慮して推し活してる女の子の尊さよ

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    2026年02月25日
  • のっけから失礼します

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    エピソードは豊富で笑った話もあったはずだが、振り返ると心に残っている話が特にない。ボリューミー過ぎたのか、一気に読んでないから記憶に残っていないだけなのだろうか。結構ノリとテンションで押し切ってるところがあったので中身がなかった?最後の方の自転車の話とかは良かった。

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    2026年02月24日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    何年も前に書かれた本だけどおもしろかった。三浦しをんのエッセイを読むといつも、本をたくさん読みたくなるし読みながらごはんを食べたくなる。

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    2026年02月24日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    ネタバレ

    あっという間に読んだ。長い文でも抵抗なく読めた。作者のこれまでの努力の積み重ねなんだろうなと思いつつ。
    小説は読むけど、今まで読んできた小説の9割は腹が立つか、文そのものが読めたもんじゃなくて腹が立つかしてたんだけど、なるほど小説はこういうふうに読めばいいのか、と読み方の一助になれたと思う。
    ほんとに「いやなんでそうなる?」とか「なんなんこの物語のためだけに登場人物がアフォになるか頭よわよわになるのは」みたいな創作物があって辟易としてたので。こんなんでプロになれるんですか??私でもなれそう、と勘違いさせてしまうので、全創作者と全出版社は「読者がいる」ことを考えてこの本を神棚に飾っとけと思いました。あくまで個人の感想です。

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    2026年02月19日
  • わたしの名店

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    出先でちょっと読み物が欲しくて電子書籍で読みました。行ってみたいお店を探ししたいわけじゃなくて、美味しいものとそれにまつわるお話を読みたくて。
    藤岡陽子さんのコラム、胸がきゅーっとなったな。
    読んでみたいな、小説。
    美味しい思い出って素敵だな!

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    2026年02月17日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    本を読むにあたり書き手の構想やルールが理解出来ると
    より小説が読みやすくなる。更に書き方の解説は会話する場面の表現力の幅を広げてくれそう?
    「風が強く吹いている」の取材、構成や「竹青荘」の設定もしれて尚嬉しい

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    2026年02月14日
  • 神去なあなあ日常

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    都会育ちの主人公が、高校卒業後に林業の世界に放り込まれ、奮闘しながら成長していく物語。
    林業とはどのようなものかだけでなく、古くからの風習を大事にする村の年中行事も含め、神去村の一年を主人公の視点から丁寧に描いている。
    よそ者をなかなか受け入れない村の閉鎖性にも触れているが、主人公がガッツのある明るい子なのであまり嫌な気分にならずに読めた。

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    2026年02月13日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    小説を書いてるけどなかなか評価されなかったり上手く書けなくて、悩んでるので買ってみました!
    内容としては、三浦しをんさんがハイローとEXILEの話を織り交ぜつつ(?)、小説の書き方について分かりやすく教えてくれる本。まあタイトル通りなんだけど。
    読む前からなんとなく「こうだよな」と思ってたところが書かれていたりして、「やっぱり、そうだよね」と納得するなど。
    個人的には、「読者からの反応ほしさに、小説を粗製濫造してしまうおそれも出てきます」という部分が刺さり、、そうだよねー、と身につまされる思い。
    また、短編を書くことが多いけれども山もオチもないことが多いので、キレと余韻、序破急はしっかり意識していきたいなと…。
    そして最後の方に書かれていた「小説は日々の暮らしのなかから生まれてくる」という言葉は本当に最近実感していて、書は捨てず街に出て行こう、と改めて思った。

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    2026年02月11日
  • 仏果を得ず

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    八編からなる連作。文楽に情熱を傾ける青年大夫。師匠、三味線、人形遣いとの成長記。芸を取るか恋を取るか、人情味溢れる物語です。

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    2026年02月08日
  • ののはな通信

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    ☆3.5

    260208

    第一章だけだったら、読むのがしんどかった。
    お互いにずっと依存している姿は怖い。

    自分の知らない昭和末期から平成まで。
    通信手段が進化することで、2人の距離が縮んだり離れたり。

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    2026年02月08日
  • 白いへび眠る島

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    夏休みに帰省した閉鎖的な島の不思議な出来事のお話し。

    持念兄弟やあれの存在などはじめはよくわからないままゆっくりと話しが進む。
    後半になり急展開に進み出し最後は少し寂しい終わり方だった。
    個人的には犬丸のキャラクターが良かった。
    ひと夏の出来事として夏に読みたい一冊。

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    2026年02月07日
  • 白いへび眠る島

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    不思議な小説。
    小さい頃から不思議なものが見える悟史と「持念兄弟」の光市が「あれ」と闘う。
    わけの分からない言葉と正体不明の怪物達の世界は、三浦さんには珍しい内容。
    壮大なようで、小さな島の小さなお話しのような。
    何とか全部読んだが、世界感含めて良く分からなかった。

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    2026年02月06日
  • 好きになってしまいました。

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    三浦さんは、うつくしいものを見つけるのがお上手だなと思った。
    美しいではなく、ご本人も表記に使われているように「うつくしい」というニュアンスがぴったりだった。

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    2026年02月05日
  • 愛なき世界(上)

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    ほのぼの、やさしい世界だった。
    登場人物、全員が自分の愛をそれぞれの形で持っている。なんとなく生きるんじゃなくて、自分の生き方を問うように。
    その穏やかな日常を切り取って素敵だと思えるのは幸せな事だし、その感性を大切にしたい。

    一方で植物研究についての描写はとても細かく、専門的に書かれているように感じた。
    わかりやすくしている分、やや冗長な気もするが親切心と思える程度である。

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    2026年01月27日
  • 好きになってしまいました。

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    ゆるゆると読み進めて
    心地よく終われる
    頭の良い人は語彙力が多いなと思う
    私も豊かに喋れるようになりたい

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    2026年01月27日
  • 月魚

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    描写が繊細でとても好きな文章でした。三浦しをんさんの本を読んだのは初めてだったので、他の作品も興味があります。内容としては、正直なところそこまで刺さらなかったです。裏表紙の「夏に起きた事件によって2人の関係は大きく変わっていく」というのに惹かれて読みましたが、正直期待したほとではなかったです。

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    2026年01月25日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    まほろの最終章です。
    多田と行天のデコボココンビも板につき、いい意味で安心して読めました。
    ただ、行天の奇行も、多田のお節介も、あまり驚かなくなってしまったので、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。
    自分の地元が舞台なので、イメージしやすく、楽しく読めました。

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    2026年01月22日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    どの話も好きだけれど特に好きな2つを。
    まずは川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」から。
    何となく合わないと感じていた母と娘が、コロナ禍の最中、距離はありながらも同じ風景を共有し、長い旅の時間を過ごす贅沢さとほんの少しの切なさに胸がいっぱいになる。
    違う場所で暮らし、たまに顔を合わせるとやっぱり合わないと感じながらもその関係の面白さに気付いていく様子がとても丁寧に描かれていてとても気に入った。

    桜木紫乃さんの「ほら、みて」はどこかでも読んだことがあったと思うのだけれど2度目もやっぱり素敵だった。
    自分の両親もこうであってほしいと、こうなってくれるのならば、ななつ星の 旅をプレゼントしてあげたい気持ちになった。

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    2026年01月19日