単なる博物館のレポートではなくて、しをんさんならではの視点や妄想が語られていて面白かった。
"熱海秘宝館"や"風俗資料館"のように、アレと正面から向き合う展示のレポートは難しいものだが、しをんさんの説明はうますぎます。
興味津々でドキドキしているのを見透かされないように平静を装う姿が目に浮かびました。
"国立科学博物館"以外は知らない博物館ばかりですが行ってみたくなります。
"めがねミュージアム"は予想どおり鯖江にありました。
以前メガネフレームに「MADE IN SABAE JAPAN」と書いてあるのを見て、鯖江という地名を知っただけなのに懐かしい気分になりました。
思いがけず興味をそそられたのは"ボタンの博物館"。
ボタンを5000種類も集めていて、そのうち1700程を展示しているそうです。
ボタンなんか見て何が楽しいの?と思いながら読んでいたのですが、展示されているものは、まさに宝石・装飾品でした。
女性のコレクターが多いというのも頷けます。
手間暇かけて創られた小さな芸術品です。
どのようなボタンを身につけているかが、その人の地位を示す手段だった時代もあったことを知って目から鱗でした。
しをんさんが訪ねた時は、大阪市天王寺区にありましたが、今は移転して東京の日本橋浜町にあるので、その気になれば行けそうです。