三浦しをんのレビュー一覧

  • 舟を編む

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    人が
    自分の気持ちや感じたことを人に伝えたい時
    言葉がなければ伝わらない
    その「ことばの意味」を理解していなければ
    正しく伝え合うことができない。

    辞書があるから
    人はことばの意味を理解することができる
    それは人が人と生きていくために
    なくてはならない大切な宝。

    多くの人々が長い歳月の中
    けして色褪せることない
    ほとばしる情熱を燃やして
    「大渡海」を完成させていくのを読みながら 
    読み手の私まで心が熱くなってきました。

    まだ辞書として完成はしてはいないが
    初めて「大渡海」が印刷されたものを
    松本先生がご覧になられた時 
    松本先生はそこに完成された
    「大渡海」を感じられたと私は思いました。
    登場人物の人間らしさに触れるたびに
    微笑んだり ほっこりしたり
    「そんなことないよ」となだめたくなったり。

    良い本を読むことができました。

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    2026年09月24日
  • のっけから失礼します

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    大変面白かった(funnyとinteresting両方)。小説では見ることのできない普段の三浦しをんさんのお姿を垣間見れて良かった。今日、スマホを家に忘れて外出してしまったのだが、休憩時間にその事に気付いて絶望的な気持ちになった。だが、それと同時に本書を持ってきていたことを思い出して幸せな気持ちになった。面白すぎて、必死で笑いを噛み殺していたのは言うに及ばず。三浦しをんさんの本をもっと読みたくなった。

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    2026年07月10日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    多田さんも行天も、結果的によかったなという第3弾
    本当に大団円でした。
    行天きみはやさしいよ、変だけどな、誰かを故意に傷つける変人さじゃないよ、はると行天が打ち解けていく描写が好きすぎた。
    そして小指が飛ぶことをあんなにこみかるに、だけど残酷に書けるのは、やっぱり三浦しをんさんしかいない。

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    2026年07月08日
  • ののはな通信

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    ネタバレ

    書簡の合間(私には白い空白に見えているところ)も、ののとはなの生活は流れていて、最初はその書簡の合間を想像して、二人の日常を記録と想像の往復で垣間見ているからこその没入感が新鮮で面白かった。飛び石的な時間の流れだからこその展開の速さに目を見張るときもあり、ののはなの二人は思考の整理がついてから書いてる手紙だったりすると完全に私は置いてけぼりでそれもまた痛快な面白さだなと。
    また、「読者に見えない時間が相対的に多いから私が分からない場面がたくさんあって当然」という気持ちに騙され、ののとはなの二人同士にもいくつか秘密があるという当たり前なことがなぜだかいつもよりショッキングになった。私に染み付いたオタク根性が二人の関係を応援しまくってた、という盲目的な悪癖も出てたかも。
    それから一章を読み終えたあとのその先の本の厚みに人生の長さを感じた。ああ、そんなことがあってもそれでも続いていくんだよねという気持ち。
    最後の方の手紙はだいぶ現代に近く私も生まれていて親近感と共に読み進めていると、ふととある書簡が読んでいる今日と同じ日付で(もちろん年号は違う)突然自我が頭をよぎった。よく見たら描写されてる天気まで一緒で驚き。それで思ったことは二つ、おばあちゃんに手紙書こうかな、と、私が今まで書き記してきたもの(手紙日記読書記録など)って全て恥ずかしくて読み返せない!なんて恥の多い生涯!ということ。後生大事にしたい他人とのやりとりなんて私にあるかしら。若い頃の青い情熱がないと成し遂げられないことだなんだとしたら、あまりの残酷さに泣いてしまうかも。本編ではこれより一つも二つも次元の高いところの残酷さを嘆いたりしてたけど、私はまだそのラインにはいけないかもしれない、悲しい。少なくとも今好感を抱ける友人たちに対しては、恥を顧みず交流をはかり長い付き合いにしていきたいと思った、とても。私も3章くらいの年齢になったときに化石を慈しめるような人間になれたらいいな、黒歴史ではなくそれは黒曜の輝きなのよってさ。

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    2026年07月08日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    本屋さんでたまたま手に取った本。
    空気感がとても好きでした。
    ドラマも、瑛太さんと松田龍平さんがぴったり。
    音楽も良くて、ハマっていました。
    オープニングは「ビューティフルドリーマー」
    エンディングは「まともがわからない」

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    2026年07月07日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    便利屋の多田と、同級生だが言葉を交わしたことのない行天が再開し、昔からの連れのように自然とお互いに必要な存在になっていく様子がとても心地よく、どこか切なさもあるストーリーだった。
    何かしでかすんじゃないかとヒヤヒヤさせる変わり者?の行天だが、直接真正面から関わった人にしかわからない純粋さと優しさを持ち、それに触れて多田が少しずつ解けていく様子が見える。
    何気に星も好き。

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    2026年07月07日
  • 愛なき世界(下)

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    下巻も理系研究室のマニアックな純粋さが余すことなく表現されています。
    藤丸くんはフラフラ丸のままですが、一般のひとなのにこのような環境に溶け込んで日常を楽しめる素晴らしい感性の持ち主で、ぶっきらぼうだけど達人の域に達している大将と一生に彼が作った料理を円服亭で食べながら、殺し屋のような松田先生を眺めてみたい。

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    2026年07月04日
  • 本屋さんのある街で

    購入済み

    面白かった

    全編本屋さんへの愛が溢れた作品でどの作品も楽しく読めました。アンソロジー系で全部楽しく読めたのは久々です

    #癒やされる #ほのぼの

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    2026年07月03日
  • しんがりで寝ています

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    面白かった!
    三浦しをんさんのエッセイはいつも面白いけど、その中でも暫定1位くらい面白かった
    あとがきまでずっと面白いのに、なぜかあとがきのあとに巻末おまけ書き下ろしが存在し、これがまたとても良かった
    あと、ハチプロすごい
    ハチプロが活躍する小説読みたい

    (図)

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    2026年07月02日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    いやぁ、面白すぎた。特に48年に一度の大祭のシーンでは山を駆け降りる緊迫する様子が頭の中で動くように想像できたし、ふぁいとおおお、いっぱああつ!の掛け合いも笑った。
    林業に精を出す村の男衆には勿論ワクワクしたが、都会育ちの主人公のひたむきさと今時っぽさの絶妙なバランスにも魅了される。
    女性の強さにもまた惹かれる。
    なんでこんな風に当事者のようにリアルな物語を描けるのだろうか。本当にすごいとしか言えない。
    巻末の解説にあった、著者が体験した感動をそのまま読者が受け取り、感動がつながる、みたいな内容を読んで納得した。

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    2026年07月01日
  • 月魚

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    設定も登場人物の作り方も決して珍しいものではなく、派手なストーリー展開があるわけでもなく、終始静かに淡々と流れていくこの物語のどこにここまで読者の心を揺さぶる熱が宿っているのだろう、と不思議に思うような、低温やけどしてしまいそうな、そんな作品だと感じた。とても好きだった。

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    2026年06月29日
  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

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    原 武史さん 1962年東京生まれ
    政治学者 鉄学者

    三浦 しをんさん 1976年東京生まれ
    小説家


    このお二方の対談集。
    2019年2月初版発行ですが、第一回対談は2016年です。全5回で、ラスト対談が2018年8月。

    令和になる前の年ですね。

    皆さん、令和は何年何月から始まったか覚えてますか?
    私はすっかり忘れてました!笑


    原武史さんは主に、近現代の天皇制についての研究をされている方です。あと鉄ヲタ。

    三浦しをんさんは言わずもがな『舟を編む』の著者です。(まさかの未読)

    このお二人のやり取りで天皇制を学びました!笑

    天皇の国事行為って何?


    初めて知りました(∵`)


    今話題の『国体』とは?

    女系天皇が何故敬遠されるのか?


    はあ?そんな思い込み?(꒪ȏ꒪)

    「万世一系」はたかだか明治から終戦までの間に作られたイデオロギーにすぎないのに。



    などなどなど……

    私が今疑問に思っている事が次々と解決されました♡



    そして!最大の発見は〜!?









    山形県歌

    『最上川』

    作詞 昭和天皇







    工エエェェΣ(⌾⃝◁ ⌾⃝ 川)ェェエエ工‼







    インパクト凄い。









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    2026年06月29日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    読みながらすごく興奮した。
    頂点を目指す彼らにとって、頂点とは優勝すること、早く走ることではない。走る目的は人それぞれだが、清瀬が走に伝えた「速くではなく、強く」という言葉は的を得た一言だと感じた。タイムとか優勝のような上辺のものではなく、走ることで見えるその先にあるなにかを探す選手たちに興奮と勇気を与えて貰った。

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    2026年06月26日
  • 月魚

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    耽美だ。三浦しをんさんの作品のなかでも浮遊感があり、一抹の寂寞さを感じる一冊。
    情景描写から、さも自分がこの冬の山奥に佇む家で本の鑑定をしているような気持ちになる。静謐さと繊細さを文章から感じられ、そこに真志喜と瀬名垣のBLのような関係性がここまで合うとは…。過去に囚われた二人の影と、綺麗な文体が合わさって、物語が特別なものになる体験はこの作品で初めて体感した。
    本編は冬の物語なのに夏の夜のイメージを纏っていたたと個人的には感じていて、文体から得る印象は人によって様々なのだなと感じた。
    話は戻るが、昨今、凪良ゆうさんをはじめ、BL出身や好きを公言されている方々がままならない関係性を描く作品が増えたように感じる。昔と比べてLGBTが認識されるようになり、さらに恋愛という形も一部変わってきているかもしれない。そんな中、BLを感じる現代の作品のなかでかなり走りの作品として『月魚』があると思っている。これからも多くの世間から認められないような関係性を打ち出す作品が出てくることを願ってやまない。

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    2026年06月22日
  • 月魚

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    読んでいる最中、そして読み終わった後もずっと「これ映像化してなかったっけ?」と思うような作品でした。それくらいまとまりの綺麗な作品です。
    好きな登場人物というか妙に共感を覚えたのは宇佐見。あの夏の真志喜の姿が写真で撮ったみたく一生記憶に焼き付いてそうなところが、なんとなく「わかる」といった感じで。
    もう一度、今度は冬に読みたくなる本でした。

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    2026年06月19日
  • ゆびさきに魔法

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    ネイルサロン「月と星」を営む月島が大沢星絵を雇い入れ二人で月と星を回す。
    色んな楽しいと少しの苦悩が散りばめられた物語。
    まさにネイルは自分のための気分のあがる魔法だな~と感じた。

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    2026年06月20日
  • 愛なき世界(下)

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    植物の研究に人生を捧げる本村さんと見習い料理人の藤丸くん。
    素敵な関係性だと思った。
    本村さんのような生き方は潔いな。まだ院生だからこの先変化があるかもしれないけど、なさそうな気もする。
    練習に明け暮れる音楽する人の人生や生活と思わず重ね合わせてしまった。
    タイトル『愛なき世界』は愛に溢れた世界のことだった。知りたくてたまらない、それが愛であるという。
    とても良い話だった!研究に関するくだりは少し読み飛ばしたところもあるが……。
    『舟を編む』に続いて三浦しをんさんの文章はとても好きだと改めて思う。

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    2026年06月17日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    最高だった!その一言に尽きる。
    言葉や表現の美しさはもちろん、一緒に箱根駅伝を疾走してる気持ちにさせられる。後半は読み止めるのが嫌になるくらい夢中で読んだ。楽しい。

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    2026年06月09日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    文章なのに臨場感のある走りが伝わってきた。みんな仲間思い出素敵な人たち。人間ドラマもあって、ところどころクスッと。箱根駅伝前に読めて良かった。今年はどうなるか期待。

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    2026年06月09日
  • しをんのしおり

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    この作者のエッセイを読むたび、あと読んでない本は何冊ある話だろうと不安になる。全て読み終わってしまう時さびしいな。

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    2026年06月08日