三浦しをんのレビュー一覧

  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

    Posted by ブクログ

     新刊を買ったのは、どれくらい振りだろう?数年、いや二十年以上前になるだろうか?この本が文庫版で出版されると知って(単行本が出ている事は知らなかった)、気にはしていたが発売日に本屋に行く事が出来ず、翌日に行ったが見当たらず(店員に聞けよ)、次の日曜日に近くの大きな本屋に行くも見当たらず(店員に聞けよ)、諦めきれずに数日が経った。
     別件で家族で買い物に出掛けた際に、地下駐車場に車を停めることになった。用事を済ませ駐車場を出る事にしたのだが、
    「地下街で◯千円以上お買い上げの方は、◯時間分無料にさせて頂きます」と書いた貼り紙を目にしたのだ。
     ならば買わなければならぬだろうと、嫁と二手に分かれ買

    0
    2026年02月15日
  • 神去なあなあ日常

    Posted by ブクログ

    宮崎駿さんが二度読んで、一度目はアニメにしたいと思い、次はやっぱり実写かなと思ったとか。母の故郷に似た林業の村の風景に、次第に馴染んでいく「勇気」を身近に感じた。

    日本的な風景の中に、受け継がれてきた山の生活や、変わらない習慣、懐かしい祭りや季節の行事、過疎地に今なお残っている心温まる人のつながりが書かれている。

    高校を出たら、まぁ適当にフリーターで食っていこうと思っていた。
    名前の勇ましい、平野勇気。卒業後もこうしてだらだら過ごす予定だった。ところが、式が終わった途端、担任に
    「おう、平野。先生が就職先をきめてきてやったぞ」
    「はぁ?」っつったよ。「なんだそれ、冗談じゃねえよ」

    家に帰

    0
    2026年02月15日
  • ゆびさきに魔法

    Posted by ブクログ

     三浦しをんさんお仕事小説書くのうますぎません?全く働いたことがないのに、働くっていいなぁって思いました。
     『舟を編む』や『愛なき世界』よりはもう少しさらっと読める雰囲気でした。でも月島さんの葛藤や矜持もしっかり書かれていて、登場人物一人一人を愛せる物語でした。

    0
    2026年02月13日
  • あの家に暮らす四人の女

    Posted by ブクログ

    シスターフッドものがお好きな方は、きっと楽しく読める作品だと思います。
    女性同士で語り合ったり何かに取り組んだりする作品を好んでよく読む私は、「自分も''あの家''に暮らしていたら...」と、自分ごととして楽しく読み進めていました。
    全体的なストーリー、文章表現など⭐︎4かなと思ったのですが、最後の数行で心打たれ、⭐︎5をつけました。
    小説に救われる、勇気をもらう、本当にあるなとあらためて感じさせられた一冊でした。

    0
    2026年02月09日
  • 月魚

    Posted by ブクログ


    序盤は美しい表現の数々に溺れてしまい、読み進めるのに時間がかかった。
    それに慣れてきた頃には、先の展開が気になり読む手が止まらず。
    いったいこの人たちは何に囚われてるのか、何を恐れているのか、なぜ踏み出さないのか。
    本から手を離している瞬間でさえも、頭の中では無窮堂の灯りを探していた。読み始めてからずっと、この世界から抜け出せずにいる。
    続きを捲るために早足で帰宅し、早々に寝る準備を済ませる。それほど心奪われていた。
    読後、私はまだ黒い木々に覆われた旧家の灯りを門前から眺めている。
    またすぐに読み返す。

    0
    2026年02月08日
  • 神去なあなあ夜話

    Posted by ブクログ

    日常と続けて読んだが夜話の方がより細かい人間関係や日常の様子が見えて面白かった。

    特に書かれていなかったので私の想像だが、たぶん登場人物全員が最初から林業に特別な思いを抱いていたわけではなく、村で生まれ育った流れで、他にやれることもないし、みたいな消極的な理由で始めた人もいるのではないか(主人公の勇気からしてそうだし、その気になれば村の外にはすぐ出れる)。
    それでもだんだんと自分の仕事に誇りを持つようになり、山で生きていくという覚悟を決めたのだろうなと思った。
    会社勤めをしていると、やたらと仕事のやりがいを求めたり自分の思っていた仕事じゃないから転職を考えたり移ろい気味になりがちだがが、生き

    0
    2026年02月07日
  • 愛なき世界(上)

    Posted by ブクログ

    途中、読むのに時間がかかるところもありましたが、やっぱり私は恋愛の描写が好きだと実感しました。くすっと笑える部分もあって、私の好きなタイプの本です。

    0
    2026年02月06日
  • 墨のゆらめき

    Posted by ブクログ

    雪が降り止まない水墨画のような窓を眺めながら、読み出したら止まらなかった。
    最初は雪の道を少し歩きながらAudibleを聞いていたのだけど、銀河鉄道の下りの辺りまではよかったが、
    書のお話はやっぱり座ってと、飾ってあった本に移行。
    「他日相思来水頭」合いたくなったらまた、この川辺に来てみよう。
    ぐっとくる。
    一応私も何年も書道教室にお恥ずかしながら行っている。仕事や用事がなければお正月の2日には箱根駅伝を観ながら、書初めをするのが毎年のルーチンで、ましてや実のとこ2日には用事を入れない(笑)ずっと書いている。
    そして私は誰とは言えないが、めんどくせぇ〜といいながら、ずっとある人の代筆もしてきた

    0
    2026年02月01日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    昨年「新潮文庫の100冊」で購入した作品。
    駅伝の時期に読もうと思っていたのですが、手に取るのがすっかり遅くなってしまいました(((;°▽°))

    箱根駅伝出場を目指す、個性豊かな10人の大学生たちの青春を描いた物語。

    竹青荘の住人たちの掛け合いがテンポが良くて、コミカルで面白すぎた!
    前半は軽やかで笑えるのに、後半になればなるほど胸にグッとくる展開に。

    この物語は現実的に考えるとかなりレアだけど、決してゼロではない奇跡を描いているんだな、と感じた。
    読んでいる間、気付けば彼らのことを全力で応援していて、何度も胸が熱くなって、何度も涙した。
    実は私、ハイジとある共通点があって、彼のしんどさ

    0
    2026年05月05日
  • 墨のゆらめき

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。ホテルマンと書道教室の先生の交流のお話。子供たちとのやりとり、ねことのやりとり、全部ほほえましかった。

    0
    2026年01月21日
  • エレジーは流れない

    Posted by ブクログ

    何故か母が2人いる高校生の怜。周りの大切な人達の気持ちが分かり過ぎ、本音や我が儘が言えない。まるで私のようでビックリしました。日々の何気ない日常のなかに小さな事件がスパイスのようになり読み進める速度を落とさせません。
    とても懐かしい気持ちになり、餅湯温泉へ行った事があるような気すらしてました。登場人物は皆出会った事のある気がするくらい身近に感じました。三浦しをんさんの文章は「紡ぐ」という言葉がピッタリで大好きです。

    0
    2026年01月19日
  • しんがりで寝ています

    Posted by ブクログ

    三浦しさんのエッセイは私のつぼにハマる。一人で爆笑。ポツリヌス…。ステマ…。迷いチュウ…。三浦さんのお仕事小説も知らなかった世界へ連れていってくれるのでとても好きだ。エッセイはもっと好き。本書は表題がもう好き。
    美容室でファッション誌の冒頭にのっているものを見るのが楽しみでしたが、Webにいってしまうとのことでちょっと寂しいです。

    0
    2026年01月17日
  • 神去なあなあ日常

    Posted by ブクログ

    メメント・モリの思想とは対極にある「なあなあ」は、日常を少し楽にしてくれた。
    林業に就いてみたいと思わせられた。

    0
    2026年01月22日
  • あの家に暮らす四人の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女たちがとにかく可愛らしい。
    出不精の佐知が、同居人と家族によって、愛おしい変化に変えられる。素敵な話だ〜
    語り部がカラスとミイラっていうのが、ユーモアたっぷりでしたね。

    0
    2026年01月11日
  • 天国旅行

    Posted by ブクログ

    なんとも、表し難い気持ちである。全てが「死」を取り入れた短編であり、なんとも言えない感情であった。全てが極端に悲しいものとも言えないが、あたたかい気持ちになったり感動したりはしなかった。生物は皆、死ぬ。だからこそ、自分の気持ちも複雑で、読んだ後も様々な考えや感情が渦巻いているのかもしれない。

    0
    2026年01月08日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    スポーツで青春を描いた王道の小説と言いたくない、なんとまあ出てくる登場人物が素敵で美しくて眩しい物語!!最高に好きな一冊を見つけました。仲間って素晴らしい、その一言で片付けたくないくらい、駅伝の理想と美しさと時に残酷さが詰まっている一冊だと思います。

    0
    2026年05月04日
  • 月魚

    Posted by ブクログ

    文章、表現がとても綺麗。繊細な日本語の単語、表現を使いこなしていてすごい。
    ストーリーは現代っぽくないところだが、引き込まれる。

    0
    2026年01月04日
  • 愛なき世界(下)

    Posted by ブクログ

    松田先生素敵。印象を良くするために選んだのがアロハシャツって所も良いし、ちょっと不器用な感じがまたかわいらしく見える。
    愛なき世界とは思えないくらい、取り組む人にもその周りにも愛があった。彼らの少し先の人生が知りたい。

    0
    2026年01月04日
  • まほろ駅前多田便利軒

    Posted by ブクログ

    小中学生以来に読んだ。
    何年経っても面白い本は面白いし、感動する。
    有り体に言えば人生観が変わった本で、だからこそうまく言葉にできないけど、出会えて良かったなと思わせてくれる内容。

    0
    2026年01月03日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    なんとも、様々でたくさんの「恋愛」「恋心」の形があるものなんだなぁと感じる。それは一言で表せるものもあるし、言葉では表し難いものもたくさんある。そして、恋愛にはやはり、性的行動、思考がもれなくついてくる。私個人的には苦手だったが、純粋さや優しさ、愛の重なりを感じ、読むことができてよかったと思った。恋愛とは、実に難しいものである…

    0
    2025年12月30日